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| ;「 」 | | ;「 」 |
− | :強いて読み方をつけるのであれば、から。受け取り方は人それぞれ。</br>簡単に、最も近いと思われる概念を上げたとすれば、「根源」ということになるが、「根源」は「根源」という名前がついたことでその性質をおのずと限定されるため、「 」とはやはり違うものである。 | + | :強いて読み方をつけるのであれば、から。受け取り方は人それぞれ。<br>簡単に、最も近いと思われる概念を上げたとすれば、「根源」ということになるが、「根源」は「根源」という名前がついたことでその性質をおのずと限定されるため、「 」とはやはり違うものである。 |
| :【関連項目】根源 | | :【関連項目】根源 |
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| ;感応 | | ;感応 |
− | :自らの体力を分け与え、対象の生命力を増幅させる能力。素直な意味での「分け」て「与える」能力であり、他者と生命を同一化する「共感」とは異なる。</br>感応対象が傷を負うなどしても何のフィードバックも無いというところが「共感」とは異なる強み。</br>主要人物では[[琥珀]]・[[翡翠]]姉妹が該当し、彼女らは特に優れた能力者で、生命力だけでなく精神面も強化・補助する。</br>能力を発揮するための儀式(スイッチ)は家系によって異なるが、琥珀・翡翠姉妹の場合、対象との体液交換を以て成立する。 | + | :自らの体力を分け与え、対象の生命力を増幅させる能力。素直な意味での「分け」て「与える」能力であり、他者と生命を同一化する「共感」とは異なる。<br>感応対象が傷を負うなどしても何のフィードバックも無いというところが「共感」とは異なる強み。<br>主要人物では[[琥珀]]・[[翡翠]]姉妹が該当し、彼女らは特に優れた能力者で、生命力だけでなく精神面も強化・補助する。<br>能力を発揮するための儀式(スイッチ)は家系によって異なるが、琥珀・翡翠姉妹の場合、対象との体液交換を以て成立する。 |
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| ;起源 | | ;起源 |
− | :あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。</br>無生・有生を問わず全ての物事は、抗えない宿命としてそれぞれ何らかの方向性を与えられて存在している。個々の人間もまた、知ろうが知るまいがこの方向性に従って人格を形成し、存在意義を持つ。</br>ただし衛宮士郎の様に、何らかの要因で起源そのものが変わってしまう事もある。 | + | :あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。<br>無生・有生を問わず全ての物事は、抗えない宿命としてそれぞれ何らかの方向性を与えられて存在している。個々の人間もまた、知ろうが知るまいがこの方向性に従って人格を形成し、存在意義を持つ。<br>ただし衛宮士郎の様に、何らかの要因で起源そのものが変わってしまう事もある。 |
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| ;吸血種 | | ;吸血種 |
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| ;空想具現化 | | ;空想具現化 |
− | :マーブル・ファンタズム。読んで字の如く、自らの空想を具現化し、世界を変化させる能力。精霊種が持つ自然への干渉能力。</br>ただし、変化させることのできるのは自身(精霊)と自然物のみという制限があり、自然から離れてしまった、例えば人工物を変化させることはできない。</br>精霊の住むとされる異界(別世界ではない)であるところの隠れ里や常春の国といったものは、精霊の描いた空想が具現化したものであるとされる。[[アルクェイド・ブリュンスタッド]]の居城「千年城ブリュンスタッド」も同様。 | + | :マーブル・ファンタズム。読んで字の如く、自らの空想を具現化し、世界を変化させる能力。精霊種が持つ自然への干渉能力。<br>ただし、変化させることのできるのは自身(精霊)と自然物のみという制限があり、自然から離れてしまった、例えば人工物を変化させることはできない。<br>精霊の住むとされる異界(別世界ではない)であるところの隠れ里や常春の国といったものは、精霊の描いた空想が具現化したものであるとされる。[[アルクェイド・ブリュンスタッド]]の居城「千年城ブリュンスタッド」も同様。 |
| :【関連項目】固有結界 | | :【関連項目】固有結界 |
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− | ;[[混血|紅赤朱]]:くれないせきしゅ。遠野とその分家における「先祖還り」とその能力。または完全に先祖還りを果たした人。</br>[[遠野秋葉]]の檻髪と式神行使、[[軋間紅摩]]の灼熱など、個々で能力の詳細は異なる。 | + | ;[[混血|紅赤朱]]:くれないせきしゅ。遠野とその分家における「先祖還り」とその能力。または完全に先祖還りを果たした人。<br>[[遠野秋葉]]の檻髪と式神行使、[[軋間紅摩]]の灼熱など、個々で能力の詳細は異なる。 |
| :【関連項目】混血、反転 | | :【関連項目】混血、反転 |
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| + | ;誓約 |
| + | :ゲッシュ(geis)。「禁忌」を表すアイルランド語で、ギャサ(geasa)とも言う。<br>ケルト神話の英雄に課せられる「○○してはならない」という形式の制約であり、義務にして誓いである。生まれつき定められているものもあれば、自ら誓いを立てたり、他人から与えられる場合もあり、一人につき一つから複数まで課される。ゲッシュを厳守すれば神の恩寵を受けられるが、ひとたび破れば破滅がその身に降りかかると言われ、実際、ケルトの英雄の死因の大半は「ゲッシュに対する違反(からくる事故や不運)」が占めている。 |
| + | :【関連項目】ケルト神話 |
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| ;ケルト神話 | | ;ケルト神話 |
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| ;幻想種 | | ;幻想種 |
− | :通常知られている生命の系統樹からは外れている、いわゆる「伝説上の獣」のこと。「魔獣」「幻獣」「神獣」のランクがある。その多くはキメラ(掛け合わせ)。</br>魔獣ランクならば未だ未開の地の奥深くで発見できなくはないが、幻獣ランク以上のものは既に世界の裏側にシフトしてしまっている。</br>また、「竜種」は分類に関係なく最優良とされている。 | + | :通常知られている生命の系統樹からは外れている、いわゆる「伝説上の獣」のこと。「魔獣」「幻獣」「神獣」のランクがある。その多くはキメラ(掛け合わせ)。<br>魔獣ランクならば未だ未開の地の奥深くで発見できなくはないが、幻獣ランク以上のものは既に世界の裏側にシフトしてしまっている。<br>また、「竜種」は分類に関係なく最優良とされている。 |
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| ;権能 | | ;権能 |
− | :魔術(コードキャスト)や[[スキル (サーヴァント)|スキル]]、[[宝具]]とは異なる、事象の変動や時空流操作、国造りといった、世界創造を可能とする特殊能力。<br />神代と呼ばれた紀元前約4000年頃には在り、文明レベルが向上した西暦以降にはその任を解かれて消え去った。<br />スキルが「ある現象を可能とする原理」ならば、権能は「ある現象をただ起こせる権利」に相当する。<br />神霊クラスなら保有して然るべき能力だが、物理法則で安定した今の時代では、この権威を振るえば自身の崩壊という代償を支払う必要がある。 | + | :魔術(コードキャスト)や[[スキル (サーヴァント)|スキル]]、[[宝具]]とは異なる、事象の変動や時空流操作、国造りといった、世界創造を可能とする特殊能力。<br>神代と呼ばれた紀元前約4000年頃には在り、文明レベルが向上した西暦以降にはその任を解かれて消え去った。<br>スキルが「ある現象を可能とする原理」ならば、権能は「ある現象をただ起こせる権利」に相当する。<br>神霊クラスなら保有して然るべき能力だが、物理法則で安定した今の時代では、この権威を振るえば自身の崩壊という代償を支払う必要がある。 |
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| ;[[固有結界]] | | ;[[固有結界]] |
− | :リアリティ・マーブル。</br>魔術の一種で、術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、内部の世界そのものを変えてしまう結界のこと。空想具現化の亜種にあたり、似て否なるもの。 | + | :リアリティ・マーブル。<br>魔術の一種で、術者の心象風景で現実世界を塗りつぶし、内部の世界そのものを変えてしまう結界のこと。空想具現化の亜種にあたり、似て否なるもの。 |
| :【関連項目】空想具現化、魔術 | | :【関連項目】空想具現化、魔術 |
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| ;根源 | | ;根源 |
− | :または「根源の渦」とも呼ばれる。</br>ゼロ。全ての原因。あらゆる現象が流れ出したもと。</br>有り体に言うと「真理」「究極の知識」ということになる。全ての原因であるがゆえに、全ての結果を導き出せるもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。</br>魔術師が生涯はおろか子孫にも受け継がせて追い求める究極にして唯一の研究テーマ。魔術師にとってあらゆる魔術は結局のところここへ至るための手段にすぎない。辿り着いた前例はあるが、到達した瞬間にその魔術師はあちら側に行って世界から消失し、この世界には帰ってこないため、誰かから学ぶことはできず、自分の力で辿り着かねばならない。 | + | :または「根源の渦」とも呼ばれる。<br>ゼロ。全ての原因。あらゆる現象が流れ出したもと。<br>有り体に言うと「真理」「究極の知識」ということになる。全ての原因であるがゆえに、全ての結果を導き出せるもの。この一端の機能を指してアカシックレコードと呼んだりもする。<br>魔術師が生涯はおろか子孫にも受け継がせて追い求める究極にして唯一の研究テーマ。魔術師にとってあらゆる魔術は結局のところここへ至るための手段にすぎない。辿り着いた前例はあるが、到達した瞬間にその魔術師はあちら側に行って世界から消失し、この世界には帰ってこないため、誰かから学ぶことはできず、自分の力で辿り着かねばならない。 |
| :【関連項目】魔術、魔法 | | :【関連項目】魔術、魔法 |
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