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; 略歴
 
; 略歴
: 1991年2月に[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]の父によって召喚されたサーヴァント。真名は「パラケルスス」の名で広く知られる、錬金術師ヴァン・ホーエンハイム。
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:真名は「パラケルスス」の名で広く知られる、錬金術師ヴァン・ホーエンハイム。
: 玲瓏館邸を「神殿」に作り変え、鉄壁の守りを敷く。その後、マスター間の約定により[[オジマンディアス|ライダー]]陣営と同盟を締結するが、同日夜、[[ヘンリー・ジキル&ハイド|バーサーカー]]の襲撃と時間を同じくして現れた[[沙条愛歌]]と邂逅を果たす。そして根源接続者である彼女への興味、自らの目的を達成するのに強者に付いた方が賢明であるという合理的な判断に加え、自分どころか神々すら凌ぐ輝きを放つ彼女の器に魅せられ、玲瓏館のサーヴァントとして動きながら愛歌の下につく道を選んだ。
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: 1991年2月に[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]の父によって召喚され、玲瓏館邸を「神殿」に作り変え、鉄壁の守りを敷く。その後、マスター間の約定により[[オジマンディアス|ライダー]]陣営と同盟を締結するが、同日夜、[[ヘンリー・ジキル&ハイド|バーサーカー]]の襲撃と時間を同じくして現れた[[沙条愛歌]]と邂逅を果たす。そして根源接続者である彼女への興味、自らの目的を達成するのに強者に付いた方が賢明であるという合理的な判断に加え、自分どころか神々すら凌ぐ輝きを放つ彼女の器に魅せられ、玲瓏館のサーヴァントとして動きながら愛歌の下につく道を選んだ。
 
: 複合神殿でのライダーとの決戦の際には、愛歌の命を受けて[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]のサポートを行い、彼を勝利に導く。ライダー陣営にキャスターが敵対したことで、同盟の契約違反と見なされた美沙夜の父は強制(ギアス)のペナルティにより死亡。キャスターは愛歌を主とし、さらなる暗躍を続ける。
 
: 複合神殿でのライダーとの決戦の際には、愛歌の命を受けて[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]のサポートを行い、彼を勝利に導く。ライダー陣営にキャスターが敵対したことで、同盟の契約違反と見なされた美沙夜の父は強制(ギアス)のペナルティにより死亡。キャスターは愛歌を主とし、さらなる暗躍を続ける。
 
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; 人物
 
; 人物
: 生粋の[[魔術|魔術師]]であるが、人を教え導くことに喜びを感じる人物で、美沙夜の父や幼い美沙夜にも真摯に接する人格者。また効果や効率を重んじすぎる魔術師の中で、魔術に風情や情感を覚える一風変わった人柄。生前は「遍く人々を、愛し子を救うために成すべきことを成す」として、魔術師でありながらその研究成果を世間に広め、医療の発達に貢献した。そして、それを疎んだ他の魔術師の手によって最期を迎えたらしい。その聖人のような高潔さに美沙夜の父や美沙夜からは全幅の信頼を向けられる。
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: 生粋の[[魔術|魔術師]]であるが、人を教え導くことに喜びを感じる人物で、美沙夜の父や幼い美沙夜にも真摯に接する人格者。また効果や効率を重んじすぎる魔術師の中で、魔術に風情や情感を覚える一風変わった人柄。理知的で物静か、気性も温和で戦闘を好まず、人の情愛は何より尊いものであると説く。
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あまねく現代の魔術師たちは自らの教えを継ぐ弟子たちの裔とみなし、等しく慈しむ。その聖人のような高潔さに美沙夜の父や美沙夜からは全幅の信頼を向けられる。
 
: 一方、姿隠しを見破られているのに不気味な人影の姿で美沙夜の前に現れ、彼女に透明で冷ややかな氷のようだと思わせている。また姿を現した後も、美沙夜は彼と話していると偶に「気圧されている」と感じる時があり、その思惑には不明な点があった。
 
: 一方、姿隠しを見破られているのに不気味な人影の姿で美沙夜の前に現れ、彼女に透明で冷ややかな氷のようだと思わせている。また姿を現した後も、美沙夜は彼と話していると偶に「気圧されている」と感じる時があり、その思惑には不明な点があった。
 
: 実は美沙夜が出会った当初に覚えた不安は正しく、清廉ではあるが彼もまた「正しい魔術師」の一人であり、根源への到達には手段を選ばない。結果、玲瓏館を裏切って愛歌の元に付き、美沙夜を彼女に売って遠距離から呪詛を掛けられるよう細工を行っていた。
 
: 実は美沙夜が出会った当初に覚えた不安は正しく、清廉ではあるが彼もまた「正しい魔術師」の一人であり、根源への到達には手段を選ばない。結果、玲瓏館を裏切って愛歌の元に付き、美沙夜を彼女に売って遠距離から呪詛を掛けられるよう細工を行っていた。
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== 真名:ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス ==
 
== 真名:ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス ==
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ヴァン・ホーエンハイム。伝説的な医師にして錬金術師。十六世紀、ルネサンス期の人物として知られる。<br>
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「四元素(五元素)の再発見」 「三原質の再発見」を始めとして数多の功績と書物とを残した。
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生前は「遍く人々を、愛し子を救うために成すべきことを成す」として、魔術師でありながらその研究成果を世間に広め、医療の発達に貢献した。<br>
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彼は人類史と魔術史の双方に名を残した極希な人間だが、それを疎んだ他の魔術師の手によって謀殺されてしまう。
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
; [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]
 
; [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]
 
: キャスターのサーヴァントとして登場。
 
: キャスターのサーヴァントとして登場。
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
: 第四章の解禁と共にガチャに追加された。クラスはキャスターで、レア度はR(☆3)。イラストレーターは中原氏。
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: 第四章の実装と共にガチャに追加された。クラスはキャスターで、レア度はR(☆3)。イラストレーターは中原氏。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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;「召喚により参上致しました。どうか、このパラケルススと友達になりましょう」
 
;「召喚により参上致しました。どうか、このパラケルススと友達になりましょう」
 
:召喚時。友好的な言葉だが、「友人」について上記のようなことを言っているため胡散臭いことこの上ない。「どうか」と言っているあたり、本人にも自覚はありそうだが。
 
:召喚時。友好的な言葉だが、「友人」について上記のようなことを言っているため胡散臭いことこの上ない。「どうか」と言っているあたり、本人にも自覚はありそうだが。
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;「私が嫌う事……? ええ。裏切りは、許されぬ大逆です」
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:マイルームでの発言。フラグメンツにおいても彼は美沙夜を裏切ったのだが――。
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;「我が悪逆の行いを知った時……貴方は、私を許しはしないでしょうね」<br>「私は悪逆を成した者。故に……私は、許されてはならない。誰かと触れ合う事も……決して」<br>「美沙夜、貴方を裏切りながら、新たなマスターに仕える私を……貴方は……許さないでしょうね」
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:絆レベル2、3、5の台詞。目的のために裏切った美沙夜に対する後ろめたさは多少あったようである。
 
;「真なるエーテルを導かん――我が妄念、我が想いのかたち。――『<ruby><rb>元素使いの魔剣</rb><rt>ソード・オブ・パラケルスス</RT></RUBY>』」
 
;「真なるエーテルを導かん――我が妄念、我が想いのかたち。――『<ruby><rb>元素使いの魔剣</rb><rt>ソード・オブ・パラケルスス</RT></RUBY>』」
 
: 宝具開放。五大元素が渦巻き、精製された原初のエーテルが眼前の敵を破壊する。
 
: 宝具開放。五大元素が渦巻き、精製された原初のエーテルが眼前の敵を破壊する。
;「美沙夜、貴方を裏切りながら、新たなマスターに仕える私を……貴方は……許さないでしょうね」
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;「もしもの時は……これをお飲みください……。古くから伝わる霊草で……、胃は守られます……」
:絆レベル5のセリフ。裏切った美沙夜に対する後ろめたさは多少あったようである。
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:『チョコレート・レディの空騒ぎ』にて。<ruby><rb>某料理下手</rb><rt>アイドル</rt></ruby>の作るチョコを食うであろう[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して、かの[[ギルガメッシュ|英雄王]]の宝物庫にある「胃を整える霊草」を提供してくれた。無論、「飲めば味覚は完全に失われる」事も伝えた。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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** 作中でも美沙夜にアゾット剣を渡すことで自身の真名を示唆している。
 
** 作中でも美沙夜にアゾット剣を渡すことで自身の真名を示唆している。
 
*「魔術師だが一般人にも有名」というTYPE-MOONの世界設定的には矛盾しかねない人物。と思いきや、魔術師でありながら世間に広く知識を広めたために他の魔術師に謀殺された、という解釈を取ることでその部分をクリアしている。
 
*「魔術師だが一般人にも有名」というTYPE-MOONの世界設定的には矛盾しかねない人物。と思いきや、魔術師でありながら世間に広く知識を広めたために他の魔術師に謀殺された、という解釈を取ることでその部分をクリアしている。
*「根源の象徴である愛歌のためなら如何なる非道でも行う」という魔術師としての面と、「正義の何たるかを知り正しい判断ができる」という英雄としての面の二面性を持つ。<br>そのためか、自分は愛歌に尽くすが、愛歌を誤解したり逆に肯定したりすると怒るという非常に「めんどくさい」性格である。
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*「根源の象徴である愛歌のためなら如何なる非道でも行う」という魔術師としての面と、「正義の何たるかを知り正しい判断ができる」という英雄としての面の二面性を持つ。そのためか、自分は愛歌に尽くすが、愛歌を誤解したり逆に肯定したりすると怒るという非常に「めんどくさい」性格である。
** 無論、れっきとした「魔術師」なので「根源への到達」と言う、キャスターとしては恐ろしくまともな目的を持つサーヴァント。<br>作中ではマスターを切り捨てた上に幼少時の美沙夜に呪いを仕込み、死体となった巽を動く死体(リビングデッド)にしてアサシンに「贈り物」としてプレゼントするなど、非道な行為を平然と行っている。
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** 無論、れっきとした「魔術師」なので「根源への到達」と言う、キャスターとしては恐ろしくまともな目的を持つサーヴァント。フラグメンツにおいて非情な行為も手を染めてまで目的を果たそうとしたのは、真なるエーテル――星の光(例えば聖剣の)こそが根源から差し込む光に違いない、という自説が正しいか否かを確かめる為。
 
** 時期が近い『[[Fate/Apocrypha]]』に登場した、同じく「キャスター」で生粋の魔術師だった[[アヴィケブロン]]があんな事をしでかしたので、登場した時から読者の間で不安は大きかった。その後美沙夜との交流で払拭されたかと思いきや、不安は最悪のカタチで的中した……。
 
** 時期が近い『[[Fate/Apocrypha]]』に登場した、同じく「キャスター」で生粋の魔術師だった[[アヴィケブロン]]があんな事をしでかしたので、登場した時から読者の間で不安は大きかった。その後美沙夜との交流で払拭されたかと思いきや、不安は最悪のカタチで的中した……。
  
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