− | :雁夜とは幼いころからの友人で、間桐が魔術師の家系であることも知っていた。これは禅城の遺伝特質で間桐家を復興せしめんとする[[間桐臓硯]]による工作であった。だが、雁夜が魔術を嫌悪しあえて葵から身を遠ざけたこと、時臣が横から割り込んだことで破綻する。そのため葵は雁夜のことを「魔術の家を出奔した、親しい幼馴染」として捉えており、雁夜の「ずっと葵に好意を抱き続けている」「でも危険な間桐の魔術と関わらせたくない」という葛藤には気付いていない。<br>とは言え、「(葵の認識としては)間桐の要請さえなければ桜を手放さずに済んだ」と内心では思いつつも、雁夜に対しては自分を戒め態度を変えることはなかった。また雁夜が聖杯戦争に参加することによって時臣と殺し合う立場になってしまったことを察した時も、そのことを嘆き悲しみ絶望しており、雁夜への「三つ年下の幼馴染」としての親愛は十分に持っていたことが伺える。 | + | :雁夜とは幼いころからの友人で、間桐が魔術師の家系であることも知っていた。これは禅城の遺伝特質で間桐家を復興せしめんとする[[間桐臓硯]]による工作であった。遠坂より先に禅城家の特質に気付いていたが、雁夜が魔道そのものを嫌悪した事、また時臣が横から割り込んだことで破綻する。ただ仮にそうならなかったとしても、雁夜は葵を蟲蔵になど入れたくなかっただろうからアプローチなど出来なく身を引くしかなかったと思われる。そのため葵は雁夜のことを「魔術の家を出奔した、親しい幼馴染」として捉えており、雁夜の「ずっと葵に好意を抱き続けている」「でも危険な間桐の魔術と関わらせたくない」という葛藤には気付いていない。<br>とは言え、「(葵の認識としては)間桐の要請さえなければ桜を手放さずに済んだ」と内心では思いつつも、雁夜に対しては自分を戒め態度を変えることはなかった。また雁夜が聖杯戦争に参加することによって時臣と殺し合う立場になってしまったことを察した時も、そのことを嘆き悲しみ絶望しており、雁夜への「三つ年下の幼馴染」としての親愛は十分に持っていたことが伺える。 |