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;能力
 
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:騎士・[[魔術|魔術師]]としての能力は皆無だが、強力な魔道書である[[宝具]]「螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)」による補佐を得て召喚術を行使する。<br>戦闘スタイルは、ほぼ無限に召喚が可能なヒトデに似た海魔による物量作戦。シンプルな戦法ながら、対人宝具しか持たない相手への効果は絶大で、対城宝具を封じられていたセイバーは敗北寸前まで追い込まれ、[[ランサー (第四次)|ランサー]]の加勢後も途中までは有利に戦いを進めていた。<br>その一方で対軍宝具に対しては通常サイズの海魔ではまったく歯が立たず、[[ライダー (第四次)|ライダー]]には工房の守りとして大量に召喚してあった海魔を一方的に蹂躙されている。<br>そもそも魔術師ではないため魔術の秘匿には全く無頓着で、魔術の痕跡を隠そうともせずに垂れ流した結果ウェイバーに工房を発見されている。<br>だが工房それ自体の立地は切嗣でも発見できなかったほど秘匿性が高く、セイバーを誘き出し有利な状況で戦いを挑んだり、工房の破壊の度合いからライダーとの相性の悪さを認識するなど、かつて一国の軍を率いた武将としての才覚は失われていない。<br>終盤に制御を度外視して召喚した大海魔は、クトゥルーの神を模した百メートル以上ある巨大な怪物で、彼自身と融合している。その巨体に加え、戦闘機を捕獲するほどの俊敏な触手と体の半分を吹き飛ばされても即座に復元できる再生能力を誇り、ライダーの「王の軍勢」すら圧倒した。<br>また、ランクは低いものの「芸術審美」の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]を持ち、芸能面における逸話を持つ宝具を目にすれば低確率で真名を看破できる。
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:騎士・[[魔術|魔術師]]としての能力は皆無だが、強力な魔道書である[[宝具]]「螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)」による補佐を得て召喚術を行使する。<br>戦闘スタイルは、ほぼ無限に召喚が可能なヒトデに似た海魔による物量作戦。シンプルな戦法ながら、対人宝具しか持たない相手への効果は絶大で、対城宝具を封じられていたセイバーは劣勢に追い込まれ、[[ランサー (第四次)|ランサー]]の加勢後も途中までは有利に戦いを進めていた。<br>その一方で対軍宝具に対しては通常サイズの海魔ではまったく歯が立たず、[[ライダー (第四次)|ライダー]]には工房の守りとして大量に召喚してあった海魔を一方的に蹂躙されている。<br>そもそも魔術師ではないため魔術の秘匿には全く無頓着で、魔術の痕跡を隠そうともせずに垂れ流した結果ウェイバーに工房を発見されている。<br>だが工房それ自体の立地は切嗣でも発見できなかったほど秘匿性が高く、セイバーを誘き出し有利な状況で戦いを挑んだり、工房の破壊の度合いからライダーとの相性の悪さを認識するなど、かつて一国の軍を率いた武将としての才覚は失われていない。<br>終盤に制御を度外視して召喚した大海魔は、クトゥルーの神を模した百メートル以上ある巨大な怪物で、彼自身と融合している。その巨体に加え、戦闘機を捕獲するほどの俊敏な触手と体の半分を吹き飛ばされても即座に復元できる再生能力を誇り、ライダーの「王の軍勢」すら圧倒した。<br>また、ランクは低いものの「芸術審美」の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]を持ち、芸能面における逸話を持つ宝具を目にすれば低確率で真名を看破できる。
    
=== [[宝具]] ===
 
=== [[宝具]] ===
 
;螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)
 
;螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)
:ランク:A+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1〜10<br />最大捕捉:100人<br />由来:フランソワ・プレラーティーがイタリア語に訳したルルイエ異本。<br>それ自体が魔力炉を内蔵した魔導書。キャスター自身は正規の魔術師ではなく魔術の素養も無いのだが、代わりにこの魔導書が魔術を行使している。<br>言うなれば、彼専属の魔術師である宝具。所有者の技量に関係なく魔導書そのものが大魔術・儀礼呪法を代行し、具え持つ属性に従って深海系の水魔の召喚を行う。<br>ただし、あくまでも「魔導書が行っている召喚魔術」であり、召喚そのものは「宝具の奇跡」ではない。召喚中の魔物は常時魔導書からの魔力供給がなければ現界を保ってはいられず、一瞬でも供給が途切れると消滅する。<br>なお、この魔道書は、ラヴクラフトの創作神話であるクトゥルー神話に登場する架空の書籍であり、魔神クトゥルーや異界ルルイエについて記述されている。
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:ランク:A+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1〜10<br />最大捕捉:100人<br />由来:フランソワ・プレラーティーがイタリア語に訳したルルイエ異本。<br>それ自体が魔力炉を内蔵した魔導書。キャスター自身は正規の魔術師ではなく魔術の素養も無いのだが、代わりにこの魔導書が魔術を行使している。<br>言うなれば、彼専属の魔術師である宝具。所有者の技量に関係なく魔導書そのものが大魔術・儀礼呪法を代行し、具え持つ属性に従って深海系の水魔の召喚を行う。このためキャスター本人は呼び出した海魔を使役するだけで良い。<br>海魔の一体一体の戦闘力はサーヴァントと比べるべくもない弱さだが、種別が対軍宝具であるのは伊達ではなく数十体を召喚可能。さらに倒された海魔自体を媒体に新たな海魔を召喚可能であり燃費も良い。また、使役することを度外視すれば超巨大な海魔を召喚可能(制御は出来ない)。<br>ただし、あくまでも「魔導書が行っている召喚魔術」であり、召喚そのものは「宝具の奇跡」ではない。召喚中の魔物は常時魔導書からの魔力供給がなければ現界を保ってはいられず、一瞬でも供給が途切れると消滅する。<br>なお、この魔道書は、ラヴクラフトの創作神話であるクトゥルー神話に登場する架空の書籍であり、魔神クトゥルーや異界ルルイエについて記述されている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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