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| * 出典:史実 | | * 出典:史実 |
| * 地域:中国 | | * 地域:中国 |
− | * 属性:混沌・善 | + | * 属性:混沌・善 / カテゴリ:人 |
− | *性別:女性 | + | * 性別:女性 |
− | * CV:田中敦子 / イラスト:高橋慶太郎 | + | * CV:田中敦子 / キャラクターデザイン:高橋慶太郎 |
− | * 設定担当:東出祐一郎<ref>[https://twitter.com/Higashide_Yu/status/631366749888208898 本人Twtter]</ref> | + | * 設定作成:東出祐一郎 |
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− | 『[[Fate/Grand Order]]』に登場する、「[[クラス (アサシン)|暗殺者]]」のクラスの[[サーヴァント]]。
| + | 「[[クラス (アサシン)|暗殺者]]」のクラスの[[サーヴァント]]。 |
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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : メインシナリオでは第二章に登場。はぐれサーヴァントとして召喚され、ローマ帝国の将となっている。呂布と組んで「皇帝」のサーヴァントを既に3人葬っており、主人公たちにどちらが多くの「皇帝」を仕留められるか競争をしようと持ちかけている。 | + | : 『[[Fate/Grand Order]]』第二章でははぐれサーヴァントとしてAD.60年のローマに召喚されローマ帝国の将となっている。 |
| + | : 呂布と組んで「皇帝」のサーヴァントを既に3人葬っており、主人公たちにどちらが多くの「皇帝」を仕留められるか競争をしようと持ちかけている。 |
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| ; 人物 | | ; 人物 |
− | : 鋭い目付きをした外見と裏腹に気さくな仕事人らしい性格で、マスターとの関係もまた友人関係として捉えている。 | + | : 一人称は「私」。白装束を纏う東洋の美女。 |
− | : 生前最後の刺客としての心的傾向を持つように最終手段には刺し違えてでも一殺を得ると、どこか自分の身に対しても顧みない姿勢を持つ。 | + | : 鋭い目付きをした外見と裏腹に気さくで仕事人らしい性格で、マスターとの関係もまた友人関係として捉えている。 |
− | : アサシンとして召喚されていたが、[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|本家の暗殺者]]のように暗殺を生業としていたわけではなく、書物と剣術、友との語らい、そして何よりも酒を愛した風流の人であり、生前では死を覚悟して強大な敵に挑んだ義侠の人。 | + | : 書物と剣術、友との語らい、そして何よりも酒を愛した風流の人であり、穏やかな日常を望むものの、生前では死を覚悟して強大な敵に挑んだ義侠の人と言われるとおり、自身の信条である「義」のためならば死をも厭わないし、死を間近にしても、笑っていける豪胆さを持つ。生前最後の刺客としての心的傾向を持つように最終手段には刺し違えてでも一殺を得ると、どこか自分の身に対しても顧みない姿勢を持つ。 |
− | : 一方で酒に酔いつぶれると凛々しい外面はどこへやら、陽気でだらしない姿をあらわにする一面がある。 | + | : アサシンとして召喚されていたが、[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|本家の暗殺者]]のように暗殺を生業としていたわけではなく、むしろアサシンだからと邪悪な行為に手を出そうとした時は、背信も危ぶまれるほどに高潔な人間。 |
| + | : 男の口調で話すが、酒が入るとやや素に戻り、酒に酔いつぶれると凛々しい外面はどこへやら、陽気でだらしない姿をあらわにする一面がある。 |
| + | : カルデア女子会があると、何故か高確率で参加していたり、王様系のサーヴァントを見かけると暗殺者の性なのか刺したくなるという意外な顔を見せる。 |
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| ; 能力 | | ; 能力 |
| : 暗殺用に使われたとされる毒を焼き入れた匕首(あいくち、ひしゅ)という暗器を以てして戦う。 | | : 暗殺用に使われたとされる毒を焼き入れた匕首(あいくち、ひしゅ)という暗器を以てして戦う。 |
| + | : 「気配遮断」に加え、攻撃寸前まで殺気の一切を表に出さないスキル「抑制」、対象を暗殺するまでの戦術思考を張り巡らせるスキル「プランニング」を有している。 |
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| == ステータス == | | == ステータス == |
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| ==[[宝具]]== | | ==[[宝具]]== |
| ; 不還匕首(ただ、あやめるのみ) | | ; 不還匕首(ただ、あやめるのみ) |
− | : ランク:B<br />種別:対人宝具<br />由来:秦王を殺めるために持ち込んだ地図と、それに隠した匕首。 | + | : ランク:B<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1<br />最大補足:一人<br />由来:秦王を殺めるために持ち込んだ地図と、それに隠した匕首。 |
− | : 匕首で突き刺し、致命的な一撃を与える。 | + | : 始皇帝暗殺のために用意した匕首。地図に巻いて隠したという逸話により、隠匿面に非常に優れている。 |
| + | : 対象に匕首を突き刺して仕留める。毒はかすり傷程度でも即死であるが、耐毒の逸話があるものは有利な判定を行える。しかしこの宝具の真価は別のところに有る。 |
| + | : この匕首を使うということは、「己が還らない」と覚悟するものであり、故に使用者は己の死を受け入れ、全力で暗殺を完遂しようとする。 |
| + | : 己が還らないことを前提に任務を遂行する点において、回避が極めて困難な暗殺宝具。 |
| : 『Grand Order』では単体にダメージ及び中確率で即死効果、加えてスターの大量獲得と高性能だが、自分のHPが減少するデメリットがある。 | | : 『Grand Order』では単体にダメージ及び中確率で即死効果、加えてスターの大量獲得と高性能だが、自分のHPが減少するデメリットがある。 |
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| == 真名:荊軻 == | | == 真名:荊軻 == |
− | 荊軻。中国戦国時代、秦代の人物。燕の太子の命を受け、始皇帝暗殺を企んだ刺客。暗殺を果たせば、中国の歴史は大きく違った形になりえた。<br> | + | :荊軻。中国戦国時代、秦代の人物。燕の太子の命を受け、始皇帝暗殺を企んだ刺客。暗殺を果たせば、中国の歴史は大きく違った形になりえた。<br>史実では男性として伝えられている。 |
− | 史実では男性として伝えられている。 | |
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− | 暗殺を生業としていたわけではないが、友から始皇帝を暗殺する依頼を受けた荊軻は快く引き受け、用心深い皇帝を暗殺するために計画を練りに練った。<br> | + | :暗殺を生業としていたわけではないが、友から始皇帝を暗殺する依頼を受けた荊軻は快く引き受け、用心深い皇帝を暗殺するために計画を練りに練った。<br>始皇帝に捧げる手土産を持ち、暗殺用に毒を焼き入れた短刀を手に入れ、計画実行まで後少しと迫った頃、暗殺の助手として命を捨てる友を待っている荊軻に、丹は「臆病風に吹かれたのではないか」と疑念を抱いてしまう。 |
− | 始皇帝に捧げる手土産を持ち、暗殺用に毒を焼き入れた短刀を手に入れ、計画実行まで後少しと迫った頃、暗殺の助手として命を捨てる友を待っている荊軻に、丹は「臆病風に吹かれたのではないか」と疑念を抱いてしまう。 | |
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− | 疑念を抱かれた荊軻は、やむなく太子が推薦した男を助手として泰へと旅立ち、始皇帝の暗殺を実行する。<br> | + | :疑念を抱かれた荊軻は、やむなく太子が推薦した男を助手として泰へと旅立ち、始皇帝の暗殺を実行する。<br>だが、暗殺の際に助力となるはずの男が恐怖で動けなくなり、荊軻は単独での暗殺に挑むも幾つもの不運が重なり、その一撃は始皇帝には届かなかった。 |
− | ―――だが、暗殺の際に助力となるはずの男が恐怖で動けなくなり、荊軻は単独での暗殺に挑むも始皇帝の幸運の為せる技か、間一髪の所で取り逃してしまう。
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− | 暗殺は失敗し、覚悟を決めた荊軻は始皇帝を嘲りながら殺されたと伝わっている。「暗殺者」でありながら、始皇帝の暗殺を果たすことなく露と消えた荊軻。<br>
| + | :暗殺は失敗し、覚悟を決めた荊軻は始皇帝を嘲りながら臣下に殺されたと伝わっている。「暗殺者」でありながら、始皇帝の暗殺を果たすことなく露と消えた荊軻。<br> |
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− | ―――荊軻が決して生きて帰ることはないと知りながらも朋友のために暗殺に向かい、別れの際に詩を残した。 | + | :―――荊軻が決して生きて帰ることはないと知りながらも朋友のために暗殺に向かい、別れの際に詩を残した。 |
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− | ''「風蕭蕭として易水寒し」''<br> | + | ::''「風蕭蕭として易水寒し」''<br>''「壮士 ひとたび去ってまた還らず」'' |
− | ''「壮士 ひとたび去ってまた還らず」'' | |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ; [[Fate/Grand Order]] | | ; [[Fate/Grand Order]] |
− | : アサシンのサーヴァントとして登場。レア度はR(☆3)。イラストレーターは高橋慶太郎氏、設定担当は東出祐一郎氏。 | + | : アサシンのサーヴァントとして登場。レア度はR(☆3)。イラストレーターは高橋慶太郎氏。 |
| : 性能的には、スター管理系のスキルに即死効果つきQuick宝具と、[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|ハサン]]に並ぶ正統派アサシン。前述の通り彼女は決して暗殺を生業とした人物ではないが、そもそも'''「暗殺者」としての逸話があることすら珍しい'''のがアサシンというクラスなので、彼女がアサシンらしいのはある意味正しいかもしれない。 | | : 性能的には、スター管理系のスキルに即死効果つきQuick宝具と、[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|ハサン]]に並ぶ正統派アサシン。前述の通り彼女は決して暗殺を生業とした人物ではないが、そもそも'''「暗殺者」としての逸話があることすら珍しい'''のがアサシンというクラスなので、彼女がアサシンらしいのはある意味正しいかもしれない。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
| * TYPE-MOONお約束の女体化英霊だが、特に女性であったなどの逸話は持ち合わせていない。 | | * TYPE-MOONお約束の女体化英霊だが、特に女性であったなどの逸話は持ち合わせていない。 |
− | ** 脚を斬られたことが致命傷となったという逸話から転じて、脚を強調した服装をデザインされた。 | + | ** キャラクターデザインを担当した高橋慶太郎氏によると、脚を斬られたことが致命傷となったという逸話から転じて、脚を強調した服装としてデザインした。 |
| * 暗殺には失敗したものの、朋友のために己の命を賭けた荊軻は義士として人気が高く、詩や映画などの題材にもなっている。 | | * 暗殺には失敗したものの、朋友のために己の命を賭けた荊軻は義士として人気が高く、詩や映画などの題材にもなっている。 |
| * 荊軻の死は無残なもので、激昂した始皇帝は'''全身をズタズタに斬り刻み、荊軻が死んだ後も死体を斬り続けた'''と言われている。 | | * 荊軻の死は無残なもので、激昂した始皇帝は'''全身をズタズタに斬り刻み、荊軻が死んだ後も死体を斬り続けた'''と言われている。 |