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;「……君は黙っていてくれないかマーブル。前にもまして無駄飯食らいの役立たずが。<br> いいかね、○○。これからは私が指示を出させてもらう。」
 
;「……君は黙っていてくれないかマーブル。前にもまして無駄飯食らいの役立たずが。<br> いいかね、○○。これからは私が指示を出させてもらう。」
 
:一方的なリーダー宣言。つい数時間前にマスターの判断に従う、と宣言しておきながらこの有様である。この時、彼は主人公を人生経験やセラフィックスの知識が自分より劣っている、主人公達だけでは事態の収束は困難、などと理由付けてリーダーを名乗り出したが、実際には見当違いにも程がある人物評である。ここから、やや自己保身に走りがちだったが弱気でしおらしかったさっきまでとは打って変わって強気で高圧的な態度で接するようになり、マーブルに対しても罵詈雑言を浴びせるようになる。
 
:一方的なリーダー宣言。つい数時間前にマスターの判断に従う、と宣言しておきながらこの有様である。この時、彼は主人公を人生経験やセラフィックスの知識が自分より劣っている、主人公達だけでは事態の収束は困難、などと理由付けてリーダーを名乗り出したが、実際には見当違いにも程がある人物評である。ここから、やや自己保身に走りがちだったが弱気でしおらしかったさっきまでとは打って変わって強気で高圧的な態度で接するようになり、マーブルに対しても罵詈雑言を浴びせるようになる。
:最初の方こそ[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は彼の態度に目を瞑って話を聞いていたが、この後でもタイムリミットが予想以上に厳しくてただ一人焦る彼は主人公やサーヴァント達にさえ暴言を吐き続けるようになり、どんどん態度が悪くなっていった。だがこの後、これらの言動の積み重ねがあったせいでもあるのか、ついに彼は主人公からさえも完全に見限られる事になる。
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:最初の方こそ[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は彼の態度に目を瞑って話を聞いていたが、この後でもタイムリミットが予想以上に厳しくてただ一人焦る彼は主人公やサーヴァント達にさえ暴言を吐き続けるようになり、どんどん態度が悪くなっていった。だがこの後、これらの言動の積み重ねのせいでもあるのか、ついに彼は主人公からさえも完全に見限られる事になる。
    
;「バカな発言はそこまでにしなさい。<br> アルターエゴが下層に落ちた? 助けに行く?<br> いいじゃないか、手間が省けた!<br> 最後には処理しなければならない怪物だったからね!<br> そんなことはどうでもいい。どうもいいんだ。<br> いいから私の判断に従いなさい。<br> 少し考えれば分かるだろう? 君がどれほど功績をあげようと、外に出た時に報告するのは私なんだ。<br> ここまで死ぬ思いで戦ってきたのに、たった一度のミスで役立たずのレッテルを貼られたくはないだろう?<br> 今の発言は私も聞かなかったことにしてあげよう。いいね、君は今すぐ―――」
 
;「バカな発言はそこまでにしなさい。<br> アルターエゴが下層に落ちた? 助けに行く?<br> いいじゃないか、手間が省けた!<br> 最後には処理しなければならない怪物だったからね!<br> そんなことはどうでもいい。どうもいいんだ。<br> いいから私の判断に従いなさい。<br> 少し考えれば分かるだろう? 君がどれほど功績をあげようと、外に出た時に報告するのは私なんだ。<br> ここまで死ぬ思いで戦ってきたのに、たった一度のミスで役立たずのレッテルを貼られたくはないだろう?<br> 今の発言は私も聞かなかったことにしてあげよう。いいね、君は今すぐ―――」
 
:[[メルトリリス]]がセラフィックスの最下層に転落した時、「メルトリリスを見殺しにして教会に戻り、自分達を天体室に連れていけ」という彼の要求を毅然と突っぱねた主人公に対して。
 
:[[メルトリリス]]がセラフィックスの最下層に転落した時、「メルトリリスを見殺しにして教会に戻り、自分達を天体室に連れていけ」という彼の要求を毅然と突っぱねた主人公に対して。
:[[メルトリリス]]を上記の台詞で酷く侮蔑した上で切り捨てようと主人公に強制し、そして従わなければ主人公の評価をどん底に落とすと卑怯な方法で脅迫するあたり、彼の人となりが見て取れる。
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:[[メルトリリス]]を上記の台詞で酷く侮蔑した上で切り捨てようと主人公に強制し、そして従わなければ主人公の立場を危うくするような報告をすると卑怯な方法で脅迫するあたり、彼の人となりが見て取れる。
:基本的に誰の意見や主張も無視するような事はしない主人公さえも、この時ばかりは身勝手極まりなく正当性もない命令や仲間への侮辱ばかり繰り返す彼の話を無視する形で一方的に通信を切断し、さっさと[[メルトリリス]]の救出に向かってしまった。
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:基本的に誰の意見や主張も無視する事はそうそうしない主人公だが、この時ばかりは身勝手極まりなく正当性もない命令や仲間への侮辱を延々と繰り返す彼を無視する事を決断をし、彼の話を遮る形で一方的に通信を切断してさっさと[[メルトリリス]]の救出に向かってしまった。
    
;「はあ!? 悪気は無かった、だって!? 切ったんだぞ!? 私からの通信を、一方的に!<br> カルデアのマスターだから礼儀正しく接してやっていたのに、何だあの態度は!<br> ここでは私の方が立場は上の筈だ!<br> 所長も、副所長も、区間部長も、ドクターたちも、みんな、みんなとっくに死んでいる! 始末した!<br> 生き残った人間の中で、一流大と言えるものを出ているのは私だけだ! そうだろうマーブル君!」
 
;「はあ!? 悪気は無かった、だって!? 切ったんだぞ!? 私からの通信を、一方的に!<br> カルデアのマスターだから礼儀正しく接してやっていたのに、何だあの態度は!<br> ここでは私の方が立場は上の筈だ!<br> 所長も、副所長も、区間部長も、ドクターたちも、みんな、みんなとっくに死んでいる! 始末した!<br> 生き残った人間の中で、一流大と言えるものを出ているのは私だけだ! そうだろうマーブル君!」
:殆ど自業自得な形で主人公からさえ相手にされなくなった事に逆恨みと怒りに我を忘れて暴れ回り、それを見かねたマーブルに対して。
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:殆ど自業自得な形で主人公からさえ相手にされなくなった事に対する逆恨みと怒りに我を忘れて暴れ回り、それを見かねて宥めようとするマーブルに対して。
 
:自分の立場の優位を理由に全く筋の通らない今までの自分の言動を全てを正当化して主人公を非難する厚顔無恥もさる事ながら、自分が格下とみなしているマーブルが一流大を卒業していることを知らない無知さも露呈している。
 
:自分の立場の優位を理由に全く筋の通らない今までの自分の言動を全てを正当化して主人公を非難する厚顔無恥もさる事ながら、自分が格下とみなしているマーブルが一流大を卒業していることを知らない無知さも露呈している。
 
:これまでリーダーを自称してきた彼だが、そもそも彼自身は「他人に流されて担ぎ上げられ、多くの職員を自分勝手な理由で手に掛けてセラフィックスの混乱を加速させて全滅寸前まで追いやった、作られた暗君」に過ぎない。
 
:これまでリーダーを自称してきた彼だが、そもそも彼自身は「他人に流されて担ぎ上げられ、多くの職員を自分勝手な理由で手に掛けてセラフィックスの混乱を加速させて全滅寸前まで追いやった、作られた暗君」に過ぎない。
    
;「……くそ。こうなるとお行儀良くはしていられない。時間もないんだ。あと4分もないんだろう、マーブル? ○○君には何としても私の命令を聞いてもらわなくては。しかしどうすれば……いっそ相方がいればそちらを人質にできるのだが、単独行動ときた。医務室から毒物を拝借してくるか ?しかし今から私だけで管制室に戻るのは……」
 
;「……くそ。こうなるとお行儀良くはしていられない。時間もないんだ。あと4分もないんだろう、マーブル? ○○君には何としても私の命令を聞いてもらわなくては。しかしどうすれば……いっそ相方がいればそちらを人質にできるのだが、単独行動ときた。医務室から毒物を拝借してくるか ?しかし今から私だけで管制室に戻るのは……」
:直後に主人公を強引に自分の手駒に引き戻そうと考え直すアーノルド。人質を取って脅迫する事を目論むが、そこで「Bトキシン8型」という致死性の高い毒物を使う事を考えたりしている辺り、自分の考えで誰かが死ぬ事になる可能性を全く考慮していない事が容易に想像できる。
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:直後に主人公を強引に自分の手駒に引き戻そうと考え直すアーノルド。人質を取って脅迫する事を目論むが、そこで「Bトキシン8型」という致死性の高い毒物を使う事を考えたりしている辺り、自分の考えで誰かが死ぬ可能性を全く考慮していない事が容易に想像できる。
 
:この直後、教会に訪れた黒いアーチャーを見ていつものように命令を下そうとするが、彼がセラフィックスの秘密の隠匿のために自分達の命を狙っていることに全く気づいておらず、そのまま口封じのために銃殺される最期を迎えた。
 
:この直後、教会に訪れた黒いアーチャーを見ていつものように命令を下そうとするが、彼がセラフィックスの秘密の隠匿のために自分達の命を狙っていることに全く気づいておらず、そのまま口封じのために銃殺される最期を迎えた。
 
:まるで、自分の都合のために他人の命を当然のように奪ってきた男に対する因果応報と言わんばかりに―――。
 
:まるで、自分の都合のために他人の命を当然のように奪ってきた男に対する因果応報と言わんばかりに―――。
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*序盤の早い段階で名字である「ベックマン」が出たこともあり、「黒幕では」と疑う人間が続出。尤も、彼もキアラによって踊らされた駒に過ぎず、割と大した活躍もなく終わってしまった。<del>あの[[間桐慎二|ワカメ]]だってまだ見せ場があったのに</del>
 
*序盤の早い段階で名字である「ベックマン」が出たこともあり、「黒幕では」と疑う人間が続出。尤も、彼もキアラによって踊らされた駒に過ぎず、割と大した活躍もなく終わってしまった。<del>あの[[間桐慎二|ワカメ]]だってまだ見せ場があったのに</del>
**当記事でも解説しているとおり、'''憎まれ役としては'''良く働いたが、[[イアソン|同じ「人間のクズ」]]と違い、土壇場で覚悟も矜持も男気も見せずに無様な様子を晒して終わった為、何も評価できる所がないままとなってしまった。合流して教会という安全地帯に誘導されてからは一方的にリーダーを自称してナビ越しに指示を飛ばしてくるが、その時に下した彼の主人公に対する評価が的外れにも程がある内容だった事や、主人公の事を都合の良い道具程度にしか考えていない彼が勝手に居座り始めたポジションがかつて[[ロマニ・アーキマン|主人公に敬意と感謝と信頼を示した上で極めて手厚くサポートしてくれた、かけがえのないスタッフ]]のものだった事などが原因で、ここでも多くのプレイヤーの反感を一身に集めることになってしまった。
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**当記事でも解説しているとおり、'''憎まれ役としては'''非常に良く出来ているが、[[イアソン|似たようなタイプの「人間のクズ」]]と違い、土壇場で覚悟も矜持も男気も見せずに無様な様子を晒して終わった為、何も評価できる所がないままとなってしまった。合流して教会という安全地帯に誘導されてからは一方的にリーダーを自称してナビ越しに指示を飛ばしてくるが、その時に下した彼の主人公に対する評価が的外れにも程がある内容だった事や、主人公の事を都合の良い道具程度にしか考えていない彼が勝手に居座り始めたポジションが、かつて[[ロマニ・アーキマン|主人公に敬意と感謝と信頼を示した上で極めて手厚くサポートしてくれた、かけがえのないスタッフ]]のものだった事などが原因で、ここでも多くのプレイヤーの反感を一身に集めることになってしまった。
***さらに言えば、そもそも下記の「ミスト劇場」も自分以外の生存者が殆どいなくなったせいで主人公達の到着前に完全に終わっていた。自分の立場を恐れて命令に従う人間は悉く死んでもはや誰もいなくなった上、部外者で複数のサーヴァントが味方に付いていて自分の意志決定で行動する主人公がわざわざ自分の管理下に入って行動する理由も必要性も無く、しかもその事に全く気付かないまま最後まで「リーダー」の座に固執し続けていたアーノルドの立ち位置はまさに「裸の王様」そのものであり、何を言ってもただ空気を悪くするだけで「余計な事をしてますます状況を悪化させる」というパニック物のお約束さえ満足にこなせていなかった<ref>主人公達もそんな彼を早々に見切った上で付き合いながら自分たちの判断に基づいて行動しており、彼に雑用のように扱われていたトリスタンもそんな主人公の味方としてサポートする方向で動いていたに過ぎず、誰一人「リーダー」としての彼の命令はろくに聞いていない有様だった。</ref>。そういう意味では[[間桐慎二|TYPE-MOON歴代の小物キャラ・クズキャラ]]と比較することさえおこがましい、'''「名前があるだけのただのモブキャラ」'''とも言える。
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***さらに言えば、そもそも下記の「ミスト劇場」も自分以外の生存者が殆どいなくなったせいで主人公達の到着前に完全に終わっていた。自分の立場を恐れて命令に従うセラフィックスの生き残りは全員死んでいなくなり、部外者で複数のサーヴァントが味方に付いていて自分の意志決定で行動する主人公はわざわざ自分の管理下に入って行動する理由も必要性も無く、しかもその事に全く気付かないまま最後まで「リーダー」の座に固執し続けていたアーノルドの立ち位置はまさに「裸の王様」そのものであり、何を言ってもただ空気を悪くするだけで「余計な事をしてますます状況を悪化させる」というパニック物のお約束さえ満足にこなせていなかった<ref>主人公達もそんな彼を早々に見切った上で付き合いながら自分たちの判断に基づいて行動しており、彼に雑用のように扱われていたトリスタンもそんな主人公の味方としてサポートする方向で動いていたに過ぎず、彼の事を「リーダー」として見ているものは誰一人としていない有様だった。</ref>。そういう意味では[[間桐慎二|TYPE-MOON歴代の小物キャラ・クズキャラ]]と比較することさえおこがましい、'''「名前があるだけのただのモブキャラ」'''とも言える。
 
**それでも、本来セラフィックスのリーダー職は別にいた事実もあり、またマーブルもなんだかんだフォローしていたりするところを見ると、「小人物が必要以上の役職に祭り上げられたが故の悲劇」と同情的な意見もある。
 
**それでも、本来セラフィックスのリーダー職は別にいた事実もあり、またマーブルもなんだかんだフォローしていたりするところを見ると、「小人物が必要以上の役職に祭り上げられたが故の悲劇」と同情的な意見もある。
 
*彼が主人公に服従を強いる際に使おうとした毒薬「Bトキシン8型」というのは、おそらくボツリヌストキシンだと推測される。致死率は高く、自然界で最も強力な毒物の一種だが、主人公は[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|彼女の毒]]を受けても平気な対毒スキル(仮)を持っているため、仮に服用させたとしても効き目があったかは怪しいものである。
 
*彼が主人公に服従を強いる際に使おうとした毒薬「Bトキシン8型」というのは、おそらくボツリヌストキシンだと推測される。致死率は高く、自然界で最も強力な毒物の一種だが、主人公は[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|彼女の毒]]を受けても平気な対毒スキル(仮)を持っているため、仮に服用させたとしても効き目があったかは怪しいものである。
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