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:霊基第二段階以降での宝具使用時。
 
:霊基第二段階以降での宝具使用時。
 
:完全に「生きる『銀の鍵』」としての力をモノにしたようで、終始冷淡に謳い上げる。声音も低く、また冷たいものとなる。それに呼応して宝具も冒涜的な本性を現し、敵を狂気の門へと引きずり込む。
 
:完全に「生きる『銀の鍵』」としての力をモノにしたようで、終始冷淡に謳い上げる。声音も低く、また冷たいものとなる。それに呼応して宝具も冒涜的な本性を現し、敵を狂気の門へと引きずり込む。
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;「ええ、私と同じ。箒星の年に生まれた十二歳の女の子。」
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:親友であるラヴィニアを箒星の年に生まれた子であるという。しかしその記憶が贋作である事が異端なるセイレム終盤で明らかになる。
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;「……ラヴィニアの見た目をからかう人もいる。病気みたいだなんて言うひどい人も。」
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;「でも、私はとっても綺麗だと思うわ。だって星の妖精のようでしょう?」
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:白化病で謎の角が生えているラヴィニアを綺麗と評するアビゲイル。皮肉にも霊基第三再臨ではアビゲイルが「星の妖精」のようと評したラヴィニアのような白髪、白肌のような姿になる。しかしラヴィニア自身はアビゲイルの金色の髪が綺麗だと思っており、後に自らの手を血で汚した時もアビゲイルの金色の髪が汚れるのを拒否していた。
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;「でもやっぱり彼女こそ、私の一番大切な友達だわ。離れてみて、ようくわかった」
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:セイレムの周囲から人望が厚かったアビゲイルだが、それでもラヴィニアこそが一番大切と言い切る。
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;「ラヴィニア、あなたと一緒に見られないのなら、どんなお芝居もつまらないわ。そうでしょう?」
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:GOWESTの演劇の間にこっそり忍び込み魔女裁判で連れて行かれそうになる祖父を追いに来たラヴィニアと共に。主人公達の一座には好意的なアビゲイルだが、ラヴィニアが居る事が第一である事を匂わせる。
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;「何と言って謝ったらいいか……。」
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;ラヴィニア「許さないわ。」「けれど、受け入れる、わ。しゃ、謝罪を。」
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;「ああ……。」「ずっとずっと遠くへ行っても、お友達でいてくださる……?」
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;ラヴィニア「……友達なんて。最初から、そんなものじゃ、なかった。」
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;「いいえ、あなたは私の友達よ。」
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;ラヴィニア「……違う。」
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;「それでも、あなたは私の友達よ。」
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;ラヴィニア「…………。」
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;「ありがとう……。ラヴィニア、大好きよ……。」
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:祖父を魔女裁判で失い、船でセイレムを離れると偽りアビゲイルと別れに来たラヴィニアに対して。「謝罪は受け入れるけど許さない」「友達なんて最初からそんなものじゃなかった」とアビゲイルからも受けた所業を知りつつもなお彼女を憎みきれないラヴィニアに対し、アビゲイルはひたすらラヴィニアに依存する。
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;「はい……。私は……親友が欲しい、と。」
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;「神の愛の届かない。とても、とても、可哀想な子を……。」
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;「でも……私なら、愛せると、思います。」
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:ランドルフ・カーターに憑依した魔神柱ラウムによるアビゲイルの罪の告発にて、彼から持ちかけられた相談に対して要求したもの。この前にマシュとロビンフッドは、ラヴィニアから「一族共々セイレムに連れてこられたこと」「祖父も自分自身も偽りの記憶を植え付けられていた事」を聞かされている。箒星の子供である事実も一緒に鯨を見た記憶もラヴィニアがアビゲイルと交流してる内に植え付けられた偽りの記憶であった。それでもラヴィニアはマシュ達と共に危険を冒してアビゲイルの魔女裁判に乱入する。友達を救うべく。
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;「ええ……何度、箒星がめぐっても、ずっと友達よ……。」
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:ラヴィニアは致命傷を負いつつも、アビゲイルと同じ箒星の子供である事を、一緒に鯨を見に行ったという記憶を受け入れた。例え記憶が贋作のものだとしても、友達であった事は決して嘘ではなかったのだから。
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;「私――……私、死んでもいいかしら?」
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;「セイレムを捨てて、生まれ変わりたいと願ってもいいの?」
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;「神様は決してお許しにならない!けれど、私――」
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:自らの罪を偽りのセイレムで繰り返した事、それでも呪われていてもセイレムを愛している罪悪感に縛りつけられていたアビゲイルだが、魔女裁判で自ら処刑を望んだサンソンの最後の言葉、「死は明日への希望」を思いだし、セイレムから旅立つことを決意する。
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;「またいつか、何処かで、世界の果てで、ラヴィニアと出会えることもあるでしょう。」
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:巡る箒星を巡ってセイレムの魔女は旅立つ。鍵をかけて閉じこもる事を辞めてどこかで一座の面々や大切な箒星の友達と巡りあえる希望を信じて。
    
==メモ==
 
==メモ==
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