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== 真名:マックスウェルの悪魔 ==
 
== 真名:マックスウェルの悪魔 ==
 
: とある根源に挑んだ数学者による思考実験で生み出された架空の存在。<br/>この概念上の存在に「無限のエネルギー」を求める人間の欲望が集まり、サーヴァントとしての霊基を得た。
 
: とある根源に挑んだ数学者による思考実験で生み出された架空の存在。<br/>この概念上の存在に「無限のエネルギー」を求める人間の欲望が集まり、サーヴァントとしての霊基を得た。
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: この悪魔は「熱力学第二法則を否定する悪魔」と定められているため、撃破する為には単純な攻撃力よりも、いかに否定する概念・理論をぶつけられるかが勝負になる。<br/>そして、『帝都聖杯奇譚』の時代(1940年代)にはこの悪魔の概念を否定する理論がまだ確立されていない。これが、先述した「どうやっても殺せない」能力の正体である。
    
===関連===
 
===関連===
 
; 熱力学第二法則
 
; 熱力学第二法則
 
: エネルギーの移動の方向とエネルギーの質に関する法則。
 
: エネルギーの移動の方向とエネルギーの質に関する法則。
: この悪魔は「熱力学第二法則を否定する悪魔」と定められているため、『帝都聖杯奇譚』の時代(1940年代)にはこの悪魔の概念を否定する理論がまだ確立されていない。
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: 一言で言ってしまうなら「あるものがいきなり高温の部分と低温の部分に分かれたりしない」という理論であり、永久機関を否定する法則。
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; マックスウェルの悪魔
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: 上記のような法則はあるものの、熱と運動を同一視する熱力学上で考えると、「運動量の高い分子(高温)を左から右には移動させないようにして、運動量の低い分子(低温)を右から左には移動させないようにする悪魔」を想定することは可能になってしまう。<br/>これが、1860年代にジェームズ・クラーク・マックスウェルが提唱した「マックスウェルの悪魔」である。
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: この「悪魔」を打倒する為に多くの学者が研究を重ね、最終的には、「運動量の高低を見分けるための情報もエネルギーであり、一度観測した情報を再利用する為に消去する過程でエネルギーが必要になるため、永久機関は作れない」という結論が1980年代に出され、実質的にとどめを刺された。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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