差分

45 バイト追加 、 2017年5月14日 (日) 03:05
編集の要約なし
131行目: 131行目:  
:だが、その言葉を聞き流すわけにはいかないと、死に果てたはずの男は立ち上がった。自分を虚仮にしたからではなく、無銘の英雄を排斥した人々――彼が本当に守ろうとした者たちを虚仮にしたのだから。
 
:だが、その言葉を聞き流すわけにはいかないと、死に果てたはずの男は立ち上がった。自分を虚仮にしたからではなく、無銘の英雄を排斥した人々――彼が本当に守ろうとした者たちを虚仮にしたのだから。
 
;(……でも、愉しかったのは紛れもなく<br> 何が違ったのでしょう―――<br> 私と彼女。快楽に沈んだ<RUBY><RB>私</RB><RT>わたくし</RT></RUBY>と、<br> 快楽の湖面から翔んだ、あの―――<br> ……ああ、そうですね<br> その疑問こそ、私に与えられた罰ならば……<br> 彼女のように、アルターエゴになってみる顛末も、<br> 有り得るのかもしれませんね―――)
 
;(……でも、愉しかったのは紛れもなく<br> 何が違ったのでしょう―――<br> 私と彼女。快楽に沈んだ<RUBY><RB>私</RB><RT>わたくし</RT></RUBY>と、<br> 快楽の湖面から翔んだ、あの―――<br> ……ああ、そうですね<br> その疑問こそ、私に与えられた罰ならば……<br> 彼女のように、アルターエゴになってみる顛末も、<br> 有り得るのかもしれませんね―――)
:間際。愛欲の理を持つ獣は、恋に羽ばたいた少女の一撃と、正義の味方――否、悪の敵である男の妨害によって海底に沈んだのであった。
+
:間際。自己愛で人類悪に変生した女は、恋に羽ばたいた少女の一撃と、正義の味方――否、悪の敵である男の妨害によって海底に沈んだのであった。
 
:彼女はその疑問の答えを得ようとアルターエゴになることを受け入れるが、この台詞の裏を返せば、彼女がアルターエゴとして実装されるともとれる。
 
:彼女はその疑問の答えを得ようとアルターエゴになることを受け入れるが、この台詞の裏を返せば、彼女がアルターエゴとして実装されるともとれる。
 
<!--"ネタバレ禁止期間のため"
 
<!--"ネタバレ禁止期間のため"
 
===アルターエゴ===
 
===アルターエゴ===
 
;「アルターエゴ、殺生院キアラ。救いを求める声を聞いて参上いたしました。<br> でも……うっふふっ。私のような女を呼ぶだなんて、何と言う方なのでしょう。<br> 私は生きとし生けるもの、有情無情の区別なく味わい尽くす魔性菩薩。<br> これはもう、地獄の底までお付き合いしていただくしかありませんね」
 
;「アルターエゴ、殺生院キアラ。救いを求める声を聞いて参上いたしました。<br> でも……うっふふっ。私のような女を呼ぶだなんて、何と言う方なのでしょう。<br> 私は生きとし生けるもの、有情無情の区別なく味わい尽くす魔性菩薩。<br> これはもう、地獄の底までお付き合いしていただくしかありませんね」
:<del>プレイヤーの嫌な予感が実現した</del>'''終章から4日後という驚異的な速さで実装された。'''
+
:なんと、アルターエゴとして'''終章から4日後という驚異的な速さで実装された。'''<del>諦めが悪いにも程がある。</del>
 
:ともあれ、自分のような人類悪に変生した自己愛の塊の人間を呼び出したことについては驚きと関心を抱いたようだ。
 
:ともあれ、自分のような人類悪に変生した自己愛の塊の人間を呼び出したことについては驚きと関心を抱いたようだ。
 
;「はあ、あの方、アンデルセンというのですか。存じません。私、あんな方まったく存じません。<br> メロン峠とか牛女とかどぶ川の毒婦とか。ええ、そんな悪態、まったく覚えがありませんとも。<br> なので、間違っても同じ部屋に呼んだり、同じパーティーに入れないでくださいね。……後生ですよ?」
 
;「はあ、あの方、アンデルセンというのですか。存じません。私、あんな方まったく存じません。<br> メロン峠とか牛女とかどぶ川の毒婦とか。ええ、そんな悪態、まったく覚えがありませんとも。<br> なので、間違っても同じ部屋に呼んだり、同じパーティーに入れないでくださいね。……後生ですよ?」
10,592

回編集