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| :[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]にて前当主[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]が敗死したことで凋落し、膨大な財産と人材、霊地と魔術礼装を他家や分家に奪われ、もはや『エルメロイ』という家名と天文学的な負債<ref>コミック版『Fate/Zero』での後日談で曰く「ハリウッド超大作とか作れちゃう額」。ちなみに、作中での年代と近い『タイタニック』の制作費が'''約3億ドル'''である。</ref>しか残っていない[[魔術|魔術師]]の一門・エルメロイ本家の次期当主。<br>上位の分家がすべて離反、遠ざかったエルメロイ派にいるまだ魔術刻印の移植を受けていない血縁の子弟たちの中で、源流刻印の適応率がたまたま突出して高かったからという理由で彼女が次期当主に選ばれた。<br>その後、見捨てられた[[エルメロイ教室]]を受け継ぎ奇跡的に三年間存続させた[[ウェイバー・ベルベット]]を呼びつけ、「エルメロイ派の借金を返済する」「エルメロイの源流刻印を修復する」「エルメロイの君主を代行する」ことを要求。彼に「ロード・エルメロイⅡ世」の名を贈り義兄とした。<br>それからというもの[[魔術協会]]で様々な問題で頭を悩ませるエルメロイⅡ世をからかいながら、面白おかしく過ごしている。 | | :[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]にて前当主[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]が敗死したことで凋落し、膨大な財産と人材、霊地と魔術礼装を他家や分家に奪われ、もはや『エルメロイ』という家名と天文学的な負債<ref>コミック版『Fate/Zero』での後日談で曰く「ハリウッド超大作とか作れちゃう額」。ちなみに、作中での年代と近い『タイタニック』の制作費が'''約3億ドル'''である。</ref>しか残っていない[[魔術|魔術師]]の一門・エルメロイ本家の次期当主。<br>上位の分家がすべて離反、遠ざかったエルメロイ派にいるまだ魔術刻印の移植を受けていない血縁の子弟たちの中で、源流刻印の適応率がたまたま突出して高かったからという理由で彼女が次期当主に選ばれた。<br>その後、見捨てられた[[エルメロイ教室]]を受け継ぎ奇跡的に三年間存続させた[[ウェイバー・ベルベット]]を呼びつけ、「エルメロイ派の借金を返済する」「エルメロイの源流刻印を修復する」「エルメロイの君主を代行する」ことを要求。彼に「ロード・エルメロイⅡ世」の名を贈り義兄とした。<br>それからというもの[[魔術協会]]で様々な問題で頭を悩ませるエルメロイⅡ世をからかいながら、面白おかしく過ごしている。 |
| ;人物 | | ;人物 |
− | :陶器人形のような白い肌に純金の糸を思わせる細く真っ直ぐな髪、儚げな印象を吹き飛ばすような強い焔色の瞳を持った美少女。年齢は15歳前後。<br>「エルメロイの姫君」と呼ばれるに相応しく佇むだけで気品があり、座るだけで優雅を纏うが、その口の悪さと尊大な態度が全てを台無しにしている。<br>真面目な人間が苦しんでいるのを見ると唇がほころぶ、という自他共に認めるサディスト気質。しかしそれは幼い頃からエルメロイ家の内紛や協会の権謀術数の渦中にあって自分を守るための鎧でもある。<br>頻繁にエルメロイⅡ世を振り回しているが、「これまでもこれからも、兄以外の部屋に無断で侵入しようとは思わない」と宣言したり、𠮟られて「そう怒鳴るな、嬉しくなる」とコメントするなど、かなり変わった形ではあるが彼女なりの親愛の情がある。エルメロイⅡ世との子作りを提案するなどかなり際どい冗談を言うことも。<br>また海千山千の老獪が跋扈する時計塔で生きてきたためか人間観察に優れ、エルメロイⅡ世が嘘をついているかどうかなどすぐに分かる。 | + | :陶器人形のような白い肌に純金の糸を思わせる細く真っ直ぐな髪、儚げな印象を吹き飛ばすような強い焔色の瞳を持った美少女。年齢は15歳前後。<br>「エルメロイの姫君」と呼ばれるに相応しく佇むだけで気品があり、座るだけで優雅を纏うが、その口の悪さと尊大な態度が全てを台無しにしている。<br>真面目な人間が苦しんでいるのを見ると唇がほころぶ、という自他共に認めるサディスト気質。しかしそれは幼い頃からエルメロイ家の内紛や協会の権謀術数の渦中にあって自分を守るための鎧でもある。そんな境遇故に友人がほとんどいないが、本人はむしろ幼少期の権謀術数渦巻く環境を愉しんでいたと述懐している。実はほんの微かにMの気もあり、ロード・バリュエレータにからかわれた時にいつもの自分と違う立場である事にうっすらと興奮を覚えたが、おかしな性癖に目覚めない様封印した。<br>頻繁にエルメロイⅡ世を振り回しているが、「これまでもこれからも、兄以外の部屋に無断で侵入しようとは思わない」と宣言したり、𠮟られて「そう怒鳴るな、嬉しくなる」とコメントするなど、かなり変わった形ではあるが彼女なりの親愛の情がある。エルメロイⅡ世との子作りを提案するなどかなり際どい冗談を言うことも。<br>また海千山千の老獪が跋扈する時計塔で生きてきたためか人間観察に優れ、エルメロイⅡ世が嘘をついているかどうかなどすぐに分かる。 |
| ;能力 | | ;能力 |
| : エルメロイⅡ世を講師に魔術を学んでいるが、彼の配分した「エルメロイの秘術を引き継ぐには一番望ましい」授業比率の結果、おおよその魔術が研究用に調整されている。そのため魔術で靴音を消してエルメロイⅡ世の私室に侵入し、気づかれずに彼の背後に回る事は出来ても、戦闘用の魔術にはほとんど持ち合わせがない。トリムマウなしだと魔力にカタチを与えて物理的威力を伴わせただけの、君主の家門の人間が戦闘時に頼ったと知れれば恥曝しとなるような魔弾を撃つのが精々である。<br>魔力に反応する[[魔眼]]を所有しており、その副作用により魔力の存在する場所では目の色が通常時の鮮やかな青色から燃え立つような焔色へと変わる。脳と魔術回路の処理が魔眼に追いつかないのですぐ熱を持ってしまうため、症状を和らげるためにライネスはしばしば目薬を指す必要がある。一方その過剰反応を利用することで、短時間ながら極めて精密性の高い魔術を行使することができる。 | | : エルメロイⅡ世を講師に魔術を学んでいるが、彼の配分した「エルメロイの秘術を引き継ぐには一番望ましい」授業比率の結果、おおよその魔術が研究用に調整されている。そのため魔術で靴音を消してエルメロイⅡ世の私室に侵入し、気づかれずに彼の背後に回る事は出来ても、戦闘用の魔術にはほとんど持ち合わせがない。トリムマウなしだと魔力にカタチを与えて物理的威力を伴わせただけの、君主の家門の人間が戦闘時に頼ったと知れれば恥曝しとなるような魔弾を撃つのが精々である。<br>魔力に反応する[[魔眼]]を所有しており、その副作用により魔力の存在する場所では目の色が通常時の鮮やかな青色から燃え立つような焔色へと変わる。脳と魔術回路の処理が魔眼に追いつかないのですぐ熱を持ってしまうため、症状を和らげるためにライネスはしばしば目薬を指す必要がある。一方その過剰反応を利用することで、短時間ながら極めて精密性の高い魔術を行使することができる。 |
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| ;[[ロード・エルメロイⅡ世]] | | ;[[ロード・エルメロイⅡ世]] |
| :「下僕」であり「兄」。何だかんだ言いながら懐いているのは本当。エルメロイⅡ世にとっては彼女との出会いが「ウェイバー・ベルベット」ではなく「ロード・エルメロイⅡ世」として生きていく事になった最大の原因なのだが、やはり何だかんだで世話を焼く。 | | :「下僕」であり「兄」。何だかんだ言いながら懐いているのは本当。エルメロイⅡ世にとっては彼女との出会いが「ウェイバー・ベルベット」ではなく「ロード・エルメロイⅡ世」として生きていく事になった最大の原因なのだが、やはり何だかんだで世話を焼く。 |
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| + | ;[[グレイ]] |
| + | :義理の兄の内弟子。初対面時からイジメ甲斐がありそうな自分好みの少女と見なしていたが、彼女の素直さと謙虚ぶりには毒気を抜かれるのか、割と温厚に接している。 |
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| ;[[フラット・エスカルドス]] | | ;[[フラット・エスカルドス]] |
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| ;「そのフードを外せばもっと可愛いのに」 | | ;「そのフードを外せばもっと可愛いのに」 |
| :義兄をいじり倒して満足したのち、廊下ですれ違ったグレイにちょっかいをかける。<br>そのフードの下は、彼女がエルメロイの家の騒動に担ぎ出された遠因と無関係という訳ではないのだが―― | | :義兄をいじり倒して満足したのち、廊下ですれ違ったグレイにちょっかいをかける。<br>そのフードの下は、彼女がエルメロイの家の騒動に担ぎ出された遠因と無関係という訳ではないのだが―― |
− | :後にグレイが自分の顔について抱いている思いを断片的に聞いて慰めている | + | :後にグレイが自分の顔について抱いている思いを断片的に聞いて慰めている。 |
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| + | ;「目の前に敵がいる。やりあうための手段がある。だったら戦わない理由なんて、私には見いだせません」 |
| + | :イノライに何故そこまでしてエルメロイに執着するのかと問われて。彼女自身派閥抗争などクソ食らえだと思っており、エルメロイを売り払って負債を返す選択肢もあったのだが、生来のプライドの高さがそれを許さない。この返答にイノライは「筋金入りのファイター」という評価を下す。 |
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| + | ; だけど、まあいい。<br> そういう兄だから、私もエルメロイを任せてみようと思ったのだから。 |
| + | :事件の真犯人に嵌められた彼女を庇うために、時計塔の大物に対して足を震わせながらも堂々と立ち振る舞う二世に向けてそう述懐する。普段散々苛め倒していても心底では彼を強く信頼しているツンデレぶりが伺える。といってもそれは意地でも表には出さないが。 |
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| == メモ == | | == メモ == |