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| ; 人物 | | ; 人物 |
− | : 白いドレスを着た虚ろな瞳の少女。 | + | : 白いドレスを着た虚ろな瞳の少女。<!--一人称は「わたし」。--> |
− | : 唸り声しかあげられないが、バーサーカーでありながら極めて高い思考能力を持っている。聖杯大戦の『次』を理解し、真名の重要性を認識しているなど、これまでのバーサーカーなど比べ物にならないほど理知的。 | + | : バーサーカーでありながら極めて高い思考能力を持っている。聖杯大戦の『次』を理解し、真名の重要性を認識しているなど、これまでのバーサーカーなど比べ物にならないほど理知的。 |
| : 彼女が狂化しても理性を失わなかったのは、生前にフランケンシュタイン博士から「お前は狂った怪物だ」と絶対的な呪詛を込められた罵りを受けて、それがトラウマとなったためで、理性を持ち常識を理解しようと決めたのはその時から。 | | : 彼女が狂化しても理性を失わなかったのは、生前にフランケンシュタイン博士から「お前は狂った怪物だ」と絶対的な呪詛を込められた罵りを受けて、それがトラウマとなったためで、理性を持ち常識を理解しようと決めたのはその時から。 |
− | : しかし、血や臓物を「美しい」と思うなどの常識からは逸脱した感覚をもって生まれたため、それらの生まれ持った異常な感覚と常識を知る理性とが彼女の中でせめぎ合うこともある。 | + | : しかしバーサーカーであるため基本的に唸り声や咆哮ばかり、稀に単語をつぶやくだけ<!--で滅多に喋らず、自分の想いを伝えることはない-->。その気になれば多少たどたどしくはあるが普通に会話ができるが、一言喋るだけでも並大抵の苦労ではない為、「本当に伝えたい場面」でしか言葉を発さない。 |
− | : 戦闘では「狂戦士」というクラス名とは裏腹に高い思考能力を用いて冷静に立ち回ることができ、[[ジークフリート|黒のセイバー]]と呼吸を同一にして攻撃を放ち、赤のライダーの能力を正確に分析している。電気を糧とするためか節電に熱心という一面もあり、マスターが入っているトイレの電気をこまめに消そうとしたり、電源が入ったままのパソコンのプラグをコンセントから引っこ抜いて強制的にシャットダウンさせたりしている。 | + | : また、血や臓物を「美しい」と思うなどの常識からは逸脱した感覚をもって生まれたため、それらの生まれ持った異常な感覚と常識を知る理性とが彼女の中でせめぎ合うこともあ<!--り、また感情制御の調節がまだ上手くいってないため、思わぬ凶暴性を発揮することがあ-->る。 |
| + | : 戦闘では「狂戦士」というクラス名とは裏腹に高い思考能力を用いて冷静に立ち回ることができ、[[ジークフリート|黒のセイバー]]と呼吸を同一にして攻撃を放ち、赤のライダーの能力を正確に分析している。電気を糧とするためか節電に熱心という一面もあり、マスターが入っているトイレの電気をこまめに消そうとしたり、電源が入ったままのパソコンのプラグをコンセントから引っこ抜いて強制的にシャットダウンさせたりしている。当然、電気の無駄遣いは厳禁であり、『Grand Order』では電気を無駄遣いするテスラに激怒していたシーンがあった。 |
| : 聖杯にかける願いは「伴侶を得ること」。『Apocrypha』のカウレスは彼女の望みが自分と同じ存在の伴侶を得ることであり、フランケンシュタインが創り出した人造人間に限られるため、つまりそれは死者に生者を創造させるという聖杯の奇跡でも用いなければ成しえない事柄なのだと推測していたが、『Grand Order』のマテリアルによれば「伴侶を求めるのはまっとうな人間としての在り方を求めるが故」であり、「心を開かせれば(人間である)マスターが『フランケンシュタインの花婿』に選ばれるかもしれない」と記されており、心を許した相手であれば人種にこだわらないらしい。 | | : 聖杯にかける願いは「伴侶を得ること」。『Apocrypha』のカウレスは彼女の望みが自分と同じ存在の伴侶を得ることであり、フランケンシュタインが創り出した人造人間に限られるため、つまりそれは死者に生者を創造させるという聖杯の奇跡でも用いなければ成しえない事柄なのだと推測していたが、『Grand Order』のマテリアルによれば「伴侶を求めるのはまっとうな人間としての在り方を求めるが故」であり、「心を開かせれば(人間である)マスターが『フランケンシュタインの花婿』に選ばれるかもしれない」と記されており、心を許した相手であれば人種にこだわらないらしい。 |
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| == 真名:フランケンシュタイン == | | == 真名:フランケンシュタイン == |
− | フランケンシュタイン。ヴィクターによって創造された人工生命体。<br> | + | :フランケンシュタイン。ヴィクターによって創造された人工生命体。 |
− | アダムと対を為すイヴとして作られたが、喜怒哀楽の感情表現が上手く働かず、失敗作と断じられた。 | + | :アダムと対を為すイヴとして作られたが、喜怒哀楽の感情表現が上手く働かず、失敗作と断じられた。 |
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− | 小説で描かれたものとはかなりの差違があり、ヴィクターは当初からアダムとイヴ――原初のつがいを創造することを目的としていた。<br> | + | :小説で描かれたものとはかなりの差違があり、ヴィクターは当初からアダムとイヴ――原初のつがいを創造することを目的としていた。 |
− | 聖書とは逆に、彼はまずイヴを創造し、イヴにアダムを産ませることを思いついた。 | + | :聖書とは逆に、彼はまずイヴを創造し、イヴにアダムを産ませることを思いついた。 |
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− | ところが、取っ掛かりであるはずのイヴ――死体を繋ぎ合わせて作った人工生命体は失敗作だった。<br> | + | :ところが、取っ掛かりであるはずのイヴ――死体を繋ぎ合わせて作った人工生命体は失敗作だった。 |
− | 感情の制御、繋がりが上手くいかず、野犬を躊躇いなく惨殺し、臓物を贈り物として差し出す凶暴性に、ヴィクターは怯えて逃亡した。だが、置き去りにされたフランケンシュタインの知性や情緒は世界に触れる内に磨かれていき、遂には見捨てたヴィクターに対して怒りを覚えるようになった。北極まで執拗に追跡した彼女に、ヴィクターは疲れ果てたと自ら死を選ぶ。
| + | :感情の制御、繋がりが上手くいかず、野犬を躊躇いなく惨殺し、臓物を贈り物として差し出す凶暴性に、ヴィクターは怯えて逃亡した。 |
| + | :だが、置き去りにされた少女の知性や情緒は世界に触れる内に磨かれていき、遂には見捨てたヴィクターに対して怒りを覚えるようになった。 |
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| + | : 自分と同じ存在の伴侶を得ることであり、ヴィクターが創り出した人造人間が必要だった。 |
| + | : その為に博士を追跡し、博士の家族を殺したが、ヴィクターは復讐するどころか逃げに逃げた。 |
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| + | :北極まで執拗に追跡した彼女に、ヴィクターは怯えて拒絶し、疲れ果てたと自ら死を選ぶ。<!-- |
| + | :生みの親の亡骸を目にした少女は、人間になることができなかった事に絶望して――――--> |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| : 創造主である魔術師。 | | : 創造主である魔術師。 |
| : 「生前」は愛を欲し、反転した憎しみを抱いていたが、英霊になってからはそういった感情は昇華されている。 | | : 「生前」は愛を欲し、反転した憎しみを抱いていたが、英霊になってからはそういった感情は昇華されている。 |
| + | : なお、フランが喋ることに関してはヴィクターも知らなかった様だ。 |
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| === Fate/Grand Order === | | === Fate/Grand Order === |
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| ; [[チャールズ・バベッジ]] | | ; [[チャールズ・バベッジ]] |
| : 生前面識があった相手。第四章では「魔霧計画」に加担する彼を説得しようとするも、聖杯の介入により失敗してしまう。 | | : 生前面識があった相手。第四章では「魔霧計画」に加担する彼を説得しようとするも、聖杯の介入により失敗してしまう。 |
− | ; [[ニコラ・テスラ]] | + | ; [[ニコラ・テスラ]] <!--、[[トーマス・エジソン]] |
− | : 彼がカルデアであまりにも電気を無駄遣いするせいでキレてしまい、鬱憤晴らしに自分も電気を無駄遣いしようとオガワハイムに入居。 | + | : 電気を愛するのはいいが電気を無駄遣いしているため、フランの悩みの種となっている。 |
− | : そのまま電気を無駄遣いしていたが、主人公らに見つかって連れ戻される。 | + | : ニコラに至っては、--> |
| + | : 彼がカルデアであまりにも電気を無駄遣いするせいで怒ってしまい、鬱憤晴らしに自分も電気を無駄遣いしようとオガワハイムに入居。 |
| + | : そのままブレーカーが頻繁に落ちる勢いで電気を無駄遣いしていたが、主人公らに見つかって連れ戻される。 |
| + | ; |
| ; [[モードレッド]] | | ; [[モードレッド]] |
| : フランのことを気にかけてくれる存在で、ネロのオリンピア祭でも一緒に行動するなど良好な関係。 | | : フランのことを気にかけてくれる存在で、ネロのオリンピア祭でも一緒に行動するなど良好な関係。 |
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| * 現実世界でも「フランケンシュタイン」は科学者ヴィクター・フランケンシュタインではなく、創り出された怪物の方を指すものと誤解している人は多くいる。<br />このような誤解が生まれたのは、ヴィクターが自身の創り出した醜い怪物を嫌い、名前を与えなかったためである(名前を与えることは、存在を認めたことになってしまう)。 | | * 現実世界でも「フランケンシュタイン」は科学者ヴィクター・フランケンシュタインではなく、創り出された怪物の方を指すものと誤解している人は多くいる。<br />このような誤解が生まれたのは、ヴィクターが自身の創り出した醜い怪物を嫌い、名前を与えなかったためである(名前を与えることは、存在を認めたことになってしまう)。 |
| **『Grand Order』でも真名は「フランケンシュタイン」となっているが、バトル画面でもADVパートでも「フラン」という愛称(?)で表示、ないし呼称されている。 | | **『Grand Order』でも真名は「フランケンシュタイン」となっているが、バトル画面でもADVパートでも「フラン」という愛称(?)で表示、ないし呼称されている。 |
− | * 基本的に唸り声や咆哮ばかり、稀に単語をつぶやくだけの彼女だが、「しゃべるのは、ものすごくつかれるから」そうしているだけで、その気になれば多少たどたどしくはあるが普通に会話ができる。このことは生みの親のヴィクターも知らなかった。
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| * 華奢な肢体と可愛らしい姿からは想像しにくいが、身長は172cmであの[[メドゥーサ|五次ライダー]]並の長身。materialの比較図を見る限りでは、角は含まず素で172cm。 | | * 華奢な肢体と可愛らしい姿からは想像しにくいが、身長は172cmであの[[メドゥーサ|五次ライダー]]並の長身。materialの比較図を見る限りでは、角は含まず素で172cm。 |
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