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20,729 バイト追加 、 2024年5月26日 (日)
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== セイバー (strange Fake) ==
+
{{サーヴァント概要
*真名:リチャード
+
| タイトル = セイバー
*身長: / 体重:
+
| 真名 = 「獅子心王」リチャードⅠ世
*属性:
+
| 読み =
*性別:男性
+
| 外国語表記 =
<!-- *イメージカラー:
+
| 初登場作品 = [[Fate/strange Fake]]
*特技:
+
| 声優 = 小野友樹
*好きなもの:
+
| 演者 =  
*天敵: -->
+
| 依代 =  
 +
| 身長 = 178cm
 +
| 体重 = 66kg
 +
| 誕生日 =
 +
| 血液型 =
 +
| 出典 =
 +
| 地域 =
 +
| 属性 = 秩序・中庸
 +
| 副属性 =
 +
| 性別 = 男性
 +
| スリーサイズ =
 +
| 異名 =
 +
| 愛称 =
 +
| イメージカラー =
 +
| サーヴァント階位 =
 +
| 特技 =
 +
| 好きな物 =
 +
| 苦手な物 =
 +
| 天敵 =
 +
| デザイン =
 +
| 設定作成 =
 +
| レア度 =
 +
}}
   −
[[Fate/strange Fake|偽りの聖杯戦争]]には存在しないはずの「[[クラス (セイバー)|剣士]]」を名乗る[[サーヴァント]]。
+
== 概要 ==
 +
 
 +
[[Fate/strange Fake|偽りの聖杯戦争]]には存在しないはずの「[[セイバー|剣士]]」を名乗る[[サーヴァント]]。
    
;略歴
 
;略歴
:[[スノーフィールド]]のオペラハウスで[[沙条綾香|アヤカ]]の前に姿を表した謎のサーヴァント。
+
:[[スノーフィールド]]のオペラハウスで[[アヤカ・サジョウ|アヤカ]]の前に姿を表した謎のサーヴァント。
:真名はリチャード。『<ruby><rb>獅子心王</rb><rt>ライオンハート</rt></ruby>』の異名で知られるイングランド王。
+
:召喚時に目の前にいたアヤカに自分のマスターかと問いかけるが、彼女からは激しく拒絶されて困惑する。しかし、理由は不明ながら彼女と魔力供給のパスが繋がったため、マスターでなくとも一方的に保護対象とする。
:召喚された際に目の前にいたアヤカに自分のマスターかを問いかけるが、彼女からは激しく拒絶され、困惑する。しかし理由は不明ながら彼女と魔力供給のパスが繋がったため、マスターでなくとも一方的に保護対象とする宣言をする。
+
:[[アサシン (Fake)|アサシン]]は召喚時にセイバーの本来の召喚者である魔術師カーシュラをすでに殺害しており、彼女に対して振るった軽い一撃でオペラハウスを半壊させ、その罪で誤認逮捕されそうになったアヤカを庇って警察に逮捕される。警察署でアヤカ共々拘留されるが、アサシンの襲撃に乗じてアヤカと共に脱獄し、森で[[エルキドゥ]]と出会う。[[ジェスター・カルトゥーレ|死徒]]の乱入や妙な召喚など、今回の聖杯戦争が異常なことを察しており、アヤカの安全の確保のために、その原因を排除するまでは休戦することを提案。エルキドゥとの腕試しの末に実力を認められ、同盟を結成する。その後現れたアサシンとも一時休戦し、アサシンと共に移動した先の屋敷で[[ウォッチャー (Fake)|ウォッチャー]]のマスターの[[シグマ]]とも休戦する。その後病院前で[[ギルガメッシュ]]と戦闘するも、アヤカのいる教会を庇い敗北、ペイルライダーによってアヤカと共に「夢の中」に引き込まれる。
:召喚時、セイバーの本来の召喚者である魔術師カーシュラをすでに殺害していた[[アサシン (Fake)|アサシン]]に対して振るった軽い一撃でオペラハウスを半壊させ、その罪で誤認逮捕されそうになったアヤカを庇って警察に逮捕される。警察署でアヤカ共々拘留されるが、アサシンの警察署襲撃に乗じてアヤカと共に脱獄。その後、森で[[エルキドゥ]]と出会い、同盟を持ちかける。
   
;人物
 
;人物
:セイバー以外の六騎しか存在しないはずの偽りの聖杯戦争に姿を表した「七騎目」のサーヴァント。
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:セイバーを除く六騎しか存在しないはずの偽りの聖杯戦争に姿を表した「七騎目」のサーヴァント。
:偽りの聖杯戦争最後のサーヴァントにして「真なる聖杯戦争」最初のサーヴァントとなるはずの存在で、偽りと真実を併せ持つ橋渡しとなる英雄らしい。
+
:偽りの聖杯戦争最後のサーヴァントにして、「真なる聖杯戦争」最初のサーヴァントとなるはずの存在で、偽りと真実を併せ持つ橋渡しとなる英雄。
 
:容姿はまだ若く、10代後半から20代前半ほどの青年。金髪に赤毛混じりの髪で、「古い西洋の貴族、ないし王族」とわかる荘厳な装束に身を包み、瞳は獣のように爛々と輝いている。
 
:容姿はまだ若く、10代後半から20代前半ほどの青年。金髪に赤毛混じりの髪で、「古い西洋の貴族、ないし王族」とわかる荘厳な装束に身を包み、瞳は獣のように爛々と輝いている。
:人の上に立つカリスマ性と包容力を持ちながらも、悪童めいた稚気と悪戯心も同時に併せ持っている。
+
:人の上に立つカリスマ性と包容力を持ちながらも、悪童めいた稚気と悪戯心も同時に併せ持っている。あらゆる国と時代、全てのジャンルの音楽をこよなく愛し、どんな歌や曲でも聞きたがる音楽好き。
 
:故国の祖王たる[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー・ペンドラゴン]]を敬愛しており、騎士道を重んじる騎士でもある。
 
:故国の祖王たる[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー・ペンドラゴン]]を敬愛しており、騎士道を重んじる騎士でもある。
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:偉大な騎士である反面、王としては「国民や弟に迷惑をかけっぱなしだった」「敵からは悪逆非道の王と呼ばれた」と自ら評するように、政治の機微は理解しながらも騎士としての生き方をやめられず、至らなかった自分を省みてもいる。
 +
:一方で初対面の人物にも気さくで協力的な面を持ち合わせながら'''敵と認識した者に対しては一切容赦がない'''側面を併せ持っており、
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:マスターである[[アヤカ・サジョウ]]がエルメロイ教室の面々にその正体を疑われ詮索された時には、事もなげに自らのマスターに対する無礼さに言及して自然な態度で皆殺しを発言するなど伝説上にも謳われた苛烈さを秘めている(その後アヤカに対しては弁明としてあくまで脅しであると言い繕ったが、実行することも厭わない本音でもあったことも見て取れる)。
 +
:聖杯に賭ける望みが何なのかを本人ですらわかっておらず、何故召喚されたのか心当たりがないという。そのため、とりあえずと「出来るだけ多くの歌と英雄譚を“座”に持ち帰る」位にしか願っていない。
 
;能力
 
;能力
:豪奢な作りの装飾剣を持つが、それ自体は何の魔力もないただの剣で宝具ではない。
+
:「約束された勝利の剣」と「全て遠き理想郷」によく似たデザインの豪奢な作りの装飾剣を持つが、それ自体は何の魔力もないただの剣で宝具ではない(後に警察に押収されて手放している)。
:剣を振るうことで光の斬撃を放つことができる。光の斬撃の威力・範囲は細かな調整が利くようで、通常の斬撃に合わせて小規模な光を放つことも可能。
+
:『永久に遠き勝利の剣』により、剣やそれに類する得物を振るうことで光の斬撃を放つことができる。光の斬撃の威力・範囲は細かな調整が利くようで、通常の斬撃に合わせて小規模な光を放つことも可能。
:姿は見えないが自身とは別の七つの魂を従属させており、それぞれが得意能力を以て戦闘やその他多くの面で彼をサポートをしている。「セイバーの影の中から毒矢を放つ」「[[エルキドゥ]]の仕掛けた森の結界を看破・踏破する」「魔術的仕掛けを見抜き、光の灯った水球を出す」など多岐多彩なものである。セイバーはよく彼らと会話しており、傍から見ると独り言のように見えている。
+
:剣技のみならず、映画で見ただけで即興でボクシングを組み合わせた格闘を編み出すなど、高い身体能力を持つ。身体強化の魔術やスキルも合わせ、戦闘後に時間が経った後の敏捷性は[[アサシン (Fake)|アサシン]]や通常時のエルキドゥ、果てはギルガメッシュの宝具一斉射撃をも上回る。
 +
:互いに本気ではない腕試しであるが、エルキドゥの無数の武具相手に鎧も纏わずに素手や木の枝だけで対抗し、実力を認められている。
 +
:また、初めて弾いたギターで一流プロ並みの演奏を披露したりと、多方面に才能を発揮している。
 +
:作中言及されている限りでは、セイバーの他にライダーとバーサーカーのクラス適正を持つ。ライダークラスの場合、軍団の力を扱うことができるようだ。どちらの場合も、セイバークラスの時ほど自由奔放な性格ではないらしい。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
|-
| [[クラス (セイバー)|セイバー]] || || || || || || || || || || style="text-align:left"|
+
| [[セイバー]] || [[アヤカ・サジョウ]] || B || B || EX<br / >(B~A++) || B || C || A || 対魔力:B<br / >騎乗:A || 獅子心:A<br / >驥足百般:A<br / >神速:A || style="text-align:left"|スキル「神速」により敏捷値が変動する。
 
|}
 
|}
    
==[[宝具]]==
 
==[[宝具]]==
 
;永久に遠き勝利の剣(エクスカリバー)
 
;永久に遠き勝利の剣(エクスカリバー)
:ランク:<br>種別:<br>レンジ:<br>最大捕捉:
+
: ランク:D~A+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~99<br />最大捕捉:1000人
:手にする物を全て擬似エクスカリバーとする宝具。
+
:手にした物を擬似的なエクスカリバーとする宝具。
:召喚直後は持っていた装飾剣から雷撃の如き光の斬撃を繰り出し、全力には程遠い一撃でありながら、一振りで州有数規模のオペラハウスを半壊させている。手にしたものはナイフだろうが丸めた紙だろうが、それこそ落ちていた枝であろうがエクスカリバーと化し、光の斬撃を放つことができる。ただし、枝のように得物の強度が脆ければ一発撃っただけで消し炭となってしまうため、連発するためには相応の武器が必要。斬撃の威力も武器の質によって変動する。
+
:ナイフだろうが丸めた紙だろうが、それこそ落ちていた枝であろうがエクスカリバーと化し、光の斬撃を放つことができる。ただし、枝のように得物の強度が脆ければ一発撃っただけで消し炭となってしまうため、連発するためには相応の武器が必要。斬撃の威力も武器の質によって変動するが、どれほどの武器を持ったとしてもオリジナルのエクスカリバーの威力には決して届かない。
:武器そのものではなく、生前のアーサー王フリークとしての逸話が昇華されたタイプの宝具であり、本人が言及しているが、[[ランスロット]]の宝具と性質が似ている。
+
:召喚直後は持っていた装飾剣から雷撃の如き光の斬撃を繰り出し、全力には程遠い一撃でありながら、一振りで州有数規模のオペラハウスを半壊させている。
 +
:生前に得たとある『神秘』と、手に持ったものを何でも「エクスカリバー」と名付けていたという、極度のアーサー王フリークであった逸話が複合された宝具。本人が言及しているが、[[ランスロット]]の宝具『騎士は徒手にて死せず』と性質が似ている。
 +
 
 +
;円き十字に獅子を奏でよ(ラウンズ・オブ・レオンハート)
 +
: ランク:A<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:-<br />最大捕捉:-
 +
:自身の霊基を触媒として、生前にセイバーと縁のあった者を従者・協力者として顕現させる宝具。
 +
:召喚される際に声をかけ同意を得ることで、その者の魂を転写し同行させることができる。英霊の座に記録されている者も呼び出せるが、その場合は本来の英霊としての性能よりも弱体化する。
 +
:魔術や弓矢による援護など、同行させた者は能力・技能による支援を行いセイバーを助ける。「魔術による身体能力の強化」「セイバーの影の中から毒矢を放つ」「[[エルキドゥ]]の仕掛けた森の結界を看破・踏破する」「魔術的仕掛けを見抜き、光の灯った水球を出す」など多岐多彩なものである。ただし、サーヴァントのように現界させ続けるには莫大な魔力が必要となるため、通常のマスターでは不可能。
 +
:セイバーはよく彼らと会話しており、傍から見ると独り言のように見えている。
 +
:呼び出せる数はマスターの魔力量や召喚される土地によって変化するが、『strange fake』においては七つの魂を従属させている。現在名前が確認されているのは「ロクスレイ」、「ウィリアム」、「ピエール・バジル」。
   −
;名称不明
+
==真名:リチャード一世==
:ランク:<br>種別:<br>レンジ:<br>最大捕捉:
+
:リチャード一世。第三回十字軍で勇名を馳せた、中世ノルマンディーの君主にしてイングランド王。十二世紀の人物。
:召喚される際に、セイバーと縁のある英霊に声をかけ同意を得ることで、その者の魂を転写し座から同行させることが出来る。
+
:その勇猛さから『<ruby><rb>'''獅子心王'''</rb><rt>ライオンハーテッド</rt></ruby>』の異名で知られ、敵将からも最高の騎士と讃えられた。
:魔術や弓矢による援護など、同行させた英霊の能力・技能を支援的に使用できる。ただし、サーヴァントのように現界させるには莫大な魔力が必要となり、通常のマスターでは不可能。
+
:『'''彷徨える王'''』の異名も持ち、未だ神代の残滓を残していたイングランドで『神話と歴史の境目を彷徨っていた』最後の王として、比較的新しい時代の王ながらも色濃い神秘に触れていた。<br>10年の在位期間で自分の国にいた期間は1年も満たなかった。
:現在名前が確認されているのは「ロクスレイ」、「ウィリアム」、「ピエール・バジル」。全部で7名いると思われる。
     −
==真名:リチャード==
+
:最期は敵方の射手ピエール・バジルの射った矢による傷がもとで死亡した。
:リチャード。ノルマンディーの君主にしてイングランドの王。「獅子心王」と「彷徨える王」の二つ名を持つ。<br>10年の在位期間で自分の国にいた期間は1年も満たなかった。
     −
:最期はピエール・バジルによって殺害された。
   
===関連===
 
===関連===
 +
;第三回十字軍
 +
:君主であり将軍であるサラディンにより征服された聖地エルサレムを、ヨーロッパのキリスト教諸国が奪還することを目的とした十字軍。
 +
 
;彷徨える王
 
;彷徨える王
:異名の一つ。史実では10年の在位期間で自分の国にいた期間は1年も満たなかったとされるが、型月では神話と歴史の境目となっている。
+
:異名の一つ。当時のイングランドは神代こそ閉じていたものの、大陸とは違い海に閉じられて神秘の漏れ出し難い島国であったために、『神話と歴史の境目』となっていた。
:彼は、精霊とルーン魔術がまだ罷り通った時代に「片足突っ込んだ」最後の王であるからこそ、この二つ名が付けられている。
+
:彼は、精霊やルーン魔術といった神秘がまだ罷り通っていた時代に「片足を突っ込んでいた」最後の王であるからこそ、この二つ名が付けられている。
    
;アーサー王のファン
 
;アーサー王のファン
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 +
===Fateシリーズ===
 
;[[Fate/strange Fake]]
 
;[[Fate/strange Fake]]
 
:セイバーのサーヴァントとして登場。
 
:セイバーのサーヴァントとして登場。
 +
 +
===その他===
 +
;[[ちびちゅき!]]
 +
:ハロウィンをやるという事で小等部に乱入し、小道具を大量に持ち込んでアーサー王ごっこを提案した。……精神年齢が近いとか言ってはいけない。
 +
:音楽にも一家言あるためか、合唱コンクールの司会進行もやっていた。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== Fate/strange Fake ===
 
=== Fate/strange Fake ===
;[[沙条綾香|アヤカ・サジョウ]]
+
;[[アヤカ・サジョウ]]
:マスターと目されているが、彼女が偽りの聖杯戦争への参加を拒んでいるため正式な契約関係とはなっていない。
+
:現界した際に彼女と魔力の経路が繋がったものの、偽りの聖杯戦争への参加を拒否されたため保護という名目で行動を共にする。途中、[[フランソワ・プレラーティ|真キャスター]]との交戦を経て願いを決めたことに伴い、正式な契約を結ぶ。マスターに対しては彼女の人となりを認め大いに信頼を置いている。
;[[フランチェスカ]]
+
;[[アサシン (Fake)|アサシン]]
:[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー王]]を確実に呼べる触媒によってその召喚を目的とされてたが、彼が喚ばれた事に困惑している。
+
:召喚直後に戦闘を行い、撃退した相手。生前「山の翁」と縁があったため一目で彼女が「山の翁」の関係者であることを見抜いた。
:彼女が用意した触媒は、「アインツベルンが全て遠き理想郷を発掘した際にそれが収まっていた箱」であり、アヴァロンと同じ紋章が入っていたことから彼女はそれがアーサー王のものだと判断したが実際に呼ばれたのはリチャード。<br/>そう考えると、全て遠き理想郷を探しだしコーンウォールで保管していたのは生前のリチャードということになる。
+
;[[エルキドゥ|ランサー]]
 +
:街にいる[[ジェスター・カルトゥーレ|魔物]]を打倒する為に、同盟を持ちかける。
 +
;[[ギルガメッシュ|アーチャー]]
 +
:下の教会に居るアヤカを守る為に戦いを挑む。彼が持っている宝物の数々には興味津々なようである。
 +
;[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー・ペンドラゴン]]
 +
:「我等が騎士道の偉大なる祖」と呼び、深い敬意を示している。そのフリークぷりは有名であり、宝具にまで昇華した。
 +
;[[マーリン]]
 +
:母親の作り話をずっと覚えていたようで、「出会ったら話にあったように掴んで振り回してエクスカリバーにしたい」などとフォウが喜びそうなとんでもない事を口走っていた。
 +
;[[ジョン・ウィンガード]]
 +
:ライダーの結界内で一時的に共闘する。
 +
:実弟と同じ名前であること知りフレンドリーに接するが、リチャードの真名を把握していないジョンからは警戒された。
 +
;[[バズディロット・コーデリオン]]
 +
:真アーチャーのマスター。
 +
:一度交戦しかけるが相手もまた並々ならぬ決意を持っている事を理解し、その場での戦いは現れた[[オーランド・リーヴ]]らに任せ、当代の獅子心(コーデリオン)と杯を交わせなかった事を惜しみながら去っていった。
 +
 
 +
=== 「円き十字に獅子を奏で」の従者達 ===
 
;ロクスレイ
 
;ロクスレイ
:従属する七つの魂の一人であり、セイバーの親友。ロクスレイという名はかの[[ロビンフッド]]の別名。アサシンに匹敵するほどの敏捷性を持つらしい。
+
:従属する七つの魂の一人であり、セイバーの親友。ロクスレイという名はかの[[ロビンフッド]]の別名で、ロバート・ロクスレイ。アサシンに匹敵するほどの敏捷性を持つらしい。
 
:優れた弓の射手であり、影から毒を塗った矢を放ち、セイバーのサポートを行う他、結界化された森を迷うことなく中心へ案内する特殊な能力も有する。
 
:優れた弓の射手であり、影から毒を塗った矢を放ち、セイバーのサポートを行う他、結界化された森を迷うことなく中心へ案内する特殊な能力も有する。
 +
:リチャードの口から、彼もアサシンであることが言及されている。6巻でフードで顔を隠した狩人のような外見であることが判明した。
 
;ピエール・バジル
 
;ピエール・バジル
:従属する七つの魂の一人であり、セイバーを殺した人物。セイバー自身は気にしていないが、向こうは若干ばつが悪いようである。
+
:従属する七つの魂の一人であり、セイバーを殺した人物。全身に包帯を巻き、弩弓を手にした凄腕の弓兵。
:もっとも、アーサー王フリークっぷりにツッコミを入れたいようでもあるが。
+
:セイバー自身は気にしていないが、向こうは若干ばつが悪いようである。もっとも、アーサー王フリークっぷりにツッコミを入れたいようでもあるが。
 +
:全身に包帯を巻いているのは、セイバーが許したにも関わらず皮剥ぎの刑で処刑された為と思われる。
 
;ウィリアム
 
;ウィリアム
 
:従属する七つの魂の一人。魔力を入れると馬を出してくれるらしい。
 
:従属する七つの魂の一人。魔力を入れると馬を出してくれるらしい。
:推測される名前は、セイバーの部下であり最高の騎士と讃えられた「ウィリアム・マーシャル」か。
+
:6巻で馬に騎乗した騎兵槍を所持する騎士であることが判明した。
;[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー・ペンドラゴン]]
+
:推測される名前は、セイバーの部下であり最高の騎士と讃えられた「ウィリアム・マーシャル」。
:「我等が騎士道の偉大なる祖」と呼び、深い敬意を示している。そのフリークぷりは有名であり、宝具にまでなるほど。
+
:生涯無敗で知られ、一度は真っ向からリチャード一世と激突して勝利したほどの強さで知られる。
 +
;魔術師
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:従属する七つの魂の一人であり、真名は不明だが(リチャードも魔術師、キャスターと呼称している)水の魔術を得意とする。
 +
:6巻では他の従者5名も実体化するなかで1人だけ球体状の水の姿で登場したが、これが本来の姿なのかは不明。
 +
:7巻では呼びかけとして「〇〇ュエ」としていたので、推測される名前はアーサー王伝説における湖の貴婦人の名前の一つ「ニミュエ」。
 +
;騎士
 +
:従属する七つの魂の一人。存在はギルガメッシュ戦で示唆されていたが6巻で本格的に登場。背中に複数の剣を持ち、戦闘中で『永久に遠き勝利の剣』の素材になる剣をリチャードに与え続ける。
 +
 
 +
===生前===
 +
;好敵手
 +
:生前におけるライバル。吸血種の同類である魔物に戦いを邪魔された上に自身の部下を殺害されたことで、戦場で相見えるはずだった彼と「山の翁」と手を組み、魔物を討伐した。
 +
:推測される名前は、君主であり将軍、イスラム圏において最も偉大な英雄の一人とされる「サラディン」。
 +
;山の翁
 +
:上述の「好敵手」とリチャードとともに魔物を討伐した歴代[[ハサン・サッバーハ]]の一人。
 +
:当時何かあったのか、「山の翁」の教団は[[アサシン (Fake)|アサシン]]の生きていた後代までリチャードがどれほど恐ろしい男であったのかを伝えていたらしい。
 +
;ジョン
 +
:血を分けた兄弟。[[ロビンフッド]]でもお馴染みの「ジョン」欠地王。度々リチャードの口から存在が言及されていたが、6巻にてリチャードの回想及び発言からジョンと確定した。
 +
:彼に敵国であるローマに売られかけ、セイバーを見捨てるどころか敵に金を払ってまで解放させないようにし、さらにセイバーを死んだことにして王座を簒奪しようとした。
 +
:彼自身は弟を恨むどころか、自身の金遣いの荒さで苦労させてしまった事や、貴族どころか国民にすらそっぽを向かれて失敗に終わったことに関しては哀れみと反省を抱いている。
 +
:少なくともリチャードの回想から王らしからぬ兄の行動を度々諫めるなど、(やり方はともかく)国の運営のために腐心する人物ではあった模様。
 +
;クレティアン・ド・トロワ
 +
:リチャードの時代に名を馳せた吟遊詩人。円卓の騎士達の物語を初めとする多くの騎士道物語を語り継いだ。
 +
:リチャードの姉であるマリー・ド・シャンパーニュの元に滞在していた際、何百回となくアーサー王物語を語ってくれるようにせがんでいた模様。
 +
;[[サンジェルマン]]
 +
:とあるアーサー王の遺物探索の際に出会った不審な男。
 +
:[[イスカンダル|アレキサンダー三世]]の話から興味を惹かれ、宮廷魔術師として連れ歩くようになった。
 +
:なお、彼の印象は'''「グランド奇天烈木っ端貴族」'''と非常にアレである。
 +
;[[アリエノール]]
 +
:母。自分の才能故に悩むことを相談したり、円卓の騎士達の話を寝物語に聞いたりと生き方の指針となった。なお、怒ると笑顔のまま特大の雷を落とすようである。
 +
;フィリップⅡ世
 +
:「尊厳王」の異名を持つフランス王であり、共に十字軍で戦った仲間。
 +
:正義は我にありと声高に叫び周囲を駆り立てるような存在であったらしい。
 +
;[[シャルルマーニュ]]、[[ベオウルフ]]、[[スカサハ]]
 +
:母親から彼らの英雄譚も聞かされていたのか、アーサー王程ではないが彼らについても憧憬の対象である。
 +
;[[モードレッド]]
 +
:アーサー王の伝説を終わらせた彼(彼女)であるが、伝説の一環としてやっぱり憧憬の対象である。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「これはこれは、少しばかり変わった状況らしい。<br>歓迎の言葉ひとつないとは」
+
;「これはこれは、少しばかり変わった状況らしい。<br> 歓迎の言葉ひとつないとは」
 
:召喚された際の台詞。偽りの聖杯戦争には存在しないはずの「剣士」のサーヴァントが姿を現す。
 
:召喚された際の台詞。偽りの聖杯戦争には存在しないはずの「剣士」のサーヴァントが姿を現す。
   −
;「その出で立ちと感じた力の流れ……<br>もしかして<ruby><rb>山の翁</rb><rt>・・・</rt></ruby>に連なる者か?」
+
;「その出で立ちと感じた力の流れ……<br> もしかして<ruby><rb>山の翁</rb><rt>・・・</rt></ruby>に連なる者か?」
:[[アサシン (Fake)|アサシン]]と相対しての台詞。一目見ただけでアサシンの真名に勘付いた模様。
+
:[[アサシン (Fake)|アサシン]]と相対しての台詞。一目見ただけでアサシンの素性に勘付いた模様。
 
  −
;「『<ruby><rb>×××××</rb><rt>エクス</rt></ruby>―― ――<ruby><rb>勝利の剣</rb><rt>カリバー</rt></ruby>』」
  −
:宝具解放。前半は×××××となっていて読めないが、かの[[アルトリア・ペンドラゴン|騎士王]]の聖剣と同じ銘を口にした。
      
;「問おう。 汝が俺のマスターか?」
 
;「問おう。 汝が俺のマスターか?」
:アサシンを一撃で撤退させ、側にいた[[沙条綾香|金髪の少女]]に問う。
+
:アサシンを一撃で撤退させ、側にいた[[アヤカ・サジョウ|金髪の少女]]に問う。
    
;「現代の劇場はこうも脆いものなのか……。『座』に与えられた知識だけでは分からないもんだな……」
 
;「現代の劇場はこうも脆いものなのか……。『座』に与えられた知識だけでは分からないもんだな……」
111行目: 205行目:  
:アヤカから、「私は貴方のマスターじゃない」と言われての返答。<br>なんとなく気になる内気な女子にちょっかいを出す餓鬼大将といった風情である。
 
:アヤカから、「私は貴方のマスターじゃない」と言われての返答。<br>なんとなく気になる内気な女子にちょっかいを出す餓鬼大将といった風情である。
   −
;「俺の事はとりあえずセイバーと呼んでくれ。恩人に名乗らぬままなのは不名誉ではあるが、いずれ機を見て真名は教えよう」<br>「君も教えてくれないか。どうしてあんな場所にいたのか、<br>その刺青は――…」<br>「……すまない」<br>「まずは君の名前を教えてくれ」
+
;「俺の事はとりあえずセイバーと呼んでくれ。恩人に名乗らぬままなのは不名誉ではあるが、いずれ機を見て真名は教えよう」<br>「君も教えてくれないか。どうしてあんな場所にいたのか、<br> その刺青は――…」<br>「……すまない」<br>「まずは君の名前を教えてくれ」
 
:質問をする前に、まだ一番大切なことを教えてもらっていないことに気付く。
 
:質問をする前に、まだ一番大切なことを教えてもらっていないことに気付く。
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 +
;「我が名はリチャード! ノルマンディーの君主にしてイングランドの王である!」<br>「ま、死んだ今となっちゃどっちも『元だが』」<br>「真名や立場よりも……『<ruby><rb>獅子心王</rb><rt>ライオンハート</rt></ruby>』の通り名の方が有名かもしれないな」
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:正式なマスターでもない自分に真名を教えることを真剣に止めにかかるアヤカを尻目に堂々と名乗りを上げる。良くも悪くも空気を読まないサーヴァント。
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;「一度やってみたかったんだ。『騎士は徒手にて死せず』と言って、拾った枝一本で敵を打ち払った、湖の騎士の真似事をな」
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:ランサーに対して、拾った木の枝を構えて。
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:アーサー王フリークなだけあって、[[ランスロット]]の逸話にも詳しい。そして宝具名となった言葉も、彼の聞いた物語の中では一種の決め台詞のようである。
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:…もし、[[妖精騎士ランスロット|異聞帯側のご先祖様]]がランスロットを名乗っていた事を知った場合、彼は正気を保てるのか否か。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
*'''警察に逮捕された挙句、その姿が全米に生中継される'''という前代未聞の大暴挙をやらかした上に'''一般人の目の前で霊体化する'''など、神秘の秘匿には非常に無頓着。[[フラット・エスカルドス|天才的なお馬鹿]]ですら、秘匿には(一応)気遣いを見せているのに、それ以上のとんでもなさである。
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*'''警察に逮捕された挙句、その姿が全米に生中継される'''という前代未聞の大暴挙をやらかした上に'''一般人の目の前で霊体化する'''など、神秘の秘匿には非常に無頓着。[[フラット・エスカルドス]]ですら、秘匿には(一応)気遣いを見せているのに、それ以上のとんでもなさである。
*作者のインタビューによると、打ち合わせの時には武内崇より'''「性別を女性にして、セイバー顔にしませんか」'''と提案されたらしい。一緒にいた奈須きのこには「はっきり断ったほうがいいぞ!」と言われたとか。
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*作者のインタビューによると、打ち合わせの時には武内崇氏より'''「性別を女性にして、セイバー顔にしませんか」'''と提案されたらしい。一緒にいた奈須きのこ氏には「はっきり断ったほうがいいぞ!」と言われたとか。
**……正直、セイバー顔の女性が上記のような暴挙を臆面も無くやってのけたら、完全に他のキャラクターを食い潰しているのは確実であり、物語のバランスを取る意味では男性で丁度よいだろう。
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*召喚に用いられた触媒は、「アインツベルンがエクスカリバーの鞘を発掘した際にそれが収まっていた箱」であり、鞘と同じ紋章が入っていたことからアーサー王を確実に召喚できる触媒と目されていたが、実際に召喚されたのは彼であった。
*アサシンの真名を看破出来た理由は言うまでもなく史実における自身の十字軍遠征によるものだろう。実際、ハサン・サッバーハによる暗殺教団の主な暗殺標的は彼ら十字軍の将等であり、西欧でのアサシンの知名度を挙げたのは帰国した被害者の彼らによるものである。
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**経過を考えると、一度失われたエクスカリバーの鞘をリチャードが発見し、鞘に合わせて箱を作ってコーンウォールに納め、それが後世になってアインツベルンに発掘されたということになる。
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*生前に魔物討伐のため「山の翁」と共闘したとのことだが、リチャードと同時代を生きた「[[ハサン・サッバーハ|山の翁]]」が何代目のどんなハサンであったかは現時点では不明。この魔物討伐は第三回十字軍の戦場で行われたものなので、時期的には1189年~1192年の間に在位していた「山の翁」がそれに当たる。
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**少なくとも、1273年頃に在位していたとされた[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]、呪腕以降の代である[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|百貌のハサン]]ではないことが分かる。
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**初代である[[“山の翁”]]の活動時期が11世紀から12世紀にかけてであり、暗殺教団が1273年以降まで存続していたことを踏まえれば、比較的古い代の「山の翁」であったことが推測できる。
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**史実上でこのポジションに相当する人物として、シリアのニザール派指導者「ラシード・ウッディーン・スィナーン」が存在する。実際は学者肌の人物であった、と伝えられる本来のハサン・サッバーハに対し、「暗殺教団」「山の老人」伝説の基となったラシードはより'''「Fate世界のハサン」'''に近い存在と言える。作中においてサラディン共々実名の言及がされていないが、それが「この時の山の翁こそが[[ハサン・サッバーハ〔幽弋のハサン〕|真アサシン]]で、真名絞り込みを防ぐ為の仕掛けなのでは?」という裏読みにも繋がっていく事になる。
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*前述の通り生前に死徒と戦った経験のあるリチャードだが、彼が生きた12世紀(約800年前)は、[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン]]の初代が生きていた時代と重なる。
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*『Grand Order』の六章の前日譚ではリチャード一世の名を名乗りながら、特徴が彼に全く共通しないサーヴァントが第六特異点に現れていた。偽者ではあるが、その実力は凄まじく「偽りの十字軍」を召喚して従え、「ギフトを与えられた円卓の騎士達が総がかりでやっても2,3人は確実に犠牲が出る」と評される魔人であった。最終的にはガレスに捨て身で押さえられたところをガウェインによって倒されるという末路を辿っている。この偽者のリチャードの正体は現時点では不明。竹箒日記でその概略に触れられたものの<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/31]</ref>、『Grand Order』ゲーム本編では一切登場せず、魔術王に関わりがあるかどうかすら定かではない。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
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;音楽大好き
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:現代音楽を聴いて大興奮したり、エレキギターを弾いて楽しんだりと音楽好きな一面を見せているセイバー。
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:史実におけるリチャード一世も音楽好きであり、お気に入りの吟遊詩人とともに詩を詠い合ったり、「囚われ人は決して(Ja nus hons pris)」という単旋律歌曲を作ったという逸話が残されている。また彼の伝説には、幽閉されたリチャードの安否と捕囚場所を知るため、捕えられた城壁の下でお気に入りの吟遊詩人が王の好きな歌を歌い、彼が歌い返すことでその場所を教えたというものがある。なにかと音楽に関するエピソードが多い英雄である。
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:ちなみに、作中でセイバーがエレキギターの即興演奏をした際の発言で「ヘマをやらかして捕まった時に気まぐれで作った曲のリズムを少し速くしてみた」と語っていたことから、型月世界でも幽閉時の伝説は健在な様子。
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:なお、「獅子心王」=ライオンハートはアメリカのプロレスラー、クリス・ジェリコが日本を主戦場にしていた頃のリングネーム<ref group="注">メディア上の表記は中黒込みの「ライオン・ハート」。また、メキシコではスペイン語読みの「コラソン・デ・レオン」を名乗っている。</ref>としても知られているが、このジェリコも音楽に造詣が深く、自らバンド「フォジー(Fozzy)」を結成してアルバムリリースやツアーを行う二刀流を実践している。そして、彼らの4枚目のアルバムタイトルはその名も「Chasing the Grail(='''聖杯'''を追いかけて)」である。
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;悪逆非道の王?
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:気さくそうな性格からは想像できないが、生前は敵国から悪逆非道の王と呼ばれていたらしく、[[アサシン (Fake)|アサシン]]も教団が言い伝えてきた話からリチャードを「恐ろしい男」だと評している。
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:史実におけるリチャード一世はその勇猛さゆえイスラム諸国から恐れられており、伝承では上陸のために船を着ける前に海へと飛び込み、手にした斧で寄せ来る敵兵を片っ端から殺していった話が残されている。また、イスラエル北部のアッコンにて捕虜(女性と子ども含む)約3000人を殺したことから、アラブ地域では言うことを聞かない子供に「リチャード王が捕まえにくるぞ」という脅し文句が生まれた。
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:型月世界においてもこのような蛮行を働いているかどうかは定かではないが、リチャード自身の口から敵から恐れられた話を、やや自虐的な様子で語っているため、なにかしら思うところはあるのだろう。
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:実際、サンジェルマン曰くセイバー霊基だから本編のような状態であり、ライダー霊基やバーサーカー霊基だとだいぶ厄介な事になっていたとか。
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;金遣いの荒さについて
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:リチャード一世が在位中のイングランドは金欠に悩んだというが、その最たる理由が第三回十字軍である。
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:ヒロイック精神溢れるリチャードは、莫大な軍資金が必要となる十字軍遠征に自ら進んで参加しており、そのために王庫の金やサラディン税、軍役代納金だけでなく、城・所領・官職の売却などあらゆる金策をとって軍資金をかき集めたという。当時イングランドの支配下にあったスコットランドをウィリアム一世に1万マルクで売り渡し、「買い手がつくならロンドンでも売る」と言ってのけた話は有名である。
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:十字軍遠征が終わった後も 神聖ローマ帝国に囚われた時の身代金、フランスのフィリップ2世との小競り合いなどでイングランドは多額の負債を抱えた。
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:それでも騎士道精神に満ちた君主を国民は愛し、リチャードの残したツケは後に欠地王と呼ばれたジョンに回されることとなる。
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:…ちなみに伝承上の[[ロビンフッド]]はかのジョン王の圧政に抵抗したのが一番オーソドックスな伝承である。しかし上記の通り、ジョン王の財政難は彼本人のせいというよりも、上記の通りリチャードの金遣いの荒さが原因なので、ある意味全ての元凶とも言って良い存在であるのだが…、型月のロビンはあくまでかのジョン王の時代の者とは一言も言われて無いが両者の会話も興味深い物である。
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:余談だが、ジョン王は'''イギリス史上最も無能な王'''と呼ばれており、以後の歴代のイギリス王族は現在に至るまで「ジョン」の名前を受け継いでいない。<ref group = "注">マグナ・カルタの制定や内政面を充実させるなど、近年は再評価の動きも見られ、国王としては決して無能とは言い難いのだが。出生時に父ヘンリー2世から領地を与えられなかったため「欠地王」と呼ばれたが、日本では空目をされ、戦争に負けて領土を失った事から「失地王」と呼ばれたと無能のレッテルを貼られていたことにされている。</ref>
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== 脚注 ==
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===注釈===
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<references group = "注"/>
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===出典===
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<references group = "出"/>
    
== リンク ==
 
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*[[サーヴァント]]
 
*[[サーヴァント]]
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{{DEFAULTSORT:せいばあ ふえいく}}
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{{DEFAULTSORT:りちやあといつせい}}
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[[Category:登場人物さ行]]
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[[Category:登場人物ら行]]
 
[[category:Fate/strange Fake]]
 
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[[category:ちびちゅき!]]
 
[[Category:セイバー]]
 
[[Category:セイバー]]
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[[Category:サーヴァント]]
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