30行目: |
30行目: |
| | | |
| == バーサーカー (Grand Order) == | | == バーサーカー (Grand Order) == |
− | * 真名:ヴラド三世
| + | 『[[Fate/Grand Order]]』では「[[バーサーカー|狂戦士]]」の[[サーヴァント]]として参戦。<br>詳細は[[ヴラド三世 (Grand Order)]]を参照。 |
− | * 身長:191cm / 体重:??kg
| |
− | * 出典:『ドラキュラ』
| |
− | * 地域:ルーマニア
| |
− | * 属性:混沌・悪 / カテゴリ:地
| |
− | * 性別:男性
| |
− | * CV:置鮎龍太郎
| |
− | | |
− | 『[[Fate/Grand Order]]』では「[[バーサーカー|狂戦士]]」の[[サーヴァント]]として参戦。 | |
− | | |
− | ; 略歴
| |
− | : 『Fate/Grand Order』第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』では[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]によって「狂化」を付与されたバーサーク・サーヴァントとして、西暦1431年のフランスに召喚される。
| |
− | : 同じく吸血鬼仲間である[[カーミラ]]とコンビで動くシーンが多く、更に二人して[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|召喚主]]を快く思っていない。そして召喚主の思惑に反し、二人とも戦いの終盤まで生き残っていた。
| |
− | :終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他の[[サーヴァント]]達と共にⅠの座を統括する[[魔神柱|溶鉱炉ナベリウス]]と交戦する。
| |
− | :
| |
− | ; 人物
| |
− | : 闇に溶け込みそうなほどに黒い貴族服を着た王。一人称は「余」。
| |
− | : バーサーカーとして召喚された影響か、元の記憶と自身が忌み嫌う「吸血鬼ドラキュラ」としての記憶が混在しており、吸血鬼として振る舞っており、王ではなく鬼として戦っている。
| |
− | : 狂化のランクは規格外のEXとなっているが、思考は真っ当であり、会話も通じる。これは狂化によって「どうにか」吸血鬼の特徴を受け入れた事がヴラド三世にとって異例中の異例である。
| |
− | : また、吸血鬼としての一面を持っている為、余程のマスターでない限り、いつしかマスターの血を啜ることになる。
| |
− | : ランサーにあった時の気品は消えているとマテリアルに記述されているが、むしろ吸血鬼という存在と扱われる自分を否定するために戦うランサー時と比べて、こちらは落ち着いている節がある。
| |
− | : だが吸血鬼であることをあっさり肯定しているわけではなく、この姿で召喚したことに怒りを感じており、実際「ドラキュラ」の名を言いかけたマシュを睨みつけている。
| |
− | : そして、聖杯にかける願いもランサー時と同様、自身の汚名である「吸血鬼ドラキュラ」を雪ぐこと。
| |
− | : 国を護る身として、祭りの重要性を理解しており、また、道化であれとやると決めたら全力で物事に取り組む。
| |
− | : 編み物が趣味という一面を持ち、自分の手で一度は仕上げたいという願望を持っているが、己の立場上、それを成し得ていない。
| |
− | ; 能力
| |
− | : バーサーカーとして召喚される場合、宝具『鮮血の伝承』が発動された状態がデフォルトとなる為、知名度は「吸血鬼ドラキュラ」に準拠する。
| |
− | : スキルも血を啜ることで下僕にする「吸血」、霧や蝙蝠に変化させる「変化」瀕死の傷でも戦闘し続けられる「戦闘続行」といった吸血鬼の特徴が揃えられている。
| |
− | : また、ランサーとして召喚された時と使用出来る宝具は、真名の読みこそ同じものの効果などの内容は別物となる。
| |
| | | |
| == ステータス == | | == ステータス == |
| {| class="wikitable" style="text-align:center" | | {| class="wikitable" style="text-align:center" |
| |- | | |- |
| + | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考備考 |
| + | + |
| ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 |
| |- | | |- |
68行目: |
42行目: |
| |- | | |- |
| | [[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]] || B || B || A || A || D || A || 対魔力:B || 護国の鬼将:EX || style="text-align:left"|舞台がルーマニアのため、企画段階の原案より強い。 | | | [[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]] || B || B || A || A || D || A || 対魔力:B || 護国の鬼将:EX || style="text-align:left"|舞台がルーマニアのため、企画段階の原案より強い。 |
− | |-
| |
− | | [[バーサーカー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A || A || C || B || E || A || 狂化:EX || 吸血:A<br />変化:C<br />戦闘続行:A ||
| |
| |} | | |} |
| | | |
109行目: |
81行目: |
| ; [[Fate/Apocrypha]] | | ; [[Fate/Apocrypha]] |
| : 「黒」のサーヴァントとして登場。 | | : 「黒」のサーヴァントとして登場。 |
− | ; [[Fate/Grand Order]]
| |
− | * 〔バーサーカー〕キャラクターデザイン:前田浩孝 / 設定作成:東出祐一郎・虚淵玄 / レア度:☆5
| |
− | : 第一特異点で敵として登場した際、ゲームシステム上はバーサーカー扱いなのだが、ストーリーの上では「ランサーとして召喚されたヴラド公に狂化を付与した」という扱いになっている。
| |
− | : 『FGO夏祭り2016~1st Anniversary~』の開催に際してバトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。
| |
| ===その他=== | | ===その他=== |
| ; [[ちびちゅき!]] | | ; [[ちびちゅき!]] |
137行目: |
105行目: |
| ; [[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]] | | ; [[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]] |
| : 状況確認に訪れた彼女に「同じ神を信じる者」として、自分の側につくよう懐柔しようとするが、中立を順守し生前の未練がないと拒絶されてしまう。結局、神への考え方の違いから互いに相容れない存在と認める事となる。 | | : 状況確認に訪れた彼女に「同じ神を信じる者」として、自分の側につくよう懐柔しようとするが、中立を順守し生前の未練がないと拒絶されてしまう。結局、神への考え方の違いから互いに相容れない存在と認める事となる。 |
− |
| |
− | === Fate/Grand Order ===
| |
− | ; [[カーミラ]]
| |
− | : 共に吸血鬼のモデルとなった人物。しかし彼女とは非常に相性が悪く積極的に吸血鬼であること肯定する姿に憐憫を抱いている。
| |
− | ; [[エリザベート=バートリー]]
| |
− | : 上と同一人物だが「過去が積極的に未来を否定する」「同病相憐れむ」「善悪や欲や夢ではなく己の楽しさに耽溺する」と、打って変わって幼子を見守るような対応である。……なお、彼女が言っている「アイドル」なるものについてはよくわかっていない。
| |
− | ; [[清姫]]
| |
− | : 同じバーサーカー。「淑やかさでは右に出るものはない」と自称する彼女に対し、「余も貴様も共に破綻している」と投げかける。
| |
− |
| |
| === その他 === | | === その他 === |
| + | ; [[ヴラド三世 (Grand Order)]] |
| + | : 希にバーサーカーとして召喚された場合のヴラド三世。 |
| ; [[ヴラド三世 (EXTRA)]] | | ; [[ヴラド三世 (EXTRA)]] |
| : 狂信的な騎士としての側面や妻を愛する男としての側面、あらゆる悪を糺す武人としての側面を抽出して召喚されたヴラド三世。 | | : 狂信的な騎士としての側面や妻を愛する男としての側面、あらゆる悪を糺す武人としての側面を抽出して召喚されたヴラド三世。 |
172行目: |
133行目: |
| : 英霊ヴラド三世としての最後の言葉。 | | : 英霊ヴラド三世としての最後の言葉。 |
| : 最後まで「吸血鬼ドラキュラ」という怪物に苛まれ続けた孤独な王は、魔術師の執念と吸血鬼の影へと沈み、消えていった。 | | : 最後まで「吸血鬼ドラキュラ」という怪物に苛まれ続けた孤独な王は、魔術師の執念と吸血鬼の影へと沈み、消えていった。 |
− |
| |
− | === Fate/Grand Order ===
| |
− | ;「嫌うもの…強制されることだ。それ以上に屈辱的なことは無い」
| |
− | :マイルームでの発言。「吸血鬼」であることを肯定した彼であるが、聖杯大戦の「あの時」が余程トラウマになっている。
| |
− |
| |
− | ;「―――よろしい。では、私は血を戴こう」
| |
− | :竜の魔女ジャンヌ・オルタに呼ばれて。そこにいたのは「救国の英雄」ではなく、「<ruby><rb>血を啜る怪物</rb><rt>ドラキュラ</rt></ruby>」へと成り果てた王。
| |
− |
| |
− | ;「――ここで、終わりか。余の夢も、野望も、またも潰えるか……。<br> ふんそして此度もまた“竜殺し”が関わるとはな。皮肉なものよ。<br> なるほど、<ruby><rb>彼奴</rb><rt>きゃつ</rt></ruby>らめの言うとおりか。余は“<ruby><rb>悪魔</rb><rt>ドラクル</rt></ruby>”。<br> ならば。悪魔を殺し竜を滅ぼすサーヴァントに関われば、墜ちるのは自明の理か。<br> 良い、許す。そして、そこのマスターよ。<br> この戦場の只中でなお、己を見失わぬ男(女)よ。次こそは余を召喚するがいい。<br> であれば、その時こそ我が槍の真髄を見せてやろう。<br> 護国の槍―――民を守る武器は、さぞ貴様の手に映えるだろう―――」
| |
− | :第一章にて、カルデア一行に敗れて。
| |
− | :「吸血鬼ドラキュラ」という怪物に成り果てた護国の王はまたしても敗れ、[[Fate/Apocrypha|別世界で起きた聖杯大戦]]の事を思い出しつつも彼はどこか満ち足りていた。
| |
− |
| |
− | ;「当然である。余興とはいえこれは宴。であれば―――<br> 道化であれ、<ruby><rb>本気でかからねば</rb><rt>・・・・・・・・</rt></ruby>面白くも何ともあるまい。<br> 国を守るものならばマツリの重要性は理解している。娯楽無くして人の世は治まらぬもの。」
| |
− | :ハロウィンイベントにおいて。上に立つものであるがゆえに、娯楽もまた必要であると語る。名君である彼の素顔を垣間見ることができる。
| |
− |
| |
− | ;「ははは、嬉しい事を言ってくれるなレディ。だがこれは専門の服飾が仕立てたもの。<br> 余も一度ぐらいは仕上げてみたかったのだが、立場というものがある<br> うむ、少女よ、後程手ほどきをしよう。主を想う祈りのアップリケは、さぞマスターの服に似合うだろう。」
| |
− | :同上。趣味が刺繍であることを聞いたマシュに「その豪奢なお召し物は自分で?」と問われ。この時のヴラドは実に優しい顔をしている。
| |
| | | |
| == メモ == | | == メモ == |
207行目: |
151行目: |
| **アーチャーとキャスターの対応は薄情な物に見えてしまうが、これは仕方のない事である。何しろ[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]の[[令呪]]を用いた命令で、正当な英霊である2人には吸血鬼の大量発生を見逃す理由もない。<br>また彼自身、吸血鬼化させられた時点で既に自我が消滅しており、乗っ取ったダーニックもほとんど人格が崩壊しており、彼らに配慮する必要も従う義務ももうない。むしろ、「赤の陣営との戦いに決着をつけ、その後改めて聖杯の所有権を巡る」という聖杯大戦の暗黙の了解を破り、勝手に聖杯を使おうとしたヴラドとダーニックの方が彼らにとっては裏切り者である。<br>それでも、一切の躊躇なくゴーレムで殴りつけられ、全身を射られる彼の姿は哀しいものである……。 | | **アーチャーとキャスターの対応は薄情な物に見えてしまうが、これは仕方のない事である。何しろ[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]の[[令呪]]を用いた命令で、正当な英霊である2人には吸血鬼の大量発生を見逃す理由もない。<br>また彼自身、吸血鬼化させられた時点で既に自我が消滅しており、乗っ取ったダーニックもほとんど人格が崩壊しており、彼らに配慮する必要も従う義務ももうない。むしろ、「赤の陣営との戦いに決着をつけ、その後改めて聖杯の所有権を巡る」という聖杯大戦の暗黙の了解を破り、勝手に聖杯を使おうとしたヴラドとダーニックの方が彼らにとっては裏切り者である。<br>それでも、一切の躊躇なくゴーレムで殴りつけられ、全身を射られる彼の姿は哀しいものである……。 |
| **『EXTRA』のヴラド三世は相性の良いマスターと巡り会い、まともな最期を迎えているのでなおさらこっちのヴラド三世が悲惨。 | | **『EXTRA』のヴラド三世は相性の良いマスターと巡り会い、まともな最期を迎えているのでなおさらこっちのヴラド三世が悲惨。 |
− | **『Grand Order』ではランサーではなくバーサーカーとして自身が最も嫌っていた吸血鬼としての姿での召喚となった。ただし狂化の影響なのか本人は吸血鬼である自分を肯定している。おまけに王様としての威厳もそのまま残っており、ユーモアを解する紳士性まで保持している。精神的にも安定している為に、「自分自身の風聞について開き直ったほうが幸せになれる」とまで言われてしまうハメに……
| |
| **とはいえ[[ギルガメッシュ|選択肢一つであっさりマスターを殺害する金ピカ]]や、[[イスカンダル|真名暴露は朝飯前のはいてない]]と比べれば確実に扱いやすいだろう。 | | **とはいえ[[ギルガメッシュ|選択肢一つであっさりマスターを殺害する金ピカ]]や、[[イスカンダル|真名暴露は朝飯前のはいてない]]と比べれば確実に扱いやすいだろう。 |
− | *『Grand Order』では当然と言うべきかハロウィンイベントにて登場し、マシュやエリザべートに対して優し気な対応を見せて株を上げた……<br/>が、ハロウィン限定礼装「ハロウィン・プリンセス」(通称'''ドスケベ礼装'''<ref>アイリスフィールがほとんど裸同然のハロウィン衣装を着て浮かれているイラストが描かれていることから。ひろやまひろし氏のTweet「ドスケベルン」が初出とされる。概念礼装としても優秀な能力を持つが、交換では4枚しか入手できず、最大開放のためには最低1枚はドロップで入手する必要があった。</ref>)をドロップするのが彼であったことから、礼装を求めるマスターたちによって乱獲されるという憂き目に遭った。<br/>しかも礼装のドロップ率が非常に低いため「人妻がエロいコスプレしてるイラストを後生大事に抱えてる」だの、趣味について触れられたため「ドスケベ衣装はヴラド製」だのと言われ、結果'''ドスケベおじさん'''だの'''ドスケベ公'''だの不名誉すぎるネタが定着してしまうことに……。
| |
| | | |
| == 脚注 == | | == 脚注 == |
222行目: |
164行目: |
| [[Category:登場人物あ行]] | | [[Category:登場人物あ行]] |
| [[Category:Fate/Apocrypha]] | | [[Category:Fate/Apocrypha]] |
− | [[Category:Fate/Grand Order]]
| |
| [[Category:ランサー]] | | [[Category:ランサー]] |
− | [[Category:バーサーカー]]
| |
| [[Category:サーヴァント]] | | [[Category:サーヴァント]] |