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:『ドライ』より。エインズワース家の敷地に入れず、結界の外からジュリアンに向けた悲痛な叫び。
 
:『ドライ』より。エインズワース家の敷地に入れず、結界の外からジュリアンに向けた悲痛な叫び。
 
:「偽物である自分を肯定する」のではなく「本当を始める」。ある意味、衛宮士郎にとっては最も辛く、苦しい選択である。
 
:「偽物である自分を肯定する」のではなく「本当を始める」。ある意味、衛宮士郎にとっては最も辛く、苦しい選択である。
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;「こんなものが 俺の人生の<ruby><rb>果て</rb><rt>こたえ</RT></RUBY>なのか<br> 今ようやく 切嗣の言葉の意味を その無念さを理解できた<br> 全てを救おうとした道の果ては 全てを失う断崖だった<br> 月の明かりも 星の明かりすらも もはや 見えない<br> <ruby><rb>月</rb><rt>奇跡</RT></RUBY>は無く <ruby><rb>星</rb><rt>希望</RT></RUBY>も無く <ruby><rb>道</rb><rt>理想</RT></RUBY>は闇に溶けた<br> それでも それなのに まだ……体(俺)が残っている」
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:『ドライ』より。刺客として送られた慎二に桜を殺害され、痛めつけられた彼は、切嗣の言葉の意味を―――無念さを悟った。
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:月下に起こる奇跡も無く、希望をもたらす星も無く、そして「正義の味方」となる理想も消えた。―――残っているのは、士郎というちっぽけな<ruby><rb>体</rb><rt>存在</RT></RUBY>のみ。だが…
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;「―――だから、これは祈りではなく もっと独善的で矮小で どうしようもなく無価値な自分に向けた<br> ―――「誓い」だ」
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:士郎は全てを失ったワケではない。今や残っているのは独善的で矮小で無価値な――自分への「誓い」。こうして少年は<ruby><rb>美遊</rb><rt>いもうと</RT></RUBY>を取り戻す戦いが始まった。
    
=== カプセルさーばんと ===
 
=== カプセルさーばんと ===
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