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;人物
 
;人物
:狂化によって理性を失い殺意や憎悪といった負の感情に身を任せた存在になっているが、戦闘中であっても、セイバーの姿を目に止めたらすぐに戦闘を中断して襲撃をかけるほど、かの王に対して執着を見せる。<br>「完璧なる王」と「愛した女」の狭間で苦悩し、自責の念を抱いたまま生涯を終えたが、狂気に堕ちることで「完璧なる騎士である自分」を捨て、「愛する女のための男としての自分」を以てアルトリアを憎悪することになった。<br>しかし互いに尊敬していたのは事実であり、狂化が解けた後にランスロットは王に贖罪を求めることとなった。
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:狂化によって理性を失い殺意や憎悪といった負の感情に身を任せた存在になっているが、戦闘中であっても、セイバーの姿を目に止めたらすぐに戦闘を中断して襲撃をかけるほど、かの王に対して執着を見せる。<br>アルトリアのことを恨んでいたわけではなく、非があるのは自分で王には欠片も恨みを抱いていなかった。円卓分裂の一因となり、ギネヴィアも救えなかった自分は裁かれるべきと考えていたため、狂気に駆られた彼が彼女に「恨めなかった恨み」とでも言うべき憎悪を見せて執拗に攻撃するのも王の断罪を求めてのことだった。<br>だがランスロットを信頼していた彼女にはその真意は通じていなかったため、アルトリアは聖杯戦争中に彼から向けられた怨恨を、本音と誤解してしまうこととなった。<br>「お願い!アインツベルン相談室」や「とびたて!超時空トラぶる花札大作戦」では狂化の外れた本来の人格を見ることが可能。一見落ち着いた礼儀正しい言動ながら、アーサー王への歪んだ感情や雁夜に対する毒舌などなかなかの残念ぶりを見せつける。
    
;能力
 
;能力
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
;[[Fate/Zero]]
 
;[[Fate/Zero]]
:最終決戦直前まで正体不明の狂戦士として戦場を掻き乱す。間桐雁夜のサーヴァントではあるが、制御されていない。消滅間際に狂化の呪いから解ける。
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:最終決戦直前まで正体不明の狂戦士として戦場を掻き乱す。間桐雁夜のサーヴァントではあるが、制御されていない。
    
;[[トラぶる花札道中記|とびたて!超時空トラぶる花札大作戦]]
 
;[[トラぶる花札道中記|とびたて!超時空トラぶる花札大作戦]]
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;「我は―――疎まれし者―――嘲られし者―――蔑まれし者―――<br> 我が名は賛歌に値せず―――我が身は羨望に値せず―――<br> 我は英霊の輝きが生んだ影―――眩き伝説の陰に生じた闇―――<br> 故に――我は憎悪する―――我は怨嗟する―――<br> あの貴影こそ我が恥辱―――<br> その誉れが不朽であるが故、我もまた<ruby><rb>永久</rb><rt>とわ</rt></ruby>に貶められる―――」<br>「貴様は、贄だ―――<br> さあ、もっと寄越せ―――貴様の<ruby><rb>生命</rb><rt>いのち</rt></ruby>を、貴様の血肉を―――<br> 我が憎しみを駆動させるために―――ッ!!」
 
;「我は―――疎まれし者―――嘲られし者―――蔑まれし者―――<br> 我が名は賛歌に値せず―――我が身は羨望に値せず―――<br> 我は英霊の輝きが生んだ影―――眩き伝説の陰に生じた闇―――<br> 故に――我は憎悪する―――我は怨嗟する―――<br> あの貴影こそ我が恥辱―――<br> その誉れが不朽であるが故、我もまた<ruby><rb>永久</rb><rt>とわ</rt></ruby>に貶められる―――」<br>「貴様は、贄だ―――<br> さあ、もっと寄越せ―――貴様の<ruby><rb>生命</rb><rt>いのち</rt></ruby>を、貴様の血肉を―――<br> 我が憎しみを駆動させるために―――ッ!!」
:雁夜の悪夢にて。<br>アーサー王に憎悪に近い感情を持っていた事が伺える。
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:雁夜の悪夢にて。<br>自身を裁かなかったアーサー王に憎悪に近い感情を持っていた事が伺える。
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;「そうとも。あぁ、そうだとも。<br> あのとき、騎士でなく男として―――<br> 忠臣でなく人として、貴方を憎悪していたならば―――<br> 己は、あの女を救えたかもしれないのだッ!」
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;「私は……貴方の手で、裁かれたかった。<br> 王よ……他の誰でもない、あなた自身の怒りによって、我が身の罪を問われたかった……」
:「正しく完璧であった王」と「愛した女」の狭間で苦悩した「騎士として完璧過ぎた男」が狂気に堕ちてアルトリアに放った言葉。ランスロットがアルトリアを憎悪する理由である。
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:王と同じ理想を抱きながらも、その理想に殉ずるにはあまりにも弱すぎた男の本音。
 
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;「ええ、忝い。だが私も、こういう形でしか想いを遂げられなかったのでしょう……<br> 私は……貴方の手で、裁かれたかった。<br> 王よ……他の誰でもない、あなた自身の怒りによって、我が身の罪を問われたかった……」
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:過ちを犯した家臣を罰することができなかったアルトリアの「優しさ」、「正しさ」を間接的に示す言葉。アルトリアはこの言葉によって王と家臣の認識の差を一層感じることになる。
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;「こんな歪んだ形とはいえ、最後に貴方の胸を借りられた……<br> 王の腕に抱かれて、王に看取られながら逝くなど……<br> はは、この私が、まるで……<br> 忠節の騎士だったかのようではありませぬか……」
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:ランスロット最期の言葉。<br>ランスロットこそがまさに忠節の騎士であったというのがアルトリアの偽らざる想いであり、しかしそれはランスロットの救いとはならないものだった。
      
=== とびたて!超時空トラぶる花札大作戦 ===
 
=== とびたて!超時空トラぶる花札大作戦 ===
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=== その他の作品 ===
 
=== その他の作品 ===
 
;「私は王を尊敬していました。<br> 叶うのなら最後までお側に居たかった…。正直に言ってギネヴィア様より王の方が<br>――いや、なんでも。」
 
;「私は王を尊敬していました。<br> 叶うのなら最後までお側に居たかった…。正直に言ってギネヴィア様より王の方が<br>――いや、なんでも。」
:『お願い!アインツベルン相談室』の中の言葉。<br>ギネヴィアにはほとんど触れず、延々と王のことを語り続ける。彼が王に対して悪意を持っていなかったのは確かだが、ギネヴィアや犠牲になった騎士達が不憫すぎる発言である。ギャグとして捉える方が良い発言である。
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:『お願い!アインツベルン相談室』で漏れた'''本音'''。<br>ギネヴィアにはほとんど触れず、延々と王のことを語り続ける。彼が王に対して悪意を持っていなかったのは確かだが、ギネヴィアや犠牲になった騎士達が不憫すぎる発言である。<br>ギャグ寄り時空だからアレなニュアンスになっただけでは、とファンの間で解釈が分かれているが、果たして真相はどうなのやら。
    
;「ぬかしおる」
 
;「ぬかしおる」
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;「ぶっちゃけ私の方が剣の腕では上かもね多分」<br>「でもそれにはかえられないとき☆めきみたいなモノを我が王には感じてもらえたと思う!!」
 
;「ぶっちゃけ私の方が剣の腕では上かもね多分」<br>「でもそれにはかえられないとき☆めきみたいなモノを我が王には感じてもらえたと思う!!」
:『コハエース』にて。<br>これには[[セイバー|青さん]]も「へんなフォローいりませんから」と悲鳴を上げてしまう。
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:もはや残念さが留まるところを知らない『コハエース』のバレバレ鎧。<br>これには[[セイバー|青さん]]も「へんなフォローいりませんから」と悲鳴を上げるレベルである。
    
;「いける」
 
;「いける」
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== メモ ==
 
== メモ ==
*ランスロットの願いを「王に裁かれたかった」と捉えるのは間違いである。アルトリアとランスロットが同じ聖杯戦争に召喚されたのは運命の悪戯であり、願望自体は「王を裏切ってしまった自分とギネヴィアの救済」である。激しい苦悩の中、狂化の呼びかけに応じてバーサーカーとして現界した後にアルトリアを発見。騎士ではなく男としてアルトリアを憎悪していたならばギネヴィアを救えたかもしれないと考え、アルトリアを執拗に攻撃するが、結果的にはアルトリアに裁かれた形になり、納得して消滅した。
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*その自分本位で傍迷惑な行動ぶりから、「お願い!アインツベルン相談室」でアイリとゼっちゃんにダメ英霊と連呼される。ちなみに「起源が傍迷惑」と虚淵氏が冗談交じりで語ったほど。
*奈須氏によると、円卓の騎士達の大部分はアルトリアが実は女性であることを知らず、ランスロットも例外ではなかったとのこと。彼はギネヴィアからその事実を関係を持った後に暴露され、今まで一人の少女に王の重荷を背負わせてきた罪悪感に苛まれる事になった。<br>「お願い!アインツベルン相談室」でも「誰かが、彼女を救わなければいけなかったのです。」とアルトリアの身の上を嘆きながらも、不倫をした自分にはその資格が無かったと語っている。
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*奈須氏によると、円卓の騎士達の大部分はアルトリアが実は女性であることを知らず、ランスロットも例外ではなかったとのこと。彼はギネヴィアからその事実を関係を持った後に暴露され、今まで一人の少女に王の重荷を背負わせてきた罪悪感に苛まれる事になった。<br>「お願い!アインツベルン相談室」でも「誰かが、彼女を救わなければいけなかったのです。」とアルトリアの身の上を嘆きながらも、不倫をした自分にはその資格が無かったと語っている。……そこまで分かっていながら何故あんなダメ英霊に。
**僅かな苦悩・怨恨に抱いた故に狂気に身を委ねて召喚された事を考えると、あるいはバーサーカーである彼は「ランスロットの負の部分」が狂化によって強調された姿であるのかもしれない。
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**僅かな苦悩・怨恨に抱いた故に狂気に身を委ねて召喚された事を考えると、あるいはバーサーカーである彼は「ランスロットのダメな部分」が狂化によって強調された姿であるのかもしれない。
 
*一般には寝取り男のような扱われ方もされているが、実際のところ型月世界におけるランスロットは<br>''「国のために同性と偽装結婚し、王妃として努力したがやはり寂しかったギネヴィア」がランスに転んでしまう→ランス、王妃に夫との不仲を相談されていたらいつのまにか王妃と恋仲になっていた、何を言っているか分からないが(以下略 状態''<br>という俗にいうポルナレフ状態の過程を経て不倫に至ってしまっており、どちらかというと王妃に巻き込まれた立場(彼自身もそれ以前からギネヴィアを異性として愛してはいたのだが、臣下としての距離感は保っていた)である。<br>そしてアーサー王が女であるという真実に追い討ちをかけられ、重ねて罪の意識に苛まれるが、基本的に人が好く王を裏切ったギネヴィアの気持ちもわかるため、更にランスロットは苦しむのであった。
 
*一般には寝取り男のような扱われ方もされているが、実際のところ型月世界におけるランスロットは<br>''「国のために同性と偽装結婚し、王妃として努力したがやはり寂しかったギネヴィア」がランスに転んでしまう→ランス、王妃に夫との不仲を相談されていたらいつのまにか王妃と恋仲になっていた、何を言っているか分からないが(以下略 状態''<br>という俗にいうポルナレフ状態の過程を経て不倫に至ってしまっており、どちらかというと王妃に巻き込まれた立場(彼自身もそれ以前からギネヴィアを異性として愛してはいたのだが、臣下としての距離感は保っていた)である。<br>そしてアーサー王が女であるという真実に追い討ちをかけられ、重ねて罪の意識に苛まれるが、基本的に人が好く王を裏切ったギネヴィアの気持ちもわかるため、更にランスロットは苦しむのであった。
 
*キャラクターデザイン(鎧)は、武内崇氏ではなくこやま氏。Fateシリーズでは主に武器類のデザインを担当している氏らしく、非常に複雑な形状をしている。
 
*キャラクターデザイン(鎧)は、武内崇氏ではなくこやま氏。Fateシリーズでは主に武器類のデザインを担当している氏らしく、非常に複雑な形状をしている。
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**ただしランサーの方は完全に許されてはいなかったものの主君に再び仕えることができたのに対し、彼は主君には最初から容認されていたものの再び仕えることは最後までかなわなかった。
 
**ただしランサーの方は完全に許されてはいなかったものの主君に再び仕えることができたのに対し、彼は主君には最初から容認されていたものの再び仕えることは最後までかなわなかった。
 
*TYPE-MOON BOOKS版巻頭のステータスでは、真名・パラメータ・宝具などが「己が栄光の為でなく」で隠蔽されている。
 
*TYPE-MOON BOOKS版巻頭のステータスでは、真名・パラメータ・宝具などが「己が栄光の為でなく」で隠蔽されている。
*相談室や花札で覗かせる、アーサー王へのちょっとアレな態度から“アルトリアに異性として恋愛感情持っていたのではないか”という推測がファンから出ることもあるが、ゼロマテの対談にてランスロットは円卓の騎士内での'''「アーサー王燃え派」の筆頭'''として扱われており、「アルトリアたん萌え派」「アーサー王を愛しているのは俺だけでいい派」とは分けられているので、性別関係なしの純粋な尊敬だったと思われる。
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*相談室や花札で覗かせる、アーサー王へのちょっとアレな態度から“アルトリアに異性として恋愛感情持っていたのではないか”という推測がファンから出ることもあるが、ゼロマテの対談にてランスロットは円卓の騎士内での'''「アーサー王燃え派」の筆頭'''として扱われており、「アルトリアたん萌え派」「アーサー王を愛しているのは俺だけでいい派」とは分けられているので、性別関係なしの純粋な尊敬だったと思われる。…多少歪んでいるのは否めないが。
 
**『コハエース』というか経験値氏の中ではガウェインに殺意を抱き直されるレベルで萌え派方面に突き進んでいるが、あくまでもネタとしてのキャラ弄りである。
 
**『コハエース』というか経験値氏の中ではガウェインに殺意を抱き直されるレベルで萌え派方面に突き進んでいるが、あくまでもネタとしてのキャラ弄りである。