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| * 出典:史実 | | * 出典:史実 |
| * 地域:デンマーク | | * 地域:デンマーク |
− | * 属性:中庸・中立 | + | * 属性:中庸・中立 / カテゴリ:人 |
| * 性別:男性 | | * 性別:男性 |
− | *イメージカラー:水色 | + | * イメージカラー:水色 |
| * 特技:人間観察 | | * 特技:人間観察 |
| * 好きな物:執筆が終わった瞬間 / 嫌いな物:執筆作業 | | * 好きな物:執筆が終わった瞬間 / 嫌いな物:執筆作業 |
| * 天敵:トワイス、ラニ、ガウェイン | | * 天敵:トワイス、ラニ、ガウェイン |
− | * CV:子安武人 | + | * CV:子安武人 / キャラクターデザイン:ワダアルコ |
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| + | * 設定作成:奈須きのこ |
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| [[クラス (キャスター)|魔術師]]のクラスの[[サーヴァント]]。一見すると小柄な美少年だが、非常に口が悪く、声や話し方も外見に似つかわしくなく、その瞳には絶望の影がある。 | | [[クラス (キャスター)|魔術師]]のクラスの[[サーヴァント]]。一見すると小柄な美少年だが、非常に口が悪く、声や話し方も外見に似つかわしくなく、その瞳には絶望の影がある。 |
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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 『CCC』では[[Fate/EXTRA CCC|月の聖杯戦争]]で[[殺生院キアラ]]に召喚される。戦闘放棄したキアラが真名を明かしているため、初登場時からアンデルセンと呼ばれる。自らを「最弱」「三流」のサーヴァントと称し、戦闘手段を持たないため直接戦うことはなく、サーヴァント(=使い魔)でありながら肉体労働が何よりも嫌いだと豪語している。 | + | : 『[[Fate/EXTRA CCC]]』では[[月の聖杯戦争]]で[[殺生院キアラ]]に召喚される。戦闘放棄したキアラが真名を明かしているため、初登場時からアンデルセンと呼ばれる。自らを「最弱」「三流」のサーヴァントと称し、戦闘手段を持たないため直接戦うことはなく、サーヴァント(=使い魔)でありながら肉体労働が何よりも嫌いだと豪語している。 |
| : 第五章にて[[メルトリリス]]にマスターを倒され退場したかに思われたが、実際は偽装であり、ルート次第では最終章で再登場する。 | | : 第五章にて[[メルトリリス]]にマスターを倒され退場したかに思われたが、実際は偽装であり、ルート次第では最終章で再登場する。 |
− | : 『Grand Order』ではメインシナリオ第四章にはぐれサーヴァントとして登場。英霊召喚というものの本質を探り、黒幕の霊基の真実の一端を暴く。 | + | : 『[[Fate/Grand Order]]』第四章ではAD.1888年のはぐれサーヴァントとしてロンドンに召喚される。英霊召喚というものの本質を探り、黒幕の霊基の真実の一端を暴く。 |
| ; 人物 | | ; 人物 |
| + | <!--:一人称は「俺」。--> |
| : 世界三大童話作家の一人。根暗で厭世家な詩人で、他人に好かれる気がなく、また、自分にも価値を見出せなくなっているため、人生を楽しむ、という考えが欠如している。彼は聖杯に何も求めていない。生前、望む物は何一つ手に入らなかったことが原因だろう。<br>「人生に価値があるとしてもだ。そんなものはたいてい、人間が夢想するものよりも下だろうよ」<br>と、世の中すべてを嫌っているようにさえ見える。しかし根は面倒見がいいのか、頼られれば応えるし、作家らしく几帳面なのでアフターケアも万全。ようは男のツンデレである。<br>彼自身は厭世家となってしまったが、かつて夢想し理想とした社会の姿から「正しく生きよう」「全力で事を成し遂げよう」とする人間の努力を決して笑わないという。<br>少年の姿で召喚されているのは、「少年時代が最も感受性が高かった」からであるとのことだが、実はマスターであるキアラの趣味が反映されたのではないかとも思っており、内心では戦々恐々としている。 | | : 世界三大童話作家の一人。根暗で厭世家な詩人で、他人に好かれる気がなく、また、自分にも価値を見出せなくなっているため、人生を楽しむ、という考えが欠如している。彼は聖杯に何も求めていない。生前、望む物は何一つ手に入らなかったことが原因だろう。<br>「人生に価値があるとしてもだ。そんなものはたいてい、人間が夢想するものよりも下だろうよ」<br>と、世の中すべてを嫌っているようにさえ見える。しかし根は面倒見がいいのか、頼られれば応えるし、作家らしく几帳面なのでアフターケアも万全。ようは男のツンデレである。<br>彼自身は厭世家となってしまったが、かつて夢想し理想とした社会の姿から「正しく生きよう」「全力で事を成し遂げよう」とする人間の努力を決して笑わないという。<br>少年の姿で召喚されているのは、「少年時代が最も感受性が高かった」からであるとのことだが、実はマスターであるキアラの趣味が反映されたのではないかとも思っており、内心では戦々恐々としている。 |
| ; 能力 | | ; 能力 |
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| == 真名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン == | | == 真名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン == |
− | :ハンス・クリスチャン・アンデルセン。デンマーク出身の実在の人物。1805年生、1875年に肝臓癌にて没。 | + | :ハンス・クリスチャン・アンデルセン。実在が確認されている十九世紀の人物。1805年にデンマークで生まれ、1875年に肝臓癌にて没。 |
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| :今でこそ三大作家の一人だが、その半生は挫折と苦悩に満ちていた。靴職人の息子に生まれ、役者を志すも芽は出ず諦める。その後は詩人を目指すも評価は散々であった。ようやく自費出版した本がそれなりに売れ、その費用で国外旅行に出発。旅行にて得たインスピレーションを元に、出世作「即興詩人」にてようやく世に認められる事となる。30歳の時であった。 | | :今でこそ三大作家の一人だが、その半生は挫折と苦悩に満ちていた。靴職人の息子に生まれ、役者を志すも芽は出ず諦める。その後は詩人を目指すも評価は散々であった。ようやく自費出版した本がそれなりに売れ、その費用で国外旅行に出発。旅行にて得たインスピレーションを元に、出世作「即興詩人」にてようやく世に認められる事となる。30歳の時であった。 |
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| :以後、童話作家に転向するが、その在り方は明らかにより自由な創作が認められるから童話作家になった、と自虐するようなものだった。それを象徴するように、彼の童話は性に満ち、暴力と不幸、貧困、そして死こそを救済と見る作風に彩られている。彼は童話にその姿を借りて、ひたすら貧しさへの嘆きとそこからの脱出には死しかないという絶望を書き続けた。……その美麗な文章表現で、自らの胸に渦巻く想いすべてを覆い隠しながら。 | | :以後、童話作家に転向するが、その在り方は明らかにより自由な創作が認められるから童話作家になった、と自虐するようなものだった。それを象徴するように、彼の童話は性に満ち、暴力と不幸、貧困、そして死こそを救済と見る作風に彩られている。彼は童話にその姿を借りて、ひたすら貧しさへの嘆きとそこからの脱出には死しかないという絶望を書き続けた。……その美麗な文章表現で、自らの胸に渦巻く想いすべてを覆い隠しながら。 |
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− | :また、高名になった後も女性との交際はなく、生涯独身。一説によると想う相手はいたようだが、プライドの高さと自らの容姿へのコンプレックスで幾度となく告白の機会を逃したとも。 | + | :また、高名になった後も女性との交際はなく、70歳で死去するまで生涯独身。一説によると想う相手はいたようだが、プライドの高さと自らの容姿へのコンプレックスで幾度となく告白の機会を逃したとも。肌身離さず身に付けていた、初恋の相手からの手紙を握っての死だったとされる。 |
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− | :70歳にて肝臓癌にて死去。肌身離さず身に付けていた、初恋の相手からの手紙を握っての死だったとされる。
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| === 関連 === | | === 関連 === |
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| ; [[アレクサンドル・デュマ]] | | ; [[アレクサンドル・デュマ]] |
| : 生前の作家仲間。2015年の[[TYPE-MOON_エイプリルフール企画|エイプリルフール企画]]TMitterでは名前を詐称され、抗議もブロックされたため直接乗り込んでドロップキックをブチかました。<br>もっとも、直後に子供の姿になっている事を爆笑されてしまうが……。 | | : 生前の作家仲間。2015年の[[TYPE-MOON_エイプリルフール企画|エイプリルフール企画]]TMitterでは名前を詐称され、抗議もブロックされたため直接乗り込んでドロップキックをブチかました。<br>もっとも、直後に子供の姿になっている事を爆笑されてしまうが……。 |
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| + | : 『FGO material』では彼の代表作である「モンテ・クリスト伯」を悔しがりながら高く評価していた。 |
| + | --> |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === Fate/EXTRA CCC === | | === Fate/EXTRA CCC === |
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| * 彼を演じた子安武人氏は、TYPE-MOON 作品への参加はこれで2度目。 | | * 彼を演じた子安武人氏は、TYPE-MOON 作品への参加はこれで2度目。 |
| ** 子安氏は『[[Fate/Prototype]]』で[[サンクレイド・ファーン]]役を演じているが、サンクレイドは設定も人物像も何もかもが彼と異なっていて、何より子安氏の怪演によって同一人物が演じたとは思えないほど印象が異なる。 | | ** 子安氏は『[[Fate/Prototype]]』で[[サンクレイド・ファーン]]役を演じているが、サンクレイドは設定も人物像も何もかもが彼と異なっていて、何より子安氏の怪演によって同一人物が演じたとは思えないほど印象が異なる。 |
− | ** キャスターのCVが子安氏だと判明したときは、まさかあの子安氏が少年役を担当するとはと驚きの声が挙がっていた。実際見た目と声のギャップは凄まじいものだったが、作中の名演ぶりを見たプレイヤーの多くからハマり役との声をよく聞く。 | + | ** キャスターのCVが子安氏だと判明したときは、まさかあの子安氏が少年役を担当するとはと驚きの声が挙がっていた。実際見た目と声のギャップは凄まじいものだったが、作中の名演ぶりを見たプレイヤーの多くからハマり役と評価される。 |
| * 英雄王ですら見切れなかったキアラの真の本質を見抜いた唯一の人物。但し、それは主人公が最終決戦後にある行動を取った時のみ、彼の口から語られるのを見付ける事が出来る。 | | * 英雄王ですら見切れなかったキアラの真の本質を見抜いた唯一の人物。但し、それは主人公が最終決戦後にある行動を取った時のみ、彼の口から語られるのを見付ける事が出来る。 |
| * Aランクに相当する「人間観察」スキルは伊達ではなく、英雄王にも「話はつまらんが、人を見る目は一流」と評されたその批評は的確の一言。主人公のサーヴァントについて語ったときには、真名を含めたその英霊の人物像を見事に捉えている(ただし批評において真名をはっきり口にすることはなく、匂わせる程度に止めている)。 | | * Aランクに相当する「人間観察」スキルは伊達ではなく、英雄王にも「話はつまらんが、人を見る目は一流」と評されたその批評は的確の一言。主人公のサーヴァントについて語ったときには、真名を含めたその英霊の人物像を見事に捉えている(ただし批評において真名をはっきり口にすることはなく、匂わせる程度に止めている)。 |