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− | == グランドキャスター<!--ビーストⅠ--> == | + | == グランドキャスター <!--ビーストI--> == |
− | * 真名:ソロモン<!--ゲーティア--> | + | * 真名:ソロモン<!--(ゲーティア)--> |
| * 性別:男性 | | * 性別:男性 |
− | <!--* CV:杉田智和--> | + | <!-- |
− | | + | * CV:鈴村健一(ソロモン)、杉田智和(ゲーティア) |
− | 「[[キャスター|魔術師]]」クラスの頂点に立つグランドキャスター<!--を名乗る「[[ビースト|獣]]」クラス-->の[[サーヴァント]]。<br> | + | --> |
| + | 「[[キャスター|魔術師]]」クラスの頂点に立つグランドキャスターの[[サーヴァント]]。<!--<br>だがそれは偽りであり、本当のクラスは「[[ビースト|獣]]」のサーヴァント。--> |
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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
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| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 傲慢で残忍な振る舞いを見せ、「人類は自身の愉しみのために消費されるのが救い」とまで言ってのける一方で主人公に思わせぶりな忠告をする、マシュと同化した英霊に何らかの気づきを見せて興味を示す等の意味深な言動を見せていた。 | | : 傲慢で残忍な振る舞いを見せ、「人類は自身の愉しみのために消費されるのが救い」とまで言ってのける一方で主人公に思わせぶりな忠告をする、マシュと同化した英霊に何らかの気づきを見せて興味を示す等の意味深な言動を見せていた。 |
− | :その言動の不安定さは、複数の属性を持ちすぎているソロモンが乱雑な者が語りかければ粗野に、賢明な者が語りかければ真摯に、残忍な者には残忍に、穏やかな者には穏やかに応える鏡のような性質を持つからだとシャーロック・ホームズは推測している。つまり第四章におけるソロモンの性格はモードレッドが乱暴でアンデルセンが意地悪だったからそうなっていたということ。 | + | : その言動の不安定さは、複数の属性を持ちすぎているソロモンが乱雑な者が語りかければ粗野に、賢明な者が語りかければ真摯に、残忍な者には残忍に、穏やかな者には穏やかに応える鏡のような性質を持つからだとシャーロック・ホームズは推測している。 |
| + | : つまり第四章におけるソロモンの性格はモードレッドが乱暴でアンデルセンが意地悪だったからそうなっていたということ。 |
| ; 能力 | | ; 能力 |
| : 「神にも匹敵する」と形容されるほどの魔力を持ち、存在するだけで領域を圧し潰すほどの力場が発生し、カルデアからの干渉をほとんど遮断してしまうほど。 | | : 「神にも匹敵する」と形容されるほどの魔力を持ち、存在するだけで領域を圧し潰すほどの力場が発生し、カルデアからの干渉をほとんど遮断してしまうほど。 |
− | : スキルにある「啓示」は天からの声を聴き最適な行動をとる能力であり、「直感」とは違い戦闘のみならず目標達成に関する事象全てに適応される能力<!--だが、ゲーティアには使用できない-->。 | + | : スキルにある「啓示」は天からの声を聴き最適な行動をとる能力であり、「直感」とは違い戦闘のみならず目標達成に関する事象全てに適応される能力。<!--だが、ゲーティアには使用できない-->。 |
| : 彼はただ一度しか啓示を受けなかったが、それを元に只人の手でも行える現象操作術―――すなわち魔術を確立した。 | | : 彼はただ一度しか啓示を受けなかったが、それを元に只人の手でも行える現象操作術―――すなわち魔術を確立した。 |
| : 同じくスキルの「召喚術」は過去・あるいは未来から霊体を喚起する魔術であり、これによりソロモンは七十二柱の魔神と呼ばれる霊的存在を語り上げ、有能な使い魔として成立させた。彼が残した知識に悪魔を使役する術があるが、その写本は後にレメゲトン、あるいはゲーティアと名付けられた。 | | : 同じくスキルの「召喚術」は過去・あるいは未来から霊体を喚起する魔術であり、これによりソロモンは七十二柱の魔神と呼ばれる霊的存在を語り上げ、有能な使い魔として成立させた。彼が残した知識に悪魔を使役する術があるが、その写本は後にレメゲトン、あるいはゲーティアと名付けられた。 |
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| |- | | |- |
| | [[キャスター|グランドキャスター]]|| ? || E || E || B || A++ || A++ || A++ || ? ||啓示:B<br />召喚術:EX<br />ソロモンの指輪:EX<br />千里眼:EX<br /> ||style="text-align:left"| | | | [[キャスター|グランドキャスター]]|| ? || E || E || B || A++ || A++ || A++ || ? ||啓示:B<br />召喚術:EX<br />ソロモンの指輪:EX<br />千里眼:EX<br /> ||style="text-align:left"| |
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| + | | [[キャスター]]|| ? || E || E || B || A++ || A++ || A+++ || ? ||啓示:B<br />召喚術:EX<br />ソロモンの指輪:EX<br />千里眼:EX<br /> ||style="text-align:left"| |
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| ; 光帯収束環(アルス・ノヴァ) | | ; 光帯収束環(アルス・ノヴァ) |
| : ソロモン王の第一宝具。仮想宝具。 | | : ソロモン王の第一宝具。仮想宝具。 |
− | : [[魔神王ゲーティア|ソロモン王を騙る人物]]本来の宝具名は知らず、これを第一宝具と仮想する。 | + | : ソロモン王を騙るゲーティアは本来の宝具名を知らず、これを第一宝具と仮想する。 |
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| ; 訣別の時来たれり、基は世界を手放すもの(アルス・ノヴァ) | | ; 訣別の時来たれり、基は世界を手放すもの(アルス・ノヴァ) |
| : ランク:D<br />種別:対人宝具 | | : ランク:D<br />種別:対人宝具 |
− | : ソロモン王の本当の第一宝具。ソロモン王が全能の指輪を天に返した「人間らしい英雄」の逸話を宝具として再現したモノ。十の指輪が揃っている時のみ再現できる。 | + | : ソロモン王の本当の第一宝具。彼がそれまで成し得た偉業、奇跡、魔術、その全てを手放す別れの詩。 |
− | : これを発動すれば、ソロモン王の持つ「全て」を放り投げることを意味するが、ソレは[[アーラシュ]]のような生命や肉体の消滅という単純なものではなく、存在そのもの全ての消滅である。 | + | : ソロモン王が全能の指輪を天に返した「人間らしい英雄」の逸話を宝具として再現したモノ。故に「十の指輪」が揃っている時のみ再現できる。 |
− | : 地上に己の姿や功績が二度と現れない以上、当然ながらソロモン王は人類史に刻まれないため英霊の座から消滅し、人類では誰も到達していない終わり、本当の意味での「無」に至って完全に消滅してしまう。 | + | : これを発動すれば、ソロモン王は神から与えられた恩恵を天に還し、世界を見据えていた眼を失い、己の持つ「全て」を放り投げることを意味する。 |
− | : その性質上、固有結界「時間神殿ソロモン」を破壊することができる唯一の宝具、そして[[ロマニ・アーキマン|人間として生きたソロモン]]の覚悟の証左とも言えよう。 | + | : 有り体に言えば「ソロモン王の死」。その性質上、七十二の魔神柱の自壊、固有結界「時間神殿ソロモン」の破壊、魔神王ゲーティアに対抗できる唯一の宝具。 |
| + | : だがソレは[[アーラシュ]]の宝具のように生命や肉体の消滅という単純なものではなく、存在そのもの全ての消滅である。 |
| + | : 当然ながら己の姿や功績が二度と地上に現れない以上、英霊の座から消滅し、ソロモン王の痕跡が世界や人類史から消えてしまう。人類では誰も到達していない終わり、本当の意味での「無」に至ってしまう。 |
| + | : 遠い未来において「魔術」ひいては「ソロモン」が人間にとっての悪になった時、これを滅ぼすために用意した安全装置、そして[[ロマニ・アーキマン|王が人間として生まれ変わり、生きることを願った青年]]の覚悟の証左とも言えよう。 |
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| == 真名:ソロモン == | | == 真名:ソロモン == |
− | :ソロモン。旧約聖書に登場する、 魔術の祖と謳われイスラエルを最も発展させた古代イスラエルの第三代王。紀元前1011年生、紀元前931年没。<br>七十二柱の魔神を使役し、初めてイスラエル神殿を築き、人類に魔術をもたらした人物。王として優れた政策を行ったが、それ以外にも魔術師としての逸話が多い。 | + | :ソロモン。旧約聖書に登場する、 魔術の祖と謳われイスラエルを最も発展させた古代イスラエルの第三代王。紀元前1011年~931年の人物。<br>七十二柱の魔神を使役し、初めてイスラエル神殿を築き、人類に魔術をもたらした人物。王として優れた政策を行ったが、それ以外にも魔術師としての逸話が多い。 |
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| :その英霊達の頂点に立つ七騎において、魔術師の座に君臨する者。<br>それこそが<ruby><rb>冠位</rb><rt>グランド</rt></ruby>の器を持つキャスター、ソロモンである。 | | :その英霊達の頂点に立つ七騎において、魔術師の座に君臨する者。<br>それこそが<ruby><rb>冠位</rb><rt>グランド</rt></ruby>の器を持つキャスター、ソロモンである。 |
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| + | :時が流れて2004年。冬木の聖杯戦争でキャスターのサーヴァントが勝利を収めた。 |
| + | :そのキャスターのサーヴァントは、カルデアの英霊召喚での成功例第一号であり、マリスビリー・アニムスフィアにより秘密裏に召喚されたソロモン。 |
| + | :ソロモンが聖杯にかけた願いは『英霊として受肉する』のではなく、『人間になる』というもの。 |
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| + | :全能の力を持つ『英霊としての力』を全て捨て、何の変哲もない『ごく普通の青年』[[ロマニ・アーキマン]]として生きようと願った。 |
| + | :それが人間になる際に垣間見た『人類終了』の未来によって、生前のように彼からあらゆる自由を奪ったのは皮肉としか言いようがなかった。 |
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| + | ==ゲーティア== |
| + | :魔神王ゲーティア。人理焼却を引き起こした実行犯であり、魔術王ソロモンを騙る者。 |
| + | :その実態はソロモン七十二柱の魔神の集合体。 生前に召喚した悪魔とその術式、生前の後悔が一つの個体として具現化した概念存在。 |
| + | |
| + | :ソロモン王死後、その骸の内側に封じられた魔神達は独自の思想に目覚め、彼の名義を騙って人類総エネルギー化事業に乗り出した。 |
| + | |
| ===関連=== | | ===関連=== |
| ;ソロモン七十二柱 | | ;ソロモン七十二柱 |
| :ソロモン王が召喚したとされる魔神の集団。いずれも爵位を持ち、軍団を率いっている。 | | :ソロモン王が召喚したとされる魔神の集団。いずれも爵位を持ち、軍団を率いっている。 |
− | :Fateでは伝承の姿ではなく[[魔神柱]]として登場しており、ある計画のために受肉・新生した。 | + | :『Grand Order』では伝承の姿ではなく[[魔神柱]]として登場しており、ある計画のために受肉・新生した。 |
| + | :そも七十二柱の魔神とは魔術の祖ソロモンが作り出した“正しい道理を効率良く進める”システム。 |
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| ;ソロモンの指輪 | | ;ソロモンの指輪 |
| :神よりソロモン王に授けられた十の指輪。これを用いって天使や悪魔を使役している。 | | :神よりソロモン王に授けられた十の指輪。これを用いって天使や悪魔を使役している。 |
| :十の指輪がすべて揃っている場合、人類が行うあらゆる魔術を無効化し、また配下に納めるとされる。 | | :十の指輪がすべて揃っている場合、人類が行うあらゆる魔術を無効化し、また配下に納めるとされる。 |
− | | + | :だが、右手の中指のものだけがレプリカであった。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ; [[Fate/Grand Order]] | | ; [[Fate/Grand Order]] |