差分

7 バイト追加 、 2016年4月24日 (日) 23:03
8行目: 8行目:     
;略歴
 
;略歴
:中学時代は名の知れた陸上選手だった。しかし、父親が失業、生活苦から巴自身も働かざるを得なくなり、高校入学のための学費は自分で稼ぐ。それでも陸上は辞めなかった。しかしながら、失業中の父親が事故を起こす。賠償などは母の親戚を頼ったが、生活はさらに困窮。加えて世間の風評により、陸上は辞めざるを得なくなる。<br>これにより巴の心はある意味で折れ、陸上と共に高校も辞める。世間・将来・家族といったものに絶望し、無気力な生活を送るようになる。<br>この壊れかけた家庭事情が[[荒耶宗蓮]]に目を付けられる。小川マンションに取り込まれ、後に両儀式と邂逅する。
+
:中学時代は名の知れた陸上選手だった。しかし、父親が失業、生活苦から巴自身も働かざるを得なくなり、高校入学のための学費は自分で稼ぐ。それでも陸上は辞めなかった。<br>しかしながら、失業中の父親が事故を起こす。賠償などは母の親戚を頼ったが、生活はさらに困窮。加えて世間の風評により、陸上は辞めざるを得なくなる。<br>これにより巴の心はある意味で折れ、陸上と共に高校も辞める。世間・将来・家族といったものに絶望し、無気力な生活を送るようになる。<br>この壊れかけた家庭事情が[[荒耶宗蓮]]に目を付けられる。小川マンションに取り込まれ、後に両儀式と邂逅する。
    
;人物
 
;人物
:家庭事情による絶望感を「大人になった」と悟ったつもりになって誤魔化していること、及び、あれほど必死だったにもかかわらず、いつのまにか情熱を失ってしまった陸上のことなどから、自分自身が何も「本物」を持っていない――「ニセモノ」である、という思いを抱え込んでいる。それゆえに、ある種の強さを見せる式に強烈な憧れを抱くようになる。<br>当初は絶望感から見失っているが、[[黒桐幹也]]に導かれて幼少期を過ごした家屋を訪れ、家族への思いを取り戻す。<br>攻撃的でこらえ性がなく、喧嘩っ早い。<br>空の境界に登場する臙条巴は、コルネリウスと荒耶の作った人形で、本来の臙条巴本人は物語以前に母親に殺されている。巴が胸に抱えている「自分は本物ではない」という思いはこのことが本来の理由。ただ、巴はそれを知らないがゆえに、理由を陸上を辞めたことなどで代用・自分を納得させていた。<br>式に対する執着心も、その始まりは荒耶が与えたもの。しかし、それはニセモノのままでは終わらず、巴は式のためではなく自分自身のために荒耶と戦いその身を散らす。
+
:家庭事情による絶望感を「大人になった」と悟ったつもりになって誤魔化していること、及び、あれほど必死だったにもかかわらず、いつのまにか情熱を失ってしまった陸上のことなどから、自分自身が何も「本物」を持っていない――「ニセモノ」である、という思いを抱え込んでいる。それゆえに、ある種の強さを見せる式に強烈な憧れを抱くようになる。<br>当初は絶望感から見失っているが、[[黒桐幹也]]に導かれて幼少期を過ごした家屋を訪れ、家族への思いを取り戻す。攻撃的でこらえ性がなく、喧嘩っ早い。<br>実は本来の臙条巴本人は物語以前に母親に殺されており、空の境界に登場する臙条巴は、コルネリウスと荒耶の作った人形。<br>巴が胸に抱えている「自分は本物ではない」という思いはこのことが本来の理由。ただ、巴はそれを知らないがゆえに、理由を陸上を辞めたことなどで代用・自分を納得させていた。<br>式に対する執着心も、その始まりは荒耶が与えたもの。しかし、それはニセモノのままでは終わらず、巴は式のためではなく自分自身のために荒耶と戦いその身を散らす。
    
;能力
 
;能力
10,592

回編集