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:ただし彼らの『人格』は一度きりのものであり、また、設定された人生観から逸脱する事はできない。NPCは聖杯戦争が終わればムーンセルに経験を没収され、身体・性能・人格を含めたすべてをリセットされ、次の聖杯戦争用の『装置』として再チューニングされる。
 
:ただし彼らの『人格』は一度きりのものであり、また、設定された人生観から逸脱する事はできない。NPCは聖杯戦争が終わればムーンセルに経験を没収され、身体・性能・人格を含めたすべてをリセットされ、次の聖杯戦争用の『装置』として再チューニングされる。
 
:そんなNPCたちにとってマスターたちは羨望の対象であり、また、嫌悪の対象でもある。人間の不合理性に振り回され、道具のように消費されていく自分たちの在り方に不満を訴えるNPCも少なくはないため。
 
:そんなNPCたちにとってマスターたちは羨望の対象であり、また、嫌悪の対象でもある。人間の不合理性に振り回され、道具のように消費されていく自分たちの在り方に不満を訴えるNPCも少なくはないため。
:命を与えられながらも、その命を否定されるもの。今そこに『有る』が、今そこに『無い』もの。
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:命を与えられながらも、その命を否定されるもの。今そこに『有る』が、今そこに『無い』もの。そんな彼らの不満は鬱積し、一つの都市伝説を作った。輪廻転生とも呼べるメモリの使い回しの末、高い人間性、魂を獲得したものは上級AIに昇格させてもらえるというのだが、無論、そんな未来はない。仮にそんな事態が起きたとしても、ムーンセルにとってそれは意味のないバグに過ぎない。
:そんな彼らの不満は鬱積し、一つの都市伝説を作った。輪廻転生とも呼べるメモリの使い回しの末、高い人間性───魂を獲得したものは上級AIに昇格させてもらえるという。
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:無論、そんな未来はない。仮にそんな事態が起きたとしても、ムーンセルにとってそれは意味のないバグ。
   
:なお、主人公とヒロインのひとり・遠坂凛との奇妙な縁の始まりは、記憶も何も無いままに曖昧な状態になっている[[主人公 (EXTRA)]]に対し、それ故に凛が彼を「敵」と認識出来ずに、NPCと誤認し接触を図った事がきっかけである。
 
:なお、主人公とヒロインのひとり・遠坂凛との奇妙な縁の始まりは、記憶も何も無いままに曖昧な状態になっている[[主人公 (EXTRA)]]に対し、それ故に凛が彼を「敵」と認識出来ずに、NPCと誤認し接触を図った事がきっかけである。
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:新SE.RA.PHになってからはそれぞれの生命権を認められ、役割はあるものの『マスターたちの戦いが終わったら全員廃棄処分』という一大リセットがなくなった。中には上昇機構のNPCもおり、人間性をもっと獲得してAIに昇格しよう、というものもいる。
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:新ローマや千年京でNPC立ちがこぞって商売を始めたのも、商売に目覚めたからではなく、夢を叶えるためにリソースを集めているが、玉藻の前によって容赦なく税金を搾り取られてしまう。
    
;攻性プログラム
 
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