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| * 出典:ギリシャ神話 | | * 出典:ギリシャ神話 |
| * 地域:ギリシャ | | * 地域:ギリシャ |
− | * 属性:混沌・悪 | + | * 属性:混沌・悪 / カテゴリ:地 |
| * 性別:男性 | | * 性別:男性 |
− | * CV:鳥海浩輔 / イラスト:しまどりる | + | * CV:鳥海浩輔 / キャラクターデザイン:しまどりる |
| + | * 設定作成:東出祐一郎 |
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− | 『[[Fate/Grand Order]]』に登場する「[[クラス (バーサーカー)|狂戦士]]」のクラスのサーヴァント。牛の被り物を着けた全身傷跡だらけの怪物。
| + | 「[[クラス (バーサーカー)|狂戦士]]」のクラスのサーヴァント。 |
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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 『Grand Order』メインストーリーでは第三章で登場。[[エドワード・ティーチ|黒髭]]に狙われていた[[エウリュアレ]]を守るべく結界を展開しており、そのとばっちりで足止めを食らい原因究明のために迷宮に踏み入った主人公らを敵と判断して攻撃を加えたが、最終的に主人公とエウリュアレとの間で誤解を解き、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]の提案で揃って仲間に加わる。その後は、持ち前の怪力によって様々な場面で活躍を見せる。 | + | : 『[[Fate/Grand Order]]』第三章ではAD.1573年の大海原に召喚される。[[エドワード・ティーチ|黒髭]]に狙われていた[[エウリュアレ]]を守るべく結界を展開しており、そのとばっちりで足止めを食らい原因究明のために迷宮に踏み入った主人公らを敵と判断して攻撃を加えたが、最終的に主人公とエウリュアレとの間で誤解を解き、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]の提案で揃って仲間に加わる。その後は、持ち前の怪力によって様々な場面で活躍を見せる。 |
| : 拉致されたエウリュアレを奪還すべく向かったアルゴー号との戦いにおいて、ヘラクレスに単身立ち向かう。その命を一つは奪ってみせたものの敵うはずもなく、最終的に自身が死ぬのを承知の上で[[ヘクトール]]の『不毀の極槍』にヘラクレスもろともその身を貫かせ、共に串刺しになったヘラクレスごと船から飛び降りる。いかにヘラクレスが不死身と言えどこうなっては彼が力尽きるのを待つほか脱出の術はなく、エウリュアレが主人公らと共に撤退できるだけの時間を稼ぐことに成功した。 | | : 拉致されたエウリュアレを奪還すべく向かったアルゴー号との戦いにおいて、ヘラクレスに単身立ち向かう。その命を一つは奪ってみせたものの敵うはずもなく、最終的に自身が死ぬのを承知の上で[[ヘクトール]]の『不毀の極槍』にヘラクレスもろともその身を貫かせ、共に串刺しになったヘラクレスごと船から飛び降りる。いかにヘラクレスが不死身と言えどこうなっては彼が力尽きるのを待つほか脱出の術はなく、エウリュアレが主人公らと共に撤退できるだけの時間を稼ぐことに成功した。 |
| : 『Fate/Labyrinth』では物語の最終幕にて、『Grand Order』とはかけ離れた姿で登場した。 | | : 『Fate/Labyrinth』では物語の最終幕にて、『Grand Order』とはかけ離れた姿で登場した。 |
| ; 人物 | | ; 人物 |
| + | : 一人称は「ぼく」。仮面を着けた全身傷跡だらけの牛頭人身の怪物。 |
| : 仮面をつけた初期の外形からは想像もつかないが、仮面を外したその顔は屈強な肉体に反して意外なほど幼く、言葉遣いや発言内容も子供の様である。 | | : 仮面をつけた初期の外形からは想像もつかないが、仮面を外したその顔は屈強な肉体に反して意外なほど幼く、言葉遣いや発言内容も子供の様である。 |
| : 生前の事からか当初は突き放す態度も見られるが、彼の本当の「名前」を呼んでくれるものに対しては身を呈して守る一面がある。 | | : 生前の事からか当初は突き放す態度も見られるが、彼の本当の「名前」を呼んでくれるものに対しては身を呈して守る一面がある。 |
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| : 彼が封じ込められていた迷宮を具現化するEXランクの宝具を所持している他、さらに島一つ分に影響を及ぼせるだけの結界を張ることもできるが、この結界はデミ・サーヴァントである[[マシュ・キリエライト|マシュ]]なら突破できる程度のものらしい。 | | : 彼が封じ込められていた迷宮を具現化するEXランクの宝具を所持している他、さらに島一つ分に影響を及ぼせるだけの結界を張ることもできるが、この結界はデミ・サーヴァントである[[マシュ・キリエライト|マシュ]]なら突破できる程度のものらしい。 |
| : 筋力は他のサーヴァント全てと比較しても桁外れており、極厚の刃を持つ超重量の斧を羽のように軽々と振り回し、重傷を負ったボロボロの体で船底に穴の開いた「黄金の鹿号」を背負って岸まで泳いだり、宝具を用いずに正面から[[ヘラクレス]]を一度なりとも打倒する等、文字通り化け物じみている。 | | : 筋力は他のサーヴァント全てと比較しても桁外れており、極厚の刃を持つ超重量の斧を羽のように軽々と振り回し、重傷を負ったボロボロの体で船底に穴の開いた「黄金の鹿号」を背負って岸まで泳いだり、宝具を用いずに正面から[[ヘラクレス]]を一度なりとも打倒する等、文字通り化け物じみている。 |
− | : ヘラクレスと同ランクの狂化Bを保有しているが、たどたどしいながらも言語を喋り、会話による正確な意思疎通が可能。 | + | : ヘラクレスと同ランクの狂化Bを保有しているが、わずかに残った人間の血により、たどたどしいながらも言語を喋り、会話による正確な意思疎通が可能。 |
| : なによりも、彼をミノタウロスという怪物ではなくアステリオスという人間として扱うマスターには全霊を以て応え決して裏切らないため、他のバーサーカーよりは遥かに御しやすい。 | | : なによりも、彼をミノタウロスという怪物ではなくアステリオスという人間として扱うマスターには全霊を以て応え決して裏切らないため、他のバーサーカーよりは遥かに御しやすい。 |
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| == [[宝具]] == | | == [[宝具]] == |
| ; 万古不易の迷宮(ケイオス・ラビュリントス) | | ; 万古不易の迷宮(ケイオス・ラビュリントス) |
− | : ランク:EX<br />種別:迷宮宝具 <br />由来:世界最古の迷宮とされるクレタ島のクノッソスの迷宮。 | + | : ランク:EX<br />種別:迷宮宝具 <br />レンジ:0<br />最大補足:14人 |
| + | : 由来:世界最古の迷宮とされるクレタ島のクノッソスの迷宮。 |
| : アステリオスが封じ込められていた迷宮の具現化。固有結界に近い大魔術であるが、発動の条件はアステリオスがかつて己が住んでいた迷宮を回想するだけで良い。 | | : アステリオスが封じ込められていた迷宮の具現化。固有結界に近い大魔術であるが、発動の条件はアステリオスがかつて己が住んでいた迷宮を回想するだけで良い。 |
− | :一旦発現してからは、「迷宮」という概念への知名度によって道筋が形成される。アステリオスが死んだ場合は迷宮が崩壊する。なお固有結界や、赤セイバーの宝具のように現実世界に上書き、もしくは一から建造するというわけではなく世界の下側に作られるらしい。 | + | : 一旦発現してからは、「迷宮」という概念への知名度によって道筋が形成される。アステリオスを倒すか、あすテリオスが敵対者を全滅しない限りは解かれないが、アステリオスが死んだ場合は迷宮が崩壊する。 |
| + | : なお固有結界や、赤セイバーの宝具のように現実世界に上書き、もしくは一から建造するというわけではなく世界の下側に作られるらしい。 |
| : 『Grand Order』では敵全体の攻撃力と防御力をダウンさせるという効果になっている。絆クエストクリアによって更に1ターン限りだがより強力な攻撃力・防御力ダウン効果が上乗せされる。 | | : 『Grand Order』では敵全体の攻撃力と防御力をダウンさせるという効果になっている。絆クエストクリアによって更に1ターン限りだがより強力な攻撃力・防御力ダウン効果が上乗せされる。 |
| : 強化されたこの宝具によるステータスダウンの効果はかなり高く、極限まで強化した「天性の魔」と併用すれば相手の宝具を喰らっても'''披ダメージ0'''というとんでもない数値を叩き出すことすら可能。 | | : 強化されたこの宝具によるステータスダウンの効果はかなり高く、極限まで強化した「天性の魔」と併用すれば相手の宝具を喰らっても'''披ダメージ0'''というとんでもない数値を叩き出すことすら可能。 |
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| == 真名:アステリオス == | | == 真名:アステリオス == |
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| + | :アステリオス。生まれついての魔獣・反英霊。人と牛の間に佇む『牛頭人身』の怪物。<br>「雷光」を意味する「本当の名前」を与えられたこの怪物(えいゆう)が、その名で呼ばれることはほとんどなかった。<br>ミノス王の牛を意味する「異名」が世界的に知られていたからだ。その名こそがミノタウロス。 |
− | :アステリオス。「雷光」を意味する「本当の名前」を与えられたこの怪物(えいゆう)が、その名で呼ばれることはほとんどなかった。<br>ミノス王の牛を意味する「異名」が世界的に知られていたからだ。その名こそが――ミノタウロス。 | |
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− | :彼は、クレタ島を支配するミノス王の妻であるパシパエが雄牛との間に産んだ、生まれついての魔獣・反英霊。人と牛の間に佇む『牛頭人身』の怪物。<br>その巨躯と怪力、頭蓋から伸びた角と、何より不義の子である事実に困り果てたミノスは、それを隠すために侍女を皆殺しにし、残った『彼』を封じ込める為の場として高名な工匠ダイダロスに建造を命じた。<br>そう「決して出られぬ迷宮」――ラビリンスを。 | + | :クレタ島を支配するミノスは海神ポセイドンに彼から与えられた牡牛を捧げる約束を取り交わしていたが、その神の牡牛が惜しくなり、本来捧げるべきものとは別の牛を捧げてしまう。<br>約束を反故にされたポセイドンはミノス王の妻であるパシパエに牡牛に欲情するように呪いをかけ、アステリオスはそうして生まれたのだ。<br>その巨躯と怪力、頭蓋から伸びた角と、何より不義の子である事実に困り果てたミノスは、それを隠すために侍女を皆殺しにし、残った『彼』を封じ込める為の場として高名な工匠ダイダロスに建造を命じた。<br>そう「決して出られぬ迷宮」――ラビリンスを。 |
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| :迷宮に閉じ込められたアステリオスは、ミノス王に命じられるまま、何も知らない子供を殺していったが、生贄にされた彼らは既に人としての権利を剥奪された。<br>まるで生きること自体が罪で、進んでその身を捧げる事が自然の摂理であるように。 | | :迷宮に閉じ込められたアステリオスは、ミノス王に命じられるまま、何も知らない子供を殺していったが、生贄にされた彼らは既に人としての権利を剥奪された。<br>まるで生きること自体が罪で、進んでその身を捧げる事が自然の摂理であるように。 |
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| :その噂を聞きつけ、ラビリンスに忍び込んだテセウスに倒されてしまった。<br>生まれついての怪物(アステリオス)は生まれついての英雄(テセウス)に倒される事が宿命(さだめ)られたからだ。 | | :その噂を聞きつけ、ラビリンスに忍び込んだテセウスに倒されてしまった。<br>生まれついての怪物(アステリオス)は生まれついての英雄(テセウス)に倒される事が宿命(さだめ)られたからだ。 |
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− | :たとえ彼の本質が邪悪ではなかったとしてもその所業が悪である以上、罰を受けることは必然だったからだ。<br>たとえ、闇しかない陰鬱な迷宮ではなく、光のもとにある涼やかな自然の風を、豊かな森を求めていたとしても。 | + | :たとえ彼の本質が邪悪ではなかったとしてもその所業が悪である以上、罰を受けることは必然だったからだ。<br>たとえ、闇しかない陰鬱な迷宮ではなく、光のもとにある涼やかな自然の風を、豊かな森を求めていたとしても。<br>そして、テセウスが彼を助けたかったという願いを持っていても。 |
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