15行目: |
15行目: |
| :物静かかつ蟲惑的な女性。物腰が柔らかく、自身のサーヴァントであるキャスターの毒舌を窘めるなど理性的な性格をしている。<br>ただ、普段は楚々としているが時折耳年増なのか、聞いたことを(主に性的な意味で)あらぬ方向へ想像を働かせてしまったり、真面目な話の途中で(主に性的な意味で)興奮して主人公やキャスターに呆れられるなどの言動も目立ち、「けっこうアレかもしれない」と主人公に評価されている。<br>一見すると聖職者然とした彼女だが、その正体は『CCC』の事件の黒幕であり、BBのプログラムを改変し、彼女の「主人公を消滅の未来から救う」という目的に「人類の欲望の解放による破滅」という破綻した意識を植え付けた張本人。<br>「自分が気持ちよくなる」ためだけにムーンセルを乗っ取り、神になろうとする。自身の欲を追求した結果人類が滅びたとしてもかまわないと考えており、自分の欲のために人を救う、あるいは滅ぼすことにためらいを持たない。<br>他人の人生を台無しにすることでしか絶頂することができない異常者で、彼女が菩薩として崇め奉られたのも単に逸脱しすぎた人間性を解脱と見紛われたに過ぎない。<br>その人格は人間として破綻しきっており、他人を虫同然と見做し、己の快楽のための道具として扱うことに何の抵抗もない。しかしその上で、全ての人間を真に「愛している」ことが彼女の特筆すべき異常性である。…が、CCCルートで彼女との闘いの後、ある行動を取るとキアラの「愛」に対する歪んだ捉え方の根底にあるものや、また、彼女の暴走(迷走)していた「愛」の終着点を見付ける事が出来る。 | | :物静かかつ蟲惑的な女性。物腰が柔らかく、自身のサーヴァントであるキャスターの毒舌を窘めるなど理性的な性格をしている。<br>ただ、普段は楚々としているが時折耳年増なのか、聞いたことを(主に性的な意味で)あらぬ方向へ想像を働かせてしまったり、真面目な話の途中で(主に性的な意味で)興奮して主人公やキャスターに呆れられるなどの言動も目立ち、「けっこうアレかもしれない」と主人公に評価されている。<br>一見すると聖職者然とした彼女だが、その正体は『CCC』の事件の黒幕であり、BBのプログラムを改変し、彼女の「主人公を消滅の未来から救う」という目的に「人類の欲望の解放による破滅」という破綻した意識を植え付けた張本人。<br>「自分が気持ちよくなる」ためだけにムーンセルを乗っ取り、神になろうとする。自身の欲を追求した結果人類が滅びたとしてもかまわないと考えており、自分の欲のために人を救う、あるいは滅ぼすことにためらいを持たない。<br>他人の人生を台無しにすることでしか絶頂することができない異常者で、彼女が菩薩として崇め奉られたのも単に逸脱しすぎた人間性を解脱と見紛われたに過ぎない。<br>その人格は人間として破綻しきっており、他人を虫同然と見做し、己の快楽のための道具として扱うことに何の抵抗もない。しかしその上で、全ての人間を真に「愛している」ことが彼女の特筆すべき異常性である。…が、CCCルートで彼女との闘いの後、ある行動を取るとキアラの「愛」に対する歪んだ捉え方の根底にあるものや、また、彼女の暴走(迷走)していた「愛」の終着点を見付ける事が出来る。 |
| ;能力 | | ;能力 |
− | :最悪の破戒僧だが法力は本物であり、旧校舎まで侵入してきたリップをダキニ天法で撃退するという実力を見せた。我欲を縛る我執封じの五蘊黒縄は隙さえあればサーヴァントでさえ拘束することができる。また[[ウィザード]]としての実力も天才的で、SGを摘出する目的でも使える、五停心観等の精神医療用のコードキャストを究め、それらを発展させ電脳体への侵入及び吸収を可能にする万色悠滞を開発した。<br>生まれつきフェロモンによって"愛されやすい"特殊体質を得ている。フェロモンとは動物の体内から分泌・放出され、同種の他個体の行動や生理状態に影響を与える物質の総称のことで、理性ではあらがえない本能的誘惑である。<br>物語の最終局面でマスター達の魂と2体のアルターエゴ、そして桜・BBを吸収した「魔人」となるが、[[主人公 (EXTRA)]]が言うにはムーンセルにやってきた段階ですでに「人」ではなくなっていたらしい(後述)。<br>「魔人」になってからは姿が変貌し、頭部に2本の巨大な角を生やし、周囲には彼女に取り込まれた多くの人間の魂が怨霊のような姿で現れ、背後には巨大な髑髏が現れる。この魔人形態は'''随喜自在第三外法快楽天'''と呼ばれる。<br>若いころは病弱であったが、外界の進んだ医療技術により健康になってからは詠天流の武術や法術を会得しており、魔人となってからは神話礼装を解放したサーヴァントですら捉える事ができない神速の連撃「'''四念回峰行'''」や逆に神話礼装状態のサーヴァントを捕縛しカウンターを叩き込む「'''金剛界智拳印'''」を使用する。<br>終盤では喰らったBBやメルトリリス、パッションリップのおよそ数百体以上のサーヴァントや女神の力によりムーンセルを介する事で文字通り、任意的な物であるが「全能」の力を手に入れており、TYPE-MOON世界における菩薩(宇宙規模の存在規模に軽く太陽系を管理できる神格)の位階に達している、「この世において人間が彼女に勝てる道理など無い」と[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]は語る。<br>しかし、BBや[[間桐桜|桜]]、アルターエゴ達を取り込んだ事で唯一「全能の力」を行使出来ない(『桜』達が抵抗するため)存在である主人公に対し、その事に気づかぬまま挑んだ事が原因で敗北した(気づいていたなら、闘わずに主人公を違う空間に飛ばし、その空間を潰していたという)。タイトルにある「CCC」(例外処理)はこの出来事に掛かっていると思われる。<br>なお、本来の身体は彼女を手放すことを恐れた狂信者の手にかかり既に死亡している。 | + | :最悪の破戒僧だが法力は本物であり、旧校舎まで侵入してきたリップをダキニ天法で撃退するという実力を見せた。我欲を縛る我執封じの五蘊黒縄は隙さえあればサーヴァントでさえ拘束することができる。また[[ウィザード]]としての実力も天才的で、SGを摘出する目的でも使える、五停心観等の精神医療用のコードキャストを究め、それらを発展させ電脳体への侵入及び吸収を可能にする万色悠滞を開発した。<br>生まれつきフェロモンによって"愛されやすい"特殊体質を得ている。フェロモンとは動物の体内から分泌・放出され、同種の他個体の行動や生理状態に影響を与える物質の総称のことで、理性ではあらがえない本能的誘惑である。<br>物語の最終局面でマスター達の魂と2体のアルターエゴ、そして桜・BBを吸収した「魔人」となるが、[[主人公 (EXTRA)]]が言うにはムーンセルにやってきた段階ですでに「人」ではなくなっていたらしい(後述)。<br>「魔人」になってからは姿が変貌し、頭部に2本の巨大な角を生やし、周囲には彼女に取り込まれた多くの人間の魂が怨霊のような姿で現れ、背後には巨大な髑髏が現れる。この魔人形態は'''随喜自在第三外法快楽天'''と呼ばれる。<br>若いころは病弱であったが、外界の進んだ医療技術により健康になってからは詠天流の武術や法術を会得しており、魔人となってからは神話礼装を解放したサーヴァントですら捉える事ができない神速の連撃「'''四念回峰行'''」や逆に神話礼装状態のサーヴァントを捕縛しカウンターを叩き込む「'''金剛界智拳印'''」を使用する。<br>終盤では喰らったBBやメルトリリス、パッションリップのおよそ数百体以上のサーヴァントや女神の力によりムーンセルを介する事で文字通り、任意的な物であるが「全能」の力を手に入れており、TYPE-MOON世界における菩薩<ref>宇宙規模の存在規模に軽く太陽系を管理できる神格。</ref>の位階に達している、「この世において人間が彼女に勝てる道理など無い」と[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]は語る。<br>しかし、BBや[[間桐桜|桜]]、アルターエゴ達を取り込んだ事で唯一「全能の力」を行使出来ない存在である主人公に対し、その事に気づかぬまま挑んだ事が原因で敗北した<ref>これは主人公に想いを寄せた『桜』達が抵抗するためであり、もしそれに気づいていたなら、闘わずに主人公を違う空間に飛ばし、その空間を潰していたという。</ref>。タイトルにある「CCC」(例外処理)はこの出来事に掛かっていると思われる。<br>なお、本来の身体は彼女を手放すことを恐れた狂信者の手にかかり既に死亡している。 |
| | | |
| === スキル === | | === スキル === |
50行目: |
50行目: |
| :一方で学生時代から年上扱いされたことを気にしており、そこを突かれると感情的になる一面を見せた。 | | :一方で学生時代から年上扱いされたことを気にしており、そこを突かれると感情的になる一面を見せた。 |
| ;能力 | | ;能力 |
− | :ビーストとして未だ蛹である為自由に動けないという制限があるものの、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚。五感全てを誘惑し、一つでもその色香に惑えばたちまち相手を妄信的な信徒にする魅了スキルやビーストのスキルを有している。 | + | :ビーストとして未だ蛹である為自由に動けないという制限があり、加えてSE.RA.PHに依存していた為、強さに関しては『EXTRA CCC』のキアラには及ばない。 |
− | :『ロゴスイーター』は知性体なら問答無用でテクノブレイクし、欲望あるものはどんな生命体であれ彼女に勝ち目はない。 | + | :しかし、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚。五感全てを誘惑し、一つでもその色香に惑えばたちまち相手を妄信的な信徒にする魅了スキルやビーストのスキルを有している。『ロゴスイーター』は知性体なら問答無用でテクノブレイクし、欲望あるものはどんな生命体であれ彼女に勝ち目はない。 |
| :実際に初戦では主人公に協力したサーヴァントをいとも簡単に葬って敗北に追い込み、[[BB]]の助けで危機を脱したものの<ref>その方法は『やられる前』から90秒分時間逆行してやり直していた。</ref>、その後の会議でロビンやBBからは「サーヴァントが100騎いても太刀打ちできない」「現状ではビーストⅢを倒すことは困難」と評されていた。 | | :実際に初戦では主人公に協力したサーヴァントをいとも簡単に葬って敗北に追い込み、[[BB]]の助けで危機を脱したものの<ref>その方法は『やられる前』から90秒分時間逆行してやり直していた。</ref>、その後の会議でロビンやBBからは「サーヴァントが100騎いても太刀打ちできない」「現状ではビーストⅢを倒すことは困難」と評されていた。 |
| :SE.RA.PHにはいくつもの防衛機構があり、その一つであるセンチネルに植えつけられたキアラの因子KPをすべて消去してようやく、キアラの全能に翳りができる。 | | :SE.RA.PHにはいくつもの防衛機構があり、その一つであるセンチネルに植えつけられたキアラの因子KPをすべて消去してようやく、キアラの全能に翳りができる。 |
72行目: |
72行目: |
| :[[ORT]]とタッグを組み、型月一武道会に参加。史上最凶最悪のチーム。<!-- | | :[[ORT]]とタッグを組み、型月一武道会に参加。史上最凶最悪のチーム。<!-- |
| ;[[Fate/Grand Order]] | | ;[[Fate/Grand Order]] |
− | :期間限定イベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』のラスボス。なんと[[ビースト]]になって再登場を果たした。--> | + | :期間限定イベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』のラスボス。[[ビースト]]になって衝撃の登場を果たした。--> |
| | | |
| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
87行目: |
87行目: |
| ;[[臥藤門司]] | | ;[[臥藤門司]] |
| :苦手な相手。かつて修行時代の臥藤と禅問答を行って論破寸前まで追い詰められた。 | | :苦手な相手。かつて修行時代の臥藤と禅問答を行って論破寸前まで追い詰められた。 |
| + | <!-- |
| + | ===Fate/Grand Order=== |
| + | ;[[魔神柱|魔神ゼパル]] |
| + | :セラフィックスを活動拠点に定めた彼によって取り憑かれた上に善性を封じ込められてしまう。 |
| + | :その結果、セラフィックスの職員は正気を失っただけでなく、ゼパルも逆に乗っ取られてしまう。 |
| + | :既に意識は小指先しかなく、その状態で解放されれば消滅するという事実に発狂し、魔神としての誇りをかなぐり捨て、彼女に隷属を選んだが、キアラはゼパルをいとも簡単に捨てていった。 |
| + | :悲惨な末路を迎えたものの、ゼパルが原因でセラフィックスは最悪な方向に動き出したので、[[BB]]の言う通り因果応報ともいえる。 |
| + | ;[[パッションリップ]]、[[メルトリリス]] |
| + | :『EXTRA CCC』では彼女たちを取り込んだ。 |
| + | :『Grand Order』では月世界のキアラの中に取り込まれたリップやメルトをサルベージして、センチネルにした。 |
| + | ;[[エミヤ〔オルタ〕]] |
| + | :『Grand Order』でのマテリアルではキアラが彼を失墜させた原因であることを示唆されており、『深海電脳楽土 SE.RA.PH』ではさらに踏み込んでいる。 |
| + | :最終的には彼の妨害を受けて[[メルトリリス]]の吸収は失敗に終わってしまう。 |
| + | --> |
| ===その他=== | | ===その他=== |
| ;[[覚者]] | | ;[[覚者]] |