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* CV:増谷康紀
 
* CV:増谷康紀
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[[死徒|死徒二十七祖]]第十三位、「タタリ」「ワラキアの夜」「存在するが誰も見たことがないモノ」「現象」。特に多量の血を摂取するところから「飲血鬼」と呼ばれることもある。本来は名などなく、ただ通り名がささやかれるのみ。
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[[死徒|死徒二十七祖]]第十三位、「タタリ」「ワラキアの夜」「正体不在(アンノウン)」「偽証と証明の支配者」。特に多量の血を摂取するところから「飲血鬼」と呼ばれることもある。本来は名などなく、ただ通り名がささやかれるのみ。
    
; 略歴
 
; 略歴
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: 未来を求めるという過程で初代アトラシアが辿り着いた「人類滅亡」に、彼もまた辿り着いてしまう。それに抗おうと数多の策を講じて実行に移そうとするも、その悉くが失敗に終わる。覆す方法を模索し続けるもその度に「より明確な滅亡」という計算結果を見せつけられ、最後には発狂してしまった。
 
: 未来を求めるという過程で初代アトラシアが辿り着いた「人類滅亡」に、彼もまた辿り着いてしまう。それに抗おうと数多の策を講じて実行に移そうとするも、その悉くが失敗に終わる。覆す方法を模索し続けるもその度に「より明確な滅亡」という計算結果を見せつけられ、最後には発狂してしまった。
 
: 死徒となって自身の存在を強化したズェピアは滅亡回避のために第六法を目指すも敗北、肉体は消滅し、構築していた霊子が霧散する。しかし、それ以前に完成させた「タタリの駆動式」と「霊子の航海図」、[[アルトルージュ・ブリュンスタッド]]と交わした「契約」他多数の保険により、意識も記憶もへったくれもない霊子たちを留めて漂流させることに成功、自身を現象へと変える。現在の彼は「特定の時間・地域に[[固有結界]]タタリを展開する現象(人々の噂や不安を元にそれを様々な形で具現化する)」であり、タタリとして虐殺を行ないつつ、より強大な存在である[[真祖]]の肉体を得て再び第六法に挑もうとしている。
 
: 死徒となって自身の存在を強化したズェピアは滅亡回避のために第六法を目指すも敗北、肉体は消滅し、構築していた霊子が霧散する。しかし、それ以前に完成させた「タタリの駆動式」と「霊子の航海図」、[[アルトルージュ・ブリュンスタッド]]と交わした「契約」他多数の保険により、意識も記憶もへったくれもない霊子たちを留めて漂流させることに成功、自身を現象へと変える。現在の彼は「特定の時間・地域に[[固有結界]]タタリを展開する現象(人々の噂や不安を元にそれを様々な形で具現化する)」であり、タタリとして虐殺を行ないつつ、より強大な存在である[[真祖]]の肉体を得て再び第六法に挑もうとしている。
: 「ワラキアの夜」という通り名の由来となった15世紀のワラキアを皮切りに、幾度か顕現。一度前は3年前のイタリア。自分を滅ぼしにきた[[リーズバイフェ・ストリンドヴァリ]]とシオンを返り討ちに仕留めた。シオンから吸血し、彼女を半死徒に変えている。そして日本三咲町へと舞台を移す。
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: 「ワラキアの夜」という通り名の由来は、タタリが最初に発生したのが五百年前のワラキアであったことから。その後は場所も発生時期も不規則に幾度か顕現。一度前は3年前のイタリア。自分を滅ぼしにきた[[リーズバイフェ・ストリンドヴァリ]]率いるヴェステル弦楯騎士団を全滅させて、さらにシオンを返り討ちに仕留めた。その際、シオンから吸血して彼女を半死徒に変えている。そして現在の日本三咲町へと舞台を移す。
 
; 人物
 
; 人物
: 「現象」であり、人の枠を棄ててしまっているため確たる性格は持たない。人々の不安を元に具現化する固有結界『タタリ』が死徒タタリそのものである。
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: 「現象」であり、自己の存在を棄ててしまっているため確たる性格は持たない。人々の不安を元に具現化する固有結界『タタリ』が現在の二十七祖十三位そのものである。
: ワラキアの夜(死徒ズェピア)の姿をしている場合には彼の性格を反映し、紳士的な振る舞いをしつつも狂笑を唐突に始める、真性の狂人。理性的な研究者であると同時に、狂ってしまった知識人でもある。なお、発狂の元は初代アトラシアの導いた解の回避。彼が数々の方策を打ち出し、八方手を尽くしても、その結果彼がはじき出した解答は必ず「人類の滅亡」であったことに対して抱いた絶望からである。
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: もともとの姿である「死徒ズェピア」を象っている場合にはズェピアであった頃の性格を反映し、紳士的な振る舞いをしつつも狂笑を唐突に始める、真性の狂人。理性的な研究者であると同時に、狂ってしまった知識人でもある。なお、発狂の元は初代アトラシアの導いた解の回避。彼が数々の方策を打ち出し、八方手を尽くしても、その結果彼がはじき出した解答は必ず「人類の滅亡」であったことに対して抱いた絶望からである。
 
: 自身の具現化能力「(その一帯を恐怖に陥れるもの限定であるが)何者にでもなれる」ことになぞらえたのか、元来の性格・趣味なのかは不明だが、自分を舞台監督にたとえ、「カット」「キャスト」「幕と行こう」など、何かと舞台演劇になぞらえた凝った言い回しを好む。
 
: 自身の具現化能力「(その一帯を恐怖に陥れるもの限定であるが)何者にでもなれる」ことになぞらえたのか、元来の性格・趣味なのかは不明だが、自分を舞台監督にたとえ、「カット」「キャスト」「幕と行こう」など、何かと舞台演劇になぞらえた凝った言い回しを好む。
 
; 能力
 
; 能力
: 偽証と証明の支配者。[[固有結界]]に分類される、噂や不安を具現化する能力を持つ。正式な名称は決まっておらず、「タタリ」という通称で呼ばれることがほとんど。
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: ある条件が成立した時のみ発生する「現象」であり、一定区域を[[固有結界]]に近い空間に取り込み、内部の人々の噂や不安を具現化する能力を持つ。正式な名称は決まっておらず、「タタリ」という通称で呼ばれることがほとんど。
 
: 「死徒ズェピア」は既に滅んでおり、あくまでも現象であるが故に永遠を得ている。台風が消えてもまた発生するように、噂の出所(即ち、人間)が存在する限り、根絶は難しい。彼自身が「一夜限りの夢舞台」と言う通り、固有結界が顕現できるのは一夜限りだが、例えその地域でタタリを討伐しても「そこにいたタタリ」が消えるだけで、時が満ちれば、また駆動式に応じた地域に再びタタリが出現する。[[直死の魔眼]]を持ってしても「具現化したタタリ」は殺せるが、「現象・タタリ」を殺すことができなかった。
 
: 「死徒ズェピア」は既に滅んでおり、あくまでも現象であるが故に永遠を得ている。台風が消えてもまた発生するように、噂の出所(即ち、人間)が存在する限り、根絶は難しい。彼自身が「一夜限りの夢舞台」と言う通り、固有結界が顕現できるのは一夜限りだが、例えその地域でタタリを討伐しても「そこにいたタタリ」が消えるだけで、時が満ちれば、また駆動式に応じた地域に再びタタリが出現する。[[直死の魔眼]]を持ってしても「具現化したタタリ」は殺せるが、「現象・タタリ」を殺すことができなかった。
 
: アルトルージュと交わした契約終了の期限は「千年後の朱い月」。これと遭遇するまで彼はタタリという現象であり続ける。
 
: アルトルージュと交わした契約終了の期限は「千年後の朱い月」。これと遭遇するまで彼はタタリという現象であり続ける。
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=== ワラキアの夜 ===
 
=== ワラキアの夜 ===
: タタリの別名。
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: タタリの別名。教会が存在が確認できない十三位につけた通称。
: 「タタリ」となって初めて出現した場所が15世紀のワラキア公国(現在のルーマニア)であったことからつけられたもの。
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: 「タタリ」となって初めて出現した場所が15世紀のワラキア公国(現在のルーマニア)であったことからつけられた。
: 一般に「死徒ズェピア」の姿で描かれる。
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: 一般に「死徒ズェピア」の姿で描かれるが、死徒ズェピアが「ワラキアの夜」というわけではなく、あくまでタタリの別名であり、またそれが具現化したものの名称である。
 
: 混同されることも多いが、現象タタリと死徒ズェピアは完全に別物となっており、本来ならばタタリがズェピアの姿をとることは絶対になかった。
 
: 混同されることも多いが、現象タタリと死徒ズェピアは完全に別物となっており、本来ならばタタリがズェピアの姿をとることは絶対になかった。
: にもかかわらず、「死徒ズェピア型のワラキア」「死徒ズェピア」がMELTY BLOODシリーズに現れるのは、他の吸血鬼が(彼自身は望まない)干渉を行なったため。本人からしてみれば屈辱以外の何者でもない。
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: にもかかわらず、「死徒ズェピア型の“ワラキアの夜”」「死徒ズェピア」がMELTY BLOODシリーズに現れるのは、他の吸血鬼が(彼自身は望まない)干渉を行なったため。本人からしてみれば屈辱以外の何者でもない。
    
=== 作中で彼が「なった」もの ===
 
=== 作中で彼が「なった」もの ===
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*彼が初めてタタリとして現れたという15世紀のワラキアは、[[ヴラド三世 (EXTRA)|ワラキア公]][[ヴラド三世 (Apocrypha)|ヴラド三世]]の統治期間であり、その伝説を依り代としている。
 
*彼が初めてタタリとして現れたという15世紀のワラキアは、[[ヴラド三世 (EXTRA)|ワラキア公]][[ヴラド三世 (Apocrypha)|ヴラド三世]]の統治期間であり、その伝説を依り代としている。
 
*先代の十三位がいたらしいが、どのような経緯で座を継いだかの詳細は不明。アルトルージュと契約したズェピアとは異なり、トラフィム・オーテンロッセと付き合いがあったようで、八百年前にネロと会合で同席したことがある。
 
*先代の十三位がいたらしいが、どのような経緯で座を継いだかの詳細は不明。アルトルージュと契約したズェピアとは異なり、トラフィム・オーテンロッセと付き合いがあったようで、八百年前にネロと会合で同席したことがある。
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*吸血鬼然とした見た目とは裏腹に吸血鬼属性が低いので、教会の対吸血鬼武装の特効効果は機能しない。
    
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