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:心臓を怒り狂ったランサーに貫かれながらも、哄笑を上げ、“領王”と呼んでいた“サーヴァント”に無慈悲な命令を告げる。<br>新たな「'''ワラキアの夜'''」が幕を上げる。
 
:心臓を怒り狂ったランサーに貫かれながらも、哄笑を上げ、“領王”と呼んでいた“サーヴァント”に無慈悲な命令を告げる。<br>新たな「'''ワラキアの夜'''」が幕を上げる。
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;「さあ、コレで貴方は私、私は貴方だ。<RUBY><RB>領主</RB><RT>ロード</RT></RUBY>!否、<RUBY><RB>吸血鬼</RB><RT>ヴァンパイア</RT></RUBY>!貴方の力は我らの共有財産となる!全ては聖杯のため!我が夢、我が野望は貴方の中で根付き、永遠に生き続ける!」
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; ランサー「やめろ!やめろ、やめてくれ!!余はワラキアの王!ヴラド二世が息子!余の中に入ってくるなぁぁぁぁぁ!!」
:令呪と魔術によって自らの百年に及ぶ妄執をサーヴァントに刻みつけたダーニック。否、もはやダーニックでもヴラド三世でもない吸血鬼が誕生した。それは同時にもう魔術師でも、ましてサーヴァントでもなくなった。
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; ダーニック「さあ、コレで貴方は私、私は貴方だ。<RUBY><RB>領主</RB><RT>ロード</RT></RUBY>!否、<RUBY><RB>吸血鬼</RB><RT>ヴァンパイア</RT></RUBY>!貴方の力は我らの共有財産となる!全ては聖杯のため!我が夢、我が野望は貴方の中で根付き、永遠に生き続ける!」
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; ランサー「おぉぉのぉぉれぇぇぇぇぇ!!」
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:令呪と魔術によって自らの百年に及ぶ妄執をサーヴァントに刻みつけたダーニック。王としての尊厳はおろか、存在さえも乗っ取られる恐怖とかつてと同じ臣下の裏切りによってまたも汚名を着せられたランサーの断末魔が響き、ワラキアの王は臣下の魔術師に乗っ取られ、史上最悪の吸血鬼が誕生した。
    
;「……さあ、私の聖杯を返してくれ。私はあの大聖杯で、我が一族の悲願を叶えねばならないのだ。<br> そう、我が宿願を叶えるため、私は無限に、そして無尽蔵に生きねばならぬ。<br> 血族を増やさなければならない。我が子を生み出さなければならない、眷属を更に増やさなければならない。<br> 才と努力と育成環境、それらを揃えて私の後に続く者たちを生み出さなくてはならないのだ。<br> だから大聖杯を……<br> 返せ、返せ、返せ、返せぇぇぇぇぇッ!!」
 
;「……さあ、私の聖杯を返してくれ。私はあの大聖杯で、我が一族の悲願を叶えねばならないのだ。<br> そう、我が宿願を叶えるため、私は無限に、そして無尽蔵に生きねばならぬ。<br> 血族を増やさなければならない。我が子を生み出さなければならない、眷属を更に増やさなければならない。<br> 才と努力と育成環境、それらを揃えて私の後に続く者たちを生み出さなくてはならないのだ。<br> だから大聖杯を……<br> 返せ、返せ、返せ、返せぇぇぇぇぇッ!!」
:吸血鬼としての魔性に蝕まれながらも、一族への愛を貫く。<br>だが、最早正気を失っており、かつて一族を率いていた気品や威厳は欠片も残っておらず、完全な化け物になってしまった。
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:吸血鬼としての魔性に蝕まれながらも、一族への愛を貫くダーニック。<br>だが、最早ダーニックでもヴラド三世でもない上に両者の人格が混在し、既にダーニックの妄執が寄生した化け物になりはてるまでに正気を失っており、かつて一族を率いていた気品や威厳は欠片も残っておらず、完全な化け物になってしまった。
    
;「ああ、ああ、ああ!私の聖杯、私の<RUBY><RB>幻想</RB><RT>ユメ</RT></RUBY>!余の聖杯!余の<RUBY><RB>希望</RB><RT>ユメ</RT></RUBY>が!届かない、届かない、届かない!!」
 
;「ああ、ああ、ああ!私の聖杯、私の<RUBY><RB>幻想</RB><RT>ユメ</RT></RUBY>!余の聖杯!余の<RUBY><RB>希望</RB><RT>ユメ</RT></RUBY>が!届かない、届かない、届かない!!」
:あり得ない敵によって浄化され、消滅する中で抱いた絶望。人格も混在し、もはやダーニックでもヴラド三世でもない妄執に囚われたナニかは吸血鬼として灰となり消滅していった。
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:ダーニックという誰かの妄執に突き動かされるままに大聖杯に迫ったところであり得ない敵によって浄化され、消滅する中で抱いた絶望。人格も混在し、もはやダーニックでもヴラド三世でもない妄執に囚われたナニかは吸血鬼として灰となり消滅していった。
    
== メモ ==
 
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