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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 真名は森の狩人・ロビンフッド。第二回戦にて、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]の前にマスターのダンと共に立ちはだかる。 | + | : 第二回戦にて、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]の前にマスターのダンと共に立ちはだかる。 |
| : アーチャーのサーヴァントとして召喚されたものの、ダンが掲げる騎士道精神と相性は悪く、戦闘の方針を巡って度々対立。ダンの再三の命令を無視して単独行動に及び、主人公に奇襲を仕掛ける。主人公を毒矢で射抜くが、これを良しとしなかったダンが毒矢の元となった彼の[[宝具]]を破却、解毒する。更に、[[令呪]]によって、学園サイドでの宝具の使用を禁止される。また、本来私闘が禁じられている学園サイドで奇襲を仕掛けたことにより、管理側からステータスの低下というペナルティも科されることに。ダンに不満を並べはしつつも関係は良好な為、単独行動で彼なりの忠誠心を表したり、渋々と、しかしどこか楽しそうにダンと共に戦う。騎士道精神とは相容れないもののダンの持つ正義や正道さは彼の深層にくすぶっていた憧れに似た願いをを叶えるきっかけとなり、生前にできなかった事を貫かせてくれたダンに感謝しながら消滅していった。 | | : アーチャーのサーヴァントとして召喚されたものの、ダンが掲げる騎士道精神と相性は悪く、戦闘の方針を巡って度々対立。ダンの再三の命令を無視して単独行動に及び、主人公に奇襲を仕掛ける。主人公を毒矢で射抜くが、これを良しとしなかったダンが毒矢の元となった彼の[[宝具]]を破却、解毒する。更に、[[令呪]]によって、学園サイドでの宝具の使用を禁止される。また、本来私闘が禁じられている学園サイドで奇襲を仕掛けたことにより、管理側からステータスの低下というペナルティも科されることに。ダンに不満を並べはしつつも関係は良好な為、単独行動で彼なりの忠誠心を表したり、渋々と、しかしどこか楽しそうにダンと共に戦う。騎士道精神とは相容れないもののダンの持つ正義や正道さは彼の深層にくすぶっていた憧れに似た願いをを叶えるきっかけとなり、生前にできなかった事を貫かせてくれたダンに感謝しながら消滅していった。 |
| : [[Fate/EXTRA CCC|月の裏側]]では[[BB]]によって蘇り、彼女の側に与することを強いられる。だが彼は高潔な騎士と共に戦った二回戦の結末に満足しており、宝具を奪われたこともあって忠実でない。 | | : [[Fate/EXTRA CCC|月の裏側]]では[[BB]]によって蘇り、彼女の側に与することを強いられる。だが彼は高潔な騎士と共に戦った二回戦の結末に満足しており、宝具を奪われたこともあって忠実でない。 |
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| == 真名:ロビンフッド == | | == 真名:ロビンフッド == |
− | ロビンフッド。イギリスはノッティンガムの近く、シャーウッドの森に潜んだと言われる盗賊・義賊。圧政者であったジョン失地王に抵抗した反逆者。 | + | :ロビンフッド。イギリスはノッティンガムの近く、シャーウッドの森に潜んだと言われる盗賊・義賊。圧政者であったジョン失地王に抵抗した反逆者。 |
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− | モデルとなった人物は存在するが、それは複数おり、それらが混合された結果生まれた英雄。度重なる諸外国からの侵入によって疲弊したイギリス人の「祈り」「願望」が混合されており、「顔のない王」の化身とされている。他にも、ドルイド信仰やギリシャ神話の狩人オリオン、ケルト神話の妖精の逸話も融合している。その時代にいた小さな英雄が人々の願いを受け、「ロビンフッド」という名を襲名し活躍したもの。<br>数いるロビンフッドの中、今回の聖杯戦争で召喚されたロビンフッドの生前については、以下のように解説されている。 | + | :モデルとなった人物は存在するが、それは複数おり、それらが混合された結果生まれた英雄。度重なる諸外国からの侵入によって疲弊したイギリス人の「祈り」「願望」が混合されており、「顔のない王」の化身とされている。他にも、ドルイド信仰やギリシャ神話の狩人オリオン、ケルト神話の妖精の逸話も融合している。その時代にいた小さな英雄が人々の願いを受け、「ロビンフッド」という名を襲名し活躍したもの。<br>数いるロビンフッドの中、今回の聖杯戦争で召喚されたロビンフッドの生前については、以下のように解説されている。 |
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− | もともとは放浪していたドルイド僧の子供で、幼くして父を亡くした孤児。父譲りの森でのサバイバル知識に長け、妖精の姿を見ることも出来た。しかし、妖精付きとして村からは迫害を受け、厄介者として扱われていた。村人も彼自身も互いに歩み寄ることはなかったが、それでも父の最期を看取ってもらった義理は感じていたらしい。 | + | :もともとは放浪していたドルイド僧の子供で、幼くして父を亡くした孤児。父譲りの森でのサバイバル知識に長け、妖精の姿を見ることも出来た。しかし、妖精付きとして村からは迫害を受け、厄介者として扱われていた。村人も彼自身も互いに歩み寄ることはなかったが、それでも父の最期を看取ってもらった義理は感じていたらしい。 |
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− | ……彼は村人たちを愛してはいなかったが、捨て去るほど嫌ってもいなかったのだ。そんな村が、領主の圧政に苦しめられるのを見捨てられず、彼は若さゆえの勢いも手伝って弓を手に取る。一度目は偶然の助けで領主軍の撃退に成功。二度目からは、村人たちの願いと希望を背負っての奮戦となった。多少の知識はあっても一般人にすぎなかった彼は、偶然の助けを望めない状況においては、何もかもを欺かねば英雄として機能しない。ゆえに、村人にすら顔と姿を隠し、個を捨てる。正義を成すためには、人間であってはならなかった。 | + | :……彼は村人たちを愛してはいなかったが、捨て去るほど嫌ってもいなかったのだ。そんな村が、領主の圧政に苦しめられるのを見捨てられず、彼は若さゆえの勢いも手伝って弓を手に取る。一度目は偶然の助けで領主軍の撃退に成功。二度目からは、村人たちの願いと希望を背負っての奮戦となった。多少の知識はあっても一般人にすぎなかった彼は、偶然の助けを望めない状況においては、何もかもを欺かねば英雄として機能しない。ゆえに、村人にすら顔と姿を隠し、個を捨てる。正義を成すためには、人間であってはならなかった。 |
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− | 生涯に渡って緑の衣装で素顔を隠し続けた、無銘の英雄。村人たちは、王に逆らいながらも、弁明する。 | + | :生涯に渡って緑の衣装で素顔を隠し続けた、無銘の英雄。村人たちは、王に逆らいながらも、弁明する。 |
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− | 「ロビンフッドは村の人間ではない」<br />「我々とは無関係に、森を通る人間を襲うのです」<br />「全ての責任は、あの狩人にある」 | + | :「ロビンフッドは村の人間ではない」<br />「我々とは無関係に、森を通る人間を襲うのです」<br />「全ての責任は、あの狩人にある」 |
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− | ――と。 | + | :――と。 |
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− | 村人にすら正体を隠すことで、村と領主の両方の敵となり、村に罪を被せない。そんな在り方だった。姿を、正体を隠し、徹底して奇襲・奇策に走った戦い方をする。武器を隠し、誇りを隠す。卑しい戦いを徹底し、自身の誇りより村の平和をとり続ける。待ち伏せの罠、食事に毒など日常茶飯事。殺した兵の「せめて戦場で死にたい」という願いすら踏みにじる。そうでなければ、一人対軍隊の戦いなど勝てはしない。英雄として戦い続けることなどできない。 | + | :村人にすら正体を隠すことで、村と領主の両方の敵となり、村に罪を被せない。そんな在り方だった。姿を、正体を隠し、徹底して奇襲・奇策に走った戦い方をする。武器を隠し、誇りを隠す。卑しい戦いを徹底し、自身の誇りより村の平和をとり続ける。待ち伏せの罠、食事に毒など日常茶飯事。殺した兵の「せめて戦場で死にたい」という願いすら踏みにじる。そうでなければ、一人対軍隊の戦いなど勝てはしない。英雄として戦い続けることなどできない。 |
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− | ……だが結局、そんな無理が長く続くはずもなく、二年足らずで彼は敵の凶弾に倒れる。末期には祈りの弓を手に取り、「自分をこの矢が落ちた場所に埋葬して欲しい」と言って矢を放つ。果たして矢はイチイの樹の根元に刺さり、彼は親愛なるパートナーだった大樹の元に埋葬された。己の顔を隠し続けた一人の青年。村人たちを愛することはなかったが、村人たちの穏やかな生活は愛したもの。無銘のまま報われることなく森の土に還った彼は、その死を持って英霊化した。ただの一度も、彼が望むような真の英雄として戦うことはなく―― | + | :……だが結局、そんな無理が長く続くはずもなく、二年足らずで彼は敵の凶弾に倒れる。末期には祈りの弓を手に取り、「自分をこの矢が落ちた場所に埋葬して欲しい」と言って矢を放つ。果たして矢はイチイの樹の根元に刺さり、彼は親愛なるパートナーだった大樹の元に埋葬された。己の顔を隠し続けた一人の青年。村人たちを愛することはなかったが、村人たちの穏やかな生活は愛したもの。無銘のまま報われることなく森の土に還った彼は、その死を持って英霊化した。ただの一度も、彼が望むような真の英雄として戦うことはなく―― |
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− | なお余談だが、オリジナルのロビンフッドはカークリースの修道院にて、修道院長の陰謀によって出血多量で死亡したとされている。 | + | :なお余談だが、オリジナルのロビンフッドはカークリースの修道院にて、修道院長の陰謀によって出血多量で死亡したとされている。 |
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| === 関連 === | | === 関連 === |
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| : CCCではダンとの戦いを汚した黒幕に対して激しい怒りを抱いている。 | | : CCCではダンとの戦いを汚した黒幕に対して激しい怒りを抱いている。 |
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− | ; [[ネロ・クラウディウス|セイバー]] / [[玉藻の前|キャスター]] | + | ; [[ネロ・クラウディウス|セイバー]]、[[玉藻の前|キャスター]] |
| : もとは反逆者であった彼は、為政者やその側に仕えていた立場を出自に持つセイバー、キャスターとはソリが合わない。キャスターとしては狐と狩人の関係、生前の末路により矢が苦手等もある。 | | : もとは反逆者であった彼は、為政者やその側に仕えていた立場を出自に持つセイバー、キャスターとはソリが合わない。キャスターとしては狐と狩人の関係、生前の末路により矢が苦手等もある。 |
| ; [[無銘|アーチャー]] | | ; [[無銘|アーチャー]] |
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| ; 「何でだ。局地的におぼこ娘ブームでも来てんのか?」 | | ; 「何でだ。局地的におぼこ娘ブームでも来てんのか?」 |
| : 第5章にて、FGOにおける[[エリザベート=バートリー]]の召喚回数を聞いて。とんでもないセクハラである。 | | : 第5章にて、FGOにおける[[エリザベート=バートリー]]の召喚回数を聞いて。とんでもないセクハラである。 |
− | : 腐れ縁ということもあり、主人公から「元カノ?」と聞かれたこともあるが「想像するだけでおっそろしいこと言うなよ……。」と返すなど酷い評価だが、 | + | : 腐れ縁ということもあり、主人公から「元カノ?」と聞かれたこともあるが「想像するだけでおっそろしいこと言うなよ……。」と返すなど酷い評価だが、なんだかんだ言いながらも良いコンビっぷりで難所を切り抜けた。 |
− | : なんだかんだ言いながらも良いコンビっぷりで難所を切り抜けた。
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