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| ;人物 | | ;人物 |
− | :「ヴァン・ホーエンハイム」は略した名前で、本名「テオフラストゥス・フィリップス・アウレオールス・ボンバストゥス・フォン・ ホーエンハイム」。<br>生粋の[[魔術|魔術師]]であるが、人を教え導くことに喜びを感じる人物で、幼い美沙夜の質問にも真摯に答える人格者。また効果や効率を重んじすぎる魔術師の中で、魔術に風情や情感を覚える一風変わった人物。<br>一方、姿隠しを見破られているのに不気味な人影の姿で美沙夜の前に現れ、彼女に透明で冷ややかな氷を思わせている。また姿を現した後も、美沙夜は彼と話していると偶に「気圧されている」と感じる時が有り、その思惑には不明な点がある。 | + | :「ヴァン・ホーエンハイム」は略した名前で、本名「テオフラストゥス・フィリップス・アウレオールス・ボンバストゥス・フォン・ ホーエンハイム」。<br>生粋の[[魔術|魔術師]]であるが、人を教え導くことに喜びを感じる人物で、幼い美沙夜の質問にも真摯に答える人格者。また効果や効率を重んじすぎる魔術師の中で、魔術に風情や情感を覚える一風変わった人物。<br>一方、姿隠しを見破られているのに不気味な人影の姿で美沙夜の前に現れ、彼女に透明で冷ややかな氷を思わせている。また姿を現した後も、美沙夜は彼と話していると偶に「気圧されている」と感じる時が有り、その思惑には不明な点がある。<br>実は美沙夜が出会った当初に覚えた不安は正しく、清廉ではあるが彼もまた「正しい魔術師」の一人であり、根源への到達には手段を選ばない。そして[[沙条愛歌|愛歌]]から誘いを受け、根源接続者である彼女への興味、自らの目的を達成するのに強者に付いた方が賢明であるという合理的な判断に加え、自分どころか神々すら凌ぐ輝きを放つ彼女の器に魅せられる。<br>結果、玲瓏館のサーヴァントとして動きながら愛歌の元に付き、美沙夜を彼女に売って遠距離から呪詛を掛けられるよう細工を行っていた。 |
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| ;能力 | | ;能力 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;美沙夜の父 | | ;美沙夜の父 |
− | :マスター。偉大なる先人として尊敬されているが、キャスター本人はあくまで「主に根源をもたらす為のサーヴァント」として振る舞っている。 | + | :マスター。偉大なる先人として尊敬されているが、キャスター本人はあくまで「主に根源をもたらす為のサーヴァント」として振る舞っている。<br>キャスターが裏切った事に薄々感づいているが、その可能性を直視できずに美沙夜を救いたいという思いもあって混乱に陥ってしまう。 |
| ;[[玲瓏館美沙夜]] | | ;[[玲瓏館美沙夜]] |
− | :自分の教えを受け取った数多の子らの裔。魔術師としての器を認め、信頼の証として真名を明かし、アゾット剣を贈る。 | + | :自分の教えを受け取った数多の子らの裔。魔術師としての器を認め、信頼の証として真名を明かし、アゾット剣を贈る。<br>だが一度出会った愛歌への興味に比べればその感情も些末なもので、信頼を寄せていた彼女を裏切り愛歌が呪詛を仕込むのに協力する。 |
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| ;[[ライダー (フラグメンツ)|ライダー]] | | ;[[ライダー (フラグメンツ)|ライダー]] |
| :同盟を結んだサーヴァント。 | | :同盟を結んだサーヴァント。 |
| ;[[沙条愛歌]] | | ;[[沙条愛歌]] |
− | :突然、空間転移で神殿内部に現れた少女。愛歌から「ペットはもう間に合っているから、友達になろう」と持ち掛けられ、彼女の特異性に強い興味を持つ。 | + | :突然、空間転移で神殿内部に現れた少女。愛歌から「ペットはもう間に合っているから、友達になろう」と持ち掛けられ、彼女の特異性に強い興味を持つ。<br>その後、彼女の異常とすら言える才能と器に敬服して、この世の万物を統べる絶対者と認め、美沙夜を売って彼女の元に付く。 |
| + | ;[[セイバー (Prototype)|セイバー]] |
| + | :愛歌のサーヴァント。美沙夜がバーサーカーから救われた際は純粋に「高潔な英霊」と呼んでいた。だが、愛歌と内通するようになってからは将来的にも彼の存在が邪魔になるため、「忌々しきセイバー」と呼んで嫌悪している。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| ;「いつの時代も王とは厄介なものであると思っていましたが、<br> どうやら、少しばかり評価を改めねばならないようですね。<br> 王を見出すかの如き王も、世に在る。魔術の器は魔術師が見抜くもの。王の器は、王が見抜くものなのでしょう。<br> かの<RUBY><RB>大魔術師</RB><RT>マーリン</RT></RUBY>ほどの人物であるならば、例外もあるのでしょうが」 | | ;「いつの時代も王とは厄介なものであると思っていましたが、<br> どうやら、少しばかり評価を改めねばならないようですね。<br> 王を見出すかの如き王も、世に在る。魔術の器は魔術師が見抜くもの。王の器は、王が見抜くものなのでしょう。<br> かの<RUBY><RB>大魔術師</RB><RT>マーリン</RT></RUBY>ほどの人物であるならば、例外もあるのでしょうが」 |
| :自分が見抜けなかった美沙夜の「王の器」を見抜いたライダーへの素直な称賛。同時に美沙夜の評価もさらに上がり、「かつて自分が成し遂げられなかった事さえも彼女なら」と期待を寄せる。<br>だがその直後、美沙夜どころか、全ての魔術師の頂点に立つ[[沙条愛歌|根源接続者]]がキャスターの目の前に現れる……。 | | :自分が見抜けなかった美沙夜の「王の器」を見抜いたライダーへの素直な称賛。同時に美沙夜の評価もさらに上がり、「かつて自分が成し遂げられなかった事さえも彼女なら」と期待を寄せる。<br>だがその直後、美沙夜どころか、全ての魔術師の頂点に立つ[[沙条愛歌|根源接続者]]がキャスターの目の前に現れる……。 |
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| + | ;「いいえ。世界のすべては貴方のものです。<br> その貴方がお決めになった事柄であれば、私の情などに何の意味がありましょう。 <br> 我が主、万物を統べるべく生まれ落ちたる、根源接続者よ。<br> 真なる星の光充ちた遥か過去の神々でさえ、貴方の輝きには敵うべくもない。<br> ――沙条愛歌さま」 |
| + | :交わされた最悪の契約。自分を信じて眠りについた美沙夜を尊き生贄として定め、一瞬憂いを帯びたが、そのような感傷は根源とそれに通じる少女のもたらす輝きに比べれば取るに足らない物だった。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
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| *本名が長すぎるので、真名に略した名前が使われているのは[[セイバー (EXTRA・赤)|ネロ]]と同じ。 | | *本名が長すぎるので、真名に略した名前が使われているのは[[セイバー (EXTRA・赤)|ネロ]]と同じ。 |
| *『[[Fate/stay night]]』でも活躍したアイテムであるアゾット剣の本質的な意味での製作者にして所有者。 | | *『[[Fate/stay night]]』でも活躍したアイテムであるアゾット剣の本質的な意味での製作者にして所有者。 |
− | *「根源への到達」と言う、「魔術師」として、恐ろしくまともな目的を持つサーヴァント。だが時期が近い『[[Fate/Apocrypha]]』に登場した、同じく「キャスター」で生粋の魔術師だった[[キャスター (Apocrypha・黒)|アヴィケブロン]]があんな事をしでかしたので、不安が大きい……。 | + | *「根源への到達」と言う、「魔術師」として、恐ろしくまともな目的を持つサーヴァント。だが時期が近い『[[Fate/Apocrypha]]』に登場した、同じく「キャスター」で生粋の魔術師だった[[キャスター (Apocrypha・黒)|アヴィケブロン]]があんな事をしでかしたので、登場した時から読者の間で不安は大きかった。その後美沙夜との交流で払拭されたかと思いきや、不安は最悪のカタチで的中した……。 |
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| ==話題まとめ== | | ==話題まとめ== |
| ;史実のヴァン・ホーエンハイム | | ;史実のヴァン・ホーエンハイム |
− | : TYPE-MOONのヴァン・ホーエンハイムは穏やかな紳士だが、史実のヴァン・ホーエンハイムはかなり傲慢でへそ曲がりな人物だったらしい。<br>自分に賛同しない学者達には「犬が後ろ足を上げるだけの価値も無い奴」と罵倒し、自分が「医学界のルター」と賞賛されると「私をあんな下らぬ異端者と一緒にするな」と言ったという。腐敗した医者と薬剤師の関係を暴露したり、既得権益にしがみつく人々を批判した彼の態度は血気盛んな学生達をひきつけ、市民の中にも支持者がいたが、この周りに毒を吐きまくる性格で度々裁判沙汰を引き起こし、敵も非常に多かったという。<br>これらのことが示すように、彼も毎度お馴染み、'''英霊性格変更'''がされていると思われる。<br>なお彼の弟子の1人オプリヌスは師について「'''学者としては天才、しかし人間としては三流'''」というコメントを書き残している。 | + | : TYPE-MOONのヴァン・ホーエンハイムは穏やかな紳士だが、史実のヴァン・ホーエンハイムはかなり傲慢でへそ曲がりな人物だったらしい。<br>自分に賛同しない学者達には「犬が後ろ足を上げるだけの価値も無い奴」と罵倒し、自分が「医学界のルター」と賞賛されると「私をあんな下らぬ異端者と一緒にするな」と言ったという。腐敗した医者と薬剤師の関係を暴露したり、既得権益にしがみつく人々を批判した彼の態度は血気盛んな学生達をひきつけ、市民の中にも支持者がいたが、この周りに毒を吐きまくる性格で度々裁判沙汰を引き起こし、敵も非常に多かったという。<br>これらのことが示すように、彼も毎度お馴染み、'''英霊性格変更'''がされていると思われる。<br>なお彼の弟子の1人オプリヌスは師について「'''学者としては天才、しかし人間としては三流'''」というコメントを書き残している。<br>TYPE-MOONのヴァン・ホーエンハイムも後の裏切りを見ると、確かに魔術師としては兎も角、英雄としては間違いなく三流である。 |
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| == リンク == | | == リンク == |
| *[[登場人物]] | | *[[登場人物]] |
| *[[サーヴァント]] | | *[[サーヴァント]] |