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;[[ライダー (Apocrypha・黒)|黒のライダー]]
 
;[[ライダー (Apocrypha・黒)|黒のライダー]]
:ジークを助けようとするアストルフォとルーラーの間で目的が一致している。<br>一方、彼の理性の蒸発した性格を「何をするかわからない」と危険視してもいる。<br>なお、ルーラーはアストルフォの真名を把握しているはずなのに彼の事を一貫して「貴女」や「彼女」と呼んでいる。
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:ジークを助けようとするアストルフォとルーラーの間で目的が一致している。<br>一方、彼の理性の蒸発した性格を「何をするかわからない」と危険視してもいる。<br>なお、ルーラーはアストルフォの真名を把握しているはずなのに彼の事を一貫して「貴女」や「彼女」と呼んでいる。<!--その為、ジークを巡る恋のライバル(?)となっている。-->
    
;レティシア
 
;レティシア
 
:憑依したフランス人の少女。聖杯大戦以外の知識は彼女のものがベースとなっている。<br>極めて感受性が強く、信仰心に篤かったせいか、自身に宿った聖女の人格をごく自然に受け入れた。<br>やや男性恐怖症気味で、ジークとの距離感に影響することもある。
 
:憑依したフランス人の少女。聖杯大戦以外の知識は彼女のものがベースとなっている。<br>極めて感受性が強く、信仰心に篤かったせいか、自身に宿った聖女の人格をごく自然に受け入れた。<br>やや男性恐怖症気味で、ジークとの距離感に影響することもある。
 
;アルマ・ペトレシア
 
;アルマ・ペトレシア
:下宿させてもらった教会のシスター。<br>純朴で神の愛以外に必要なものは存在しないような女性。
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:下宿させてもらった教会のシスター。<br>純朴で神の愛以外に必要なものは存在しないような女性。<!--・・・・・・かと思いきゃ、実は聖堂教会から派遣されたユグドミレニア一族への監視役。ジャンヌの正体にも当初から気づいていた。-->
    
;[[シロウ・コトミネ]]
 
;[[シロウ・コトミネ]]
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;[[キャスター (第四次)|ジル・ド・レェ]]
 
;[[キャスター (第四次)|ジル・ド・レェ]]
:かつて共に轡を並べ、戦場を駆け抜けた戦友。
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:かつて共に轡を並べ、戦場を駆け抜けた戦友。<!--彼が神に絶望し、多くの子供達の命を奪った事を嘆いた。-->
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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*『Zero』に僅かながらも登場したため、TYPE-MOON10周年人気投票では(当時はまだ設定のみだった)『Apocrypha』キャラの中では唯一投票が可能となっており、数秒しか出番がなかったことを考えれば大健闘と言ってもよい55位という順位を獲得している。
 
*『Zero』に僅かながらも登場したため、TYPE-MOON10周年人気投票では(当時はまだ設定のみだった)『Apocrypha』キャラの中では唯一投票が可能となっており、数秒しか出番がなかったことを考えれば大健闘と言ってもよい55位という順位を獲得している。
 
**もっとも戦闘機パイロットの小林が71位になっていたりするので、『Zero』アニメの放送直後という時期によるものも大きかったのだろう。
 
**もっとも戦闘機パイロットの小林が71位になっていたりするので、『Zero』アニメの放送直後という時期によるものも大きかったのだろう。
*『Apocrypha』における腹ペコ枠。霊体化できないことと言い、どうしても[[セイバー|彼女]]との共通項が出てしまうようだ。
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*『Apocrypha』における腹ペコ枠。霊体化できないことと言い、どうしても[[セイバー|彼女]]との共通項が出てしまうようだ。<!--更にかなりのうっかりキャラである事も3巻で判明する。-->
    
『Apocrypha』でのステータス
 
『Apocrypha』でのステータス
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**それほどセイバーに似ているわけではないとされる彼女だが、「一度は国を救いながら、最後には人心が離れて非業の死を遂げる」という点は共通している。
 
**それほどセイバーに似ているわけではないとされる彼女だが、「一度は国を救いながら、最後には人心が離れて非業の死を遂げる」という点は共通している。
 
**ある意味自業自得の末路とも言えるのだが、悲劇的な最期と強固な信仰心が強調されるせいか(Fateに限らず)近年のほとんどの創作において、こういった過激な面が描かれる事はない。もしかすると、吸血鬼伝説を広められた結果、「無辜の怪物」のスキルによって変貌した[[ランサー (EXTRA・黒)]]とは逆に、聖女としての伝説を広められたがゆえに元の苛烈さを失い高潔な性格として召喚されているのかもしれない。<br>また史実では旗持ちに過ぎなかった彼女が(企画段階の設定ではあるものの)セイバー適性を持っているのも、自ら兵の先頭に立つ戦乙女というイメージを託されているからかもしれない。
 
**ある意味自業自得の末路とも言えるのだが、悲劇的な最期と強固な信仰心が強調されるせいか(Fateに限らず)近年のほとんどの創作において、こういった過激な面が描かれる事はない。もしかすると、吸血鬼伝説を広められた結果、「無辜の怪物」のスキルによって変貌した[[ランサー (EXTRA・黒)]]とは逆に、聖女としての伝説を広められたがゆえに元の苛烈さを失い高潔な性格として召喚されているのかもしれない。<br>また史実では旗持ちに過ぎなかった彼女が(企画段階の設定ではあるものの)セイバー適性を持っているのも、自ら兵の先頭に立つ戦乙女というイメージを託されているからかもしれない。
**聖人の認定は数十年以上かかることもザラとはいえ、ジャンヌ・ダルクの列聖は死後五百年近く経ってからであり、際立って長い。<br>元は一地方の英雄に過ぎなかった彼女だが、フランス革命以後、王家に代わる国威発揚の象徴として美化され祀り上げられた。彼女自身は王党派だったが、平民出身というのが共和党にとって都合が良かったためである。強大化したフランスと彼女の知名度をバチカンも無視できなくなり、政治的判断から聖人に加えられた。<br>聖女としてのイメージと史実の彼女に大きな乖離があるのはこのためである。
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**聖人の認定は数十年以上かかることもザラとはいえ、ジャンヌ・ダルクの列聖は死後五百年近く経ってからであり、際立って長い。<br>元は一地方の英雄に過ぎなかった彼女だが、フランス革命以後、王家に代わる国威発揚の象徴として美化され祀り上げられた。特にナポレオンは無名に近かったジャンヌの宣伝を積極的に行っており、フランス各地にジャンヌの銅像を作らせた。彼女自身は王党派だったが、平民出身というのが共和党にとって都合が良かったためである。強大化したフランスと彼女の知名度をバチカンも無視できなくなり、政治的判断から聖人に加えられた。<br>聖女としてのイメージと史実の彼女に大きな乖離があるのはこのためである。
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**第二次世界大戦でも新ナチス派のビシー政権とシャルル・ド・ゴール率いる自由フランス軍の双方がプロパガンダに利用しており、生前のみならず死後も時の政治に利用されつづけられている。
 
*東出氏は彼女の人物設定で大変苦労したらしい。<br>「信仰心」を強調すると、史実通りの過激な狂信者としての面が出てきてしまい、夢見がちな乙女にし過ぎると、シェイクスピアに馬鹿にされ続けたキャラクターに非常に近いものとなってしまう。<br>また[[キャスター (第四次)|過去の作品の登場人物]]と密接な関係を持ち、「抑止力」とも関係がある彼女の人物設定は慎重に行わなければならない、という配慮もあったと思われる。<br>もっとも、「アインツベルン相談室」ではジルのギョロ目を目潰しをして元に戻していたそうだから、見た目によらず過激だったようである。
 
*東出氏は彼女の人物設定で大変苦労したらしい。<br>「信仰心」を強調すると、史実通りの過激な狂信者としての面が出てきてしまい、夢見がちな乙女にし過ぎると、シェイクスピアに馬鹿にされ続けたキャラクターに非常に近いものとなってしまう。<br>また[[キャスター (第四次)|過去の作品の登場人物]]と密接な関係を持ち、「抑止力」とも関係がある彼女の人物設定は慎重に行わなければならない、という配慮もあったと思われる。<br>もっとも、「アインツベルン相談室」ではジルのギョロ目を目潰しをして元に戻していたそうだから、見た目によらず過激だったようである。
    
;竹筆日記にて
 
;竹筆日記にて
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*『Fate/Zero』放送時、奈須きのこ氏は自身のブログである竹箒日記にて、ジャンヌ・ダルクについて以下のように語っている。<br><br>「ジャンヌダルクの最期はもう悲惨なんて言葉で表せないぐらいのもので、異端裁判から処刑までの間、あらゆる陵辱が行われ、彼女から尊厳も奇跡を奪いつくしたと言われています。<br>「神の声を聞いたのは嘘だったと言え」<br />ただ一言、そう口にすれば解放される―――その状況で彼女がどこまで信仰的純潔を守り通せたかは諸説様々ですが、どうあれ、救国の乙女はこの上なく無惨な方法で処刑されます。<br>その過程で精神を病み、廃人になっていてもおかしくはない。むしろ狂ってしまった方が救われたかもしれない。救国の乙女に与えられた報酬は、そんな暗いものだったのです。」
*『Fate/Zero』放送時、奈須きのこ氏は自身のブログである竹箒日記にて、ジャンヌ・ダルクについて以下のように語っている。<br><br>ジャンヌダルクの最期はもう悲惨なんて言葉で表せないぐらいのもので、異端裁判から処刑までの間、あらゆる陵辱が行われ、彼女から尊厳も奇跡を奪いつくしたと言われています。<br>「神の声を聞いたのは嘘だったと言え」<br />ただ一言、そう口にすれば解放される―――その状況で彼女がどこまで信仰的純潔を守り通せたかは諸説様々ですが、どうあれ、救国の乙女はこの上なく無惨な方法で処刑されます。<br>その過程で精神を病み、廃人になっていてもおかしくはない。むしろ狂ってしまった方が救われたかもしれない。救国の乙女に与えられた報酬は、そんな暗いものだったのです。
   
:この話が『Fate/Apocrypha』の彼女にどれほど影響しているかについては不明である。
 
:この話が『Fate/Apocrypha』の彼女にどれほど影響しているかについては不明である。
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<!-- ↓Fateとは無関係では? -->
   
;3人のジャンヌ
 
;3人のジャンヌ
 
:英仏百年戦争でジャンヌと言えば一般的にはジャンヌ・ダルクの事を指すが、実は彼女以外にもパンティエーヴル女伯ジャンヌと、モンフォール伯妃ジャンヌという2人の「ジャンヌ」が百年戦争初期に関わっている。この2人はブルターニュ地方の継承問題で激しく対立し、両者の対決は「'''2人のジャンヌの戦い'''」とまで言われた。特にモンフォール伯妃は女傑として名高く、拠点としていたエンヌボンが包囲された時は自ら騎士団を率いて包囲網を突破し、ブレストから援軍を引き連れて再び包囲網を破ってエンヌボンに入城するというジャンヌ・ダルクに劣らない武勇伝が残されている。
 
:英仏百年戦争でジャンヌと言えば一般的にはジャンヌ・ダルクの事を指すが、実は彼女以外にもパンティエーヴル女伯ジャンヌと、モンフォール伯妃ジャンヌという2人の「ジャンヌ」が百年戦争初期に関わっている。この2人はブルターニュ地方の継承問題で激しく対立し、両者の対決は「'''2人のジャンヌの戦い'''」とまで言われた。特にモンフォール伯妃は女傑として名高く、拠点としていたエンヌボンが包囲された時は自ら騎士団を率いて包囲網を突破し、ブレストから援軍を引き連れて再び包囲網を破ってエンヌボンに入城するというジャンヌ・ダルクに劣らない武勇伝が残されている。
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