差分

137 バイト追加 、 2017年12月5日 (火) 18:34
387行目: 387行目:  
: 全ての人間、全ての英霊を信念だけで引き摺り込む聖人でさえ「施しの英雄」の在り方は一片も変えられず、逆にシロウは彼に見据えられたことで丸裸にされたような感覚すら抱いてしまった。
 
: 全ての人間、全ての英霊を信念だけで引き摺り込む聖人でさえ「施しの英雄」の在り方は一片も変えられず、逆にシロウは彼に見据えられたことで丸裸にされたような感覚すら抱いてしまった。
 
: また、シロウはカルナに計画を看破される可能性を考えて、赤のサーヴァントを支配下におく以前は意図的にカルナを遠ざけてもいた。
 
: また、シロウはカルナに計画を看破される可能性を考えて、赤のサーヴァントを支配下におく以前は意図的にカルナを遠ざけてもいた。
   
;「確かにお前の言葉は正しい、アサシン。<br> マスターとサーヴァントとして、これ以上ないほど正当に結びついているのは、こちらの陣営ではお前たちだけだ。<br> マスターはお前を利用し、お前はマスターを利用する。<br> だが、そこには互いの奉仕と信頼がある。<br> お前は彼を裏切ることはできない、せいぜい想像するだけで精一杯だろう」
 
;「確かにお前の言葉は正しい、アサシン。<br> マスターとサーヴァントとして、これ以上ないほど正当に結びついているのは、こちらの陣営ではお前たちだけだ。<br> マスターはお前を利用し、お前はマスターを利用する。<br> だが、そこには互いの奉仕と信頼がある。<br> お前は彼を裏切ることはできない、せいぜい想像するだけで精一杯だろう」
 
: 赤のアサシンからあくまで元のマスターへの義理を果たす彼に苦言を呈された際の返答。
 
: 赤のアサシンからあくまで元のマスターへの義理を果たす彼に苦言を呈された際の返答。
 
: あまりにさらりと彼女のもっとも深い部分にあった『何か』を指摘され、彼女を絶句させた。
 
: あまりにさらりと彼女のもっとも深い部分にあった『何か』を指摘され、彼女を絶句させた。
   
;「……愚問だ。アサシン、お前は恋しい相手を殺したくなる<ruby><rb>偏執狂</rb><rt>パラノイア</rt></ruby>なのか?」
 
;「……愚問だ。アサシン、お前は恋しい相手を殺したくなる<ruby><rb>偏執狂</rb><rt>パラノイア</rt></ruby>なのか?」
 
: 赤のアサシンの「我が裏切らないと思っているのか」という問いに対して。本音をずばり言い当てた返しに、さしもの女帝も酷く取り乱してしまった。
 
: 赤のアサシンの「我が裏切らないと思っているのか」という問いに対して。本音をずばり言い当てた返しに、さしもの女帝も酷く取り乱してしまった。
   
;「――どうやら、オレの役割は済んだようだ。マスター、あなたとは言葉を交わすこともできなかったが、どうか幸運を」
 
;「――どうやら、オレの役割は済んだようだ。マスター、あなたとは言葉を交わすこともできなかったが、どうか幸運を」
 
: もう自分のマスターが始末されることはないと確信し、会話することすらできなかったマスターに別れを告げる。
 
: もう自分のマスターが始末されることはないと確信し、会話することすらできなかったマスターに別れを告げる。
   
;「それは構わない。<br> オレが全力で戦うことを誓うのと、お前が全力を出さずに引き分けを狙う戦術を取るのとは全く無関係の事柄だ。<br> そも、その場合は三分間で仕留めきれなかったオレに圧倒的な非がある」
 
;「それは構わない。<br> オレが全力で戦うことを誓うのと、お前が全力を出さずに引き分けを狙う戦術を取るのとは全く無関係の事柄だ。<br> そも、その場合は三分間で仕留めきれなかったオレに圧倒的な非がある」
 
:己のマスターを救う見返りとしてカウレスが提示した「三分でジークを倒しきれなかったら見逃す」という提案を受け入れた彼にジークが「自分が三分以上戦闘を引き延ばすとは思わないのか?」と問い掛けた際に全く平然とした表情で返答した、絶大なる自信。そして、清々しいほどの英雄理念。
 
:己のマスターを救う見返りとしてカウレスが提示した「三分でジークを倒しきれなかったら見逃す」という提案を受け入れた彼にジークが「自分が三分以上戦闘を引き延ばすとは思わないのか?」と問い掛けた際に全く平然とした表情で返答した、絶大なる自信。そして、清々しいほどの英雄理念。
   
;「オレが彼らを救うのはおかしいか、“黒”のセイバーの心臓を持つホムンクルス」
 
;「オレが彼らを救うのはおかしいか、“黒”のセイバーの心臓を持つホムンクルス」
 
:ジークが何故、元のマスター達を助けるのだと問うた際の返答。慈悲深き英雄であれば、彼らを救いたいと思うだろう。だけど、物事には限度というものがある。富める者が貧しき者を救いたい、と願ってもそれは己の破滅を選んでまで行うべき願望ではない。にも拘らず、施しの英雄は平然と躊躇もなく、それを選ぶ。生前も、そして今も。
 
:ジークが何故、元のマスター達を助けるのだと問うた際の返答。慈悲深き英雄であれば、彼らを救いたいと思うだろう。だけど、物事には限度というものがある。富める者が貧しき者を救いたい、と願ってもそれは己の破滅を選んでまで行うべき願望ではない。にも拘らず、施しの英雄は平然と躊躇もなく、それを選ぶ。生前も、そして今も。
   
;「彼らはオレのマスターだった。理由はそれで充分。<br> オレは彼らを守れなかった。サーヴァントでありながら、その役割を果たせなかった。<br> だが、聖杯大戦からは脱落しても命だけは救いたい。<br>烏滸がましい、傲慢な願いだとオレ自身ですら思うが……」
 
;「彼らはオレのマスターだった。理由はそれで充分。<br> オレは彼らを守れなかった。サーヴァントでありながら、その役割を果たせなかった。<br> だが、聖杯大戦からは脱落しても命だけは救いたい。<br>烏滸がましい、傲慢な願いだとオレ自身ですら思うが……」
:上記の返答に対しジークが重ねて問うた際の返答。その余りに清廉な在り方に、――どこが傲慢なのだろう、と三人はただ唖然とする。
+
:上記の返答に対しジークが重ねて問うた際の返答。その余りに清廉な在り方に、――どこが傲慢なのだろう、と[[三|ジーク]][[人|カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]][[は|フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]ただ唖然とする。
    
===Fate/EXTRA CCC===
 
===Fate/EXTRA CCC===
593行目: 587行目:  
: この決断と誓いが自らの破滅を呼ぶことを理解していながら、彼はこの母に誓った言葉を守り続けた。
 
: この決断と誓いが自らの破滅を呼ぶことを理解していながら、彼はこの母に誓った言葉を守り続けた。
 
: 「利己的な母から生まれた」というのもセイバー (EXTRA・赤)との共通点だが、セイバー (EXTRA・赤)はいつも傍にいたはずの「母」と最後まで分かり合うことが出来ず公衆の面前で切り捨てる事になったのに対し、彼は幼い頃に自分を捨てた「母」を許し最後の最後で気持ちが通じた、という皮肉な違いがある。
 
: 「利己的な母から生まれた」というのもセイバー (EXTRA・赤)との共通点だが、セイバー (EXTRA・赤)はいつも傍にいたはずの「母」と最後まで分かり合うことが出来ず公衆の面前で切り捨てる事になったのに対し、彼は幼い頃に自分を捨てた「母」を許し最後の最後で気持ちが通じた、という皮肉な違いがある。
      
== メモ ==
 
== メモ ==