差分

39 バイト除去 、 2017年12月4日 (月) 12:27
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;「ラフム、残り二千。取るに足らない。」<br>「―――フン。見た事か。心臓さえあれば、おまえたちなんて話にならない。」<br>「こんな量産型に手こずるなんて、旧人類は本当に使えない。それでよく、」<br>「……よくボク相手に大口を叩いたものだ。カルデアのマスターも、アイツも。」<br>「ひとりじゃ何もできないクセに、偉そうに胸を張って。それで、最後まで生き延びた。」<br>「…………ふふ。自分ひとりで何でもできる、か。その時点で、ボクは完全じゃなかったな。」
 
;「ラフム、残り二千。取るに足らない。」<br>「―――フン。見た事か。心臓さえあれば、おまえたちなんて話にならない。」<br>「こんな量産型に手こずるなんて、旧人類は本当に使えない。それでよく、」<br>「……よくボク相手に大口を叩いたものだ。カルデアのマスターも、アイツも。」<br>「ひとりじゃ何もできないクセに、偉そうに胸を張って。それで、最後まで生き延びた。」<br>「…………ふふ。自分ひとりで何でもできる、か。その時点で、ボクは完全じゃなかったな。」
:第七特異点にて、最終決戦に参戦して。神の泥人形に宿った新たな存在は、ようやく完全が何なのかを知った。
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:第七特異点にて、最終決戦に参戦して。神の泥人形に宿った新たな存在は、ようやく「完全」が何なのかを知った。
    
;「―――人間の味方なんてするものか。ボクは新しいヒト。ただひとりの新人類、キングゥだ。」<br>「だけど―――」<br>「……母親も生まれも関係なく。……本当に、やりたいと思った事を、か。<br> ……ボクにはそんなものはない。なかったんだ。なかったんだよ、ギル。」<br>「でも―――思えば、一つだけあったんだ。<br> キミに会いたかった。キミと話したかった。<br> この胸に残る多くの思い出の話を、その感想を、友としてキミに伝えたかった。」<br>「でも、それは叶わない。それはボクではなく、エルキドゥという機体の望みだ。」<br>「……そして。ボクの望みは、今も昔も変わらない。」<br>「新人類も旧人類も関係ない。ボクはヒトの世を維持するべく生を受けた。」
 
;「―――人間の味方なんてするものか。ボクは新しいヒト。ただひとりの新人類、キングゥだ。」<br>「だけど―――」<br>「……母親も生まれも関係なく。……本当に、やりたいと思った事を、か。<br> ……ボクにはそんなものはない。なかったんだ。なかったんだよ、ギル。」<br>「でも―――思えば、一つだけあったんだ。<br> キミに会いたかった。キミと話したかった。<br> この胸に残る多くの思い出の話を、その感想を、友としてキミに伝えたかった。」<br>「でも、それは叶わない。それはボクではなく、エルキドゥという機体の望みだ。」<br>「……そして。ボクの望みは、今も昔も変わらない。」<br>「新人類も旧人類も関係ない。ボクはヒトの世を維持するべく生を受けた。」
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;「さようなら、母さん。アナタは選ぶ<ruby><rb>機体</rb><rt>コドモ</RT></RUBY>を間違えた。」<br>「……うん。アイツの言った事は、よく分からない。でも―――」<br>「―――この体が。やるべき事を、覚えている。」<br>「ウルクの大杯よ、力を貸しておくれ。」<br>「ティアマト神の息子、キングゥがここに天の鎖の<ruby><rb>筺</rb><rt>な</RT></RUBY>を<ruby><rb>示</rb><rt>しめ</RT></RUBY>す!」<br>「母の怒りは過去のもの。いま呼び覚ますは星の<ruby><rb>息吹</rb><rt>いぶき</RT></RUBY>―――」<br>「<RUBY><RB>人よ 神を繋ぎ止めよう</RB><RT>エヌマ・エリシュ</RT></RUBY>―――!!!!!」
 
;「さようなら、母さん。アナタは選ぶ<ruby><rb>機体</rb><rt>コドモ</RT></RUBY>を間違えた。」<br>「……うん。アイツの言った事は、よく分からない。でも―――」<br>「―――この体が。やるべき事を、覚えている。」<br>「ウルクの大杯よ、力を貸しておくれ。」<br>「ティアマト神の息子、キングゥがここに天の鎖の<ruby><rb>筺</rb><rt>な</RT></RUBY>を<ruby><rb>示</rb><rt>しめ</RT></RUBY>す!」<br>「母の怒りは過去のもの。いま呼び覚ますは星の<ruby><rb>息吹</rb><rt>いぶき</RT></RUBY>―――」<br>「<RUBY><RB>人よ 神を繋ぎ止めよう</RB><RT>エヌマ・エリシュ</RT></RUBY>―――!!!!!」
:第七特異点より。母の怒りを過去のものとし、星の息吹を呼び覚ます。天の遺児は自らの意志の赴くままに原初の母に挑む。
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:第七特異点より。天の遺児は自らの意志の赴くままに、星の息吹を伴って原初の母に挑む。
    
== メモ ==
 
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