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− | :彼女達BBの分身(アルターエゴ)は、BBが自らの一部にある系列の複数の英霊を融合させて作り出した「英雄複合体」と呼ばれる存在で、複数の英霊の力を兼ね備えた人工サーヴァント。<br>更に基本ベースとして組み込まれているのは、ハイ・サーヴァントと呼ばれる神話上の女神であり、最高クラスの英霊と同等の戦闘能力を持つ。<br>BBは自分の中のエゴに適した女神を選び、その性質や力を抽出して組み合わせている。<br>彼女に組み込まれた女神は三柱。<br>一神目は破壊神シヴァの妻であり、盲目的に、そして献身的に夫を愛した美の女神パールヴァティー。<br>二神目はパールヴァティーの側面とされる戦いの女神ドゥルガー。ドゥルガーは十本の神剣を持っており、彼女の巨大な爪はその十の神剣が形を変えて具現化したもの。<br>三神目は[[セイバー (Apocrypha・黒)|恋した勇者]]に裏切られ哀しみと共に滅んだ戦乙女(ワルキューレ)であり、ワーグナーや『ヴォルスング・サガ』においては「ブリュンヒルデ」とも呼ばれるブリュンヒルト。<br />見た目通り、凄まじい怪力を振るう。その豪腕とかぎ爪がもたらす破壊力は英霊すら凌駕している。<br />またその内向的な性格から、非常に高い「気配遮断」の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]も持っているが、巨大な爪が邪魔になり接近するとすぐに気づかれてしまう。<br>実は誰も気づかなかっただけで、第一階層から主人公を尾行し、陰から見守っていたらしい。<br />集団戦において敵の標的になる確率が増すスキルである「被虐体質」を持ち、防御能力が上昇している。Aランクともなると、攻撃側は攻めれば攻めるほど冷静さを欠いていき、このスキルを持つ者のこと以外を考えることができなくなる。<br>その効果は絶大で、普段は全く隙を見せない[[アーチャー (EXTRA・緑)]]ですら主人公達に無防備な状態を晒した上で彼女を虐め続けるほど。<br>だが彼女の真の恐ろしさはアルターエゴにのみ許された特殊能力・idーes(イデス)にある。彼女のイデスはスキル『怪力』が進化して生まれた極限圧縮能力『トラッシュ&クラッシュ』で、「手に包んでしまえる物」なら何であれ圧縮することが出来ることが出来る能力。圧縮できる対象は「彼女の手より小さいもの」ではなく、彼女の視点上において「手に収まる物」なら対象として扱われる。つまり、彼女の視力が及ぶ限り遥か遠方に存在する標的にも使用可能で、対象の強度、質量、大きさを無視し極小にまで圧縮する事が出来る。<br>対象がアリーナのような数kmもある巨大構造物でも、全体を見渡せる位置で、その手に対象の全体像が収まれば彼女は『捉えた』と認識し、発動条件は満たされる。<br>遠近法を無視した物理干渉能力だが、対象が大きいほど時間がかかり、質量は圧縮前の十分の一程にしか軽量化できない。<br>彼女のトレードマークである巨大な胸は、虚数空間を利用して作られた廃棄場「ブレストバレー」。『トラッシュ&クラッシュ』でキューブにした物ならどんな容量であろうと無限に収納可能で、彼女自身の容量を超える物さえ収納することが可能だが、収納された生物は自力では絶対に這い上がることができない一種のブラックホールと化している。<br>圧縮された物は5センチ四方のキューブとなる。この状態となった物は、「破壊されていながら、形式としては以前ままで生き続けている」ことになるため例え誰であろうと、どのような手段を用いても元に戻すことは不可能で、キューブになった時点で「かつてそのようなデータであったモノ」に過ぎない廃棄物(ダストデータ)になってしまう。<br>この状態にされた者は厳密にはまだ「死亡」しておらず、ダストデータとして保存されているため死ぬことも出来ない。そのため蘇生も不可能で、彼女に捕えられた者は肉片と化したまま生き続けることになる。<br>ブレストバレー内部の人間は常に苦痛の声を上げているが、外部には絶対に聞こえることはない。<br>またBBやメルトリリスと違い、この力の応用で旧校舎に無理やり侵入する事が可能。 | + | :彼女達BBの分身(アルターエゴ)は、BBが自らの一部にある系列の複数の英霊を融合させて作り出した「英雄複合体」と呼ばれる存在で、複数の英霊の力を兼ね備えた人工サーヴァント。<br>更に基本ベースとして組み込まれているのは、ハイ・サーヴァントと呼ばれる神話上の女神であり、最高クラスの英霊と同等の戦闘能力を持つ。<br>BBは自分の中のエゴに適した女神を選び、その性質や力を抽出して組み合わせている。<br>彼女に組み込まれた女神は三柱。<br>一神目は破壊神シヴァの妻であり、盲目的に、そして献身的に夫を愛した美の女神パールヴァティー。<br>二神目はパールヴァティーの側面とされる戦いの女神ドゥルガー。ドゥルガーは十本の神剣を持っており、彼女の巨大な爪はその十の神剣が形を変えて具現化したもの。<br>三神目は恋した勇者に裏切られ哀しみと共に滅んだ戦乙女(ワルキューレ)であり、ワーグナーや『ヴォルスング・サガ』においては「ブリュンヒルデ」とも呼ばれるブリュンヒルト。<br />見た目通り、凄まじい怪力を振るう。その豪腕とかぎ爪がもたらす破壊力は英霊すら凌駕している。<br>またその内向的な性格から、非常に高い「気配遮断」の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]も持っているが、巨大な爪が邪魔になり接近するとすぐに気づかれてしまう。<br>実は誰も気づかなかっただけで、第一階層から主人公を尾行し、陰から見守っていたらしい。<br>集団戦において敵の標的になる確率が増すスキルである「被虐体質」を持ち、防御能力が上昇している。Aランクともなると、攻撃側は攻めれば攻めるほど冷静さを欠いていき、このスキルを持つ者のこと以外を考えることができなくなる。<br>その効果は絶大で、普段は全く隙を見せない[[アーチャー (EXTRA・緑)]]ですら主人公達に無防備な状態を晒した上で彼女を虐め続けるほど。<br>だが彼女の真の恐ろしさはアルターエゴにのみ許された特殊能力・idーes(イデス)にある。彼女のイデスはスキル『怪力』が進化して生まれた極限圧縮能力『トラッシュ&クラッシュ』で、「手に包んでしまえる物」なら何であれ圧縮することが出来ることが出来る能力。圧縮できる対象は「彼女の手より小さいもの」ではなく、彼女の視点上において「手に収まる物」なら対象として扱われる。つまり、彼女の視力が及ぶ限り遥か遠方に存在する標的にも使用可能で、対象の強度、質量、大きさを無視し極小にまで圧縮する事が出来る。<br>対象がアリーナのような数kmもある巨大構造物でも、全体を見渡せる位置で、その手に対象の全体像が収まれば彼女は『捉えた』と認識し、発動条件は満たされる。<br>遠近法を無視した物理干渉能力だが、対象が大きいほど時間がかかり、質量は圧縮前の十分の一程にしか軽量化できない。<br>彼女のトレードマークである巨大な胸は、虚数空間を利用して作られた廃棄場「ブレストバレー」。『トラッシュ&クラッシュ』でキューブにした物ならどんな容量であろうと無限に収納可能で、彼女自身の容量を超える物さえ収納することが可能だが、収納された生物は自力では絶対に這い上がることができない一種のブラックホールと化している。<br>圧縮された物は5センチ四方のキューブとなる。この状態となった物は、「破壊されていながら、形式としては以前ままで生き続けている」ことになるため例え誰であろうと、どのような手段を用いても元に戻すことは不可能で、キューブになった時点で「かつてそのようなデータであったモノ」に過ぎない廃棄物(ダストデータ)になってしまう。<br>この状態にされた者は厳密にはまだ「死亡」しておらず、ダストデータとして保存されているため死ぬことも出来ない。そのため蘇生も不可能で、彼女に捕えられた者は肉片と化したまま生き続けることになる。<br>ブレストバレー内部の人間は常に苦痛の声を上げているが、外部には絶対に聞こえることはない。<br>またBBやメルトリリスと違い、この力の応用で旧校舎に無理やり侵入する事が可能。 |
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| === [[宝具]] === | | === [[宝具]] === |
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| *「被虐体質」はマイナス要素のみのスキルに見えるが、肉体が頑強な者や特殊な防御能力を持つ英霊がこのスキルを持っていると優れた護衛役として機能するらしい。こんなスキルを持っている英霊が存在するというのはなんだかイヤな話だが、実はこのスキルを持っていそうな[[バーサーカー (Apocrypha・赤)|サーヴァント]]がすでに登場してしまっている。 | | *「被虐体質」はマイナス要素のみのスキルに見えるが、肉体が頑強な者や特殊な防御能力を持つ英霊がこのスキルを持っていると優れた護衛役として機能するらしい。こんなスキルを持っている英霊が存在するというのはなんだかイヤな話だが、実はこのスキルを持っていそうな[[バーサーカー (Apocrypha・赤)|サーヴァント]]がすでに登場してしまっている。 |
| **もっともあの強面マッチョを見ていじめたくなるかというと、どうにも疑問符を抱いでしまう。<br>「嗜虐性をくすぐる」という点で言えば、パッションリップにこそ相応しいスキルと言えよう。 | | **もっともあの強面マッチョを見ていじめたくなるかというと、どうにも疑問符を抱いでしまう。<br>「嗜虐性をくすぐる」という点で言えば、パッションリップにこそ相応しいスキルと言えよう。 |
− | *彼女を構成する女神の一柱であるブリュンヒルデは世間ではヤンデレ扱いだが、どちらかと言えば、シグルズ(ジークフリート)の方が非は多い。<br />まず出会ってすぐに服を引っぺがすというとんでもない暴挙に遭ったのに(ヴォータンの呪いのせいで)泣き寝入りする羽目になり、更に結婚した後は義兄弟の妻として差し出されてしまう。<br>ブリュンヒルデは当初、夫は記憶を失う酒を飲まされてしまったのだから仕方がないと自分を納得させていたのだが、実際は記憶などとっくに取り戻しており、他の女とフラフラ遊びたいがために記憶喪失を利用していただけだった。<br />当然こんな男が裁きを受けないはずもなく、最終的にブリュンヒルデに謀殺されてしまう。ジークフリートが[[Fate/Apocrypha]]一巻で見せた高潔な姿勢を考えるとどうにも不自然な話だが、実際は彼にも結構やましい所があるのかもしれない。 | + | *彼女を構成する女神の一柱であるブリュンヒルデは世間ではヤンデレ扱いだが、どちらかと言えば、シグルズの方が非は多い。<br>まず出会ってすぐに服を引っぺがすというとんでもない暴挙に遭ったのに(ヴォータンの呪いのせいで)泣き寝入りする羽目になり、更に結婚した後は義兄弟の妻として差し出されてしまう。<br>ブリュンヒルデは当初、夫は記憶を失う酒を飲まされてしまったのだから仕方がないと自分を納得させていたのだが、実際は記憶などとっくに取り戻しており、他の女とフラフラ遊びたいがために記憶喪失を利用していただけだった。当然こんな男が裁きを受けないはずもなく、最終的にブリュンヒルデに謀殺されてしまう。 |
− | **ただApocryphaに出てくるジークフリートは「ニーベルンゲンの歌」を基準にした存在なため、「エッダ」や「ヴォルスンガ・サガ」のシグルズとは別人である可能性が高い。 | + | **『CCC』での彼女のマトリクス情報ではシグルズと[[セイバー (Apocrypha・黒)|ジークフリート]]が混同されているが『[[Fate/Apocrypha|Apocrypha]]』最新刊で、ジークフリートは『ニーベルンゲンの歌』の設定であり、争いの原因となった女性も「戦乙女ブリュンヒルデ」ではなく「王女クリームヒルト」だった事が分かった。つまり'''全くの別人'''である。公式によるごちゃ混ぜな情報によって、一時高潔な英霊であったジークフリードの品性が疑われてしまったが、これで無罪であることがハッキリした。 |
− | ***そもそも、劇中のサーヴァントらと史実における英雄達は同一性に欠ける点が多い。史実と性別の異なる[[セイバー|王様]]・[[セイバー (EXTRA・赤)|皇帝]]・[[ライダー (EXTRA)|海賊]]や、史実とは体格の異なる[[ライダー (第四次)|暴君]]等がいる辺り、ジークフリートの性格が異なっていても不思議ではない。
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| *実はブリュンヒルデは父から「神性」を剥奪されているため、「英霊」として召喚することが可能であると思われる。<br />むしろ伝承でハッキリと神性が失われているため、[[アーチャー (Apocrypha・黒)|ケイローン]]や玉藻の前より遥かに呼びやすい。リップの宝具にも「元はブリュンヒルデの物」というニュアンスの表記があるため、最初から英霊として座に存在している可能性も十分ある。 | | *実はブリュンヒルデは父から「神性」を剥奪されているため、「英霊」として召喚することが可能であると思われる。<br />むしろ伝承でハッキリと神性が失われているため、[[アーチャー (Apocrypha・黒)|ケイローン]]や玉藻の前より遥かに呼びやすい。リップの宝具にも「元はブリュンヒルデの物」というニュアンスの表記があるため、最初から英霊として座に存在している可能性も十分ある。 |
| *得意料理はカレー。曰く、「切って煮るだけの簡単な料理」。[[シエル|カレーの化身]]が聞いたら、何時間でも説教しそうである。 | | *得意料理はカレー。曰く、「切って煮るだけの簡単な料理」。[[シエル|カレーの化身]]が聞いたら、何時間でも説教しそうである。 |