− | :本名は殺生院祈荒。月の裏側に召喚されたマスターの1人。二十代後半の日本人。穏やかな眼差しと清楚な佇まいが特徴の尼僧である。月の聖杯戦争には「人々を救うという自身の欲望のため」に参加したと公言している。<br>「[[BB]]に逆らわない限り命は保証する」という約定を彼女と交わしており、そのため生徒会に参加することはないが、月の裏側からの脱出のためサクラ迷宮の踏破を目指す主人公達を部外者としての立場を保ちつつもサポートする。<br>その実態は自身の快楽のためには他人を省みない破戒僧であり、悦楽を追及するあまりに神になることを目指してムーンセルを手に入れようとしていた。<br>地上にて細々と長らえていた真言立川詠天流の宗主の娘として生まれたが、生来病弱だったため14歳までほぼ寝たきりでいた。<br>戒律に囚われ、自分の事を「可哀想」と言うだけで救おうともしなかった周囲の人々の姿から、書物にある清い人間像も消え失せた。そして「もしや人間と呼べるものは、もうこの世にはいないのではないか?いたとしても自分唯一人なのではないか」という思いに憑かれることとなる。<br />14歳のとき信者から霊子ハッキングを教えられ、外界を知ったことからみるみるうちに病気は快癒する(元々キアラの病気は外界では普通に治せるものであったらしい)。その後閉鎖的だった詠天流を改革し、ネット経由で信者を急激に増やしていった。<br>しかしそれに伴い行方不明者や死者が激増、そして異変に気付いた父親を存在レベルで完全否定した彼女は、名目として「女はであるにもかかわらず、女と一体になろうとする」「悟りそのものを否定する」という立川流の禁忌を二つ犯したかどで破門される。<br>その翌日、彼女は父親の髑髏本尊を持ち去って「師の術具を奪う」ことで最後の禁忌を破り、信者同士を殺し合わせ、自分以外は全て死者となった教団を立ち去った。<br>その後、彼女は立川流の理念に基づいて信者を救ったが、彼女を慕った信者は次々と自殺したという。更に電脳史上最大の禁忌といわれるコードキャスト・万色悠滞を開発したことで[[西欧財閥]]に指名手配された。<br>第五章終盤、主人公に自らを追わせるなど不可解な行動をとり、隙を突かれて[[メルトリリス]]に殺害される。だが……… | + | :本名は殺生院祈荒。月の裏側に召喚されたマスターの1人。二十代後半の日本人。穏やかな眼差しと清楚な佇まいが特徴の尼僧である。月の聖杯戦争には「人々を救うという自身の欲望のため」に参加したと公言している。<br>「[[BB]]に逆らわない限り命は保証する」という約定を彼女と交わしており、そのため生徒会に参加することはないが、月の裏側からの脱出のためサクラ迷宮の踏破を目指す主人公達を部外者としての立場を保ちつつもサポートする。<br>その実態は自身の快楽のためには他人を省みない破戒僧であり、悦楽を追及するあまりに神になることを目指してムーンセルを手に入れようとしていた。<br>地上にて細々と長らえていた真言立川詠天流の宗主の娘として生まれたが、生来病弱だったため14歳までほぼ寝たきりでいた。<br>戒律に囚われ、自分の事を「可哀想」と言うだけで救おうともしなかった周囲の人々の姿から、書物にある清い人間像も消え失せた。そして「もしや人間と呼べるものは、もうこの世にはいないのではないか?いたとしても自分唯一人なのではないか」という思いに憑かれることとなる。<br />14歳のとき信者から霊子ハッキングを教えられ、外界を知ったことからみるみるうちに病気は快癒する(元々キアラの病気は外界では普通に治せるものであったらしい)。その後閉鎖的だった詠天流を改革し、ネット経由で信者を急激に増やしていった。<br>しかしそれに伴い行方不明者や死者が激増、そして異変に気付いた父親を存在レベルで完全否定した彼女は、名目として「女であるにもかかわらず、女と一体になろうとする」「悟りそのものを否定する」という立川流の禁忌を二つ犯したかどで破門される。<br>その翌日、彼女は父親の髑髏本尊を持ち去って「師の術具を奪う」ことで最後の禁忌を破り、信者同士を殺し合わせ、自分以外は全て死者となった教団を立ち去った。<br>その後、彼女は立川流の理念に基づいて信者を救ったが、彼女を慕った信者は次々と自殺したという。更に電脳史上最大の禁忌といわれるコードキャスト・万色悠滞を開発したことで[[西欧財閥]]に指名手配された。<br>第五章終盤、主人公に自らを追わせるなど不可解な行動をとり、隙を突かれて[[メルトリリス]]に殺害される。だが……… |