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;略歴
:[[遠坂凛]]の実妹。遠坂家の次女として生まれたが、間桐の家に養子に出された。<br />表向きは遠坂と間桐の同盟が続いていることの証。裏では、[[間桐臓硯]]にとっては断絶寸前だった家系を存続させるために、[[魔術]]の才能がある子供(というよりは胎盤)を求めていたという事情があった。<br>また[[遠坂時臣]]にとっては一子相伝である魔道の家において二人目の子供は後継者争いのもととなること、そして凛と桜の姉妹は共に魔道の家門の庇護が不可欠であるほど希少な才能を生まれ持っていたため、双方の未来を救うための方策でもあった。<br>間桐家に入って以後は、遠坂との接触は原則的に禁じられる。<br />しかしながら「間桐の後継者」とは名ばかりで、体質改変を目的とした肉体的苦痛を伴う調整や、義理の兄である慎二からの虐待を受けて育つ。<br />ある頃、士郎の懸命な姿を見て彼に憧れを抱く。<br>[[聖杯戦争]]でマスターに選ばれ、その宿縁から[[ライダー]]を召喚したものの、参加を拒否。意欲を見せた慎二にマスターの権限を譲渡する。
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:[[遠坂凛]]の実妹。遠坂家の次女として生まれたが、間桐の家に養子に出された。<br />表向きは遠坂と間桐の同盟が続いていることの証。裏では、[[間桐臓硯]]にとっては断絶寸前だった家系を存続させるために、[[魔術]]の才能がある子供(というよりは胎盤)を求めていたという事情があった。<br>また[[遠坂時臣]]にとっては一子相伝である魔道の家において二人目の子供には魔術を伝えられず、そして凛と桜の姉妹は共に魔道の家門の庇護が不可欠であるほど希少な才能を生まれ持っていたため、双方の未来を救うための方策でもあった。<br>間桐家に入って以後は、遠坂との接触は原則的に禁じられる。<br />しかしながら「間桐の後継者」の実態は間桐臓硯の手駒であり、桜の素質に合わない魔術修行や体質改変を目的とした肉体的苦痛を伴う調整、義理の兄である慎二からの虐待を受けて育つ。<br />ある頃、士郎の懸命な姿を見て彼に憧れを抱く。<br>第五次[[聖杯戦争]]ではマスターに選ばれ[[ライダー]]を召喚したものの、参加を拒否。臓硯が許可したため意欲を見せた慎二にマスターの権限を譲渡する。
    
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:魔術師・遠坂の血を色濃く受け継いでおり、高い魔術の素養、「架空元素・虚数」という極めて稀有な属性を持って生まれている。<br>(魔道の家門の庇護が無ければホルマリン漬けの標本にされていた、と言われるのは、この持って産まれた属性による)。しかし、属性が異なる間桐の魔術に慣れさせるために蟲による調練にさらされてきたため、生来の能力を全開にすることは出来なくなっている。<br>間桐では魔術刻印継承の道具としてしか見られていなかったために、まともな魔術の手ほどきは受けていない。<br>「魔術は身体に覚えさせるもの」という修業を受けてきたため、魔術に関しての知識は偏っており、「[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ|ゼルレッチ]]」を知らないなど、魔術界における常識には疎い。<br />また、体内の刻印虫のせいで常時魔力不足に陥っているため、身体に修めた魔術を自らの意思で行使することもできず、誇りも見返りもない艱難にだけ晒され続けている状態であった。<br>大聖杯の接続下では桜自身の「虚数」、間桐の「吸収」を掛け合わせた「影」を使役し、ありとあらゆる生物を溶解し、吸収する魔術を使う。<br>このため彼女は自身の深層意識(イド)を剥き出しにし、最も暗い負の面を刃にすることでしか魔術を攻撃手段とすることが出来無い。
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:魔術師・遠坂の血を色濃く受け継いでおり、魔術回路の数・質を始めとした高い魔術の素養、「架空元素・虚数」という極めて稀有な属性を持って生まれている(魔道の家門の庇護が無ければホルマリン漬けの標本にされていた、と言われるのは、この持って産まれた属性による)。<br>しかし間桐の魔術は水属性であるため生まれながらの虚数属性を活かす修行は全く受けず、強引に属性を変えるための蟲による調練にさらされてきた。一応間桐の魔術である吸収や束縛といった魔術の行使は可能だが生来の属性でないため素質に見合った力は発揮できない。<br>また、体内の刻印虫のせいで常時魔力不足に陥っているため、身体に修めた魔術を自らの意思で行使することもできず、誇りも見返りもない艱難にだけ晒され続けている状態であった。<br>ただ魔術を使うだけの道具にしたてあげる、という臓硯の魔術教育の方針から「魔術は身体に覚えさせるもの」という修業を受けてきたため、魔術に関しての知識は偏っており、「[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ|ゼルレッチ]]」を知らないなど、魔術行使のための知識はともかく魔術界における常識には疎い。<br>実はマキリ流の聖杯を作成することを目的とした臓硯の実験により、第四次聖杯戦争の小聖杯の欠片を触媒に生み出された刻印虫が体内に埋め込まれている。臓硯としてはあくまで実験であり実際に桜を小聖杯として使うつもりはなく、時間を掛けて小聖杯になりつつ天寿を全う出来るように調整しているため、本来ならば聖杯としての機能は覚醒しないが、桜ルートでは覚醒してしまう。しかも聖杯の中の存在が小聖杯である桜を通して睡眠時など桜の意識が薄い時に彼女を使い、無差別に生物の生命力や肉体を溶解し吸収する「影」として出現するようになってしまう。<br>HAではライダーの手ほどきの元、本来の資質にあった魔術の修行を行い、目に見えぬ不確定を以て対象を拘束する、虚数の魔術特性魔術の行使が可能になっており、相手が幽世のモノであれば容易く彼岸に返す暗黒の渦として使用可能。しかし半年ではまだ虚数属性の魔術師としての下地は出来ておらず自身の深層意識(イド)を剥き出しにし、最も暗い負の面を刃にすることでしか魔術を攻撃手段とすることが出来ておらず、自身の暗黒面に引き込まれる危険性がある。
    
=== 黒桜 ===
 
=== 黒桜 ===
彼女の経歴に深く関わる事情によって生じたもうひとつの桜。一種の「反転」存在。<br>第四次聖杯戦争の「聖杯のかけら」を体内に埋め込まれており、そのかけらが「この世すべての悪」による汚染を受けていた。<br>桜ルートにおいて、彼女の憎悪と欲望から、「この世すべての悪」となって暗躍。大聖杯に直結しているため、魔力の量は無限大。<br>桜自身の「虚数」、間桐の「吸収」を掛け合わせた[[使い魔]]の「影」を使役し、ありとあらゆる生物を溶解し、吸収する魔術を行使し、この力で冬木市で大虐殺を行った。
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「この世全ての悪」アンリマユの汚染により桜が変貌した状態。自分がバケモノであると受け入れて適合して黒化した状態。一種の「反転」存在。<br>桜ルートにおいて彼女の体内の欠片が大聖杯内のアヴェンジャー「この世すべての悪」による汚染を受けいていたことで士郎への想いからアヴェンジャーと繋がってしまい、本来単なる実験で“機能しない聖杯”として調整されていたはずの桜が小聖杯としての力と、アンリマユの力を受ける黒い聖杯として覚醒してしまう。<br>小聖杯に影響を与えるアンリマユの呪いによる精神への影響、小聖杯が吸収する強大な英霊の魂の器としての魂と肉体への負荷は聖杯戦争が進行するごとに高まって桜の精神・人格を削いでいき、臓硯の策略で[[間桐慎二]]を殺害してしまったことで最後のタガが外れて変貌した。<br>アンリマユが与える負の感情の影響も強いが、桜自身もその境遇から内心への周りへの負の感情を押し込めており、その暗黒面の発露、壊れて自棄になった桜自身でもある。
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見た目は白髪に変化し、黒に赤い縦縞のアンリマユの影を身に纏う。アンリマユから魔力を引き出すことで魔力量は億どころか兆に達し、実質無尽蔵。桜自身の「虚数」、間桐の「吸収」を掛け合わせた「影」を使役し、ありとあらゆる生物を溶解し、吸収する魔術を使う。聖杯であるため特に聖杯の力で括られたサーヴァントに有効で、正純に近い英霊ほど影には抗えず近づくだけでも影響が出る。影を布のように伸ばした触手による攻撃や、影による使い魔を無数操る。使い魔は膨大な魔力により肥大化しており一体一体が宝具並。しかし魔術を行使する桜自体の魔術回路の現界で一度に扱えるのは数値にすれば1000程度で遠坂凛と同等。
    
『Fate/hollow ataraxia』においては一種のネタに変化。
 
『Fate/hollow ataraxia』においては一種のネタに変化。
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