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;人物
 
;人物
 
:惚れっぽくて嫉妬深い、永遠の乙女。いじらしく甘やかす、その愛玩の手練手管はまさに禁断の蜜の味。
 
:惚れっぽくて嫉妬深い、永遠の乙女。いじらしく甘やかす、その愛玩の手練手管はまさに禁断の蜜の味。
:好きなものは自分を頼りにしてくれる、欠点のある人間の男性。麦粥゛キュケオーン”をご馳走すること。
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:好きなものは「自分を頼りにしてくれる、欠点のある人間の男性」「麦粥゛キュケオーン”をご馳走すること」であり、反対に嫌いなものは「男性に飽きられたり、一方的に護られること」である。
:嫌いなものは男性に飽きられたり、一方的に護られること。
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:ホメロスも讃えた自慢の美しい髪を、ある時期からばっさりと短くしてしまったのは、彼女を打ちのめす手痛い失恋を経験したことが切欠。
:ホメロスも讃えた自慢の美しい髪を、ある時期からばっさりと短くしてしまったのは、彼女をうちのめす手痛い失恋を経験してから。
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:実際、霊基再臨第二段階で長い髪になった際も、「この姿でいるのは複雑な気持ち」「乙女のようで落ち着かない」と述べている。
 
;能力
 
;能力
 
:さまざまな効能や変異をもたらす魔法薬の調合を得意とする。
 
:さまざまな効能や変異をもたらす魔法薬の調合を得意とする。
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:妹であるパーシパエーの子。なのでアステリオスからすれば「伯母」にあたる。
 
:妹であるパーシパエーの子。なのでアステリオスからすれば「伯母」にあたる。
 
:なお、キルケーは彼との面識はないものの、律儀に「伯母さん」と呼ばれるのは嫌である。
 
:なお、キルケーは彼との面識はないものの、律儀に「伯母さん」と呼ばれるのは嫌である。
:それでも彼を豚に変えず、マスターに「伯母さんと呼ぶのやめさせてくれ」と注意させるあたり、処遇はティーチよりも軽かった。
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:しかし黒髭と違い彼を豚に変えず、マスターに「伯母さんと呼ぶのやめさせてくれ」と注意させるだけで済んだが。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
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;ヘカテ
 
;ヘカテ
 
:魔術の女神であり、師匠。
 
:魔術の女神であり、師匠。
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;[[メディア]]
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:妹弟子。血縁上は兄アイエテスの娘=姪。
 
;[[メディア〔リリィ〕]]
 
;[[メディア〔リリィ〕]]
:妹弟子(血縁上は兄の娘=姪)。彼女の性格故か苦手にしており、ストレスで毛が抜けそうになるとか。
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:妹弟子の若かりし姿。こちらは彼女の性格故か苦手にしており、ストレスで羽根が抜けそうになるとか。
 
;[[アタランテ]]
 
;[[アタランテ]]
 
:アイアイエー島に来た時には気が合って、互いに悪趣味だとか何だとかいい話し相手になったとか。
 
:アイアイエー島に来た時には気が合って、互いに悪趣味だとか何だとかいい話し相手になったとか。
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==メモ==
 
==メモ==
*公開された時には「オケアノスのキャスター」名義で真名は伏せられていたが、猛禽のような意匠のマントや「オケアノス」の名前、何より宴会を開いて相手をブタに変えるという露骨すぎる演出から、真名はほぼ推定されていた。
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*公開された時には「オケアノスのキャスター」名義で真名は伏せられていたが、猛禽のような意匠のマントや「オケアノス」の名前、何より宴会を開いて相手を豚に変えるという露骨すぎる演出から、真名はほぼ推定されていた。
 
*上記の通り英雄オデュッセウスと愛し合った事が非常に有名な逸話として残されている彼女だが、実は彼女には彼との子であるテーレゴノスという息子がいるという伝承がテレゴネイアにて残っている。
 
*上記の通り英雄オデュッセウスと愛し合った事が非常に有名な逸話として残されている彼女だが、実は彼女には彼との子であるテーレゴノスという息子がいるという伝承がテレゴネイアにて残っている。
 
**更にその後テーレゴノスは後に父に会いに行く旅の途中、父であるオデュッセウスを誤って殺してしまう悲劇を起こしてしまう。しかしテーレゴノスは父の遺体と彼が故郷へ帰る理由であった正妻ペーネロペー、異父兄弟のテーレマコスをキルケーの待つアイアイエー島へ連れて帰った。そして父を埋葬したのちにテーレゴノスはペーネロペーを、テーレマコスはキルケーを妻としてめとったと言う逸話が残されている。…血の問題はないにしてもそれぞれ異母兄弟がいる父の女を妻に迎える辺りギリシャの貞操観念は色んな意味で不思議である。
 
**更にその後テーレゴノスは後に父に会いに行く旅の途中、父であるオデュッセウスを誤って殺してしまう悲劇を起こしてしまう。しかしテーレゴノスは父の遺体と彼が故郷へ帰る理由であった正妻ペーネロペー、異父兄弟のテーレマコスをキルケーの待つアイアイエー島へ連れて帰った。そして父を埋葬したのちにテーレゴノスはペーネロペーを、テーレマコスはキルケーを妻としてめとったと言う逸話が残されている。…血の問題はないにしてもそれぞれ異母兄弟がいる父の女を妻に迎える辺りギリシャの貞操観念は色んな意味で不思議である。
 
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*原典『オデュッセイア』ではグラマーでセクシーな女神様として描かれたが、FGOではそのような原典の面影が全く見当たらない、身長僅か147㎝、体重39㎏というまさかのロリ体格で登場してしまっている。上述のとおり黒髭からそう呼ばれている。
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**ちなみに、同じく亜種特異点Ⅳの登場人物である12歳の[[アビゲイル・ウィリアムズ|アビゲイル]]は152cmで、体重は44kg……比較するまでもない、船乗りたちもキルケーを子ども扱いしてしまうわけである。一応マイルーム会話でもその事を仄めかす台詞がある。
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***とはいえ、外見が幼く見えてしまうだけで、本来の聡明さや狡猾さは失っておらず、度々主人公らを窮地から救った。<del>見た目は子供、頭脳は大人。</del>
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*原典であるホメロスの『オデュッセイア』では、「魔女」と呼称されている場面はほとんどなく、一般的には「女神」と呼ばれている。実際に、ギリシア神話の神の系統では、キルケーは太陽神ヘーリオスを父に持ち、女神ペルセーイスを母に持つという完璧な神の血筋である。母系では、ティーターン十二神の長兄である海神オケアノスの孫娘にあたる<ref>彼女の真名を隠すための名前である「オケアノスのキャスター」もコレに由来していると思われる。</ref>。
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**しかし血縁上はキルケーの兄アイエテスの娘=姪であるメディア共々、神性スキルを有していなかったようだ。
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
;「女神」か「魔女」か
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*原典であるホメロスの『オデュッセイア』では、「魔女」と呼称されている場面はほとんどなく、一般的には「女神」と呼ばれている。実際に、ギリシア神話の神の系統では、キルケーは太陽神ヘーリオスを父に持ち、女神ペルセーイスを母に持つという完璧な神の血筋である。母系では、ティーターン十二神の長兄である海神オケアノスの孫娘にあたる(「オケアノスのキャスター」の由来でもある)。一方で父系はやはりティーターン十二神の一人であるヒュペリーオーンの孫娘に当たる存在である(但し、「ヒュペリーオーン」が「ヘーリオス」の別名であるという説もある)。その為、本作にサーヴァントとして登場するキルケーに「神性」スキルがないことに疑問を抱く声も存在する。
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**型月では、信仰を失った神霊は精霊に降格してしまうという設定がある。キルケーは正確には下級女神に格落ちした「ニュンペー」と呼ばれる存在であり、「精霊に格落ちした神霊」であるがゆえに「神性」を持たないという可能性が考えられる。
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***但し、ギリシア神話原典において「信仰を持たない」「降格された下級神霊」は[[ステンノ|ゴル]][[エウリュアレ|ゴーン]][[メドゥーサ|姉妹]]にも当て嵌まることであるため、これだけではキルケーが「神性」を持たない理由としてはやはり不十分であり、ましてや神の血筋に人間や怪物の血が混ざり込んだ「混血」の英雄にすら「神性」を持つサーヴァントとして現界したものが多くいる中で、完璧な神の血筋を持つキルケーに「神性」が無いことにはやはり疑問が残る。
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***本作では「神性」の代わりに「陣地作成」「道具作成」をクラススキルに持っており、サーヴァントとして現界した際、「女神」としてではなく、「魔女」としての反英雄の側面が強調されたの可能性もあるが、詳細は不明。
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;地位と実力について
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*ホメロスの『オデュッセイア』では、'''「恐ろしい女神」「女王の如く」'''と描写され、風を起こしてオデュッセウス達の船を送りだしたりと、魔法薬以外にも天候を操る能力を持つことが示唆されている。
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*一方で、古代ローマの詩人オウィディウスの『メタモルポーセース』では、キルケーの超然とした地位と実力について更に詳しく紹介されている。林や川のニュンペー達からは「主人」と崇められ恐れられ、「王宮」と呼ばれる場所に君臨する女王の如く神威を振舞う恐ろしい女神であり、'''暗雲と霧を駆除し、天を晴れさせることもできれば、月光を曇らせ、暗黒神ニュクスや魔神ヘカテーを召喚し、大地をも揺るがすことすらもできる'''という。
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*メディアは、ヘカテーより魔術を教授された神代の魔女であり、その魔術の腕は型月世界において五本の指に入るとされているが、ストーリー上メディアを超える存在と明言されている[[ソロモン|魔術王]]以外、他に五本指に入る三人については未だに言及されていない。しかし、'''キルケーはメディアの叔母であると同時に、同じくヘカテーを師に持つメディアの姉弟子に当たる存在でもある為、彼女も五本指に入る一人である可能性は極めて高い'''。
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**しかし、ステータスをみると、「陣地作成」「道具作成」「高速神言」ともにAランクであるメディアと比べ、彼女は何故か「道具作成」以外はBランクであり、意外にも妹弟子(ストーリー上では教え子にすら当たる存在)に紙一重負けている。もっとも、亜種特異点Ⅳで初登場した時にメディアをいとも簡単に眠らせて出し抜き、事を知った当時居合わせた全員を驚愕させたことから、彼女の真の実力はやはり侮れないとも言える。
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;身長と体格
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*『オデュッセイア』ではグラマーでセクシーな女神様として描かれたが、FGOではそのような原典の面影が全く見当たらない、身長僅か147㎝、体重39㎏というまさかのロリ体格で登場してしまっている。<del>合法ロリである。</del>
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**ちなみに、同じく亜種特異点Ⅳの登場人物である12歳の[[アビゲイル・ウィリアムズ|アビゲイル]]は152cmで、体重は44kg……比較するまでもない、船乗りたちもキルケーを子ども扱いしてしまうわけである。
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***とはいえ、外見が幼く見えてしまうだけで、本来の聡明さや狡猾さは失っておらず、度々主人公らを窮地から救った。<del>見た目は子供、頭脳は大人。</del>
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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