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| :実際、霊基再臨第二段階で長い髪になった際も、「この姿でいるのは複雑な気持ち」「乙女のようで落ち着かない」と述べている。 | | :実際、霊基再臨第二段階で長い髪になった際も、「この姿でいるのは複雑な気持ち」「乙女のようで落ち着かない」と述べている。 |
| ;能力 | | ;能力 |
− | :さまざまな効能や変異をもたらす魔法薬の調合を得意とする。鷹の翼は衣装だが、魔術回路の行き届く身体の一部でもある。 | + | :さまざまな効能や変異をもたらす魔法薬の調合を得意とする。 |
− | :また、亜種特異点Ⅳで初登場した時に[[メディア]]をいとも簡単に眠らせて出し抜いていた。 | + | :鷹の翼は衣装だが、魔術回路の行き届く身体の一部でもある。 |
| + | |
| == ステータス == | | == ステータス == |
| {| class="wikitable" style="text-align:center" | | {| class="wikitable" style="text-align:center" |
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| === 生前 === | | === 生前 === |
| ;パーシパエー | | ;パーシパエー |
− | :妹。わりと自由奔放な性格をしていたとか。兄弟姉妹の中で最も優れた才能を持ちながらそれを活かさなかったとキルケーは非難している。 | + | :妹。わりと自由奔放な性格をしていたとか。 |
| ;ヘカテ | | ;ヘカテ |
| :魔術の女神であり、師匠。 | | :魔術の女神であり、師匠。 |
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| ;「待たせたねえ! 私の愛しいピグレット達! 宴を張ろう、饗宴を開き、客人をもてなそう! さぁ、暴れ呑み、貪食せよ! 『<ruby><rb>禁断なる狂宴</rb><rt>メタボ・ピグレッツ</rt></ruby>』! ふふ……ふふっ、あはははははははっ!」 | | ;「待たせたねえ! 私の愛しいピグレット達! 宴を張ろう、饗宴を開き、客人をもてなそう! さぁ、暴れ呑み、貪食せよ! 『<ruby><rb>禁断なる狂宴</rb><rt>メタボ・ピグレッツ</rt></ruby>』! ふふ……ふふっ、あはははははははっ!」 |
| :宝具使用時の台詞。尚、真名が判明する前と後の何方でもこの台詞は変わらない。 | | :宝具使用時の台詞。尚、真名が判明する前と後の何方でもこの台詞は変わらない。 |
− | | + | ;「行けばいいだろ!? 私を置いて何処へでもさぁ! ……いや、ごめん。あの……連れてって! ねぇ?」 |
| + | :マイルーム会話、置いていかれた事へのトラウマは根深い。 |
| ;「この麦粥キュケオーンはね、薬にもなるし毒にもなる。神の食べ物なんだ! ふふっ!」 | | ;「この麦粥キュケオーンはね、薬にもなるし毒にもなる。神の食べ物なんだ! ふふっ!」 |
− | :マイルーム会話「好きなこと」。シナリオ中でも作っていただけでなく戦闘中でもスキル使用時に取り出すあたり筋金入り。 | + | :好きなこと、シナリオ中でも作っていただけでなく戦闘中でもスキル使用時に取り出すあたり筋金入り。 |
− | | |
| ;「オデュッセウス? さぁて、知らないな。完全に記憶に無いね。そんな愚かで、傲慢で、嘘吐きで、つける薬もない男の事なんて」 | | ;「オデュッセウス? さぁて、知らないな。完全に記憶に無いね。そんな愚かで、傲慢で、嘘吐きで、つける薬もない男の事なんて」 |
− | :マイルーム会話「嫌いなこと」。生前の伴侶に対して強く想っていたり割り切っていたりするサーヴァントは多いが忘れようとしながら未練がある反応は結構珍しい。 | + | :嫌いなこと、生前の伴侶に対して強く想っていたり割り切っていたりするサーヴァントは多いが忘れようとしながら未練がある反応は結構珍しい。 |
− | | + | ;「なんだってするし、耐えられるんだ。一緒に居てくれさえするなら。だから、行かないで……」 |
− | ;「豊満な方が好みだったか!? テクニックには自信あるんだけど! むぅ……頑張るよ……!」 | + | :絆4台詞、トラウマ全開で縋り付いてきています。 |
− | :マイルーム会話「絆Lv3」。『オデュッセイア』ではグラマーでセクシーな女神様として描かれたが、FGOではそのような原典の面影が全く見当たらない、'''ロリ体格で登場してしまっている'''。<del>合法ロリである</del>。
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− | :ちなみに、同じく亜種特異点Ⅳの登場人物である12歳の[[アビゲイル・ウィリアムズ|アビゲイル]]は152cmで、体重は44kg……比較するまでもない、船乗りたちもキルケーを子ども扱いしてしまうわけである。
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− | :とはいえ、外見が幼く見えてしまうだけで、本来の聡明さや狡猾さは失っておらず、度々主人公らを窮地から救った。<del>見た目は子供、頭脳は大人</del>。
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− | | |
− | ;「行けばいいだろ!? 私を置いて何処へでもさぁ! ……いや、ごめん。あの……連れてって! ねぇ?」<br>「なんだってするし、耐えられるんだ。一緒に居てくれさえするなら。だから、行かないで……」
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− | :マイルーム会話、並びに「絆Lv4」。上段は突き放そうとするも置いていかれることを恐れて直ぐに謝ったり、下段では縋り付いてきている。それ程にも置いていかれた事へのトラウマは根深かった。 | |
− | | |
| ;「本当に連れ出してくれる、とはね。あの島に囚われた私の魂を。うん、どこへでも行くよ。一緒に旅をしよう。草原に寝転んで同じ夢を見よう」 | | ;「本当に連れ出してくれる、とはね。あの島に囚われた私の魂を。うん、どこへでも行くよ。一緒に旅をしよう。草原に寝転んで同じ夢を見よう」 |
− | :マイルーム会話「絆Lv5」。大魔女であることばかり強調するが根幹は乙女なのかもしれない。 | + | :絆5台詞、大魔女であることばかり強調するが根幹は乙女なのかもしれない。 |
− | | |
| ==メモ== | | ==メモ== |
| *公開された時には「オケアノスのキャスター」名義で真名は伏せられていたが、鷹の翼を思わせるマント<ref>「キルケー(Κίρκη)」はギリシア語で「鷹」を意味する。</ref>や「オケアノス」の名前、何より宴会を開いて相手を豚に変えるという露骨すぎる演出から、真名はほぼ推定されていた。 | | *公開された時には「オケアノスのキャスター」名義で真名は伏せられていたが、鷹の翼を思わせるマント<ref>「キルケー(Κίρκη)」はギリシア語で「鷹」を意味する。</ref>や「オケアノス」の名前、何より宴会を開いて相手を豚に変えるという露骨すぎる演出から、真名はほぼ推定されていた。 |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
| ;「女神」か「魔女」か | | ;「女神」か「魔女」か |
− | *原典であるホメロスの『オデュッセイア』では、「魔女」と呼称されている場面はほとんどなく、一般的には「女神」と呼ばれている。実際に、ギリシア神話の神の系統では、キルケーは太陽神ヘーリオスを父に持ち、女神ペルセーイスを母に持つという完璧な神の血筋である。母系ではティーターン十二神の長兄である海神オケアノスの孫娘にあたり<ref>「オケアノスのキャスター」の由来でもある。</ref>、父系ではティーターン十二神の一人であるヒュペリーオーンの孫娘に当たる存在である(但し、「ヒュペリーオーン」が「ヘーリオス」の別名であるという説もある)。その為、本作にサーヴァントとして登場するキルケーに「神性」スキルがないことに疑問を抱く声も存在する。 | + | *原典であるホメロスの『オデュッセイア』では、「魔女」と呼称されている場面はほとんどなく、一般的には「女神」と呼ばれている。実際に、'''ギリシア神話の神の系統では、キルケーは太陽神ヘーリオスを父に持ち、女神ペルセーイスを母に持つという完璧な神の血筋である'''。母系ではティーターン十二神の長兄である海神オケアノスの孫娘にあたり<ref>「オケアノスのキャスター」の由来でもある。</ref>、父系ではティーターン十二神の一人であるヒュペリーオーンの孫娘に当たる存在である(但し、「ヒュペリーオーン」が「ヘーリオス」の別名であるという説もある)。その為、本作にサーヴァントとして登場するキルケーに「神性」スキルがないことに疑問を抱く声も存在する。 |
| **型月では、信仰を失った神霊は精霊に降格してしまうという設定がある。キルケーは正確には下級女神に格落ちした「ニュンペー」と呼ばれる存在であり、「精霊に格落ちした神霊」であるがゆえに「神性」を持たないという可能性が考えられる。 | | **型月では、信仰を失った神霊は精霊に降格してしまうという設定がある。キルケーは正確には下級女神に格落ちした「ニュンペー」と呼ばれる存在であり、「精霊に格落ちした神霊」であるがゆえに「神性」を持たないという可能性が考えられる。 |
− | ***但し、ギリシア神話原典において「信仰を持たない」「降格された下級神霊」はゴルゴーン姉妹にも当て嵌まることであるため、これだけではキルケーが「神性」を持たない理由としてはやはり不十分であり、ましてや神の血筋に人間や怪物の血が混ざり込んだ「混血」の英雄にすら「神性」を持つサーヴァントとして現界したものが多くいる中で、完璧な神の血筋を持つキルケーに「神性」が無いことにはやはり疑問が残る。 | + | ***但し、ギリシア神話原典において「信仰を持たない」「降格された下級神霊」はゴルゴーン姉妹にも当て嵌まることであるため、これだけではキルケーが「神性」を持たない理由としてはやはり不十分であり、ましてや'''神の血筋に人間や怪物の血が混ざり込んだ「混血」の英雄にすら「神性」を持つサーヴァントとして現界したものが多くいる中で、完璧な神の血筋を持つキルケーに「神性」が無いことにはやはり疑問が残る'''。 |
| ***本作では「神性」の代わりに「陣地作成」「道具作成」をクラススキルに持っており、サーヴァントとして現界した際、「女神」としてではなく、「魔女」としての反英雄の側面が強調されたの可能性もあるが、詳細は不明。 | | ***本作では「神性」の代わりに「陣地作成」「道具作成」をクラススキルに持っており、サーヴァントとして現界した際、「女神」としてではなく、「魔女」としての反英雄の側面が強調されたの可能性もあるが、詳細は不明。 |
| ;「五本指」の一角か | | ;「五本指」の一角か |
− | *メディアは、ヘカテーより魔術を教授された神代の魔女であり、その魔術の腕は型月世界において五本の指に入るとされているが、ストーリー上メディアを超える存在と明言されている[[ソロモン|魔術王]]以外、他に五本指に入る三人については未だに言及されていない。しかし、キルケーはメディアの叔母であると同時に、同じくヘカテーを師に持つメディアの姉弟子に当たる存在でもある為、彼女も五本指に入る一人である可能性は極めて高い。 | + | *メディアは、ヘカテーより魔術を教授された神代の魔女であり、その魔術の腕は型月世界において五本の指に入るとされているが、ストーリー上メディアを超える存在と明言されている[[ソロモン|魔術王]]以外、他に五本指に入る三人については未だに言及されていない。しかし、'''キルケーはメディアの叔母であると同時に、同じくヘカテーを師に持つメディアの姉弟子に当たる存在でもある為、彼女も五本指に入る一人である可能性は極めて高い'''。 |
| **ホメロスの『オデュッセイア』では、'''「恐ろしい女神」「女王の如く」'''と描写され、風を起こしてオデュッセウス達の船を送りだしたりと、魔法薬以外にも天候を操る能力を持つことが示唆されている。 | | **ホメロスの『オデュッセイア』では、'''「恐ろしい女神」「女王の如く」'''と描写され、風を起こしてオデュッセウス達の船を送りだしたりと、魔法薬以外にも天候を操る能力を持つことが示唆されている。 |
− | **一方で、古代ローマの詩人オウィディウスの『メタモルポーセース』では、キルケーの超然とした地位と実力について更に詳しく紹介されている。林や川のニュンペー達からは「主人」と崇められ恐れられ、「王宮」と呼ばれる場所に君臨する女王の如く神威を振舞う恐ろしい女神であり、暗雲と霧を駆除し、天を晴れさせることもできれば、月光を曇らせ、暗黒神ニュクスや魔神ヘカテーを召喚し、大地をも揺るがすことすらもできるという。 | + | **一方で、古代ローマの詩人オウィディウスの『メタモルポーセース』では、キルケーの超然とした地位と実力について更に詳しく紹介されている。林や川のニュンペー達からは「主人」と崇められ恐れられ、「王宮」と呼ばれる場所に君臨する女王の如く神威を振舞う恐ろしい女神であり、'''暗雲と霧を駆除し、天を晴れさせることもできれば、月光を曇らせ、暗黒神ニュクスや魔神ヘカテーを召喚し、大地をも揺るがす'''ことすらもできるという。 |
| ***しかし、ステータスをみると、「陣地作成」「道具作成」「高速神言」ともにAランクであるメディアと比べ、彼女は何故か「道具作成」以外はBランクであり、意外にも妹弟子(ストーリー上では教え子にすら当たる存在)に紙一重負けている<ref>もっとも、亜種特異点Ⅳで初登場した時にメディアをいとも簡単に眠らせて出し抜き、事を知った当時居合わせた全員を驚愕させたことから、彼女の真の実力はやはり侮れないとも言えるが。</ref>。 | | ***しかし、ステータスをみると、「陣地作成」「道具作成」「高速神言」ともにAランクであるメディアと比べ、彼女は何故か「道具作成」以外はBランクであり、意外にも妹弟子(ストーリー上では教え子にすら当たる存在)に紙一重負けている<ref>もっとも、亜種特異点Ⅳで初登場した時にメディアをいとも簡単に眠らせて出し抜き、事を知った当時居合わせた全員を驚愕させたことから、彼女の真の実力はやはり侮れないとも言えるが。</ref>。 |
| + | ;身長と体格 |
| + | *『オデュッセイア』ではグラマーでセクシーな女神様として描かれたが、FGOではそのような原典の面影が全く見当たらない、'''身長僅か147㎝、体重39㎏というまさかのロリ体格で登場してしまっている'''。<del>合法ロリである</del>。 |
| + | **ちなみに、同じく亜種特異点Ⅳの登場人物である12歳の[[アビゲイル・ウィリアムズ|アビゲイル]]は152cmで、体重は44kg……比較するまでもない、船乗りたちもキルケーを子ども扱いしてしまうわけである。 |
| + | ***とはいえ、外見が幼く見えてしまうだけで、本来の聡明さや狡猾さは失っておらず、度々主人公らを窮地から救った。<del>見た目は子供、頭脳は大人</del>。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |