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;略歴
 
;略歴
 
:『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』で「魔霧計画」最後の一手として[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]]によって西暦1888年のロンドン召喚された。
 
:『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』で「魔霧計画」最後の一手として[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]]によって西暦1888年のロンドン召喚された。
: 本来は人類史の焼却に加担するような人物ではないのだが、狂化に似たスキルが付与されており、マキリの意図したままに行動を開始。魔霧の集積地帯に向かい、自身の放つ雷電でその魔霧を活性化させることでブリテン島の壊滅、ひいては人理の破壊を起こそうとした。
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: 本来は人類史の焼却に加担するような人物ではないのだが、このときは狂化に似たスキルが付与されており、マキリの意図したままに行動を開始。魔霧の集積地帯に向かい、自身の放つ雷電でその魔霧を活性化させることでブリテン島の壊滅、ひいては人理の破壊を起こそうとした。
 
: サーヴァントですら寄せ付けない活性魔霧を纏うことで悠々と歩を進めるも、[[玉藻の前]]の援護を受けた[[坂田金時]]との激突により魔霧を剥がされ、追いついた主人公一行により撃破されて消滅した。
 
: サーヴァントですら寄せ付けない活性魔霧を纏うことで悠々と歩を進めるも、[[玉藻の前]]の援護を受けた[[坂田金時]]との激突により魔霧を剥がされ、追いついた主人公一行により撃破されて消滅した。
 
: 自らの意志に反してロンドンを壊滅させかけた自分を止めたことを主人公らへの借りとして考えており、その借りを返すために西暦1783年のアメリカで密かに[[マーリン]]の手引きに応じて再度現界、第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』最終盤で絶体絶命の窮地に追い込まれたアメリカ軍の前に救援として駆けつけ、不本意ながらも犬猿の仲のエジソンと協力して魔神柱の猛攻を食い止めて見せた。
 
: 自らの意志に反してロンドンを壊滅させかけた自分を止めたことを主人公らへの借りとして考えており、その借りを返すために西暦1783年のアメリカで密かに[[マーリン]]の手引きに応じて再度現界、第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』最終盤で絶体絶命の窮地に追い込まれたアメリカ軍の前に救援として駆けつけ、不本意ながらも犬猿の仲のエジソンと協力して魔神柱の猛攻を食い止めて見せた。
: 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]と交戦する。
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: 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、[[アルトリア・ペンドラゴン〔ランサーオルタ〕]]と共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]に挑む。
    
;人物
 
;人物
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: 自信家であり、非常に尊大な性格。自分を「天才」と公言して憚らず、それに見合うだけの知性を有している。
 
: 自信家であり、非常に尊大な性格。自分を「天才」と公言して憚らず、それに見合うだけの知性を有している。
 
: 言動は常に舞台じみて大仰。いつも大言壮語を吐いているように見えるが、実は「本当に自分ならできる」と確信していることしか口にしていない。
 
: 言動は常に舞台じみて大仰。いつも大言壮語を吐いているように見えるが、実は「本当に自分ならできる」と確信していることしか口にしていない。
: 詩人や芸術家、科学者、人智を超えた技を振るう要観察、要実験対象の武人などについては観察を開始することもあるが、マスターに対してはあまり興味をわかない。
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: 詩人や芸術家、科学者、人智を超えた技を振るう要観察、要実験対象の武人などについては観察を開始することもあるが、マスターに対してはあまり興味をわかない。――が、マスターが「毒耐性持ち」等のイレギュラーであると分かった途端、すぐさま要観察、要実験対象とした。
: ただし、マスターが「毒耐性持ち」等のイレギュラーであると分かった途端、すぐさま要観察、要実験対象となる。
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: 自身を雷電に準え、ゼウス・トール・ペルクナス等の雷神さえ凌駕すると言い放つほどの傲岸不遜さである。その一方で良き師・紳士たろうとしており、未来へと目を向けるものを導こうと心がけている。
: 自身を雷電に準え、ゼウス・トール・ペルクナス等の雷神さえ凌駕すると言い放つほどの傲岸不遜さである。
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: その一方で良き師・紳士たろうとしており、未来へと目を向けるものを導こうと心がけている。
      
;能力
 
;能力
 
:宝具『人類神話・雷電降臨』の電磁操作能力により、電磁気を発生させ、基本的に電磁投射で攻撃を行う。
 
:宝具『人類神話・雷電降臨』の電磁操作能力により、電磁気を発生させ、基本的に電磁投射で攻撃を行う。
:宝具は魔力の燃費が良くないため、スキル「ガルバニズム」によって蓄電し、それを魔力に変換し補給を行いながら戦うのが、アーチャーとしての戦闘スタイルとなる。
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:だが宝具について魔力の燃費が良くないため、スキル「ガルバニズム」によって蓄電し、それを魔力に変換し補給を行いながら戦うのが、アーチャーとしての戦闘スタイルとなる。
 
:シナリオ上では自身の雷電によって魔霧を活性化させ、常人なら触れると即死、サーヴァントであっても魔力を奪われて行動不能に陥る領域を展開するという大技も見せた。
 
:シナリオ上では自身の雷電によって魔霧を活性化させ、常人なら触れると即死、サーヴァントであっても魔力を奪われて行動不能に陥る領域を展開するという大技も見せた。
:「星の開拓者」のスキルを持つサーヴァントとしてはこれで三人目。神のみが持つ権能だった雷電を地上へ引きずり下ろし今日に至る電気文明の礎を作り上げた彼の宝具は文句なしのEXランク。
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:「星の開拓者」のスキルを持つサーヴァントとしてはこれで三人目。長らく神のみが持つ権能だった雷電を地上へ引きずり下ろし、今日に至る電気文明の礎を作り上げた彼の宝具は文句なしのEXランクだ。
    
=== キャプテン☆ニコラ ===
 
=== キャプテン☆ニコラ ===
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;[[トーマス・エジソン]]
 
;[[トーマス・エジソン]]
 
:生前の元上司であり、発明家としてのライバル。
 
:生前の元上司であり、発明家としてのライバル。
:史実での人間関係は最悪の一言であるが、こちらでも似たようなものらしく、'''「凡骨」「悪鬼」'''とまで罵倒する。
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:史実での人間関係は最悪の一言であるが、こちらでも似たようなものらしく'''「凡骨」「悪鬼」'''とまで罵倒する。
 
:ただし史実のようなガチの嫌がらせ合いではなく、トムとジェリーのような関係で憎まれ口合戦のコントになるのがお約束の間柄。
 
:ただし史実のようなガチの嫌がらせ合いではなく、トムとジェリーのような関係で憎まれ口合戦のコントになるのがお約束の間柄。
 
:自分を本気にさせることができるのはこの男しかいないと考えているが、絶対口にはしない。
 
:自分を本気にさせることができるのはこの男しかいないと考えているが、絶対口にはしない。
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== メモ ==
 
== メモ ==
*彼以前にも弓ではない遠距離攻撃を用いたり、弓よりも接近戦が主体となるアーチャーはいたが、「矢どころか実体のある物を何も飛ばさないアーチャー」というのは初。彼以降には弓から音の刃を発する[[トリスタン]]も登場する。
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*彼以前にも弓ではない遠距離攻撃を用いたり、弓よりも接近戦が主体となるアーチャーはいたが、「矢どころか実体のある物を何も飛ばさないアーチャー」というのは初。この後に、弓から音の刃を発する[[トリスタン]]も登場する。
 
**宝具について「遠距離攻撃の存在が弓や射撃武器を用いない彼をアーチャーたらしめている」と解説されているため、遠距離攻撃さえ可能であればそれがなんであろうと問題ないらしい。
 
**宝具について「遠距離攻撃の存在が弓や射撃武器を用いない彼をアーチャーたらしめている」と解説されているため、遠距離攻撃さえ可能であればそれがなんであろうと問題ないらしい。
 
*神々の領域とされてきた雷電を地上に降ろした英霊ゆえに、雷電神の名を口にすることが多い。以下は作中で話された神々の簡単な説明。<br>ゼウス:ギリシャ神話の主神。雷霆(ケラウノス)は彼の持つ武器の名前である。<br>インドラ:ヒンドゥー教の軍神にして、デーヴァ神族に属する雷を操る雷霆神。[[アルジュナ]]の父でもある。<br>トール:北欧神話の軍神。彼の持つ巨槌ミョルニルはあらゆるものを文字通り打ち砕く。[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]では[[ベアトリス・フラワーチャイルド]]が彼の力を元に作られたバーサーカーのクラスカードを所持している。<br>ペルクナス:リトアニア神話の雷神。最高神ディエヴァスに次ぐ主要な神。<br>サンダーバード:北米のインディアン部族の間に伝わる神鳥。雷の精霊とされる。
 
*神々の領域とされてきた雷電を地上に降ろした英霊ゆえに、雷電神の名を口にすることが多い。以下は作中で話された神々の簡単な説明。<br>ゼウス:ギリシャ神話の主神。雷霆(ケラウノス)は彼の持つ武器の名前である。<br>インドラ:ヒンドゥー教の軍神にして、デーヴァ神族に属する雷を操る雷霆神。[[アルジュナ]]の父でもある。<br>トール:北欧神話の軍神。彼の持つ巨槌ミョルニルはあらゆるものを文字通り打ち砕く。[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]では[[ベアトリス・フラワーチャイルド]]が彼の力を元に作られたバーサーカーのクラスカードを所持している。<br>ペルクナス:リトアニア神話の雷神。最高神ディエヴァスに次ぐ主要な神。<br>サンダーバード:北米のインディアン部族の間に伝わる神鳥。雷の精霊とされる。
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**Fateシリーズでアメリカ合衆国出身初のサーヴァント。なお厳密に言うと両親はセルビア人で1884年までオーストリア帝国に住んでいた。その後アメリカ・ニューヨーク市に移住し、1891年にアメリカ市民権を取得。
 
**Fateシリーズでアメリカ合衆国出身初のサーヴァント。なお厳密に言うと両親はセルビア人で1884年までオーストリア帝国に住んでいた。その後アメリカ・ニューヨーク市に移住し、1891年にアメリカ市民権を取得。
 
**経歴上は特にイギリスと関係はないはずだが、彼本人は英国紳士を志している。
 
**経歴上は特にイギリスと関係はないはずだが、彼本人は英国紳士を志している。
*聖杯にかける願いは、「生前に提唱していた『世界システム』の完成」。一言でいうと、'''「電磁波で無線送電するシステム」'''である。もしも実現されるなら、「家庭からコンセントがなくなり電子機器に直接送電できるようになる」「宇宙空間で大量発電して地表にエネルギーを送る」など、それこそ神の雷霆を地上に降ろした時以来のブレイクスルーになることであろう。
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*聖杯にかける願いは、「生前に提唱していた『世界システム』の完成」。一言でいうと、'''「電磁波で無線送電するシステム」'''である。もしも実現されるなら「家庭からコンセントがなくなり電子機器に直接送電できるようになる」「宇宙空間で大量発電して地表にエネルギーを送る」など、それこそ神の雷霆を地上に降ろした時以来のブレイクスルーが完全に成立することになる。
 
**なお、この「完成」の方法についてだが、理論に存在する欠陥を聖杯で埋めるつもりなのか、聖杯で受肉して自力で研究を完成させるつもりなのかは不明である。
 
**なお、この「完成」の方法についてだが、理論に存在する欠陥を聖杯で埋めるつもりなのか、聖杯で受肉して自力で研究を完成させるつもりなのかは不明である。
 
*竹箒日記では[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチちゃん]]から「'''巨乳好き'''」だと言われており、「セイバーウォーズ」では[[謎のヒロインX]]に対して'''体型的には魅力的ではない'''レディと評している。
 
*竹箒日記では[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチちゃん]]から「'''巨乳好き'''」だと言われており、「セイバーウォーズ」では[[謎のヒロインX]]に対して'''体型的には魅力的ではない'''レディと評している。
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:1893年、ナイアガラ瀑布の発電設備にニコラの二相交流システムの採用が決定。これを切っ掛けにアメリカ合衆国、延いては世界の送電システムは交流が主流になった。
 
:1893年、ナイアガラ瀑布の発電設備にニコラの二相交流システムの採用が決定。これを切っ掛けにアメリカ合衆国、延いては世界の送電システムは交流が主流になった。
 
:これら一連の流れはFGOで両者が登場する以前から『ジョジョの奇妙な冒険』等で知られる荒木飛呂彦氏の実在するマイナーな偉人や奇人を取り扱った漫画『変人偏屈列伝』でも取り上げられておりサブカルチャー方面ではそこそこ知られていた。そこでは荒木氏の作風によりFGOさながらに殴り合いまでして争っているエジソンとテスラがおり、「ほざくかッ!テスラーッ」「殴られたってやめないぞエジソン!」という同作のやり取りをFGOのテスラとエジソンにやらせる二次創作も定番というレベルで普及している。
 
:これら一連の流れはFGOで両者が登場する以前から『ジョジョの奇妙な冒険』等で知られる荒木飛呂彦氏の実在するマイナーな偉人や奇人を取り扱った漫画『変人偏屈列伝』でも取り上げられておりサブカルチャー方面ではそこそこ知られていた。そこでは荒木氏の作風によりFGOさながらに殴り合いまでして争っているエジソンとテスラがおり、「ほざくかッ!テスラーッ」「殴られたってやめないぞエジソン!」という同作のやり取りをFGOのテスラとエジソンにやらせる二次創作も定番というレベルで普及している。
::交流は電圧の変更が容易なので遠距離送電に向いている上、規格(使用電圧)の違う電化製品に対応させる事が容易であるため、幅広い地域に電力システムを普及させるには交流が事実上必須である。また、交流から直流への変更は簡単だがその逆は面倒であるため、まずは交流で送電するというのは極めて合理的。しかし実際に電化製品の内部で電力が使用される場合、基本的にはアダプタを用いて直流に変換してから使われる事が殆どで、特に現代社会において至る所に存在するバッテリー駆動の機器の場合、機器の中で送電が完結するため最初から直流電流である。
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::交流は電圧の変更が容易なので遠距離送電に向いている上、規格(使用電圧)の違う電化製品に対応させる事が容易であるため、幅広い地域に電力システムを普及させるには交流が事実上必須である。また、交流から直流への変更は簡単だがその逆は面倒であるため、まずは交流で送電するというのは極めて合理的。<br/>しかし実際に電化製品の内部で電力が使用される場合、基本的にはアダプタを用いて直流に変換してから使われる事が殆どで、特に現代社会において至る所に存在するバッテリー駆動の機器の場合、機器の中で送電が完結するため最初から直流電流である。
::このように直流・交流ともに長所短所が存在し使い分けが肝要なのだが、テスラとエジソンの2人は個人的事情も多分に含め、どちらかに統一させようと日々殴り合いを演じているのである。
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::このように直流・交流ともに長所短所が存在するため言うまでもなく使い分けが肝要なのだが、テスラとエジソンの2人は個人的事情も多分に含め、どちらかに統一させようと日々殴り合いを演じているのである。
    
;論争のその後
 
;論争のその後
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;オカルトサイエンス
 
;オカルトサイエンス
:かくも偉大な発明を人類に齎した彼ではあるがエキセントリックな言動や晩年は己の研究によって利潤を全てつぎ込んで研究に没頭し続けたこと等から、世間的な知名度は非常に低い。
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:かくも偉大な発明を人類に齎した彼ではあるが、エキセントリックな言動や晩年は己の研究によって利潤を全てつぎ込んで研究に没頭し続けたこと等から、世間的な知名度は非常に低い。しかも、一部ではオカルト科学者の第一人者のような扱いを受けてしまっておりそちらの方面でのほうが名前が上がることが多いのが実情である。
:しかし、一部ではオカルト科学者の第一人者のような扱いを受けてしまっておりそちらの方面でのほうが名前が上がることが多いのが実情である。
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:そうなった理由としてかの<b>世界的に有名なデマ</b>であるフィラデルフィア実験の責任者だったという噂や、(理論上)「地球を分断出来る」といった言動、晩年の霊界通信機といった研究内容によってマッドサイエンティストの烙印を押されてしまっていることが挙げられる。
:そうなった理由としてかの<b>世界的に有名なデマ</b>であるフィラデルフィア実験の責任者だったという噂や、(理論上)「地球を分断出来る」といった言動、晩年の霊界通信機といった研究内容によってマッドサイエンティストの烙印を押されてしまっている。
      
;生涯孤独の天才
 
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