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: 後に三騎のサーヴァントとまとめて決着をつける為、東京湾上に宝具である神殿を展開して、「“招聘” に応じなければ東京全域を焼き払う」と宣言し、彼らを待ち受ける。挑戦に応じたセイバーら三騎士を追い詰めるが、壮絶な死闘の果てにセイバー、アーチャー、ランサーの宝具とキャスターの賢者の石の連携の前に敗れた。
 
: 後に三騎のサーヴァントとまとめて決着をつける為、東京湾上に宝具である神殿を展開して、「“招聘” に応じなければ東京全域を焼き払う」と宣言し、彼らを待ち受ける。挑戦に応じたセイバーら三騎士を追い詰めるが、壮絶な死闘の果てにセイバー、アーチャー、ランサーの宝具とキャスターの賢者の石の連携の前に敗れた。
 
: 『[[Fate/Grand Order]]』第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』では欲をかいた十字軍によって西暦1273年のエルサレムに召喚されるが、十字軍から聖杯を取り上げてエジプト領を作り、そこで自らの国を作る仕事に入った。
 
: 『[[Fate/Grand Order]]』第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』では欲をかいた十字軍によって西暦1273年のエルサレムに召喚されるが、十字軍から聖杯を取り上げてエジプト領を作り、そこで自らの国を作る仕事に入った。
: 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』ではニトクリスとともに冠位時間神殿に召喚されている。当初は戦いを渋りその場を他のサーヴァントに任せて去ろうとしていたが、[[アーラシュ]]の到来を知るやいなや奮起しⅥの座を統括する[[魔神柱|覗覚星アモン]]との交戦に参戦する。
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: 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』ではニトクリスとともに冠位時間神殿に召喚されているが、やってきた直後から非常に不機嫌だったためやる気が全くなく、更に円卓の騎士と共闘する事にますます機嫌を悪くして帰ろうとしていたが、[[アーラシュ]]の到来を知るや否や急に気を良くしてやる気を出し、最前線でⅥの座を統括する[[魔神柱|覗覚星アモン]]と戦い始める。
 
; 人物
 
; 人物
 
: 褐色の肌と太陽の色をした眼を持つ男性。一人称は「余」。
 
: 褐色の肌と太陽の色をした眼を持つ男性。一人称は「余」。
: 「王の中の王」「神王」を自負し、自身の絶対性を疑わない。かなり苛烈な王で、「東京を焼き払う」という宣言も脅しではなく、洞察力に優れるセイバーの見立てでは確実に実行すると思われている。
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: 「王の中の王」「神王」を自負し、自身の絶対性を疑わない。かなり苛烈で容赦無い人物で、「東京を焼き払う」という宣言も脅しではなく、洞察力に優れるセイバーの見立てでは確実に実行すると思われている。
: 一方、使い魔越しで自分を観察していた美沙夜の器を見定めてその資質を評価するなど鑑識眼に優れ、自分が認めた者には大らかに接する。
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: 一方、使い魔越しで自分を観察していた美沙夜の器を見定めてその資質を評価するなど鑑識眼に優れ、特に自分が認めた者や勇者には特別に目を掛けて機嫌よく寛大に接し、時には自らの命すら惜しげなく差し出す程に入れ込む事すらあるほど。
 
: 傲岸不遜な性格ではあるが、民の幸福を願う理想的な統治者であり、聖杯戦争にも「自分が統治者として受肉して皆を救うため」に参戦するほど。
 
: 傲岸不遜な性格ではあるが、民の幸福を願う理想的な統治者であり、聖杯戦争にも「自分が統治者として受肉して皆を救うため」に参戦するほど。
: オフの時は、自信家な性格を示すように上半身の肌を堂々と晒して、その上に黒いジャケットを着ている。
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: オフの時は自信家な性格を示すように上半身の肌を堂々と晒し、その上に黒いジャケットを着ている。
: また極度の愛妻家でもあり、彼が生涯で唯一「敬愛」した妻・ネフェルタリをこの世の何よりも愛している。それはオジマンディアスの召喚条件にも如実に表れており、オジマンディアスに関わる神秘は、彼自身のミイラやヒッタイトとの和平条約の碑文、彼が愛用した弓等、数多く存在するが、そのどれを用いても彼を召喚する触媒にはなりえないとされている。彼をサーヴァントとして召喚することが出来る触媒は、唯一、最愛のネフェルタリに関係する遺物のみである。
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: また極度の愛妻家でもあり、彼が生涯で唯一「敬愛」した妻・ネフェルタリをこの世の何よりも愛している。それはオジマンディアスの召喚条件にも如実に表れており、オジマンディアスに関わる神秘は彼自身のミイラやヒッタイトとの和平条約の碑文、彼が愛用した弓等、数多く存在するが、そのどれを用いても彼を召喚する触媒にはなりえないとされている。彼をサーヴァントとして召喚することが出来る触媒はただ一つ、最愛のネフェルタリに関係する遺物のみであるが、これを用いて召喚するという事は彼の怒りを買うことに他ならず、すぐさま命を奪われてもおかしくないという事でもある。
 
; 能力
 
; 能力
 
: 大英雄三騎を同時に相手取り、愛歌をして「勝ってしまうかも」と評される程の実力者。1991年の聖杯戦争において最強と評される圧倒的なまでの力を誇る。
 
: 大英雄三騎を同時に相手取り、愛歌をして「勝ってしまうかも」と評される程の実力者。1991年の聖杯戦争において最強と評される圧倒的なまでの力を誇る。
 
: 聖杯戦争に参加する英霊の宝具はおしなべて強力だが、オジマンディアスが操る宝具は全て桁違いであり、文字通り並の英霊とは格が違う“王”である。
 
: 聖杯戦争に参加する英霊の宝具はおしなべて強力だが、オジマンディアスが操る宝具は全て桁違いであり、文字通り並の英霊とは格が違う“王”である。
: また宝具のみならず、個体としても強力な英霊であるとされており、オジマンディアス自身も宝具など使用せずに愛用の短刀だけで三騎士と相対しても構わないという絶大な自信を持つ。
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: また宝具のみならず個人としての武勇や武芸にもかなり秀でている英霊であるともされており、オジマンディアス自身も宝具など使用せずに愛用の短刀だけで三騎士と相対しても構わないという絶大な自信を持つ。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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: 天空神ホルスの地上世界での化身、荒ぶる炎と風の顕現として恐れられる、獅子の体と人の貌を持った[[幻想種]]。別名を「恐怖の父(アブホール)」といい、地中海から西アジアにかけて数多の伝説を有する事で知られる伝説の四足獣。
 
: 天空神ホルスの地上世界での化身、荒ぶる炎と風の顕現として恐れられる、獅子の体と人の貌を持った[[幻想種]]。別名を「恐怖の父(アブホール)」といい、地中海から西アジアにかけて数多の伝説を有する事で知られる伝説の四足獣。
 
: 幻想種としての位階は“神獣”。つまり竜種に次ぐ最高位の幻想種であり、その力はサーヴァントに匹敵する。
 
: 幻想種としての位階は“神獣”。つまり竜種に次ぐ最高位の幻想種であり、その力はサーヴァントに匹敵する。
: 大型トラック以上の巨体でありながら、物理法則を無視したかのような速度と移動を行い、空中を疾走して全方位からの攻撃を行う。主な武器は強靭な前足の爪と獅子の牙で、それらを衝撃波(ショックウェーブ)が発生する程のスピードとパワーで振るう。爪は魔力によって赤熱化させることも可能で、山を削るほどの威力の攻撃を防ぐセイバーの鎧でも耐えられない。突進の破壊力は、セイバーの剛剣に「風王結界」の段階的開放と魔力放出を併用しても尚、防ぎきれない。
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: 大型トラック以上の巨体でありながら物理法則を無視したかのような速度と移動を行い、空中を疾走して全方位からの攻撃を行う。主な武器は強靭な前足の爪と獅子の牙で、それらを衝撃波(ショックウェーブ)が発生する程のスピードとパワーで振るう。爪は魔力によって赤熱化させることも可能で、山を削るほどの威力の攻撃を防ぐセイバーの鎧でも耐えられない。突進の破壊力はセイバーの剛剣に「風王結界」の段階的開放と魔力放出を併用しても尚防ぎきれない。
: また極めて高度な知性を有し、セイバーの戦闘スタイルと狙いを見抜き、連撃の中に無駄な攻撃を敢えて差し込んだ「牽制」や攻撃によって発生した破片に魔力を付加させて飛び道具として使うなど獣とは思えない戦術を駆使する。
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: また極めて高い知性を有し、セイバーの戦闘スタイルと狙いを見抜いて連撃の中にフェイントを挟んで牽制してきたり、攻撃によって発生した破片に魔力を付加させて飛び道具として放ってくるなど、獣とは思えない高度な戦術を駆使する。
: 更に王の力を体現するとも称される咆哮は、灼熱の火炎と全てを破砕する大気を伴い、それによって爆炎の竜巻を引き起こす。その威力は並木を一瞬で炭化させ、鉄筋コンクリートで作られた大型ドーム施設の東館を数秒と経たず融解させるほど。
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: 更に王の力を体現するとも称される咆哮は灼熱の火炎と全てを破砕する大気を伴い、それによって爆炎の竜巻を引き起こす。その威力は並木を一瞬で炭化させ、鉄筋コンクリートで作られた大型ドーム施設の東館を数秒と経たず融解させるほど。
: 生命力も異常で、頭部を斬り落とされても死なず、それどころか頭を失ったまま相手の動きを感知し、何事もなかったかのように戦闘を続行する。
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: 生命力も文字通り化け物じみており、頭部を斬り落とされても死なないばかり、頭を失ったまま相手の動きを感知して何事もなかったかのように戦闘を続行するほど。
 
: 総数は不明だが、劇中では最低でも8体存在することが確認できる。これほどの力を持っていながらオジマンディアスにとっては代えの効く駒に過ぎず、「我が威光、我が栄光の一欠けら」と呼び、斥候や先兵として扱っている。
 
: 総数は不明だが、劇中では最低でも8体存在することが確認できる。これほどの力を持っていながらオジマンディアスにとっては代えの効く駒に過ぎず、「我が威光、我が栄光の一欠けら」と呼び、斥候や先兵として扱っている。
 
: 生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。
 
: 生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。
:『Grand Order』ではそれらが統率する王種、スフィンクス・ウェヘ厶メスウトがExtraAttackで登場する。またバレンタインのお返しとして魔力を幾らか与えた分身体スフィンクス・アウラードを主人公にプレゼントしていた。
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:『Grand Order』では♂♀のスフィンクスが大型エネミーとして登場する他、それらを統率する王種であるスフィンクス・ウェヘ厶メスウトがExtraAttackで登場する。またバレンタインのお返しとして魔力を幾らか与えた分身体スフィンクス・アウラードを主人公にプレゼントしていた。
 
:[[ベディヴィエール]]によると、スフィンクスが栄養にするものは霊的なものとのこと。
 
:[[ベディヴィエール]]によると、スフィンクスが栄養にするものは霊的なものとのこと。
:神性スキルを持ち、男女の性別が存在する。
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:神性スキルを持ち、性別が存在する。
    
; 光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)
 
; 光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)
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:オジマンディアスの玉座がある主神殿たるピラミッド最奥は「神の眼」を模したシンボルを備えた空間で、膨大な魔力回路を思わせる幾筋もの淡い光に照らされている。オジマンディアスは神殿内部で起きる事象の全てを自動的に認識し、外の様子も細かく把握する事ができる。主神殿の表層部はヒッタイトの神鉄で覆われており、並みの対軍宝具ならば無傷で弾き返す強度を持つ。その他、魔力を消費して神殿に対粛正防御(ワールドエンド系の攻撃にさえ対応する最上級の防御)を展開させることも可能であり、防御力においても超一流を誇る。
 
:オジマンディアスの玉座がある主神殿たるピラミッド最奥は「神の眼」を模したシンボルを備えた空間で、膨大な魔力回路を思わせる幾筋もの淡い光に照らされている。オジマンディアスは神殿内部で起きる事象の全てを自動的に認識し、外の様子も細かく把握する事ができる。主神殿の表層部はヒッタイトの神鉄で覆われており、並みの対軍宝具ならば無傷で弾き返す強度を持つ。その他、魔力を消費して神殿に対粛正防御(ワールドエンド系の攻撃にさえ対応する最上級の防御)を展開させることも可能であり、防御力においても超一流を誇る。
 
:主な攻撃方法は神殿最奥に存在する“デンデラの大電球”から生み出される超絶の雷撃を交えた大灼熱の太陽光で、これは太古の神々の神威さえ思わせる威力を持つ。この大灼熱は複合神殿体主砲より神殿外へ向けて魔力砲撃を行うことが可能で、決戦の最中に手出ししようとしたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を中心とする米軍太平洋艦隊を、発射されたトマホーク巡航ミサイル群ごと蒸発させるほどの威力と攻撃範囲を誇る。全力で砲撃した場合には他のサーヴァントに宣言したとおり、東京全土が炭化する。さらに、神殿内部に砲撃の焦点を合わせた場合に限り、その際の最大火力は太陽面爆発にすら匹敵する。しかしこの場合はその規格外の威力で神殿までも大部分を破壊してしまう(セイバーとアーチャーの宝具と撃ち合った際には、放たれた大灼熱によって神殿体の基盤が八割方消滅している)。
 
:主な攻撃方法は神殿最奥に存在する“デンデラの大電球”から生み出される超絶の雷撃を交えた大灼熱の太陽光で、これは太古の神々の神威さえ思わせる威力を持つ。この大灼熱は複合神殿体主砲より神殿外へ向けて魔力砲撃を行うことが可能で、決戦の最中に手出ししようとしたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を中心とする米軍太平洋艦隊を、発射されたトマホーク巡航ミサイル群ごと蒸発させるほどの威力と攻撃範囲を誇る。全力で砲撃した場合には他のサーヴァントに宣言したとおり、東京全土が炭化する。さらに、神殿内部に砲撃の焦点を合わせた場合に限り、その際の最大火力は太陽面爆発にすら匹敵する。しかしこの場合はその規格外の威力で神殿までも大部分を破壊してしまう(セイバーとアーチャーの宝具と撃ち合った際には、放たれた大灼熱によって神殿体の基盤が八割方消滅している)。
:また奥の手として、主神殿ピラミッドを射出し相手にぶつける大質量攻撃も存在し、『Grand Order』ではこちらが宝具攻撃に当てはめられている。第六章ではダ・ヴィンチちゃんですらも「破壊できない」と言わしめた[[聖槍|聖槍ロンゴミニアド]]の外装をこれにより粉砕した。ただし、この奥の手は防御を捨てると同意義であり、攻撃に対して一時的だが丸裸になる。
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:また奥の手として、この宝具そのものを上空に射出して物理的に対象を押し潰して破壊する大質量攻撃も存在し、『Grand Order』ではこちらが宝具攻撃に当てはめられている。第六章ではダ・ヴィンチちゃんですらも「破壊できない」と言わしめた[[聖槍|聖槍ロンゴミニアド]]の外装をこれにより粉砕した。ただし、この奥の手は防御を捨てると同意義であり、攻撃に対して一時的だが丸裸になる。
    
== 真名:オジマンディアス ==
 
== 真名:オジマンディアス ==
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:マイルームでは「古き天空の女王」と呼び、再び出会えたことを意外に思っている。彼を象徴するラーと彼女を象徴するホルスとの関連性であろうか。
 
:マイルームでは「古き天空の女王」と呼び、再び出会えたことを意外に思っている。彼を象徴するラーと彼女を象徴するホルスとの関連性であろうか。
 
;[[“山の翁”]]
 
;[[“山の翁”]]
: 第六章において主人公らが到着するよりも前、神殿に侵入した彼に首を刎ねられた。しかも実際斬られるまでまったく気付く事が出来なかった。その時は神殿最奥部に居たので死亡はしなかったが、それでも暫くの間首が繋がらず、その後訪れた主人公らとの会話の最中にも首ポロリをしていた。
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: 第六章において主人公らが到着するよりも前、軍議中に神殿に侵入した彼に首を刎ねられた。しかも破格の実力を持つ自身ですら斬られるまでその気配にまったく気付く事が出来なかった。その時は神殿最奥部に居たので死亡はしなかったが、それでも暫くの間首が繋がらず、その後訪れた主人公らとの会話の最中にも何度も首がズレ落ちていた。
: これ程の業にかの太陽王も戦慄を隠せず、最大限の警戒を払っており、主人公らとの協力を即断しなかった最大の理由である。
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: これ程の業にかの太陽王も戦慄を隠せずに最大限の警戒を払っており、主人公らとの協力を即断できなかった最大の理由として彼の存在を語っている。
 
;[[ギルガメッシュ]]
 
;[[ギルガメッシュ]]
 
: カルデアで召喚されてからは天地驚愕の同盟を組むなどしてお互いに気が合っている。だが、それは自分が一番、あいつが二番という認識をお互いに抱いているためで、その認識のずれに気づけば即座に瓦解、殺し合いに発展しかねない地雷源真っ只中の関係とも言える。
 
: カルデアで召喚されてからは天地驚愕の同盟を組むなどしてお互いに気が合っている。だが、それは自分が一番、あいつが二番という認識をお互いに抱いているためで、その認識のずれに気づけば即座に瓦解、殺し合いに発展しかねない地雷源真っ只中の関係とも言える。
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**彼よりも更に古代の偉大なファラオ、クフ王を予想したファンも多かったようである。<br>宝具も『闇夜の太陽の船』=クフ王の船 『光輝の大複合神殿』=クフ王の大ピラミッド 『熱砂の獅身獣』=ギザの大スフィンクス と解釈すれば、ラムセス二世よりも「ハマる」キャスティングと言えるかもしれない。尤も、これをやるとギザの大ピラミッドやスフィンクスを「何時、何のために、どうやって建造したか」という考古学の難題に触れなければならなくなるため、創作のネタとしてはあまりに危険であるが。
 
**彼よりも更に古代の偉大なファラオ、クフ王を予想したファンも多かったようである。<br>宝具も『闇夜の太陽の船』=クフ王の船 『光輝の大複合神殿』=クフ王の大ピラミッド 『熱砂の獅身獣』=ギザの大スフィンクス と解釈すれば、ラムセス二世よりも「ハマる」キャスティングと言えるかもしれない。尤も、これをやるとギザの大ピラミッドやスフィンクスを「何時、何のために、どうやって建造したか」という考古学の難題に触れなければならなくなるため、創作のネタとしてはあまりに危険であるが。
 
*「幻想種」「兵器」「城塞」「固有結界」と「ライダー」のサーヴァントが宝具として使うイメージがある物全てを一人で所有する、かなり豪華な英雄。実力も宝具も破格な名実ともに最強クラスのサーヴァントだが、一方で召喚方法にかなり問題がある。
 
*「幻想種」「兵器」「城塞」「固有結界」と「ライダー」のサーヴァントが宝具として使うイメージがある物全てを一人で所有する、かなり豪華な英雄。実力も宝具も破格な名実ともに最強クラスのサーヴァントだが、一方で召喚方法にかなり問題がある。
**自身と縁のあるもの(生前使っていた弓や条約の碑文、自分自身たるミイラが作中で例として挙がっている)を使っても触媒になりえないという驚くべき性質を持った英霊。彼を召喚するには最愛の妻ネフェルタリの遺品を触媒として使わなければならない。しかしその遺品を触媒に使って召喚すると最後、召喚したマスターを不敬者と見なし、自身の消滅に繋がろうとも容赦無く殺しに掛かるため、もはや運用どころではなくなる。奇跡的にも[[伊勢三玄莉]]はそんなオジマンディアスのマスターとして聖杯戦争を戦い続けられたが、それはオジマンディアスがマスター以外の事柄に対してたまたま興味を持ったからであってマスターを認めたからでは決してなく、本来であれば彼も例外に違わず速攻で殺されてもおかしくなかった。
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**自身と縁のあるもの(生前使っていた弓や条約の碑文、自分自身たるミイラが作中で例として挙がっている)を使っても触媒になりえないという驚くべき性質を持った英霊。彼を召喚するには最愛の妻ネフェルタリの遺品を触媒として使わなければならない。しかしその遺品を触媒に使って召喚すると最後、召喚したマスターを「妻の墓を荒らした不敬者」と見なし、自身の消滅に繋がろうとも容赦無く殺しに掛かるためもはや運用どころではなくなる。奇跡的にも[[伊勢三玄莉]]はそんなオジマンディアスのマスターとして聖杯戦争を戦い続けられたが、それはオジマンディアスがマスター以外の事柄に対してたまたま興味を持って気が変わったからに過ぎず、本来であれば彼も例外に違わず速攻で殺されても何らおかしくなかった。
 
**一応この問題点は触媒による召還を試みた場合なので、万が一縁召喚で呼ばれた場合は問題はないと思われる。もっとも、それはそれで'''そもそも縁召喚できるのか?'''という根本的かつ致命的な問題が立ち塞がる訳だが。
 
**一応この問題点は触媒による召還を試みた場合なので、万が一縁召喚で呼ばれた場合は問題はないと思われる。もっとも、それはそれで'''そもそも縁召喚できるのか?'''という根本的かつ致命的な問題が立ち塞がる訳だが。
 
**ムーンセルの召喚様式であれば可能性はある。が、仮に縁召喚が出来るとしても「彼と相性の合う人物」という意味では召喚できる人物は至極限られてくるだろう。
 
**ムーンセルの召喚様式であれば可能性はある。が、仮に縁召喚が出来るとしても「彼と相性の合う人物」という意味では召喚できる人物は至極限られてくるだろう。
 
**触媒なしでも召喚できるカルデアの召喚方法でも彼を激怒させることなく召喚できる可能性はある。ただし、こちらは運や聖晶石(ひいてはリアルマネー)が重要になるが。
 
**触媒なしでも召喚できるカルデアの召喚方法でも彼を激怒させることなく召喚できる可能性はある。ただし、こちらは運や聖晶石(ひいてはリアルマネー)が重要になるが。
 
*高い実力とカリスマに裏打ちされた圧倒的な存在感、己を「王の中の王」と称し、他者を「凡骨」と見下して憚らない傲慢さは[[ギルガメッシュ]]と、クラスや生前手にしたファラオの位、固有結界や神獣を擁する戦力、「セイバーとランサー、アーチャーの揃った戦場を引っ掻き回す」というシチュエーションは[[イスカンダル]]と似通ったものを感じさせる。
 
*高い実力とカリスマに裏打ちされた圧倒的な存在感、己を「王の中の王」と称し、他者を「凡骨」と見下して憚らない傲慢さは[[ギルガメッシュ]]と、クラスや生前手にしたファラオの位、固有結界や神獣を擁する戦力、「セイバーとランサー、アーチャーの揃った戦場を引っ掻き回す」というシチュエーションは[[イスカンダル]]と似通ったものを感じさせる。
**ただ、同じ金ピカではあるものの、神の恩恵を遍く民にもたらすファラオであるオジマンディアスと、神と縁を切り厳しく人を治めたギルガメッシュでは方向性が正反対である。
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**ただ、同じ金ピカではあるものの、神として振る舞ってその恩恵を遍く民にもたらすファラオであるオジマンディアスと、神と縁を切った人の王として厳しく人を治めたギルガメッシュでは方向性が正反対である。
 
**のちに宿敵となる親友のモーセとの過去は、さながらギルガメッシュと[[エルキドゥ]]の殺し合いの末の固い友情を思わせる。
 
**のちに宿敵となる親友のモーセとの過去は、さながらギルガメッシュと[[エルキドゥ]]の殺し合いの末の固い友情を思わせる。
 
*桜井光氏のライアーソフトでの作品『白光のヴァルーシア-what a beautiful hopes-』にも、恐怖の王と呼ばれる怪物「アブホール」が登場している。尤も、彼の宝具の『熱砂の獅身獣(アブホル・スフィンクス)』との共通点は名前くらいの物で、関連性は特に無い。ただ、『白光のヴァルーシア』も西アジア・中東風の世界観で砂漠が舞台となるため、元ネタは同一であろう。
 
*桜井光氏のライアーソフトでの作品『白光のヴァルーシア-what a beautiful hopes-』にも、恐怖の王と呼ばれる怪物「アブホール」が登場している。尤も、彼の宝具の『熱砂の獅身獣(アブホル・スフィンクス)』との共通点は名前くらいの物で、関連性は特に無い。ただ、『白光のヴァルーシア』も西アジア・中東風の世界観で砂漠が舞台となるため、元ネタは同一であろう。
 
*エジプトのファラオというそれまでいなかったタイプのサーヴァントのためか、『蒼銀のフラグメンツ』執筆にあたっては「いわゆる「王」とも異なる特別な存在だから」として奈須氏から桜井氏に様々な助言があった模様。また逆に奈須氏が『Grand Order』第六章を執筆する際は「オジマンディアスの王としての理念」を桜井氏が奈須氏に教え、セリフの監修も行っている。
 
*エジプトのファラオというそれまでいなかったタイプのサーヴァントのためか、『蒼銀のフラグメンツ』執筆にあたっては「いわゆる「王」とも異なる特別な存在だから」として奈須氏から桜井氏に様々な助言があった模様。また逆に奈須氏が『Grand Order』第六章を執筆する際は「オジマンディアスの王としての理念」を桜井氏が奈須氏に教え、セリフの監修も行っている。
 
*ファラオをサーヴァントとしようとしていたらしきマスターとしては、『フラグメンツ』以前から『[[Fate/strange Fake]]』に「エジプトにて『神』となった者達」を召喚しようとしていた[[銀狼の合成獣]]の創造主が存在する。
 
*ファラオをサーヴァントとしようとしていたらしきマスターとしては、『フラグメンツ』以前から『[[Fate/strange Fake]]』に「エジプトにて『神』となった者達」を召喚しようとしていた[[銀狼の合成獣]]の創造主が存在する。
*『光輝の大複合神殿』はその巨大さから神秘の秘匿に問題のある宝具で、情報操作によって「東京湾上に発生した蜃気楼」と報道されている。余りに苦しすぎる内容で、更に中東に向かう米軍艦隊を全滅させたことで外交的な問題さえ発生しかねない。<br>なお撃沈されたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦は世界初のイージス艦であり、1隻あたりの価格が'''10億ドル(約1000億円)'''もする非常に高価な船。壊滅した艦隊には、これが複数存在する上にもっと高価な二ミッツ級原子力空母'''(1隻あたり4000億円以上)'''と航空機数十機も含まれている。情報工作を行うとしても、アインツベルンのような大口のスポンサーが存在しない聖杯戦争で一体誰がお金を払う事になるのだろうか……。少なくともアメリカ政府の国家予算数年分が吹っ飛ぶのは確実であり、最悪の場合、世界恐慌にまで発展するだろう。アメリカは泣いていい。
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*『光輝の大複合神殿』はその巨大さから神秘の秘匿に問題のある宝具で、情報操作によって「東京湾上に発生した蜃気楼」と報道されている。余りに苦しすぎる内容で、更に中東に向かう米軍艦隊を全滅させたことで外交的な問題さえ発生しかねない。<br>なお撃沈されたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦は世界初のイージス艦であり、1隻あたりの価格が'''10億ドル(約1000億円)'''もする非常に高価な船。壊滅した艦隊には、これが複数存在するだけでなく、もっと高価な二ミッツ級原子力空母'''(1隻あたり4000億円以上)'''と航空機数十機も含まれている。情報工作を行うとしても、アインツベルンのような大口のスポンサーが存在しない聖杯戦争で一体誰がお金を払う事になるのだろうか……。少なくともアメリカ政府の国家予算数年分が文字通り一瞬で消し飛ばされたのは確実であり、最悪の場合、世界恐慌にまで発展するだろう。アメリカは泣いていい。
 
**現代兵器がお陀仏になった事例として『[[Fate/Zero]]』があるのだが、出動したのは自衛隊であり、戦闘機が2機しか破壊されてない。彼らの操縦するF-15戦闘機は一機あたり大体2800万ドルであることから、オジマンディアスのたたき出した総被害額は文字通り「桁」が違うのである。
 
**現代兵器がお陀仏になった事例として『[[Fate/Zero]]』があるのだが、出動したのは自衛隊であり、戦闘機が2機しか破壊されてない。彼らの操縦するF-15戦闘機は一機あたり大体2800万ドルであることから、オジマンディアスのたたき出した総被害額は文字通り「桁」が違うのである。
 
**金額だけでなく人的被害も最大級で、艦隊の兵員6000人以上が死亡した。
 
**金額だけでなく人的被害も最大級で、艦隊の兵員6000人以上が死亡した。
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