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: ランク:B++<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~100<br />最大捕捉:200人
: ランク:B++<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~100<br />最大捕捉:200人
: 魔性・異形としての自己の源である牛頭天王、その神使である牛(あるいは牛鬼)を一時的に召喚し、これと共に敵陣を一掃する。
: 魔性・異形としての自己の源である牛頭天王、その神使である牛(あるいは牛鬼)を一時的に召喚し、これと共に敵陣を一掃する。
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: 神鳴りによって現れる武具は彼女の配下である四天王たちの魂を象ったものであり、ゲーム中でのモーションではそれぞれ四天王の武器で攻撃を仕掛け、締めに雷撃を纏った斬撃を食らわせる。<!--
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: 神鳴りによって現れる武具は彼女の配下である四天王たちの魂を象ったものであり、ゲーム中でのモーションではそれぞれ四天王の武器で攻撃を仕掛け、締めに雷撃を纏った斬撃を食らわせる。
; 牛王招力・怒髪天昇(ごおうしょうりき・どはつてんしょう)
; 牛王招力・怒髪天昇(ごおうしょうりき・どはつてんしょう)
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: 丑御前時に使用する宝具。「牛王招力・怒髪天昇」と同じモーションで放たれる。
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: 丑御前時に使用する宝具。「牛王招雷・天綱恢々」と同じモーションで放たれる。
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== 真名:源頼光 ==
== 真名:源頼光 ==
:みなもとのらいこう。源氏の嫡男として生まれ、摂津源氏の祖として清和源氏全体の発展に貢献した十~十一世紀の人物。
:みなもとのらいこう。源氏の嫡男として生まれ、摂津源氏の祖として清和源氏全体の発展に貢献した十~十一世紀の人物。
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44行目:
:「大江山の酒呑童子」「京の大蜘蛛」「浅草寺の牛鬼」等々、多くの怪異を討ち滅ぼした平安時代最強の神秘殺し。<br> 配下である頼光四天王――渡辺綱、坂田金時、卜部季武、碓井貞光を率いて都の安寧を守護し続けた。
:「大江山の酒呑童子」「京の大蜘蛛」「浅草寺の牛鬼」等々、多くの怪異を討ち滅ぼした平安時代最強の神秘殺し。<br> 配下である頼光四天王――渡辺綱、坂田金時、卜部季武、碓井貞光を率いて都の安寧を守護し続けた。
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: 無論、史実では男性。彼女が女性である理由は、その出世の秘密に由縁しているというが……?<!--
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: 無論、史実では男性。彼女が女性である理由は、その出世の秘密に由縁しているというが……?
== 鈴ヶ森の丑御前 ==
== 鈴ヶ森の丑御前 ==
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:うしごぜん。源頼光の兄弟で、牛頭天王の申し子として生まれた鬼子。最終的には頼光の手で退治された。
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:うしごぜん。源頼光の兄弟で、牛頭天王の申し子として生まれた鬼子。最終的には頼光の手で退治されたとされているもの。
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:丑御前は天神の子として生を受けたが、その力から鬼子として寺に預けられた。<br>だが父親は娘の持つ才能を惜しみ、新しく生まれた息子として、幽閉した娘を家に戻し、'''源頼光(みなもとのらいこう)'''の名を与えた。
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:その実態は源頼光自身。<br>丑御前は天神の子として生を受けた娘だったが、その力から鬼子として寺に預けられた。だが父親は娘の持つ才能を惜しみ、新しく生まれた息子として、幽閉した娘を家に戻し、'''源頼光(みなもとのらいこう)'''の名を与えた。
:頼光は源氏の棟梁になるにあたって、その異形の側面を切り離そうとするが、丑御前として暴走し、自害に及ぼうとしたが、金時によって失神させられ、無理くり深層の奥深くに封じる形となった。
:頼光は源氏の棟梁になるにあたって、その異形の側面を切り離そうとするが、丑御前として暴走し、自害に及ぼうとしたが、金時によって失神させられ、無理くり深層の奥深くに封じる形となった。
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:丑御前は頼光の神気が高まることで表面化したモノであり、人物像は頼光と同じだが、在り方が大いに異なっている。<br>頼光にはあった母性愛と慈愛がないので、狂気と破綻さがより顕著となっている。<br>羅生門イベントの事件を引き起こした元凶であり、鬼ヶ島イベントでは全ての異形のためという名目で魔境を新たに産みだすが、実際は行き場のない自分のためだけにやっているに過ぎず、自分の力で生み出した鬼や妖魔を気晴らしのために「処分」している。
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:丑御前は頼光の神気が高まることで表面化したモノであり、人物像は頼光と同じだが、在り方が大いに異なっている。<br>頼光にはあった母性愛と慈愛がないので、狂気と破綻さがより顕著となっている。<br>「鬼哭酔夢魔京 羅生門」の事件を引き起こした元凶であり、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」では全ての異形のためという名目で魔境を新たに産みだすが、実際は行き場のない自分のためだけにやっているに過ぎず、自分の力で生み出した鬼や妖魔を気晴らしのために「処分」している。
===関連===
===関連===
;牛頭天王
;牛頭天王
:日本における神仏習合の神。
:日本における神仏習合の神。
:丑御前は牛頭天王の化身であるため、国産み・島産みの権能レベルを有しており、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」では聖杯を用いて鬼ヶ島を作り出した。
:丑御前は牛頭天王の化身であるため、国産み・島産みの権能レベルを有しており、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」では聖杯を用いて鬼ヶ島を作り出した。
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==登場作品と役柄==
==登場作品と役柄==
;[[Fate/Grand Order]]
;[[Fate/Grand Order]]
71行目:
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:「浅草寺の牛鬼」伝説で頼光が討ったとされている牛鬼。彼女とは血を分けた兄弟(姉妹?)であったと伝えられているが……?
:「浅草寺の牛鬼」伝説で頼光が討ったとされている牛鬼。彼女とは血を分けた兄弟(姉妹?)であったと伝えられているが……?
;[[牛若丸]]
;[[牛若丸]]
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:彼女からだいたい100年ほど後の子孫。頼光の刀は牛若丸が持っている物と同一であり、鞘なども同じ拵えになっている。
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:彼女からだいたい100年ほど後に生まれた彼女の弟の子孫。
== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
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*実装当初、頼光の担当声優の部分は別人(田中理恵)が表示されていた。
*実装当初、頼光の担当声優の部分は別人(田中理恵)が表示されていた。
*身長は175cmと女性陣のサーヴァントの中ではトップクラスの高身長である。
*身長は175cmと女性陣のサーヴァントの中ではトップクラスの高身長である。
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*頼光の持つ刀は蜘蛛切、弓は雷上動か。
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*頼光の持つ刀は童子切もしくは蜘蛛切、弓は雷上動か。
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**'''膝丸'''は『平家物語』「剣の巻」などの資料においては[[牛若丸|源義経]]の愛刀'''薄緑'''と同一のものであるとされている。膝丸は幾つもの名を持つことで有名であり、頼光が大蜘蛛を斬った際に'''蜘蛛切'''と名を変え、その後も源為義の代に蛇の鳴くような音を立てたために'''吠丸'''、一度熊野別当の手に渡ったのち義経に贈られた際には熊野の山の緑になぞらえ薄緑となり、義経が薄緑を奉納した箱根権現から源頼朝の元へ献上された後は再び膝丸と名付け直された。
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**蜘蛛切の場合は[[牛若丸]]の持つ薄緑と同一の刀ということになるが、刀装のデザインは異なる。
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*宝具によって現れる武器はおそらく黄色の鉞が坂田金時、赤色の刀が渡辺綱、緑色の弓が卜部季武、白色の槍が碓井貞光と、それぞれ頼光四天王たちの魂を象ったもの思われる。
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*宝具によって現れる武器はおそらく鉞が言わずもがな坂田金時、刀が茨木童子の腕を切り落とした渡辺綱、弓が弓に関する逸話を持つ卜部季武、槍が消去法で碓井貞光の魂を象ったもの思われる。
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**渡辺綱が持つ'''髭切'''も[[茨木童子|一条戻橋の鬼]]の腕を斬り落とした際には'''鬼丸'''と名を変えたり、やはり為義の元にあったとき獅子の吠えるような音を立てて'''獅子の子'''、熊野へ渡った膝丸の代わりに宛がわれた対刀'''小烏丸'''を勝手に動いて一部を切り落としたとして'''友切'''ところころ名前を変えている。これも「友を斬るという名のせいで刀の神威が失われた」と信じた頼朝に髭切と再命名された。
== リンク ==
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