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:: 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 歌:NUMBER 201 feat. rhu
 
:: 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 歌:NUMBER 201 feat. rhu
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==アニメ==
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;『Fate/stay night』
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:2006年に放送されたTVアニメ。Fateシリーズ初のメディアミックス、かつ全年齢向けとして作られた作品。
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:主な製作ジェネオン・エンタテインメント(現在はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)。
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:アニメーション制作会社はスタジオディーン、販売会社はジェネオン・エンタテインメント。ジェネオン・エンタテインメントはアニメ化以前から販売会社として型月と関わりを持っている会社で、『[[月姫]]』や原作ゲームである『Fate/stay night』、リメイクとなる『Fate/stay night[Réalta Nua]』のサントラなど、現在もこの会社が販売している製品は少なくない。
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:声優による声が初めてついたのもこの作品であり、本作の音響監督であった辻谷耕史、原作サイドの奈須きのこと武内崇による本作でのキャスティングが現在に至るまで影響を及ぼしている。
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:Fateルートをアニメ化した作品だが、初稿プロット担当の奈須が他のルートの展開をつまんだ他、アニメオリジナルに積極的な姿勢を示したため、正確にはFateルート+UBWルート+アニメオリジナルである。終盤には完全なFateルートに帰結する。
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: あまり表に出ない武内が深く関わっている作品であり、キャラクターデザイン監修として石原恵に協力を行っている他、(楽しみだから)アニメの絵コンテは見ないようにしていると語っている武内が、OPの絵コンテまで担当している。
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:売り上げは2010年に100万枚を超えている。
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;『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』
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:2010年に上映された劇場用アニメ。主な製作ジェネオン・エンタテインメント。アニメーション制作会社はスタジオディーン。全国13劇場という超小規模上映としては異例の好成績を叩きだしFate人気を見せつけた。UBWルートのアニメ化だが、映画一本という尺の都合上恋愛描写はほぼ省略されており、バトルに重点が置かれている。
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:万人に受けないのが世の常だが、その映像クオリティは「アニメーションの最高峰」「原作としてこれ以上嬉しい事はない」と原作サイドを唸らせた。
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;『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
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: 2014年から2015年にかけて放送されたTVアニメ。主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。アニプレックスは『Fate/Grand Order‎』などでタッグを組んでいる会社。直系傘下のアニメーションスタジオに「A-1 Pictures」があり、Grand Order‎はそちらが担当するなど、アニメーション担当が固定されていない。
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: 売り上げは最低でも37万枚を超えており、ufotable史上最高売り上げと発表されている。判明している売り上げ枚数ではFate/Zeroの方が上だが、定価で買った場合こちらが数千円高いため最高売り上げ金額としては矛盾はない。
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:前述のように2014年秋にアニメが放映され、制作するのは『[[Fate/Zero]]』のアニメ化を行ったufotable。だが別の作者が書いた、『Zero』では『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にアニメ『[[Fate/Zero]]』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」、という不安の声がファンの間で囁かれた。<br>奈須氏もこの問題には気づいていて、以下は竹箒日記からの抜粋である。
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:''「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『zero』とは別のモノと考えてください。<br>『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。<br>『stay night』も『zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」<br><br>暴論である事は覚悟の上での発言でした。<br>自分はzeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。<br>そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。
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:''「勿論わかっています。これはzeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。<br><br>―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。<br>あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。<br>今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております''。
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:監督の三浦貴博もインタビューで、<br>「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。<br>ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントしている。
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:その結果は自分の目で確かめていただきたい。
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;『「Fate/stay night」Heaven’s Feel』
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: 2017年以降に上映予定の劇場用アニメ。主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。三部作を予定している。
 
==その他==
 
==その他==
;アニメ関連
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:全年齢向けとしては初のメディア展開となったジェネオン・エンタテインメント版(現在はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)、2011年以降からのアニプレックス版が存在。前者はスタジオディーン、後者はufotableがアニメーション制作を担当している。ジェネオン・エンタテインメントはアニメ化以前から販売会社として型月と関わりを持っている会社で、『[[月姫]]』や原作ゲームである『Fate/stay night』、リメイクとなる『Fate/stay night[Réalta Nua]』のサントラなど、現在もこの会社が販売している製品は少なくない。アニプレックスは『Fate/Grand Order‎』などでタッグを組んでいる会社で、そちらでは直接の傘下であるA-1 Picturesがアニメーションを担当している。
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:ジェネオン・エンタテインメント版はアニメ『Fate/stay night』と劇場版『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』が、アニプレックス版はアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』と劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』がある。
   
;好きなキャラクター(アニメ『Fate/stay night』関係者)
 
;好きなキャラクター(アニメ『Fate/stay night』関係者)
 
:衛宮士郎役・杉山紀彰⇒明言していないが、代表作に士郎を挙げている
 
:衛宮士郎役・杉山紀彰⇒明言していないが、代表作に士郎を挙げている
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:音響監督・辻谷耕史⇒セイバー
 
:音響監督・辻谷耕史⇒セイバー
 
:音楽・川井憲次⇒藤村大河
 
:音楽・川井憲次⇒藤村大河
;2014年のアニメ
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:前述のように2014年秋にアニメが放映され、制作するのは『[[Fate/Zero]]』のアニメ化を行ったufotable。だが別の作者が書いた、『Zero』では『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にアニメ『[[Fate/Zero]]』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」、という不安の声がファンの間で囁かれた。<br>奈須氏もこの問題には気づいていて、以下は竹箒日記からの抜粋である。
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:''「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『zero』とは別のモノと考えてください。<br>『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。<br>『stay night』も『zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」<br><br>暴論である事は覚悟の上での発言でした。<br>自分はzeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。<br>そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。
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:''「勿論わかっています。これはzeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。<br><br>―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。<br>あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。<br>今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております''。
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:監督の三浦貴博もインタビューで、<br>「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。<br>ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントしている。
      
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