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;バビロンの空中庭園
 
;バビロンの空中庭園
 
:世界七不思議の一つ。紀元前600年ごろにバビロニアで実際に建設されたと思われる巨大庭園。名称から空に浮かぶ庭園のように思われるが、実際は高台に造られた屋上庭園である。<br>実際に敢行したのは、ネブカドネザル2世であると史実には記録されている。<br>実在していたという記録はあるのだがどこに建設されたのかもわからず、バビロンの遺跡から見つかった資料にも庭園の存在をほのめかすものはなかった為、本当に実在していたかは不明である。<br>なお、[[ルーラー]]によれば、ネブカドネザル2世はセミラミスの使うような紛い物ではない、「本物の空中庭園」を宝具として所有するらしい。
 
:世界七不思議の一つ。紀元前600年ごろにバビロニアで実際に建設されたと思われる巨大庭園。名称から空に浮かぶ庭園のように思われるが、実際は高台に造られた屋上庭園である。<br>実際に敢行したのは、ネブカドネザル2世であると史実には記録されている。<br>実在していたという記録はあるのだがどこに建設されたのかもわからず、バビロンの遺跡から見つかった資料にも庭園の存在をほのめかすものはなかった為、本当に実在していたかは不明である。<br>なお、[[ルーラー]]によれば、ネブカドネザル2世はセミラミスの使うような紛い物ではない、「本物の空中庭園」を宝具として所有するらしい。
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;王を毒殺した動機
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:夫であるニノス王を毒殺して玉座を奪った悪女というイメージが先行しているが、実情はだいぶ異なる。セミラミスにとってニノス王は2人目の夫で、最初の夫はアッシリアの将軍オンネスであった。<br>オンネスは老人と言ってもよい年齢だったが、夫婦仲は非常に良好だったという。しかし、セミラミスの美貌に目を付けたニノス王は無理やり2人を引き離して彼女を後宮に入れ、更にオンネスを自殺に追い込んでしまう。<br>セミラミスは何気ない風を装ってニノス王に軍事などの献策を行う事で王の信頼を得ていき、遂に王妃となるも、婚姻の数日後に王を毒殺する。つまり、毒殺した理由は'''夫の復讐'''であり、玉座の簒奪は2の次なのである。それくらい、オンネスに深い愛情を注いでいたのであろう。
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;モデルとなった女性
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:セミラミスのモデルとなったサンムラマートは紀元前9世紀~8世紀のアッシリア王妃で、シャムシ・アダト5世の妻であった。夫の死後、息子のアダト・ニラリ3世が王位に付くも成人していなかったので摂政になったとされる。摂政として統治を行ったのは5年程だが、関係が深い宦官を重要なポストに付けるなどしたので後にアッシリアが弱体する一因を作ったと言われている。ただし、この時期のアッシリアは領土拡大戦争を繰り返し成功させて国力を高めており、アッシリアの黄金時代とも言える時代であった。<br>夫を毒殺する事や、1人の男の為に戦争を起す事はやっておらず、なぜセミラミスのような人物像が出来上がったのかは、よく判っていない。
    
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