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:暴動と混乱の日々、石油基地の電脳化は少しずつ進んでいく。
 
:暴動と混乱の日々、石油基地の電脳化は少しずつ進んでいく。
:生存者は昼のスタッフ、夜のスタッフ合わせて100人ほどになった。職員達は比較的安全な(消滅のない)エリア、中央管制室で暮らすようになった。
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:生存者は昼のスタッフ、夜のスタッフ合わせて100人ほどになった。職員達は比較的安全な(電脳化で消滅することのなかった)エリア、中央管制室で暮らすようになった。
 
:幸い食料の備蓄は十分にあり、『消滅』にさえ巻き込まれなければ希望はあった。医療スタッフも数名生き残っており、キアラも精神が腐っていくのを自覚しながら、セラピストとして職員のために奔走する。
 
:幸い食料の備蓄は十分にあり、『消滅』にさえ巻き込まれなければ希望はあった。医療スタッフも数名生き残っており、キアラも精神が腐っていくのを自覚しながら、セラピストとして職員のために奔走する。
 
:『五月になれば、カルデアがこの異常に気がつく』…それが職員たちの唯一の、そして最大の希望となった。
 
:『五月になれば、カルデアがこの異常に気がつく』…それが職員たちの唯一の、そして最大の希望となった。
 
;三月
 
;三月
 
:ゼパル、キアラに名を告げて本格的に共存という名の支配下においた。並行世界の記録から『EXTRA CCC』でのキアラの経歴を知ったゼパルはこちらのキアラを同期させ、能力を引き出す。
 
:ゼパル、キアラに名を告げて本格的に共存という名の支配下においた。並行世界の記録から『EXTRA CCC』でのキアラの経歴を知ったゼパルはこちらのキアラを同期させ、能力を引き出す。
::本来ムーンセルでのキアラの事件は虚数事象<ref>観測宇宙ではロストされたが記録宇宙ではギリギリ古本として残っている。</ref>なので並行世界を閲覧できるゼパルでも見えなかったが、閲覧対象のキアラがビースト候補<ref>獣の権能:並行世界や時間逆行等の攻撃にも耐性を持ついわば運命即死耐性。これが虚数事象の記録にも対応している為、キアラによる事件は無かった事になってもキアラ本人の記録は永久に残されてしまう。</ref>であった為に、ゼパルの被支配化と言う副作用を伴って実現してしまった。
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::本来ムーンセルでのキアラの事件は虚数事象<ref>観測宇宙ではロストされたが記録宇宙ではギリギリ古本として残っている。</ref>なので並行世界を閲覧できるゼパルでも見えなかったが、閲覧対象のキアラがビースト候補<ref>獣の権能:並行世界や時間逆行等の攻撃にも耐性を持つ、いわば運命即死耐性。これが虚数事象の記録にも対応している為、キアラによる事件は無かった事になってもキアラ本人の記録は永久に残されてしまう。</ref>であった為に、ゼパルの被支配化と言う副作用を伴って実現してしまった。
 
:セラフィックスの電脳化はやがてSE.RA.PH化に変化。深海下に沈みゆくセラフィックスは電脳化のおかげでなんとかその形を維持していたが、時間は少しずつSE.RA.PH内における概念に変化し、外界との隔絶が更に進行してしまう。
 
:セラフィックスの電脳化はやがてSE.RA.PH化に変化。深海下に沈みゆくセラフィックスは電脳化のおかげでなんとかその形を維持していたが、時間は少しずつSE.RA.PH内における概念に変化し、外界との隔絶が更に進行してしまう。
 
:通常職員も特権職員も、分け隔てのない共同体が出来上がったが、その皆の総意、全員が良しとした結果、治安・風紀を守るための組織と法律、という名目の暴力機構がベックマンの手で作り上げられる。この時点でセラフィックス内の道徳は末期を迎えた。
 
:通常職員も特権職員も、分け隔てのない共同体が出来上がったが、その皆の総意、全員が良しとした結果、治安・風紀を守るための組織と法律、という名目の暴力機構がベックマンの手で作り上げられる。この時点でセラフィックス内の道徳は末期を迎えた。
:キアラ(ゼパル)による、生き残り職員達のカルト化開始。閉塞状態によって狂乱状態になったセラフィックスの職員を救い、癒したキアラがいなければ誰一人として生きていけない依存体制となってしまった。その後において、特に理由もなくクジ引きをするような気楽さでひとりずつそのグループから脱落させた。グループから落とされる危機感と恐怖は、職員たちの人格を崩壊、堕落させて人間性を剥奪した結果、集団のカルト化・暴行・粛清や殺戮が行われていた。
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:キアラ(ゼパル)による、生き残り職員達のカルト化開始。閉塞状態によって狂乱状態になったセラフィックスの職員を救い、癒したキアラがいなければ誰一人として生きていけない依存体制が成立した上で、彼女は特に理由もなくクジ引きをするような気楽さでひとりずつそのグループから脱落させた。これによる危機感と恐怖は職員たちの人格と人間性を零落させ、集団のカルト化・暴行・粛清や殺戮を蔓延させることとなった。
:キアラによる何度目かの試行錯誤の末、天体室が開かれる。副所長はあと一歩、というところで恐怖と自己保身に負けて起動させられず、汚れ仕事専門の男だった最後のレバーを引いた。そして、コフィンの中に保存されていた128人のマスターを介して128騎のサーヴァントを召喚した事で、100倍時間のもとに聖杯戦争が幾度となく再現されることとなる。
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:キアラによる何度目かの試行錯誤の末、天体室が開かれる。副所長はあと一歩、というところで恐怖と自己保身に負けて起動させられず、汚れ仕事専門の男が最後のレバーを引いた。そして、コフィンの中に保存されていた128人のマスターを介して128騎のサーヴァントを召喚した事で、100倍時間のもとに聖杯戦争が幾度となく再現されることとなる。
 
;四月
 
;四月
:セラフィックスの大部分が電脳化。キアラは『EXTRA CCC』での自分が吸収していた[[BB|BB/GO]]、メルトリリスとパッションリップのサルベージに成功。
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:セラフィックスの大部分が電脳化。キアラは『EXTRA CCC』での自分が吸収していた[[BB]]、[[メルトリリス]]と[[パッションリップ]]のサルベージに成功。
:[[BB|BB/GO]]はSE.RA.PH管理者として生き残った職員たちに現状を伝える。ここの時間の尺度は外の100倍=『現実世界の1分はここでは100分に相当し、感覚時間では五月にカルデアの救援が来るまで50年以上もかかる』という宣言だった。(ただし、三月末にサーヴァントが召喚された時点で「残りの時間はセラフ感覚で一年」とのコメントもあるので、「電脳化された空間内では時間の尺度が100倍になる」という事実だけを伝え、意図的に誤解させた可能性もある)
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:サルベージされたBBはSE.RA.PH管理者「BB/GO」として生き残った職員たちに現状を伝える。ここの時間の尺度は外の100倍=『現実世界の1分はここでは100分に相当し、感覚時間では五月にカルデアの救援が来るまで50年以上もかかる』という宣言だった。(ただし、三月末にサーヴァントが召喚された時点で「残りの時間はセラフ感覚で一年」とのコメントもあるので、「電脳化された空間内では時間の尺度が100倍になる」という事実だけを伝え、意図的に誤解させた可能性もある)
 
:管制室に避難したセラフィックス職員たちの内紛はより悲惨なものに。キアラに乗せられたアーノルド・ベックマンは生き残りを纏め上げ、ほぼ集団を統率するが、逆らった職員は外に追い出して攻性プログラムの餌食にしたり、SE.RA.PH内を見てまわっているメルトたちに攻撃を命じたりした。
 
:管制室に避難したセラフィックス職員たちの内紛はより悲惨なものに。キアラに乗せられたアーノルド・ベックマンは生き残りを纏め上げ、ほぼ集団を統率するが、逆らった職員は外に追い出して攻性プログラムの餌食にしたり、SE.RA.PH内を見てまわっているメルトたちに攻撃を命じたりした。
:[[BB|BB/GO]]は表向きはキアラに従うフリをしたが、センチネルにされたメルトとリップはキアラへの敵愾心を残していた。しかしサルベージされた身、キアラには逆らえないため、とりあえず中立を選び、SE.RA.PH内で状況の把握に努めていた。最終的にメルトたちはキアラに反旗を翻したが、メルトは廃棄処分、リップは拘束されて自由意志を封じられてしまう。
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:BB/GOは表向きはキアラに従うフリをしたが、センチネルにされたメルトとリップはキアラへの敵愾心を残していた。しかしサルベージされた身、キアラには逆らえないため、とりあえず中立を選び、SE.RA.PH内で状況の把握に努めていた。最終的にメルトたちはキアラに反旗を翻したが、メルトは廃棄処分、リップは拘束されて自由意志を封じられてしまう。
 
:数え切れない聖杯戦争の末、キアラはビースト幼体になり、この工程で“本体”の作成に入る。ビーストとして変生する為の次の肉体を、SE.RA.PHそのものにしたことで、SE.RA.PHはキアラへの変生を開始する。この時点で人間として居た殺生院キアラ、そしてそれになんとかすがっていたゼパルは、いつでも切り捨てられる「子機」となった。
 
:数え切れない聖杯戦争の末、キアラはビースト幼体になり、この工程で“本体”の作成に入る。ビーストとして変生する為の次の肉体を、SE.RA.PHそのものにしたことで、SE.RA.PHはキアラへの変生を開始する。この時点で人間として居た殺生院キアラ、そしてそれになんとかすがっていたゼパルは、いつでも切り捨てられる「子機」となった。
:ここでムーンセルがビースト反応ないしこの事態を察知。ムーンセルに属した存在が原因となるビースト案件だったため、CCC(特殊処理)としてBBが派遣される。そうして地球のSE.RA.PHに出力されたBBだが、既にBBはキアラが単独では対応できない事を即座に理解。現地人類の協力を経て倒すしかないとオーダーを立てる。
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:ここでムーンセルがビースト反応ないしこの事態を察知。ムーンセルに属した存在が原因となるビースト案件だったため、CCC(特殊処理)としてBBが派遣される。そうして地球のSE.RA.PHに転送されたもう一人のBBだったが、既にキアラが単独では対応できない脅威となった事を即座に理解し、現地人類の協力を経て倒すしかないとオーダーを立てる。
:ムーンセルのBB、[[BB|セラフィックスのBB/GO]]と接触。互いの目的の為、入れ替わりを実行。以後、SE.RA.PHを運営するAIはムーンセルBBとなったが、キアラに入れ替わりがバレないよう「キアラの手下である管理AI」として振る舞う。
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:その後、ムーンセルのBBは[[BB|セラフィックスのBB/GO]]と接触。互いの目的の為、入れ替わりを実行。以後、SE.RA.PHを運営するAIはムーンセルBBとなったが、キアラに入れ替わりがバレないよう「キアラの手下である管理AI」として振る舞う。
 
:なお、この時点で魔神ゼパルはキアラに切り捨てられ消滅した。
 
:なお、この時点で魔神ゼパルはキアラに切り捨てられ消滅した。
 
;五月
 
;五月
 
:キアラの完全SE.RA.PH化が完了。セラフィックス諸共2030年のマリアナ海溝にレイシフトする。
 
:キアラの完全SE.RA.PH化が完了。セラフィックス諸共2030年のマリアナ海溝にレイシフトする。
 
:しかし、トラパインが情報分解されながらも単身で通信室に到達し、BBの助けを得てカルデアにSOSを送った。救難信号を受けたカルデアは、BBのガイドと工作を経てセラフィックスへのレイシフトを決行する。
 
:しかし、トラパインが情報分解されながらも単身で通信室に到達し、BBの助けを得てカルデアにSOSを送った。救難信号を受けたカルデアは、BBのガイドと工作を経てセラフィックスへのレイシフトを決行する。
:亜種特異点と化したセラフィックスに突入した[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は、メルトリリスとともにセラフィックス内にいたサーヴァントのうち何人かを仲間に加えつつ各部の調査を行う。最終的にBBの工作が決め手となってビーストとなったキアラと対決、これをなんとか倒したが、沈降するセラフィックスを止める術は最早なく、メルトに止めを刺されて分解されゆくSE.RA.PHキアラ諸共海の藻屑と消えた。
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:亜種特異点と化したセラフィックスに突入した[[主人公 (Grand Order)|主人公]]は連れ立ったサーヴァントを引き離されるという窮地に陥るも、遭遇したメルトリリスとともにセラフィックス内にいたサーヴァントのうち何人かを仲間に加えつつ各部の調査を進めていった。最終的にBBの工作が決め手となってビーストとなったキアラと対決、これをなんとか倒したが、沈降するセラフィックスを止める術は最早なく、メルトに止めを刺されて分解されゆくSE.RA.PHキアラ諸共海の藻屑と消えた。
 
: 主人公がレイシフトしてきた時点で、セラフィックスの職員はマーブルに化けていたキアラと管制室に潜伏していたアーノルド以外は既に全滅。アーノルドも、天体室の電源が破壊されてキアラが本性を現す少し前に、主人公と同時期に送り込まれていた[[エミヤ〔オルタ〕]]に"マーブル"ともども殺害されていた。
 
: 主人公がレイシフトしてきた時点で、セラフィックスの職員はマーブルに化けていたキアラと管制室に潜伏していたアーノルド以外は既に全滅。アーノルドも、天体室の電源が破壊されてキアラが本性を現す少し前に、主人公と同時期に送り込まれていた[[エミヤ〔オルタ〕]]に"マーブル"ともども殺害されていた。
  
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