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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 真名はアルトリア・ペンドラゴン。円卓の騎士の一人にして、ブリテンの君主。
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| : 第四次聖杯戦争で、切嗣により召喚。切嗣の勝利至上の戦闘方針と、彼女の騎士としての誇りは相容れることなく、結果反目し合う。当時、彼に直接声をかけられたのは3回のみ(つまり[[令呪]]の命令)という徹底ぶり。 | | : 第四次聖杯戦争で、切嗣により召喚。切嗣の勝利至上の戦闘方針と、彼女の騎士としての誇りは相容れることなく、結果反目し合う。当時、彼に直接声をかけられたのは3回のみ(つまり[[令呪]]の命令)という徹底ぶり。 |
| : 第五次聖杯戦争の折、士郎の体内にある聖剣の鞘が触媒となって召喚される。士郎に剣の誓いを立て、彼とともに聖杯戦争を戦う。 | | : 第五次聖杯戦争の折、士郎の体内にある聖剣の鞘が触媒となって召喚される。士郎に剣の誓いを立て、彼とともに聖杯戦争を戦う。 |
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| == 真名:アルトリア・ペンドラゴン == | | == 真名:アルトリア・ペンドラゴン == |
− | アルトリア・ペンドラゴン。「アーサー王伝説」に登場する円卓の騎士の一人であり、ブリテンの伝説的君主。選定の剣を引き抜き、不老の王となった騎士王。<br> | + | :アルトリア・ペンドラゴン。「アーサー王伝説」に登場する円卓の騎士の一人であり、ブリテンの伝説的君主。選定の剣を引き抜き、不老の王となった騎士王。<br>暗君だった先王ヴォーティガーンを誅するために概念受胎と言う魔術によって作られた存在。母はブリテンを守護する赤い竜の概念を孕み、産み落とした。その為、霊基の質が高い。 |
− | 暗君だった先王ヴォーティガーンを誅するために概念受胎と言う魔術によって作られた存在。母はブリテンを守護する赤い竜の概念を孕み、産み落とした。その為、霊基の質が高い。 | |
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− | 真名である「アルトリア」は幼名であり、王として起ってからはアーサー王と呼ばれる事になった。<br> | + | :真名である「アルトリア」は幼名であり、王として起ってからはアーサー王と呼ばれる事になった。<br>史実では男性だが、この世界では男装の麗人であった。 |
− | 史実では男性だが、この世界では男装の麗人であった。 | |
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− | 選定の剣を抜いた後は各地の戦や怪物と戦い功績を挙げ、カリバーンを手にしてから凡そ10年後に王城を奪還した。 | + | :選定の剣を抜いた後は各地の戦や怪物と戦い功績を挙げ、カリバーンを手にしてから凡そ10年後に王城を奪還した。 |
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− | 騎士道が花と散った時代、聖剣を手にブリテンにつかの間の平和と最後の繁栄をもたらした。<br> | + | :騎士道が花と散った時代、聖剣を手にブリテンにつかの間の平和と最後の繁栄をもたらした。<br>清廉潔白、滅私奉公を貫いた王。その正しさに騎士たちはかしずき、民たちは貧窮に耐える希望を見た。 |
− | 清廉潔白、滅私奉公を貫いた王。その正しさに騎士たちはかしずき、民たちは貧窮に耐える希望を見た。 | |
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− | 万人にとって善き生活、善き人生を善しとし、弱きを助け強きをくじく。<br> | + | :万人にとって善き生活、善き人生を善しとし、弱きを助け強きをくじく。<br>彼女の王道はひとにぎりの強者たちではなく、より多くの、力持たぬものたちを治めるためのものだった。 |
− | 彼女の王道はひとにぎりの強者たちではなく、より多くの、力持たぬものたちを治めるためのものだった。 | |
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− | 国よりも人を愛した彼女は、その為に人間性と、己の人生を封印した。<br> | + | :国よりも人を愛した彼女は、その為に人間性と、己の人生を封印した。<br>―――しかし王の心は民には伝わらず、ある騎士はこう言い残して城を去った。 |
− | ―――しかし王の心は民には伝わらず、ある騎士はこう言い残して城を去った。 | |
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− | 「''王には、人の心が分からない''」。 | + | :「''王には、人の心が分からない''」。 |
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− | 民から離れていき、孤独の中アーサー王はブリテンを侵略する異民族たちを撃退したものの、ブリテンの土地は滅びを回避できなかった。<br> | + | :民から離れていき、孤独の中アーサー王はブリテンを侵略する異民族たちを撃退したものの、ブリテンの土地は滅びを回避できなかった。<br>そして、伝説にも終焉を迎える時が来た。<br>円卓の騎士のひとり・モードレッドの叛逆によって国は二つに割れ、騎士たちの城キャメロットはその光を失った。 |
− | そして、伝説にも終焉を迎える時が来た。<br> | |
− | 円卓の騎士のひとり・モードレッドの叛逆によって国は二つに割れ、騎士たちの城キャメロットはその光を失った。 | |
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− | アーサー王はカムランの丘でモードレッドを討ち滅ぼすも、自らも傷を負い膝を折った。<br> | + | :アーサー王はカムランの丘でモードレッドを討ち滅ぼすも、自らも傷を負い膝を折った。<br>息を引き取る直前、聖剣を湖の乙女に返還するべく、最後の腹心ベディヴィエールに預け、現世から退場した。 |
− | 息を引き取る直前、聖剣を湖の乙女に返還するべく、最後の腹心ベディヴィエールに預け、現世から退場した。 | |
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− | 死後は理想郷―――この世界のどこにもない楽園・アヴァロンに運ばれ、遠い未来、再びブリテンを救うとされている。 | + | :死後は理想郷―――この世界のどこにもない楽園・アヴァロンに運ばれ、遠い未来、再びブリテンを救うとされている。 |
| + | ===関連=== |
| + | ;多種多様な装備 |
| + | :伝承では多くの道具を持っており、聖剣「エクスカリバー」と魔法の鞘、選定の剣「カリバーン」、モードレッドを討ち取った槍「ロンゴミニアド」がアルトリアの宝具として登場している。 |
| + | :他にも名馬「ドゥ・スタリオン」「ラムレイ」、モードレッドが奪い取った叙勲用の剣「クラレント」、ヘラクレスが使いし名剣「マルミアドワーズ」が挙げられている。 |
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| + | ;アーサー王の最期 |
| + | :アーサー王の伝承は多岐にわたるが、その最期についても結構なバリエーションが有る。 |
| + | :初期においては明確に「死んだ」と記述があったアーサー王も時代を経るに連れてアヴァロン島へと出航した後の死の描写があえて削除されるようになり、 |
| + | :「来るべき時に起つ為にアヴァロンで眠っている」という解釈のもとで擬似的な不死性をも持った存在としてブリテンの伝承において扱われる存在へとなっていく。 |
| + | :グラストンベリ修道院にあったというアーサー王の墓標にはラテン語で'''『Hīc iacet Arthūrus, rex quondam, rexque futūrus(過去の王にして未来の王アーサー、ここに眠る)』'''と刻まれていたという。 |
| + | :本当かどうかはさておき、このキャッチーなフレーズは作家の心を掴んだようで「永遠の王」などの名著を生んだ。 |
| + | :転じてFateの世界では聖杯を求め、世界と契約を交わした結果、生きたまま異なる時空間に現れる存在となり、特殊な解釈であるとはいえ本当に「過去の王にして未来の王」となった。 |
| + | :アーサー王がエクスカリバーを返した時点で亡くなっているFateルートの解釈は珍しい部類に入る。それはエクスカリバーを返した後のアヴァロン島への旅立ちの中で看取る9人の婦人の筆頭がここまで散々アーサーの人生を惑わせ、苦しめた姉の[[モルガン]]だからなのかもしれない。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| : 不味くなったのは産業革命時代に入って、「食べられればいい」という食生活に'''せざるをえなかった'''為であり、それ以前はしっかりした食事が多かったそうだ。ただ [[ガウェイン|部下]]の「質より量」発言を考えると、当時の食文化はともかく'''騎士団の食事'''が雑だったのは確かなようである。 | | : 不味くなったのは産業革命時代に入って、「食べられればいい」という食生活に'''せざるをえなかった'''為であり、それ以前はしっかりした食事が多かったそうだ。ただ [[ガウェイン|部下]]の「質より量」発言を考えると、当時の食文化はともかく'''騎士団の食事'''が雑だったのは確かなようである。 |
| :「Fate/Zero material」に収録されている対談の中には、虚淵氏の「''あれだけ食いしん坊キャラにしたくせに''!」というツッコミに対して、奈須氏が「''俺のせいじゃねーよ''!(笑)」と返している一幕もある。 | | :「Fate/Zero material」に収録されている対談の中には、虚淵氏の「''あれだけ食いしん坊キャラにしたくせに''!」というツッコミに対して、奈須氏が「''俺のせいじゃねーよ''!(笑)」と返している一幕もある。 |
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− | ;アーサー王の最期
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− | :アーサー王の伝承は多岐にわたるが、その最期についても結構なバリエーションが有る。
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− | :初期においては明確に「死んだ」と記述があったアーサー王も時代を経るに連れてアヴァロン島へと出航した後の死の描写があえて削除されるようになり、
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− | :「来るべき時に起つ為にアヴァロンで眠っている」という解釈のもとで擬似的な不死性をも持った存在としてブリテンの伝承において扱われる存在へとなっていく。
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− | :グラストンベリ修道院にあったというアーサー王の墓標にはラテン語で'''『Hīc iacet Arthūrus, rex quondam, rexque futūrus(過去の王にして未来の王アーサー、ここに眠る)』'''と刻まれていたという。
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− | :本当かどうかはさておき、このキャッチーなフレーズは作家の心を掴んだようで「永遠の王」などの名著を生んだ。
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− | :転じてFateの世界では聖杯を求め、世界と契約を交わした結果、生きたまま異なる時空間に現れる存在となり、特殊な解釈であるとはいえ本当に「過去の王にして未来の王」となった。
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− | :アーサー王がエクスカリバーを返した時点で亡くなっているFateルートの解釈は珍しい部類に入る。それはエクスカリバーを返した後のアヴァロン島への旅立ちの中で看取る9人の婦人の筆頭がここまで散々アーサーの人生を惑わせ、苦しめた姉の[[モルガン]]だからなのかもしれない。
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| ;邪神セイバー | | ;邪神セイバー |