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:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚されており、メディアやヘラクレスたちをⅢの座を統括する[[魔神柱|観測所フォルネウス]]と交戦させ、自身はアルゴー号を操って敵の撹乱に出た。
 
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚されており、メディアやヘラクレスたちをⅢの座を統括する[[魔神柱|観測所フォルネウス]]と交戦させ、自身はアルゴー号を操って敵の撹乱に出た。
 
; 人物
 
; 人物
: '''ぱっと見は'''爽やかな印象を与える金髪の青年だが、ギリシャ神話にその名を知られた大英雄とは思えないほど人格面に問題があり、すぐに調子に乗るくせに些細なことで狼狽え、誰とも上から目線で話す一方で思い通りにならないと癇癪を起こす、他人の力を自分の力と思い込む上に恩師や仲間さえも人を人とも思わないという、「小物臭い」「人間のクズ」、という言葉がこの上なく当てはまる人物。
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: '''ぱっと見は'''爽やかな印象を与える金髪の青年だが、ギリシャ神話にその名を知られた大英雄とは思えないほど人格面に問題があり、他人の力を自分のものだと都合良く解釈してすぐに調子に乗る、少しでも都合の悪い状況や想定外の状況になるとすぐに取り乱して狼狽えたり癇癪を起こす、誰に対しても上から目線で傲慢不遜な態度を取り、恩師や仲間に対してさえ気分次第で平気で暴言を吐く、などというろくでもない人物であり、その人物評は「小物臭い」「人間のクズ」という言葉に尽きる。
:ただ、ブレス・オブリージュの精神をもち、自分自身のやるべきことを弁えており、かつ自分がやろうとしていることに、それなりに一本の筋が通っている。その片鱗が垣間見えるように、望みも「自分が王となって、誰もが満ち足りて争いのない理想郷を作る」と極めて英雄らしいもので、『Grand Order』作中でも生前果たせなかったその望みの成就だけを求めていた。しかしメディアには「平和を願う心が本物でも、魂が絶望的にねじれているので決して理想の王にはなれない」と評される。
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:ただ、ノブレス・オブリージュの精神をもっていて自分自身のやるべきことを弁えており、かつ自分がやろうとしていること自体はそれなりには筋が通っている。その片鱗が垣間見えるように、望みも「自分が王となって、誰もが満ち足りて争いのない理想郷を作る」と極めて英雄らしいもので、『Grand Order』作中でも生前果たせなかったその望みの成就をひたすら求めていた。しかしメディアには「平和を願う心が本物でも、魂が絶望的にねじれているので決して理想の王にはなれない」と否定的に評されている。
 
; 能力
 
; 能力
: 一応サーヴァントではあると思われるのだが、生前アルゴー号の同乗者であったアタランテ曰く「戦ったことが皆無」「戦力に数えなくていい」という扱いで、戦う素振りも一切見せない。指揮官としても上記の性格と相まって無能の極みとなることが多い。
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: 一応サーヴァントではあるはずだが、生前アルゴー号の同乗者であったアタランテには「戦ったことが皆無」「戦力に数えなくていい」と言われていて戦闘能力はかなり低いらしく、劇中でも戦闘は味方任せで自分が戦おうとする意志すら見せない。基本的には指揮官として後ろから指示を出しているが、普段はその性格からくる慢心や器の小ささのせいで滑り落ちてばかりであり、味方から無能呼ばわりされる事さえ多々ある。
: しかし彼の場合、追い詰められると英雄の本質が出るタイプであり、本当に図に乗ってしまうと見事に滑り落ちてしまうが、絶体絶命の危機に追い詰められて己の命を捨てる覚悟においては物凄く冴え渡っている。終局特異点においてはヘラクレスに全力を出させ、メディア〔リリィ〕とヘクトールをヘラクレスの援護に回し、自分は船の帆を操りながら回避行動に専念させるという名采配を下した。なお、帆の扱い方ならヘラクレス以上の天才である。
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: しかし、彼は土壇場まで追い詰められて初めて英雄としての本質が出るタイプであり、絶体絶命の危機に追い詰められて己の命を捨てる覚悟を迫られた時には人が変わったように卓越した判断力と勇気を発揮する。
: また、ギリシャ神話の英雄をまとめあげてアルゴノーツを結成した弁舌やカリスマ性については「怪物」と評されるほど。
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: また、ギリシャ神話の英雄をまとめあげてアルゴノーツを結成した弁舌やカリスマ性については「怪物」と評されるほどであり、帆の扱いについてもヘラクレス以上の天才と言わしめるほどに上手い。
    
== バリエーション  ==
 
== バリエーション  ==
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:ストーリー上ではリリィに付き合って数百年の時を過ごしているらしく、彼女の性質を鑑みて専守防衛に徹するように仕向けていた。
 
:ストーリー上ではリリィに付き合って数百年の時を過ごしているらしく、彼女の性質を鑑みて専守防衛に徹するように仕向けていた。
 
:だが、イリヤ達が訪れた事で国の間の均衡が崩れ、決断のタイミングが来ていると判断してリリィを焚き付けてイリヤ達と戦わせる。
 
:だが、イリヤ達が訪れた事で国の間の均衡が崩れ、決断のタイミングが来ていると判断してリリィを焚き付けてイリヤ達と戦わせる。
:戦闘後はイリヤがリリィが国を出る前の姿と似ているのを見抜いた事と、彼女らが宝石を要らないと言った事で、彼女らに宝石を半ば押し付けるように渡してしまった。
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:戦闘後はイリヤがリリィが国を出る前の姿と似ているのを感じたのと、彼女らが宝石を要らないと言った事で宝石を渡す事を決断し、遠慮する彼女らに半ば押し付ける形で宝石を渡してしまった。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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;「死ぬはずがないだろう!?アイツはヘラクレスだぞ! 不死身の大英雄だ!<br/> <ruby><rb>英雄</rb><rt>オレ</rt></ruby>達の誰もが憧れ、挑み、一撃で返り討ちにされ続けた頂点なんだぞ!?<br/> それがこんな、おまえらのような寄せ集めの雑魚どもに倒されてたまるものかァ!!!!」
 
;「死ぬはずがないだろう!?アイツはヘラクレスだぞ! 不死身の大英雄だ!<br/> <ruby><rb>英雄</rb><rt>オレ</rt></ruby>達の誰もが憧れ、挑み、一撃で返り討ちにされ続けた頂点なんだぞ!?<br/> それがこんな、おまえらのような寄せ集めの雑魚どもに倒されてたまるものかァ!!!!」
:ヘラクレスを倒したとドレイクに報告されて。酷く歪んでいるが、彼にもヘラクレスへ一角の友情は存在した様子。
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:ヘラクレスを倒したとドレイクに報告されて。酷く歪んでこそいるが、何だかんだでヘラクレスへの友情や信頼は抱いていた様子。
    
;「なに……なにをいう、魔女め! 鄙びた神殿にこもっていただけの女に何がわかる!<br/> 王の子として生まれながら叔父にその座を奪われ、ケンタウロスの馬蔵なんぞに押し込まれた!<br/> その屈辱に甘んじながら才気を養い、アルゴー船を組み上げ、英雄たちをまとめ上げた!<br/> このオレのどこが! どこに! 王の資格がないというのだ!?<br/> オレは自分の国を取り戻したかっただけだ! 自分だけの国がほしかっただけだ!<br/> それの何が悪いというのだ、この裏切り者がーー!」
 
;「なに……なにをいう、魔女め! 鄙びた神殿にこもっていただけの女に何がわかる!<br/> 王の子として生まれながら叔父にその座を奪われ、ケンタウロスの馬蔵なんぞに押し込まれた!<br/> その屈辱に甘んじながら才気を養い、アルゴー船を組み上げ、英雄たちをまとめ上げた!<br/> このオレのどこが! どこに! 王の資格がないというのだ!?<br/> オレは自分の国を取り戻したかっただけだ! 自分だけの国がほしかっただけだ!<br/> それの何が悪いというのだ、この裏切り者がーー!」
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;「畜生くそったれ馬鹿野郎!どうかしてたのか私は!<br/> 名誉挽回のチャンス……か……なんて、一時の感情に惑わされ、こんな場所に召喚されてしまうとは……ッ!」<br />「私は知恵と勇気で戦う英霊なんだ!敵側の戦力がこちらより十倍以上な戦場なんてゴメン被る!」
 
;「畜生くそったれ馬鹿野郎!どうかしてたのか私は!<br/> 名誉挽回のチャンス……か……なんて、一時の感情に惑わされ、こんな場所に召喚されてしまうとは……ッ!」<br />「私は知恵と勇気で戦う英霊なんだ!敵側の戦力がこちらより十倍以上な戦場なんてゴメン被る!」
:終局にて、名誉挽回のために来てしまったらそこは魔神柱が無数の圧倒的劣勢。
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:終局特異点にて。名誉挽回のために来てしまったらそこは魔神柱が無数の圧倒的劣勢。
:後悔の言葉が次々口に出るがメディアとヘクトールが彼を守ろうとすると……。
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:生還がほぼ望めないような絶望的な状況に泣き言や後悔を漏らしながら悪態をつくが、メディアとヘクトールがそんな彼に船での防戦を提案すると……。
    
;「はあ!?馬鹿かおまえたちは!メディアはともかく、ヘクトール!おまえまで間が抜けているのか!?それでもトロイアの守護者か!」<br />「おまえも、メディアも――ヘラクレスの援護に回れ!!コイツが攻撃に集中できるよう、徹底的に露払いをこなすんだ!」<br />「いいか、コレは単純な算数の問題だ!1を10にするより、10を100にする方が強いに決まってるだろうが!<br />アルゴノーツを10にしたところで木端微塵だ!それならヘラクレスを100にしたほうが万倍マシだ!<br/>だろう、ヘラクレス!理性はなくとも戦闘の話だ、私の言いたいことはわかるだろう!?」<br />「それでこそだ!ヘラクレスを援護しろ、おまえたち!そして、私はここで待つ!面倒だが、<RUBY><RB>帆</RB><RT>セイル</RT></RUBY>の上手い使い方を見せてやろう!」
 
;「はあ!?馬鹿かおまえたちは!メディアはともかく、ヘクトール!おまえまで間が抜けているのか!?それでもトロイアの守護者か!」<br />「おまえも、メディアも――ヘラクレスの援護に回れ!!コイツが攻撃に集中できるよう、徹底的に露払いをこなすんだ!」<br />「いいか、コレは単純な算数の問題だ!1を10にするより、10を100にする方が強いに決まってるだろうが!<br />アルゴノーツを10にしたところで木端微塵だ!それならヘラクレスを100にしたほうが万倍マシだ!<br/>だろう、ヘラクレス!理性はなくとも戦闘の話だ、私の言いたいことはわかるだろう!?」<br />「それでこそだ!ヘラクレスを援護しろ、おまえたち!そして、私はここで待つ!面倒だが、<RUBY><RB>帆</RB><RT>セイル</RT></RUBY>の上手い使い方を見せてやろう!」
:口こそ汚いが絶体絶命の窮地に、サーヴァントとしての本領を発揮。戦力にならない自身の護衛に回ろうとするメディアとヘクトールを叱咤し、ヘラクレスの援護に回らせるという名采配を見せる。
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:文字通りの絶体絶命の窮地の中でようやく英霊としての本領を発揮。一時の自身の生存よりもヘラクレスを万全の状態で戦わせる事を優先する決断を下し、戦力にならない自身の護衛に回ろうとするメディアとヘクトールを叱咤してヘラクレスの援護に回らせ、自身は一人で船で敵の注意を逸らしに行くという捨て身の良采配を見せる。:普段は彼の無能さに頭を嘆いていたヘクトールもこの時ばかりは、追い詰められると英霊の本質が出る所が愚弟にそっくりだと評して戦線に突っ込んでいった。
:そんな彼をヘクトールは、追い詰められると英霊の本質が出る辺りが愚弟にそっくりと評した。
      
;「え。<br> あの……。その声は……」<br>「ギャー!! ホ・ン・モ・ノーーー!!」
 
;「え。<br> あの……。その声は……」<br>「ギャー!! ホ・ン・モ・ノーーー!!」
 
:その直後、彼にとって[[メディア|最大級の悪夢]]がやってきた際の<del>どこまでも頭の痛くなるような</del>反応。当然、言われた方も機嫌を悪くした。
 
:その直後、彼にとって[[メディア|最大級の悪夢]]がやってきた際の<del>どこまでも頭の痛くなるような</del>反応。当然、言われた方も機嫌を悪くした。
:しかし、上記の采配や帆の使い方に関しては認めているようだが……ともかくめげずに生きて欲しい。<del>ただし周囲に当り散らさない方向で。</del>
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:一応、この時の良采配や帆の使い方に関しては認めていたようだが……ともかくめげずに生きて欲しい。<del>ただし周囲に当り散らさない方向で。</del>
    
====イアソンくん====
 
====イアソンくん====
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:前述のとおりその歪んだ小悪党ぶりから「小物臭い」「人間のクズ」と評されるものの、ただの無能ではなく根っからの悪人でもない、といった人となりは[[間桐慎二|ワカメ]]の系譜と言える。更に言えばメディアを最初に召喚した[[アトラム・ガリアスタ]]にもよく似ている。そして、最後にメディアを捨てようとして逆に裏切られて破滅するという所もメディアの生前の再現であり、彼女がイアソンそっくりなアトラムを殺したのも因果という事か。
 
:前述のとおりその歪んだ小悪党ぶりから「小物臭い」「人間のクズ」と評されるものの、ただの無能ではなく根っからの悪人でもない、といった人となりは[[間桐慎二|ワカメ]]の系譜と言える。更に言えばメディアを最初に召喚した[[アトラム・ガリアスタ]]にもよく似ている。そして、最後にメディアを捨てようとして逆に裏切られて破滅するという所もメディアの生前の再現であり、彼女がイアソンそっくりなアトラムを殺したのも因果という事か。
 
:実際、原作者である奈須きのこもカルデアエースで掲載された「第1部完結記念 振り返り座談会」でワカメを引き合いにしている。
 
:実際、原作者である奈須きのこもカルデアエースで掲載された「第1部完結記念 振り返り座談会」でワカメを引き合いにしている。
:生前や第三特異点での行動は本人の意図とは異なった結果であるため、実際の所は極端な口の悪さと空気の読まなさ、必要以上な残酷さを除けば負の側面はなく、彼の言動から漂うヘラクレスを始め英雄たちへの羨望と信頼感から憎み切れないところがあり一部に妙な人気がある。後に主人公達からも、「天真爛漫が極まってサイコの域に達しているメディアリリィを、メディアのレベルまで変えたのはすごい」と妙に感心された。
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:生前や第三特異点での行動は本人の意図とは異なった結果であるため、実際の所は極端な口の悪さと空気の読まなさ、必要以上な容赦の無さを除けば負の側面はさほどなく、彼の言動から漂うヘラクレスを始めとした勇者たちへの羨望や信頼感から憎み切れないところがあり一部に妙な人気がある。後に主人公達からも、「天真爛漫が極まってサイコの域に達しているメディアリリィを、メディアのレベルまで変えたのはすごい」と妙に感心された。
:終局特異点にて少なくとも人理を守る最終決戦に参戦、立ち向かうだけの義憤は持ち合わせていたことが判明した。相変わらず及び腰で悪態をついていたが、そこで「追いに追い詰められて自分の命まで差し出さなきゃダメ」という状況で初めて良き司令官となることを披露。落ちに落ちて土壇場で男を見せる辺り、[[間桐シンジ|EXシリーズにおけるワカメ]]を思い起こしてしまう。
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:終局特異点にて少なくとも人理を守る最終決戦に参戦、立ち向かうだけの義憤は持ち合わせていたことが判明した。相変わらず及び腰で悪態をついていたが、そこで「追いに追い詰められて自分の命まで差し出さなきゃダメ」という状況で初めて良き司令官となることを披露。落ちに落ちて土壇場で真価や男気を発揮する辺り、[[間桐シンジ|EXシリーズにおけるワカメ]]を思い起こしてしまう。
 
:素直に感嘆し彼への株を回復させたプレイヤーが大勢の一方、一部のプレイヤー達からは「'''普段ダメダメで追い詰められて頭脳が冴え渡り本領発揮とかどこの賭博黙示録主人公だ'''」とも評された。
 
:素直に感嘆し彼への株を回復させたプレイヤーが大勢の一方、一部のプレイヤー達からは「'''普段ダメダメで追い詰められて頭脳が冴え渡り本領発揮とかどこの賭博黙示録主人公だ'''」とも評された。
  
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