差分

1,986 バイト追加 、 2013年10月30日 (水) 22:16
編集の要約なし
22行目: 22行目:  
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
;螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)
 
;螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)
:ランク:A+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1〜10<br />最大捕捉:100人<br />由来:フランソワ・プレラーティーがイタリア語に訳したルルイエ異本。<br>それ自体が魔力炉を内蔵した魔導書。キャスター自身は正規の魔術師ではなく魔術の素養も無いのだが、代わりにこの魔導書が魔術を行使している。<br>言うなれば、彼専属の魔術師である宝具。所有者の技量に関係なく魔導書そのものが大魔術・儀礼呪法を代行し、具え持つ属性に従って深海系の水魔の召喚を行う。このためキャスター本人は呼び出した海魔を使役するだけで良い。<br>海魔の一体一体の戦闘力はサーヴァントと比べるべくもない弱さだが、種別が対軍宝具であるのは伊達ではなく数十体を召喚可能。さらに倒された海魔自体を媒体に新たな海魔を召喚可能であり燃費も良い。また、使役することを度外視すれば超巨大な海魔を召喚可能(制御は出来ない)。<br>ただし、あくまでも「魔導書が行っている召喚魔術」であり、召喚そのものは「宝具の奇跡」ではない。召喚中の魔物は常時魔導書からの魔力供給がなければ現界を保ってはいられず、一瞬でも供給が途切れると消滅する。<br>なお、この魔道書は、ラヴクラフトの創作神話であるクトゥルー神話に登場する架空の書籍であり、魔神クトゥルーや異界ルルイエについて記述されている。
+
:ランク:A+<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1〜10<br>最大捕捉:100人<br>由来:フランソワ・プレラーティーがイタリア語に訳したルルイエ異本。<br>それ自体が魔力炉を内蔵した魔導書。キャスター自身は正規の魔術師ではなく魔術の素養も無いのだが、代わりにこの魔導書が魔術を行使している。<br>言うなれば、彼専属の魔術師である宝具。所有者の技量に関係なく魔導書そのものが大魔術・儀礼呪法を代行し、具え持つ属性に従って深海系の水魔の召喚を行う。このためキャスター本人は呼び出した海魔を使役するだけで良い。<br>海魔の一体一体の戦闘力はサーヴァントと比べるべくもない弱さだが、種別が対軍宝具であるのは伊達ではなく数十体を召喚可能。さらに倒された海魔自体を媒体に新たな海魔を召喚可能であり燃費も良い。また、使役することを度外視すれば超巨大な海魔を召喚可能(制御は出来ない)。<br>ただし、あくまでも「魔導書が行っている召喚魔術」であり、召喚そのものは「宝具の奇跡」ではない。召喚中の魔物は常時魔導書からの魔力供給がなければ現界を保ってはいられず、一瞬でも供給が途切れると消滅する。<br>なお、この魔道書は、ラヴクラフトの創作神話であるクトゥルー神話に登場する架空の書籍であり、魔神クトゥルーや異界ルルイエについて記述されている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
29行目: 29行目:  
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
 
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
 
:龍之介の同居人。セイバー店長を自分の好きなゲームのヒロイン・ジャンヌと勘違いして熱烈にストーカー行為を繰り広げる。<br>店内に頻繁に出没する謎の生物「海魔ちゃん」はやはり彼が召喚しているらしい。
 
:龍之介の同居人。セイバー店長を自分の好きなゲームのヒロイン・ジャンヌと勘違いして熱烈にストーカー行為を繰り広げる。<br>店内に頻繁に出没する謎の生物「海魔ちゃん」はやはり彼が召喚しているらしい。
 +
;[[トラぶる花札道中記|とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦]]
 +
:龍之介と共に最高のアート環境と材料を求めて、聖杯温泉に出発。花札勝負なのに、彼らの行先には屍しか残らない。
 
;[[コハエース]]
 
;[[コハエース]]
 
:たまに登場してはセイバーをイラッとさせたり、ジャンヌソムリエとして他のセイバー系ヒロインにダメ出ししたり、[[キャスター|エルフ耳の人妻]] を悔しがらせたりする。
 
:たまに登場してはセイバーをイラッとさせたり、ジャンヌソムリエとして他のセイバー系ヒロインにダメ出ししたり、[[キャスター|エルフ耳の人妻]] を悔しがらせたりする。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 +
===Fate/Zero===
 
;[[雨生龍之介]]
 
;[[雨生龍之介]]
 
:聖杯戦争中のマスター。美学・哲学・芸術面でお互い共感するものがある。
 
:聖杯戦争中のマスター。美学・哲学・芸術面でお互い共感するものがある。
39行目: 42行目:  
:彼女の正体を、生前憧れたジャンヌ・ダルクであると勘違いしている。<br>その勘違いが元で彼女にストーカーじみた妄執を見せる。
 
:彼女の正体を、生前憧れたジャンヌ・ダルクであると勘違いしている。<br>その勘違いが元で彼女にストーカーじみた妄執を見せる。
    +
===その他===
 +
;[[セイバー (EXTRA・赤)]]
 +
:度々出会うセイバーのそっくりさん。<br>だが一目で、彼女がジャンヌではないと看破。地獄のアーティストとしては、それなりに尊敬している。
 +
;[[モードレッド]]
 +
:コハエースで出会った、セイバーのそっくりさん。<br>もうキャスターにとっては論外らしく、彼女に対する評価は「'''ハッ'''」という嘲笑と憐憫が混じった一言に集約されている。<br>彼女達以外にもキャスターはジャンヌのそっくりさんを知っているらしいのだが……
 +
 +
===生前===
 
;[[ルーラー|ジャンヌ・ダルク]]
 
;[[ルーラー|ジャンヌ・ダルク]]
 
:英仏百年戦争の英雄であり、彼女に崇拝に近い感情を抱いていた。イングランド軍の捕虜になった後、魔女に仕立てられた事であらゆる人権や尊厳を奪われ、陵辱の限りを尽くされた末に火刑で処刑される。<br>彼女の悲惨な最期から、彼は神に絶望し、殺人鬼へと堕ちて行く。<br>アニメ版では『Fate/Apocrypha』のデザインで登場している。
 
:英仏百年戦争の英雄であり、彼女に崇拝に近い感情を抱いていた。イングランド軍の捕虜になった後、魔女に仕立てられた事であらゆる人権や尊厳を奪われ、陵辱の限りを尽くされた末に火刑で処刑される。<br>彼女の悲惨な最期から、彼は神に絶望し、殺人鬼へと堕ちて行く。<br>アニメ版では『Fate/Apocrypha』のデザインで登場している。
46行目: 56行目:     
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
'''Fate/Zero'''
+
===Fate/Zero===
 
;「――怖がらなくていいんだよ。坊や」<br >「立てるかい?」<br>「さぁ坊や、あそこの扉から部屋の外に出られる。周りを見ないで、前だけを見て、自分の足で歩くんだ。――ひとりで、行けるね?」<br> ――(子供を殺害する)――<br>「恐怖というものには鮮度があります」<br>「怯えれば怯えるほどに、感情とは死んでいくものなのです。真の意味での恐怖とは、静的な状態ではなく変化の動態――希望が絶望へと切り替わる、その瞬間のことを言う。<br> 如何でしたか? 瑞々しく新鮮な恐怖と死の味は」
 
;「――怖がらなくていいんだよ。坊や」<br >「立てるかい?」<br>「さぁ坊や、あそこの扉から部屋の外に出られる。周りを見ないで、前だけを見て、自分の足で歩くんだ。――ひとりで、行けるね?」<br> ――(子供を殺害する)――<br>「恐怖というものには鮮度があります」<br>「怯えれば怯えるほどに、感情とは死んでいくものなのです。真の意味での恐怖とは、静的な状態ではなく変化の動態――希望が絶望へと切り替わる、その瞬間のことを言う。<br> 如何でしたか? 瑞々しく新鮮な恐怖と死の味は」
 
:初登場時。この台詞に龍之介は心を奪われ、キャスターの事を心の底から慕うようになる。<br>なお、子供を殺害したこの手口は'''実際に行った行為'''を再現したものである。
 
:初登場時。この台詞に龍之介は心を奪われ、キャスターの事を心の底から慕うようになる。<br>なお、子供を殺害したこの手口は'''実際に行った行為'''を再現したものである。
54行目: 64行目:     
;「何をぼそぼそ囁いているのです? さては末期の祈りですかな?」<br>「さあ、恐怖なさい。絶望なさい! 武功の程度だけで覆せる“数の差”には限度というものがある。<br>ウフフ、屈辱的でしょう? 栄えもなければ誉れもない魍魎たちに、押し潰され、窒息して果てるのです! 英雄にとってこれほどの恥はありますまい!」
 
;「何をぼそぼそ囁いているのです? さては末期の祈りですかな?」<br>「さあ、恐怖なさい。絶望なさい! 武功の程度だけで覆せる“数の差”には限度というものがある。<br>ウフフ、屈辱的でしょう? 栄えもなければ誉れもない魍魎たちに、押し潰され、窒息して果てるのです! 英雄にとってこれほどの恥はありますまい!」
:セイバー、ランサーを相手に怪魔の軍勢で包囲した時の台詞。<br>キャスターの残虐性だけでなく、生前は元帥であっただけに、確かな戦術を心得ていることが伺える。<br />だがこの後に、匹夫とこき下ろしたランサーに一杯食わされることになる。
+
:セイバー、ランサーを相手に怪魔の軍勢で包囲した時の台詞。<br>キャスターの残虐性だけでなく、生前は元帥であっただけに、確かな戦術を心得ていることが伺える。<br>だがこの後に、匹夫とこき下ろしたランサーに一杯食わされることになる。
    
;「ご期待あれリュウノスケ! 最高のCOOLをご覧に入れましょう!」
 
;「ご期待あれリュウノスケ! 最高のCOOLをご覧に入れましょう!」
62行目: 72行目:  
:原作では地の文だったが、ドラマCD版では台詞に変更。<br>「約束された勝利の剣」によって消滅する寸前、どのような悲惨な末路を迎えようとも、ジャンヌと共に得た光が確かに存在していたことを思い出す。<br>第五次聖杯戦争でセイバーが得た答えにも似ているのは皮肉と言うべきなのだろうか。ちなみに、この時に幻視した光景が彼の救いになった事が「アインツベルン相談室」で語られている。
 
:原作では地の文だったが、ドラマCD版では台詞に変更。<br>「約束された勝利の剣」によって消滅する寸前、どのような悲惨な末路を迎えようとも、ジャンヌと共に得た光が確かに存在していたことを思い出す。<br>第五次聖杯戦争でセイバーが得た答えにも似ているのは皮肉と言うべきなのだろうか。ちなみに、この時に幻視した光景が彼の救いになった事が「アインツベルン相談室」で語られている。
   −
'''とびたて!トラぶる花札大作戦'''
+
===とびたて!トラぶる花札大作戦===
;「そして着ているローブも同じブルー。<br>これはもう仲間と見て間違いないかと。<br>むしろ……貴方、私の2Pカラーですかな?」
+
;「そして着ているローブも同じブルー。<br> これはもう仲間と見て間違いないかと。<br> むしろ……貴方、私の2Pカラーですかな?」
:共通点が多い[[キャスター (EXTRA・青)]]を自身の2Pカラー呼ばわりする。<br>余りの屈辱に、言われたキャス狐は怒るのを通り越して泣きそうになっていた。
+
:共通点が多い[[キャスター (EXTRA・青)|キャス狐]]を自身の2Pカラー呼ばわりする。<br>余りの屈辱に、言われたキャス狐は怒るのを通り越して泣きそうになっていた。
 +
 
 +
;「……………違うのですよねぇ。金髪ショートで男装をしているからジャンヌ、というワケではないのです。<br> そこの貴女、チェンジです。私生活を改めてから出直してきてください。」
 +
:[[セイバー (EXTRA・赤)|赤セイバー]]をジッと見つめて、ジャンヌと勘違いしているのかと思いきや、すぐに別人と看破してこう言い放つ。彼なりの基準があるようだが、それにしてもあまりにも扱いがぞんざいである。<br>ちなみに彼女の真名を見抜いており、これは彼の保有スキル『芸術審美』の効果と思われる。本編で活躍の無かったこのスキルが漸く日の目を見た。
   −
;「……………違うのですよねぇ。金髪ショートで男装をしているからジャンヌ、というワケではないのです。<br>そこの貴女、チェンジです。私生活を改めてから出直してきてください。」
+
;「彼女こそ我らの先達の一人。<br> 見る者、聞いた者を全て地獄に叩き落とすほどの異形のアートを造り続けた悪魔の皇帝。<br> そうでしょう第五代皇帝殿? ジャンヌを失う前の私では理解できなかったが、魔道に落ちた今の私なら分かります。<br> 歪な物、おぞましい物を創造し、市民たちを恐怖で縛り付けようとした貴女の政策――まさに、まさにジャイアニズム!<br> 私のジャンヌそっくり隊には加えませんが、貴女の人生はリスペクトします! いざ、ご教授願いましょう!」
:[[セイバー (EXTRA・赤)]]をジッと見つめてジャンヌと勘違いしているのかと思いきや、すぐに別人と看破してこう言い放つ。彼なりの基準があるようだが、それにしてもあまりにも扱いがぞんざいである。<br>ちなみに彼女の真名を見抜いており、これは彼の保有スキル『芸術審美』の効果と思われる。本編で活躍の無かったこのスキルが漸く日の目を見た。
+
:赤セイバーの真名を即座に看破して。<br>もう色々とツッコミ所が多すぎる上に、酷過ぎる評価である。当然、赤セイバーは大激怒。<br>赤セイバーの生前の評価に関しては間違いだらけなのだが、実は漫画版で彼女が[[セネカ]]に披露した彫刻は、クトゥルフ系の怪物に見える……。
    
== メモ ==
 
== メモ ==