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:いなくなった凛を探し冬木に来た彼女は凛を助けた直後で変わり果てた雁夜と出会い、間桐に復帰と聖杯戦争参加の報告と桜奪還、時臣への制裁を宣言される。<br>愛する夫と、幼馴染が血みどろの殺し合いをすることに「そんな……神様……」と悲観し涙さえ流すが、雁夜はその悲嘆の意味を致命的に履き違えていた。
 
:いなくなった凛を探し冬木に来た彼女は凛を助けた直後で変わり果てた雁夜と出会い、間桐に復帰と聖杯戦争参加の報告と桜奪還、時臣への制裁を宣言される。<br>愛する夫と、幼馴染が血みどろの殺し合いをすることに「そんな……神様……」と悲観し涙さえ流すが、雁夜はその悲嘆の意味を致命的に履き違えていた。
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;「間桐は、私から桜を奪っただけじゃ物足りなかったの?<br> よりにもよって、この人を、私の目の前で殺すだなんて……<br> どうして?そんなにも私たちが憎かったの?」
;「間桐は、私から桜を奪っただけじゃ物足りなかったの?よりにもよって、この人を、私の目の前で殺すだなんて……どうして?そんなにも私たちが憎かったの?」
   
:愛する桜を失った悲しみと憎しみ。それは彼女をそうする運命へと誘った時臣ではなく、その受け取り手となった間桐だけに向けられた物だった。そしてそれは、時臣の殺害という誤認を経て、幼馴染である間桐雁夜にも何の躊躇いもなく向けられることとなる。
 
:愛する桜を失った悲しみと憎しみ。それは彼女をそうする運命へと誘った時臣ではなく、その受け取り手となった間桐だけに向けられた物だった。そしてそれは、時臣の殺害という誤認を経て、幼馴染である間桐雁夜にも何の躊躇いもなく向けられることとなる。
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;「まさか貴方が夫のことを…時臣を愛していたなんて…!」
 
;「まさか貴方が夫のことを…時臣を愛していたなんて…!」
:ドラマCD『間桐家の試練』より。雁夜を時臣を狙う男色家と勘違い。<br>これには雁夜も'''「え?…えええー!?」'''と驚愕&混乱(尤も、その雁夜も「お前の体を蹂躙しつくしてやる」等とそっち系に捉えられかねない独白を述べていたので非がなくもない)。<br>某ネタのアイリスフィールが知ったらびぃえる時空に葵を引き込みそうである。
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:コンプエース2012年7月号付録のアンソロジードラマCD『間桐家の試練』より。雁夜を時臣を狙う男色家と勘違い。<br>これには雁夜も'''「え?…えええー!?」'''と驚愕&混乱(尤も、その雁夜も「お前の体を蹂躙しつくしてやる」等とそっち系に捉えられかねない独白を述べていたので非がなくもない)。<br>某ネタのアイリスフィールが知ったら、びぃえる時空に葵を引き込みそうである。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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*葵の実に人間らしい弱さが雁夜の暴走に繋がり、また時臣を失った時に怒りとなって発露した。
 
*葵の実に人間らしい弱さが雁夜の暴走に繋がり、また時臣を失った時に怒りとなって発露した。
 
*二児の母であるが、体型は凛とほとんど変わらない。
 
*二児の母であるが、体型は凛とほとんど変わらない。
*コンプエース2012年7月号付録のアンソロジードラマCD「間桐家の試練」では、雁夜のことを時臣を狙う男色家と勘違いするという一幕もある。
      
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
;雁夜との関係
 
;雁夜との関係
:雁夜とは幼いころからの友人で、間桐が魔術師の家系であることも知っていた。これは禅城の遺伝特質で間桐家を復興せしめんとする[[間桐臓硯]]による工作であった。遠坂より先に禅城家の特質に気付いていたが、雁夜が魔道そのものを嫌悪した事、また時臣が横から割り込んだことで破綻する。ただ仮にそうならなかったとしても、雁夜は葵を蟲蔵になど入れたくなかっただろうからアプローチなど出来なく身を引くしかなかったと思われる。そのため葵は雁夜のことを「魔術の家を出奔した、親しい幼馴染」として捉えており、雁夜の「ずっと葵に好意を抱き続けている」「でも危険な間桐の魔術と関わらせたくない」という葛藤には気付いていない。<br>とは言え、「(葵の認識としては)間桐の要請さえなければ桜を手放さずに済んだ」と内心では思いつつも、雁夜に対しては自分を戒め態度を変えることはなかった。また雁夜が聖杯戦争に参加することによって時臣と殺し合う立場になってしまったことを察した時も、そのことを嘆き悲しみ絶望しており、雁夜への「三つ年下の幼馴染」としての親愛は十分に持っていたことが伺える。
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:雁夜とは幼いころからの友人で、間桐が魔術師の家系であることも知っていた。これは禅城の遺伝特質で間桐家を復興せしめんとする[[間桐臓硯]]による工作であった。遠坂より先に禅城家の特質に気付いていたが、雁夜が魔道そのものを嫌悪した事、また時臣が横から割り込んだことで破綻する。ただ仮にそうならなかったとしても、雁夜は葵を蟲蔵になど入れたくなかっただろうからアプローチなど出来なく身を引くしかなかったと思われる。<br>そのため葵は雁夜のことを「魔術の家を出奔した、親しい幼馴染」として捉えており、雁夜の「ずっと葵に好意を抱き続けている」「でも危険な間桐の魔術と関わらせたくない」という葛藤には気付いていない。<br>とは言え、「(葵の認識としては)間桐の要請さえなければ桜を手放さずに済んだ」と内心では思いつつも、雁夜に対しては自分を戒め態度を変えることはなかった。また雁夜が聖杯戦争に参加することによって時臣と殺し合う立場になってしまったことを察した時も、そのことを嘆き悲しみ絶望しており、雁夜への「三つ年下の幼馴染」としての親愛は十分に持っていたことが伺える。
    
;禅城家の特異体質について
 
;禅城家の特異体質について
:1.臓硯が葵を手に入れる際に正攻法を取ったこと(逆に言えば、非合法の手段を取る手間とリスクを良しとしなかったこと)<br>2.時臣の横やりが入った時に、鶴野の子に賭ける方が得策だと判断したこと(遠坂家と対立するリスクを回避する方を取って葵を深追いしなかったこと)<br>以上二点から考えて、禅城家の女性が秘め持つ稀有な遺伝特質は、近場でその血統を観察していた間桐と遠坂だからこそ思い至った「可能性」であり、確信があった訳ではなかったと思われる。禅城の人間が自覚していたかすらはっきりしない。はたして葵が、アベレージ・ワンである凛、極めて稀有な「架空元素・虚数」の属性を持つ桜、と禅城の遺伝特質が如何なく発揮された子を産んだことを知った臓硯は、魔術回路すら持たずに生まれた慎二と比べてさぞ臍をかんだであろう。<br>凛と桜に禅城の遺伝特質が受け継がれているかは不明。
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:1.臓硯が葵を手に入れる際に正攻法を取ったこと(逆に言えば、非合法の手段を取る手間とリスクを良しとしなかったこと)<br>2.時臣の横やりが入った時に、鶴野の子に賭ける方が得策だと判断したこと(遠坂家と対立するリスクを回避する方を取って葵を深追いしなかったこと)<br>以上二点から考えて、禅城家の女性が秘め持つ稀有な遺伝特質は、近場でその血統を観察していた間桐と遠坂だからこそ思い至った「可能性」であり、確信があった訳ではなかったと思われる。禅城の人間が自覚していたかすらはっきりしない。<br>はたして葵が、アベレージ・ワンである凛、極めて稀有な「架空元素・虚数」の属性を持つ桜、と禅城の遺伝特質が如何なく発揮された子を産んだことを知った臓硯は、魔術回路すら持たずに生まれた慎二と比べてさぞ臍をかんだであろう。<br>なお、凛と桜に禅城の遺伝特質が受け継がれているかは不明である。
    
== リンク ==
 
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*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]