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: 基本的には「独立稼働する受肉した魔術式」という存在のため、独立した人格は持たない。
 
: 基本的には「独立稼働する受肉した魔術式」という存在のため、独立した人格は持たない。
 
: 新宿では魔神柱を人間型にしたような異様な怪人というべき姿をとる。
 
: 新宿では魔神柱を人間型にしたような異様な怪人というべき姿をとる。
: 時間神殿崩壊後は上記のように主人公に対する憎悪を募らせ、その実現の為に自分の自我の危険すら容認する恐るべき執念を見せた。
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: 時間神殿崩壊後は上記のように主人公に対する憎悪を募らせ、その実現の為に自分の自我の危険すら容認する恐るべき執念を見せた<ref>その憎悪の感情は、明らかに「逆恨み」「八つ当たり」であり、実際にアルトリア・オルタにそれを指摘されたが、バアルはそれも肯定する形で一蹴している。</ref>。
 
: その一方で[[ゼパル|他の逃亡した魔神柱]]と比較すると、復讐計画も含めた根本的な部分には他者への敬意が秘められている。確実性がないモリアーティの計画を受け入れた他に「主人公が途中で逃げ出さない」ことを前提としていたりと、その片鱗が伺える。
 
: その一方で[[ゼパル|他の逃亡した魔神柱]]と比較すると、復讐計画も含めた根本的な部分には他者への敬意が秘められている。確実性がないモリアーティの計画を受け入れた他に「主人公が途中で逃げ出さない」ことを前提としていたりと、その片鱗が伺える。
 
; 能力
 
; 能力
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; [[主人公 (Grand Order)]]
 
; [[主人公 (Grand Order)]]
: 憎悪の対象。彼(彼女)に復讐する為に、3000年の時を費やす程。
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: 憎悪の対象。英雄でも魔王でもなく、平凡な人間である彼(彼女)に復讐する為に、3000年の時を費やし、無様に逃亡したという恥辱に耐えた程。
 
: ただ、その殺害プランは「主人公が途中で投げ出さず、バレルの頂上まで到達する」ということが大前提になっているように思えるため、完全な憎悪というよりはある種「宿敵に対する信頼」のようなものも含まれていた様子。
 
: ただ、その殺害プランは「主人公が途中で投げ出さず、バレルの頂上まで到達する」ということが大前提になっているように思えるため、完全な憎悪というよりはある種「宿敵に対する信頼」のようなものも含まれていた様子。
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;「これが終局の風景だ。3000年の応報を。『<ruby><rb>終局的犯罪</rb><rt>カタストロフ・クライム</rt></ruby>』!」
 
;「これが終局の風景だ。3000年の応報を。『<ruby><rb>終局的犯罪</rb><rt>カタストロフ・クライム</rt></ruby>』!」
 
:悪のモリアーティの宝具攻撃時の台詞。このモリアーティは記憶を消したバアルが化けているものであり、台詞から伏線がはられている。
 
:悪のモリアーティの宝具攻撃時の台詞。このモリアーティは記憶を消したバアルが化けているものであり、台詞から伏線がはられている。
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;「完全犯罪は……成立した……!」
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:悪のモリアーティの撃破時の台詞。このモリアーティの言う「完全犯罪」の意味は……。
    
;「苦悶せよ!」<br>「憎悪する!」<br>「応報する!!」
 
;「苦悶せよ!」<br>「憎悪する!」<br>「応報する!!」
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;「3000年の辛苦に、今こそ報いを」
 
;「3000年の辛苦に、今こそ報いを」
:焼却式 バアル発動。3000年の辛苦を伴った復讐に今こそ報いを。
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:焼却式 バアル発動。3000年の辛苦を伴った復讐に、その起点となったカルデアのマスターに、今こそ報いを与えん。
    
;「我が復讐は……成立、した……!」
 
;「我が復讐は……成立、した……!」
 
:消滅時の台詞。復讐の手筈は整い、我が身が滅びようとも止めることはできなくなった。……ただ一つの欠陥を除いて。
 
:消滅時の台詞。復讐の手筈は整い、我が身が滅びようとも止めることはできなくなった。……ただ一つの欠陥を除いて。
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;「―――はは。<br> ―――は、は、は、はははははは!<br> 思い出した!<br> 思い出したぞ、すべて! 思い出した!<br> 来たな、○○……!<br> 憎きカルデアのマスターよ!」
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: 悪のモリアーティを消滅したことで事件は解決した、かに思われた。
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: しかし、それと入れ替わるように現れたのは、既に滅んだはずの魔神柱、ソロモンが指輪を天に還したことで独立した魔神バアルであった。
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;「その通りだ!<br> この胸を掻き毟る苦痛、じりじりと身を焦がす熱!<br> それは3000年の計画を台無しにされたからでもない。<br> 英霊たちによって、人理焼却を防がれたからでもない。<br> まして、忌まわしきソロモンによって指輪を天に返されたからでもない。<br> 完全な計画、完全な展開。<br> 全てを台無しにした起点がある。<br> ……そう、おまえだ○○!」
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: 主人公への憎悪を「逆恨み」とアルトリア・オルタから指摘されるも、彼はそれすらも認めた。
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:これほどまでに深い憎悪を抱いたのは、3000年の計画を完全に崩壊したからでも、英霊たちによって人理焼却を防がれたからでも、ソロモンによって指輪を天に返したからでもなく、その起点である主人公にあった。
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;「認めよう、これは逆恨み、八つ当たり。それすらも飾りだ。<br> ……憎悪。憎悪、憎悪、憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪<br> 憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪憎悪!<br> 憎悪以外感じられぬ!<br> おまえだ、おまえが憎い○○!<br> おまえは何故、この<ruby><rb>惑星</rb><rt>ほし</rt></ruby>に、この時代に、あの場所に辿り着いたのだ!<br> 人を超える英雄ならば納得しよう!<br> 人を食らう魔王であれば受け入れよう!<br> だが、お前のような平凡で平均、凡庸な男(女)のせいで、全てが破綻した……!<br> 無様に逃げるという恥辱に耐えたのは、<br> 何としてもおまえを殺すという、ただ一点のみ……!!<br> 世界を滅ぼすためにおまえを殺すのではなく、<br> おまえを殺すために世界を滅ぼす―――!!」
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: 主人公への憎悪。英雄でも魔王でもなく、ごく普通な人間である主人公によって人理焼却という計画が破綻してしまった。
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: 最早バアルは、主人公を殺すために世界を滅亡させるまでに憎しみを抱いてしまった。
 
== メモ ==
 
== メモ ==
 
*原典におけるバアルの権能は、「奸計に役に立つ知恵を授けてくれる」「人を透明にする」という犯罪に向いたもの。後者については[[ヘシアン・ロボ|実際に透明にした相手がいた]]が、前者についてはどちらかというと[[ジェームズ・モリアーティ|知恵を授けられた]]側である。
 
*原典におけるバアルの権能は、「奸計に役に立つ知恵を授けてくれる」「人を透明にする」という犯罪に向いたもの。後者については[[ヘシアン・ロボ|実際に透明にした相手がいた]]が、前者についてはどちらかというと[[ジェームズ・モリアーティ|知恵を授けられた]]側である。
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