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; 略歴
 
; 略歴
: 第一部六章では西暦1273年のエルサレムにてとある目的のために来訪し、獅子王、及びかつての同胞である円卓の騎士達と立ち向かうため、当初は一人で行こうとしたが、聖都を訪れた難民を虐殺しようとする円卓から助けようとする主人公たちと共闘し、行動を共にする。しかし、敵ではないものの、どこかおかしな点が散見されており、元同胞の騎士達の対応からも何らかの齟齬が見受けられる。何より『stay nihgt』ではただの一度も笑顔を見てないのに対し、彼は回想でアーサー王の笑顔を見たことがある。そして、獅子王と対峙した際にその真相が判明した。実は『stay night』での彼ではない。それどころか、英霊でも、デミ・サーヴァントでも、疑似サーヴァントでもない。霊基反応が皆無で、魔術回路も人並み、これが表すモノは一つ。彼は'''まだ亡くなっていない過去の人間'''であり、「'''湖に聖剣を返還できなかったifのベディヴィエール'''」。
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: 第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』では西暦1273年のエルサレムにてとある目的のために来訪し、獅子王、及びかつての同胞である円卓の騎士達と立ち向かうため、当初は一人で行こうとしたが、聖都を訪れた難民を虐殺しようとする円卓から助けようとする主人公たちと共闘し、行動を共にする。しかし、敵ではないものの、どこかおかしな点が散見されており、元同胞の騎士達の対応からも何らかの齟齬が見受けられる。何より『stay nihgt』ではただの一度も笑顔を見てないのに対し、彼は回想でアーサー王の笑顔を見たことがある。そして、獅子王と対峙した際にその真相が判明した。実は『stay night』での彼ではない。それどころか、英霊でも、デミ・サーヴァントでも、疑似サーヴァントでもない。霊基反応が皆無で、魔術回路も人並み、これが表すモノは一つ。彼は'''まだ亡くなっていない過去の人間'''であり、「'''湖に聖剣を返還できなかったifのベディヴィエール'''」。
 
: どこかで有り得た並行世界では、アーサー王を惜しむあまりに三度目の返還でさえ躊躇った彼が王のいた森に戻った時、王の姿は消えていた。彼は自分が聖剣を返還しなかったばかりに「王はアヴァロンへ行けず、彷徨える亡霊になってしまった」ことに気付く。エクスカリバーの加護によって不老となった彼はこの世のどこかに居るであろう騎士王を探して1500年ものの長い年月、世界を旅し、遂にはアヴァロンの末端に到達するも、最早生きた屍と化しており、生きているが動かすことはできない「人型の岩」というべき姿と成り果てた。肉体は酷使し続けた事で指一本動かせないほどボロボロに朽ち果て、魂は動かなくなった肉体を動かす燃料として使い切ったことで燃え尽きたが、しかし真っ先に砕けるはずの精神は執念によって土壇場でつなぎ止めてられていた。
 
: どこかで有り得た並行世界では、アーサー王を惜しむあまりに三度目の返還でさえ躊躇った彼が王のいた森に戻った時、王の姿は消えていた。彼は自分が聖剣を返還しなかったばかりに「王はアヴァロンへ行けず、彷徨える亡霊になってしまった」ことに気付く。エクスカリバーの加護によって不老となった彼はこの世のどこかに居るであろう騎士王を探して1500年ものの長い年月、世界を旅し、遂にはアヴァロンの末端に到達するも、最早生きた屍と化しており、生きているが動かすことはできない「人型の岩」というべき姿と成り果てた。肉体は酷使し続けた事で指一本動かせないほどボロボロに朽ち果て、魂は動かなくなった肉体を動かす燃料として使い切ったことで燃え尽きたが、しかし真っ先に砕けるはずの精神は執念によって土壇場でつなぎ止めてられていた。
 
: 彼は人理焼却と獅子王による聖都エルサレムの支配にあって、戦いの結果がどう転ぼうとも、残された魂は使い果たされ、存在そのものが消滅すると知ってなお、自分のせいで「変質してしまったかの王」のために再び立ち上がる。その覚悟を汲んだマーリンはただの騎士である彼に円卓の騎士たちと戦える力「返せなかった聖剣」を与え『Grand Order』の世界にある特異点へと送り出した。
 
: 彼は人理焼却と獅子王による聖都エルサレムの支配にあって、戦いの結果がどう転ぼうとも、残された魂は使い果たされ、存在そのものが消滅すると知ってなお、自分のせいで「変質してしまったかの王」のために再び立ち上がる。その覚悟を汲んだマーリンはただの騎士である彼に円卓の騎士たちと戦える力「返せなかった聖剣」を与え『Grand Order』の世界にある特異点へと送り出した。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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===Fate===
 
; [[Fate/stay night]]
 
; [[Fate/stay night]]
 
: Fateルートで答えを得て安らかな眠りにつくセイバーを見届けて、このルートの幕を引く役回り。
 
: Fateルートで答えを得て安らかな眠りにつくセイバーを見届けて、このルートの幕を引く役回り。
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; [[Fate/Grand Order]]
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* 〔セイバー〕キャラクターデザイン:天空すふぃあ / 設定作成:??? / レア度:☆3
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: ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』クリア後ガチャに追加される他、ボーナスとして一騎確定で入手できる。
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: 第六特異点のキーキャラクターであり、ストーリーでもそれに相応しい活躍を見せていたものの、それがガチャにおいては弊害も起きてしまう事態に(後述)。
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===その他===
 
; [[ちびちゅき!]]
 
; [[ちびちゅき!]]
 
: 剣道部所属。他の円卓の騎士たちと一緒で、剣道着を着てオロオロしている。
 
: 剣道部所属。他の円卓の騎士たちと一緒で、剣道着を着てオロオロしている。
 
; [[コハエース]]
 
; [[コハエース]]
 
: ガウェイン、ランスロットと共に円卓勢として登場。
 
: ガウェイン、ランスロットと共に円卓勢として登場。
; [[Fate/Grand Order]]
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* 〔セイバー〕キャラクターデザイン:天空すふぃあ / 設定作成:??? / レア度:☆3
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: ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、第六特異点クリア後ガチャに追加される他、ボーナスとして一騎確定で入手できる。
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: 第六章のキーキャラクターであり、ストーリーでもそれに相応しい活躍を見せていたものの、それがガチャにおいては弊害も起きてしまう事態に(後述)。
      
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
 
; [[主人公 (Grand Order)]]
 
; [[主人公 (Grand Order)]]
: 第六章での同行者。誤解により砂漠で[[ニトクリス]]と一悶着あった際、その状況を見かねて一度手を貸すも獅子王に会うという目的を果たすため別れる。
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: 第六特異点での同行者。誤解により砂漠で[[ニトクリス]]と一悶着あった際、その状況を見かねて一度手を貸すも獅子王に会うという目的を果たすため別れる。
 
: その後聖抜の儀を利用して聖都に侵入しようと機を窺っていたが、聖抜の選定から漏れて虐殺されゆく難民達を救うために立ち上がった主人公たちの姿を目撃し、忘れていた騎士の誇りを取り戻して助太刀。以降は本格的に同行者として仲間に加わり互いに信頼を深めていくと共に、主人公と出会えたからこそ王の前まで辿り着けたと深く感謝している。
 
: その後聖抜の儀を利用して聖都に侵入しようと機を窺っていたが、聖抜の選定から漏れて虐殺されゆく難民達を救うために立ち上がった主人公たちの姿を目撃し、忘れていた騎士の誇りを取り戻して助太刀。以降は本格的に同行者として仲間に加わり互いに信頼を深めていくと共に、主人公と出会えたからこそ王の前まで辿り着けたと深く感謝している。
 
; [[マシュ・キリエライト]]
 
; [[マシュ・キリエライト]]
: 第六章での同行者。彼女と一体化した英霊の正体に気付き、ある意味では円卓の騎士の後輩にあたる彼女に対してその在り方を尊く思うとともに宝具を使う上での心構えを説いている。 マシュの方も自身の旅の結末が無意味なものになるのではないかという恐怖に涙を流すベディヴィエールを励ますなど、主人公とは違う形での先輩後輩の関係として互いに影響を与え合った。
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: 第六特異点での同行者。彼女と一体化した英霊の正体に気付き、ある意味では円卓の騎士の後輩にあたる彼女に対してその在り方を尊く思うとともに宝具を使う上での心構えを説いている。 マシュの方も自身の旅の結末が無意味なものになるのではないかという恐怖に涙を流すベディヴィエールを励ますなど、主人公とは違う形での先輩後輩の関係として互いに影響を与え合った。
 
: 彼の真実を知った後は涙を流しながらも最後まで共に戦い、主人公と共に聖剣返還の達成と最期を見届けた。
 
: 彼の真実を知った後は涙を流しながらも最後まで共に戦い、主人公と共に聖剣返還の達成と最期を見届けた。
 
; [[ロマニ・アーキマン]]
 
; [[ロマニ・アーキマン]]
: 第六章での協力者。毎回初対面の同行者から辛辣な評価を受ける彼に対し、初めて好意的な評価をした事で喜ばれている。
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: 第六特異点での協力者。毎回初対面の同行者から辛辣な評価を受ける彼に対し、初めて好意的な評価をした事で喜ばれている。
 
: そして、彼が自分の真実を知った時にはかなり驚き、義憤を露わにした。
 
: そして、彼が自分の真実を知った時にはかなり驚き、義憤を露わにした。
 
; [[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕]]
 
; [[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕]]
: 第六章での同行者。ベディヴィエールは獅子王の配下ではないとはいえ、かつての仲間である円卓の騎士達によって彼の仲間達が迫害されて命を落としてきた事を申し訳なく思うが、同時にそんな自分を戦友として受け入れ、色々抱えている事情を察して気に掛けてくれる彼に対して深い感謝の念を抱いている。
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: 第六特異点での同行者。ベディヴィエールは獅子王の配下ではないとはいえ、かつての仲間である円卓の騎士達によって彼の仲間達が迫害されて命を落としてきた事を申し訳なく思うが、同時にそんな自分を戦友として受け入れ、色々抱えている事情を察して気に掛けてくれる彼に対して深い感謝の念を抱いている。
 
; [[アーラシュ]]
 
; [[アーラシュ]]
: 第六章での同行者。
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: 第六特異点での同行者。
 
: 千里眼によって比較的早い段階からベディヴィエールが隠している事柄を見抜いており、さりげなく体調を気遣う、忠告をするなどして最後まで気に掛けていた。
 
: 千里眼によって比較的早い段階からベディヴィエールが隠している事柄を見抜いており、さりげなく体調を気遣う、忠告をするなどして最後まで気に掛けていた。
 
; [[マーリン]]
 
; [[マーリン]]
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: 優秀な魔術師として信頼はしているものの、彼の人柄そのものは苦手としていた様子。
 
: 優秀な魔術師として信頼はしているものの、彼の人柄そのものは苦手としていた様子。
 
; [[女神ロンゴミニアド|獅子王]]
 
; [[女神ロンゴミニアド|獅子王]]
: 第六章におけるラスボスであり、かつての主君。その正体は「ベディヴィエールが聖剣エクスカリバーの返却を行わなかったif」におけるアーサー王。聖剣を返却出来なかったのは彼女を死なせたくない一心からだったが、それが結果的に死ねない存在にしてしまったことを深く悔やんでいる。
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: 第六特異点におけるラスボスであり、かつての主君。その正体は「ベディヴィエールが聖剣エクスカリバーの返却を行わなかったif」におけるアーサー王。聖剣を返却出来なかったのは彼女を死なせたくない一心からだったが、それが結果的に死ねない存在にしてしまったことを深く悔やんでいる。
: 六章の物語はベディヴィエールが彼女の最後の命である「エクスカリバーの返還」を今度こそ果たすための物語でもあり、彼女に聖剣を返還するために永い時をかけて旅をしてきた。
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: 第六特異点の物語はベディヴィエールが彼女の最後の命である「エクスカリバーの返還」を今度こそ果たすための物語でもあり、彼女に聖剣を返還するために永い時をかけて旅をしてきた。
    
=== ちびちゅき! ===
 
=== ちびちゅき! ===
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** また、最初期のアーサー王伝説から名を連ねる人物であるため、彼もまた実在の人物であったあるいはモデルとなる人物が明確に存在したのではないか?と考える研究者も存在する。
 
** また、最初期のアーサー王伝説から名を連ねる人物であるため、彼もまた実在の人物であったあるいはモデルとなる人物が明確に存在したのではないか?と考える研究者も存在する。
 
* 公式にて「アーサー王」以外で明確に、エクスカリバーを使用した数少ない英霊。その能力こそ当初は伏せられていたが、宝具発動の際に僅かながら伏線が張られていたりした。
 
* 公式にて「アーサー王」以外で明確に、エクスカリバーを使用した数少ない英霊。その能力こそ当初は伏せられていたが、宝具発動の際に僅かながら伏線が張られていたりした。
* 『Fate/Grand Order』では第六章終了後にカルデアに参入し、ガチャにも追加されるキャラクター。第六章においては事実上の主人公と言っても過言ではないほどフィーチャーされており、六章中ではゲストキャラとして多数のエピソードで使用することが出来る。が、星3で成長状態も中途半端であること、ストーリーも終盤故に強敵が多いことからやや使い難さが目立つ。しかし、最終決戦では思いもよらぬ'''レベル・スキルレベル・宝具レベル最大'''というこれまでにない演出で登場。丁度相手も有利に戦えるランサークラスであることもあり、これ以上なく活躍することが出来るなど破格の扱いを受けている。……なお、パッと見で強化されたことが判り辛く(もちろんちゃんと見れば明白なのだが)、五章以前のメインストーリーにおいて同行NPCが中途で強化されるケースが全くなかった(イベントでは「ぐだぐだ本能寺」等前例がないわけではない)ため、彼を選ばずに最終決戦に臨み後で知って後悔するマスターも多かった模様。
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* 『Fate/Grand Order』では第六特異点終了後にカルデアに参入し、ガチャにも追加されるキャラクター。第六特異点においては事実上の主人公と言っても過言ではないほどフィーチャーされており、六章中ではゲストキャラとして多数のエピソードで使用することが出来る。が、星3で成長状態も中途半端であること、ストーリーも終盤故に強敵が多いことからやや使い難さが目立つ。しかし、最終決戦では思いもよらぬ'''レベル・スキルレベル・宝具レベル最大'''というこれまでにない演出で登場。丁度相手も有利に戦えるランサークラスであることもあり、これ以上なく活躍することが出来るなど破格の扱いを受けている。……なお、パッと見で強化されたことが判り辛く(もちろんちゃんと見れば明白なのだが)、五章以前のメインストーリーにおいて同行NPCが中途で強化されるケースが全くなかった(イベントでは「ぐだぐだ本能寺」等前例がないわけではない)ため、彼を選ばずに最終決戦に臨み後で知って後悔するマスターも多かった模様。
** なお、'''六章終了以前に入手した場合、マテリアルを通してストーリーに関する情報が先に得られてしまう'''ためか、メインストーリー実装後に定例として複数回に分けて行われる、新規実装サーヴァントのピックアップ召喚にも含まれず、実装されてから長らく、第六章クリア時点まで入手の機会そのものが与えられなかった。その後2017年に入り開催された「復刻:チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版」において初めて召喚対象に含まれ、遂に第六章未クリアのプレイヤーでも入手が可能となった。クラス別ピックアップ召喚においてもセイバーのクラスの1人として召喚対象となるなど、以前と比べるとピックアップへの解禁の傾向が表れつつある。しかし依然として通常のケースでは2騎目以降は正真正銘「6章をクリアした後のストーリー召喚」でしか入手できないため、現在でもレアリティに反して複数入手による宝具レベルアップが困難なサーヴァントの1人となっている。
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** なお、'''第六特異点終了以前に入手した場合、マテリアルを通してストーリーに関する情報が先に得られてしまう'''ためか、メインストーリー実装後に定例として複数回に分けて行われる、新規実装サーヴァントのピックアップ召喚にも含まれず、実装されてから長らく、第六特異点クリア時点まで入手の機会そのものが与えられなかった。その後2017年に入り開催された「復刻:チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版」において初めて召喚対象に含まれ、遂に第六章未クリアのプレイヤーでも入手が可能となった。クラス別ピックアップ召喚においてもセイバーのクラスの1人として召喚対象となるなど、以前と比べるとピックアップへの解禁の傾向が表れつつある。しかし依然として通常のケースでは2騎目以降は正真正銘「6章をクリアした後のストーリー召喚」でしか入手できないため、現在でもレアリティに反して複数入手による宝具レベルアップが困難なサーヴァントの1人となっている。
 
** ベディヴィエールは「片腕だけ改造された仮面ライダーになりきれないライダーマン」というキャラ付けだったが、当初は義手が「何故アガートラムなのか」という理由がなく、六章シナリオを担当した奈須きのこが悩んでいた時に坂本真綾氏の『レプリカ』を聴いたことで設定を丸々変更して現在に至った。
 
** ベディヴィエールは「片腕だけ改造された仮面ライダーになりきれないライダーマン」というキャラ付けだったが、当初は義手が「何故アガートラムなのか」という理由がなく、六章シナリオを担当した奈須きのこが悩んでいた時に坂本真綾氏の『レプリカ』を聴いたことで設定を丸々変更して現在に至った。
 
* 人の身で英霊と戦う、騎士王の笑顔を望んだ、隻腕を義手で補う、宝具解放のセリフにおける「スイッチオン」、騎士王を探し妖精郷に辿りつくなど、[[衛宮士郎]]を連想させるポイントが多い。
 
* 人の身で英霊と戦う、騎士王の笑顔を望んだ、隻腕を義手で補う、宝具解放のセリフにおける「スイッチオン」、騎士王を探し妖精郷に辿りつくなど、[[衛宮士郎]]を連想させるポイントが多い。
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