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| *属性:混沌・善 | | *属性:混沌・善 |
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− | 「[[クラス (セイバー)|剣士]]」のクラスの[[サーヴァント]]。[[聖杯戦争|聖杯大戦]]において、[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]によって召喚された。<br />灰色長髪の端整な顔付きで胸もとと背中が大きく開いた鎧に身を包み、大剣を背にする長身の青年。 | + | 「[[クラス (セイバー)|剣士]]」のクラスの[[サーヴァント]]。[[聖杯戦争|聖杯大戦]]において、[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]によって召喚された。<br>灰色長髪の端整な顔付きで胸もとと背中が大きく開いた鎧に身を包み、大剣を背にする長身の青年。 |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :真名はニーベルンゲンの歌に登場する大英雄ジークフリート。ネーデルランドの王子であり、「竜殺し(ドラゴンスレイヤー)」の称号を冠するまでに至った勇者。数多の冒険を成し遂げ、悪竜ファヴニールを殺し、その血を浴びることで不死身の肉体を手に入れた英雄である。<br>トゥリファスのミレニア城塞の祭壇にて、血に染まった菩提樹の葉を触媒に召喚された。<br />真名と弱点の秘匿のため、召喚されて早々にゴルドに自分の許可なしに喋ることを禁じられ、それを承諾してしまったが故にゴルドと信頼関係を築けられなかった。そして、そのすれ違いが致命的な事態を招くことになってしまった。 | + | :真名はニーベルンゲンの歌に登場する大英雄ジークフリート。ネーデルランドの王子であり、「竜殺し(ドラゴンスレイヤー)」の称号を冠するまでに至った勇者。数多の冒険を成し遂げ、悪竜ファヴニールを殺し、その血を浴びることで不死身の肉体を手に入れた英雄である。<br>トゥリファスのミレニア城塞の祭壇にて、血に染まった菩提樹の葉を触媒に召喚された。<br>真名と弱点の秘匿のため、召喚されて早々にゴルドに自分の許可なしに喋ることを禁じられ、それを承諾してしまったが故にゴルドと信頼関係を築けられなかった。そして、そのすれ違いが致命的な事態を招くことになってしまった。<br>後に、ゴルドの暴行によって死亡したジークに自らの心臓を与えて消滅した。だが……。 |
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| ;人物 | | ;人物 |
− | :性格は高潔な騎士そのもので強敵との死力を尽くした戦いを望み、戦場での嘲笑を良しとせず、義を重んじる英雄らしい性格。<br />伝承から「頼まれ続けてきた人柄」と称され、利のある命令には素直に随従する。しかし、弱者への一方的な暴力を嫌い目の前で蹲る者がいれば、例え命令を無視してでも助けようとする高潔な精神を持つ。 | + | :性格は高潔な騎士そのもので強敵との死力を尽くした戦いを望み、戦場での嘲笑を良しとせず、義を重んじる英雄らしい性格。伝承から「頼まれ続けてきた人柄」と称され、利のある命令には素直に随従する。しかし、弱者への一方的な暴力を嫌い目の前で蹲る者がいれば、例え命令を無視してでも助けようとする高潔な精神を持つ。<br>かつて「求められればそれに応じる」という、善も悪も問わず叶える『願望機』のような生き方を過ごしていた。竜殺しを為した後はあらゆる攻撃が自分には通用しなくなり、ただ無造作に敵を屠るだけ、と『闘争』は何時の間にか『作業』となり、戦いに高揚を感じる感覚も失われていった。<br>だがある時、彼は「自らが何を望んでいるのかまるで分らない、希望も夢もなく、未来を思い描くことも出来ない」と自分が知らず知らずの内に行っていた欺瞞に気づいてしまう。人を、世界を愛しているのに、その空虚さを埋めることは出来なかった。<br>そしてクリームヒルトを巡る争いで、自分の命で事を収めるため友であったハーゲンに自分を殺すよう願いを告げる。友は彼の願いを叶えたが、それは彼の意に反した惨劇を引き起こし、「争いを止めたい」という彼自身の望みは叶えられなかった。だが彼は英雄として生き、死んだことに何ら後悔は無く、死の間際、ようやくやりたいことが明瞭に浮かび上がった。<br>誰に認められなくてもいい、誰に賞賛されなくても構わない、ただ自分が信じるものの側に立って生きていきたい。誰かのためでもなく、己のためでもなく、自らの信じるものの為に戦う者。<br>そう、彼の願いは『正義の味方』になることだった。 |
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| ;能力 | | ;能力 |
− | :セイバーにふさわしい高い剣技を兼ね備え、不死身の肉体を活かし、攻撃を貰う事を前提とした捨て身の戦法をとる。<br />その近接能力は[[ランサー (Apocrypha・赤)|赤のランサー]]と互角に打ち合うほどで、頑強さなら彼をも凌ぐ。能力「悪竜の血鎧」の恩恵で優れた耐久力を誇り、作中では、赤のランサーや[[アーチャー (Apocrypha・赤)|アーチャー]]からAランク級の通常攻撃が直撃しても大した負傷がなかった。<br>他のサーヴァントとの連携にも秀で、[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|バーサーカー]]と呼吸を同一にして同時攻撃を行う | + | :セイバーにふさわしい高い剣技を兼ね備え、不死身の肉体を活かし、攻撃を貰う事を前提とした捨て身の戦法をとる。<br>その近接能力は[[ランサー (Apocrypha・赤)|赤のランサー]]と互角に打ち合うほどで、頑強さなら彼をも凌ぐ。能力「悪竜の血鎧」の恩恵で優れた耐久力を誇り、作中では、赤のランサーや[[アーチャー (Apocrypha・赤)|アーチャー]]からAランク級の通常攻撃が直撃しても大した負傷がなかった。<br>他のサーヴァントとの連携にも秀で、[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|バーサーカー]]と呼吸を同一にして同時攻撃を行う |
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| == [[宝具]] == | | == [[宝具]] == |
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| *伝承通り、背中が最大の弱点にも関わらず、肩や腕回りには鎧があるのに何故か肝心の背中には鎧を纏っていない。何らかの制約があるのかもしれないが、その理由は不明である。 | | *伝承通り、背中が最大の弱点にも関わらず、肩や腕回りには鎧があるのに何故か肝心の背中には鎧を纏っていない。何らかの制約があるのかもしれないが、その理由は不明である。 |
| *彼の愛馬「グラニ」は、オーディンの持つ駿馬スレイプニルの血を引いているとされ、これを駆って活躍したこともあるため、ライダーとしての適性も持っている。 | | *彼の愛馬「グラニ」は、オーディンの持つ駿馬スレイプニルの血を引いているとされ、これを駆って活躍したこともあるため、ライダーとしての適性も持っている。 |
− | *[[ランサー (Apocrypha・黒)|ランサー]]に[[モードレッド|赤のセイバー]]の戦力評価を尋ねられた際には「自分なら勝てる」と評していた。その後二、彼の能力を引き継いだジークはモードレッドから「紛い物」と揶揄されながら、彼女に敗北してしまった。しかし、これは黒のサーヴァント・ジークフリートとしての能力こそ再現はしているもののジーク自身の実戦経験が皆無で戦士としての内面が未熟だったことと、モードレッドが令呪による宝具の強化を行ってたことによる。<br />それを考慮に入れてモードレッド自身辛勝だったと自覚しており、本物のジークフリートは彼女以上の戦闘能力を持つ大英雄であることが窺い知れる。
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| 企画段階でのステータス | | 企画段階でのステータス |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
| ;バルムンク | | ;バルムンク |
− | :彼の愛剣「バルムンク」は作中で『聖剣』と呼ばれているが、その来歴は血塗られている。<br />バルムンクは元々ニーベルンゲン族のシルブンクとニベルンクが、彼に財宝の分配を依頼した際に贈る品だった。だが分配に不平を漏らすものがおり、彼はその依頼を果たすことは出来なかった。怒った二人の王とニーベルンゲン族の勇者たちに襲われたために反撃(ジークフリートが怒って勇者達を斬り殺したと言われることもあるが、古くからある写本にはそのように書かれていないため、近代の創作である)、結果としてバルムンクを初めとする彼らの宝を手に入れることになった。<br />要するに'''持ち主を殺して奪い取った宝具'''である。<br />尤も、これはニーベルンゲンの財宝の呪いのようなものでもあり、この後に財宝を狙うハーゲンによって彼は暗殺され、バルムンクも奪われる。<br />そして「彼がくれた贈り物」として財宝を奪い返そうとするクリームヒルトによって財宝と復讐の争いがおき、最後にはクリームヒルトが動けないハーゲンを奪い返したバルムンクで斬首。そして彼女もハーゲンの旧友ヒルデブラントに切り殺された。<br />しかし、そのような呪いを孕んだ剣を、果たして『聖剣』と称してよいものだろうか。 | + | :彼の愛剣「バルムンク」は作中で『聖剣』と呼ばれているが、その来歴は血塗られている。<br>バルムンクは元々ニーベルンゲン族のシルブンクとニベルンクが、彼に財宝の分配を依頼した際に贈る品だった。だが分配に不平を漏らすものがおり、彼はその依頼を果たすことは出来なかった。怒った二人の王とニーベルンゲン族の勇者たちに襲われたために反撃(ジークフリートが怒って勇者達を斬り殺したと言われることもあるが、古くからある写本にはそのように書かれていないため、近代の創作である)、結果としてバルムンクを初めとする彼らの宝を手に入れることになった。<br>要するに'''持ち主を殺して奪い取った宝具'''である。<br>尤も、これはニーベルンゲンの財宝の呪いのようなものでもあり、この後に財宝を狙うハーゲンによって彼は暗殺され、バルムンクも奪われる。<br>そして「彼がくれた贈り物」として財宝を奪い返そうとするクリームヒルトによって財宝と復讐の争いがおき、最後にはクリームヒルトが動けないハーゲンを奪い返したバルムンクで斬首。そして彼女もハーゲンの旧友ヒルデブラントに切り殺された。<br>しかし、そのような呪いを孕んだ剣を、果たして『聖剣』と称してよいものだろうか。 |
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| ;英雄ジークフリートの性格 | | ;英雄ジークフリートの性格 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
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