差分

編集の要約なし
8行目: 8行目:     
;略歴
 
;略歴
: 黒魔術(ウィッチクラフト)による呪殺を生業とする魔術使いでもあり、[[聖杯戦争|聖杯大戦]]において、中に液状のものが入っていたと思われる染みのついたガラス瓶を触媒にライダーを召喚した。<br>ライダーの清廉さと美しさに心奪われており、連日飽きる事もなく彼に対して変態的な行為を強要するなど、異常なほどの執着を見せている。<br>魔術使いである[[獅子劫界離|獅子劫]]を軽視しない冷静沈着な面を持つものの、ユグドミレニア一族の中ではただ一人我欲のみを優先させており、赤の陣営を殲滅したらライダーに対する情欲を抑えられなくなるだろう、と自分の危険性を自覚してもいる。<br>どんなに求めてもライダーは振り向かず、それどころかホムンクルスである[[ジーク]]に肩入れするようになったため、激しい苛立ちを感じることとなる。そして決戦に臨んでもなおライダーが自分の指示を無視し、ジークの側にいることを選択したため、もはや狂気じみた嫉妬と復讐の念に駆られて、自分の立場やユグドミレニア一族の悲願などすっかり頭から吹っ飛んでしまっている。
+
: 黒魔術(ウィッチクラフト)による呪殺を生業とする魔術使いでもあり、[[聖杯戦争|聖杯大戦]]において、中に液状のものが入っていたと思われる染みのついたガラス瓶を触媒にライダーを召喚した。<br>ライダーの清廉さと美しさに心奪われており、連日飽きる事もなく彼に対して変態的な行為を強要するなど、異常なほどの執着を見せている。<br>魔術使いである[[獅子劫界離|獅子劫]]を軽視しない冷静沈着な面を持つものの、ユグドミレニア一族の中ではただ一人我欲のみを優先させており、赤の陣営を殲滅したらライダーに対する情欲を抑えられなくなるだろう、と自分の危険性を自覚してもいる。<br>どんなに求めてもライダーは振り向かず、それどころかホムンクルスである[[ジーク]]に肩入れするようになったため、激しい苛立ちを感じることとなる。そして決戦に臨んでもなおライダーが自分の指示を無視し、ジークの側にいることを選択したため、もはや狂気じみた嫉妬と復讐の念に駆られて、自分の立場やユグドミレニア一族の悲願などすっかり頭から吹っ飛んでしまっている。<br>後に城に戻ってきたライダーとジークに遭遇。激情が臨界点を突破し、ライダーに[[令呪]]でジークの殺害を命じ、ライダーの苦痛と絶望を楽しみながらジークを殺害しようとする。そして令呪に抗うライダーに対し追加で令呪を行使しようとした瞬間、空中庭園に向かう途中だった[[モードレッド|赤のセイバー]]に背後から首を斬り飛ばされる。<br>彼女はその瞬間、ライダーに苦痛を与えながら彼自身にジークを殺させる、という最高のシチェーションでこの上ない多幸感を味わっっていたため、何が起きたのかも認識する事もなく歪んだ歓喜に包まれながら死亡した。
:城に戻ってきたライダーに令呪でジークの殺害を命じ、彼が絶望する姿に愉悦するが、空中庭園に向かう途中だった[[モードレッド|赤のセイバー]]に背後から首を斬り飛ばされて死亡した。
      
;人物
 
;人物
15行目: 14行目:     
;能力
 
;能力
:卓越した黒魔術師であるが、特筆すべきはその執念深さで、それなりの準備があれば標的がどこに隠れても、どこまで逃げても確実に追跡し、どんな手を使ってでも抹殺する。
+
:卓越した黒魔術師であり、指した者の神経を鋸で引き裂くような痛みを与える釘など多くの呪殺・拷問用の礼装や魔術を操る。だが特筆すべきはその執念深さで、それなりの準備があれば標的がどこに隠れても、どこまで逃げても確実に追跡し、どんな手を使ってでも抹殺する。<br>また黒魔術を修めた魔術師は敵意や悪意に非常に敏感で、セレニケもその例に洩れず、ジークが密かに剣を握った瞬間に彼が何をしようとしているのか認識し、即座に罠を張るなど用意周到な一面を見せる。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
37行目: 36行目:  
;「本当に、美しいわ。<br> ああ……残念。どうして貴方の躰はナイフで斬れないのかしら」
 
;「本当に、美しいわ。<br> ああ……残念。どうして貴方の躰はナイフで斬れないのかしら」
 
:ライダーの躰を慰み者にしていた時に放った余りに物騒な発言。<br>血に濡れなければ生きていけない<RUBY><RB>怪物</RB><RT>おんな</RT></RUBY>の証。
 
:ライダーの躰を慰み者にしていた時に放った余りに物騒な発言。<br>血に濡れなければ生きていけない<RUBY><RB>怪物</RB><RT>おんな</RT></RUBY>の証。
 +
 +
;「ああ、その顔よ! その顔!<br> イイ、最高! 私は、その顔が見たかったの!<br> いいえ、その顔だけが欲しかったの!」
 +
:小動物のように震え、涙を流しながら懇願するライダーの姿を見て、圧倒的な悪意を噴出させながら歓喜を叫ぶ。
 +
 +
;「この、ホムンクルス風情が………私に……私に何をしたァッ!!」
 +
:ジークの反撃を受けたことで、魔術師としての誇りも理性も全てかなぐり捨て、鬼女の如き絶叫を上げる。<br>そして二画目の令呪を使用しよとした瞬間……
    
== メモ ==
 
== メモ ==
 
*ライダーが命令を聞かないのは元から奔放な彼の性格もあるが、彼女の責任も十分大きい。<br>何しろ反英雄などではない誇り高き純正の英雄でありながら、日々体を弄ばれ、男娼のごとく扱われている。無論、双方合意の上か愛し合ってすることならば何の問題もないが、「自分が快楽を得られればそれでいい」というセレニケにそんな気持ちを持てる訳もない。<br>これで何の不満も抱かない英霊の方が余程珍しい。むしろただ性欲を満たすためだけに使役されるなど、英霊たるサーヴァントにとっては耐え難い恥辱であり、彼ら・彼女達に殺されても何らおかしくない。その点、ライダーは良く我慢した方である。
 
*ライダーが命令を聞かないのは元から奔放な彼の性格もあるが、彼女の責任も十分大きい。<br>何しろ反英雄などではない誇り高き純正の英雄でありながら、日々体を弄ばれ、男娼のごとく扱われている。無論、双方合意の上か愛し合ってすることならば何の問題もないが、「自分が快楽を得られればそれでいい」というセレニケにそんな気持ちを持てる訳もない。<br>これで何の不満も抱かない英霊の方が余程珍しい。むしろただ性欲を満たすためだけに使役されるなど、英霊たるサーヴァントにとっては耐え難い恥辱であり、彼ら・彼女達に殺されても何らおかしくない。その点、ライダーは良く我慢した方である。
 
*実は、ユグドミレニアのマスターの中で'''一番働いていない'''。<br>[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]は各地に潜伏しているスパイとのやり取りや組織運営で当然の事ながら忙しい。ナンバー2の[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|フィオレ]]や弟の[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|カウレス]]も自分たちのサーヴァントと交流を深め、きちんと戦術を練っている。<br>[[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア|ロシェ]]は工房で[[キャスター (Apocrypha・黒)|キャスター]]の助手に励み、あの[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|ゴルドさん]]でさえ、ダーニックからのお使いに励んでいた(結局全部失敗したけど)。<br>皆がそれぞれ聖杯戦争のマスターとして仕事をしていた間、彼女が何をしていたかと言えば、'''ライダーをペロペロしていた'''だけである。<br>マスターらしい事なんて、部屋と実体化しての自由時間をライダーに与えてやったくらいしかない。ゴルドの無能さ・駄目さばかり注目されるが、彼女もかなりヤバい部類である。
 
*実は、ユグドミレニアのマスターの中で'''一番働いていない'''。<br>[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]は各地に潜伏しているスパイとのやり取りや組織運営で当然の事ながら忙しい。ナンバー2の[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|フィオレ]]や弟の[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|カウレス]]も自分たちのサーヴァントと交流を深め、きちんと戦術を練っている。<br>[[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア|ロシェ]]は工房で[[キャスター (Apocrypha・黒)|キャスター]]の助手に励み、あの[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|ゴルドさん]]でさえ、ダーニックからのお使いに励んでいた(結局全部失敗したけど)。<br>皆がそれぞれ聖杯戦争のマスターとして仕事をしていた間、彼女が何をしていたかと言えば、'''ライダーをペロペロしていた'''だけである。<br>マスターらしい事なんて、部屋と実体化しての自由時間をライダーに与えてやったくらいしかない。ゴルドの無能さ・駄目さばかり注目されるが、彼女もかなりヤバい部類である。
**今後の活躍を期待されたが、ライダーを虐めている所をモードレッドに「邪魔だ」の一言で背後からバッサリやられてしまい、'''何もしないまま退場。'''掛け値なしにシリーズ最低のマスターとなってしまった。
+
**今後の活躍を期待されたが、ライダーを虐めている所をモードレッドに「邪魔だ」の一言で背後からバッサリやられてしまい、'''何もしないまま退場。'''<br>「サーヴァントを使いこなせていない。それどころか慰み者にする始末」<br>「英霊には敬意を払うが、そのコピーであるサーヴァントなど道具に過ぎない、と言い切る」<br>「聖杯戦争に参加していながらサーヴァントをまともに戦わせない、というより聖杯を手に入れる気が全くない」<br>と、彼女のマスターとしての格付けはHFルートの[[間桐慎二|慎二]]や[[ジナコ=カリギリ|ジナコ]]レベルという最底辺マスターに仲間入りすることになってしまった。
 
*意外なことに、[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|カウレス]]に次いでコンピューターなどの情報技術に精通しており、ネットワークを通じて呪術研究を行っているらしい。<br>……何だか彼女のキャラクターや立ち位置を考えると、'''後々ネタにされそうな設定'''である。
 
*意外なことに、[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|カウレス]]に次いでコンピューターなどの情報技術に精通しており、ネットワークを通じて呪術研究を行っているらしい。<br>……何だか彼女のキャラクターや立ち位置を考えると、'''後々ネタにされそうな設定'''である。
 
*Fate世界における他の黒魔術の使い手としては[[沙条綾香]]がいるが、彼女は生贄の殺害を忌避し、『氷室の天地』では妙な方向に覚醒しているなど色々な意味で異端。人間としてはアレだが、黒魔術師としてはセレニケの方が真っ当な例である。
 
*Fate世界における他の黒魔術の使い手としては[[沙条綾香]]がいるが、彼女は生贄の殺害を忌避し、『氷室の天地』では妙な方向に覚醒しているなど色々な意味で異端。人間としてはアレだが、黒魔術師としてはセレニケの方が真っ当な例である。