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| : これは単なるアホの子やボケキャラだからではなく、真名開放前故に主とは常に一線を引いて接する態度のため。第三再臨でようやく角の存在を認め、鬼の血を引く出自を告白するが、それを踏まえた上で自身を傍に置き続けるかどうかの再考を促す。 | | : これは単なるアホの子やボケキャラだからではなく、真名開放前故に主とは常に一線を引いて接する態度のため。第三再臨でようやく角の存在を認め、鬼の血を引く出自を告白するが、それを踏まえた上で自身を傍に置き続けるかどうかの再考を促す。 |
| : 真名開放後だと第一再臨の時点であっさりを角の存在を認め、早々に自身の真の姿だと教えてくれる。 | | : 真名開放後だと第一再臨の時点であっさりを角の存在を認め、早々に自身の真の姿だと教えてくれる。 |
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| ; 「聖観世音菩薩……私に力を!旭日の輝きを!!『<ruby><rb>真言・聖観世音菩薩</rb><rt>オン・アロリキヤ・ソワカ</RT></RUBY>』!!」 | | ; 「聖観世音菩薩……私に力を!旭日の輝きを!!『<ruby><rb>真言・聖観世音菩薩</rb><rt>オン・アロリキヤ・ソワカ</RT></RUBY>』!!」 |
| : 宝具解放。真名解放後。戦闘時は普段の慎ましさとは打って変わって男勝りな猛々しい言葉づかいになる。 | | : 宝具解放。真名解放後。戦闘時は普段の慎ましさとは打って変わって男勝りな猛々しい言葉づかいになる。 |
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| ; 「義仲様についてお聞きになりたいのですか?もちろん構いませんよ。何からお話いたしましょう」 | | ; 「義仲様についてお聞きになりたいのですか?もちろん構いませんよ。何からお話いたしましょう」 |
| : マイルーム会話「好きなこと」真名解放後。真っ先に義仲の名前を挙げ生き生きと話そうとするほどのぞっこんぶり。 | | : マイルーム会話「好きなこと」真名解放後。真っ先に義仲の名前を挙げ生き生きと話そうとするほどのぞっこんぶり。 |
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| ; 「範頼、義経、そして頼朝公。そのような方々ともしまみえたなら、巴は自らを律せられる自信がありませぬ。<br> 恐らくは……そこには鬼が居りましょう。」 | | ; 「範頼、義経、そして頼朝公。そのような方々ともしまみえたなら、巴は自らを律せられる自信がありませぬ。<br> 恐らくは……そこには鬼が居りましょう。」 |
| : マイルーム会話「嫌いなこと」真名解放後。上記の義仲への愛情から、その夫を討った仇たちには抑えきれないほどの激情をのぞかせる。 | | : マイルーム会話「嫌いなこと」真名解放後。上記の義仲への愛情から、その夫を討った仇たちには抑えきれないほどの激情をのぞかせる。 |
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| ;「今の日の本の方は……どこかで……」 | | ;「今の日の本の方は……どこかで……」 |
| :マイルーム会話。 | | :マイルーム会話。 |
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| ;「懐かしい顔……とは違うのですが……うーん……いえ、巴の気のせいだったようです。失礼いたしました」 | | ;「懐かしい顔……とは違うのですが……うーん……いえ、巴の気のせいだったようです。失礼いたしました」 |
| :マイルーム会話。 | | :マイルーム会話。 |
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| ;「マスターは、優しいお方ですね。でも、ご無理はなさらず。そうだ! 折角ですし、れくり……れくりえーしょん、るーむ? かるであのあそこで休んでいきましょう。<br> 私は、げえむというものが好きです。マスターは、いかがですか?」<br>「どこまでもお仕えいたします。それが、あなたのサーヴァントとして現界したものの務めでありましょう。ところで、げえむの続きを遊びたいのですが、よろしいでしょうか?」 | | ;「マスターは、優しいお方ですね。でも、ご無理はなさらず。そうだ! 折角ですし、れくり……れくりえーしょん、るーむ? かるであのあそこで休んでいきましょう。<br> 私は、げえむというものが好きです。マスターは、いかがですか?」<br>「どこまでもお仕えいたします。それが、あなたのサーヴァントとして現界したものの務めでありましょう。ところで、げえむの続きを遊びたいのですが、よろしいでしょうか?」 |
| :マイルーム会話「絆Lv2」「Lv3」。ゲームにハマっているのか、レクリエーションルームに出向くことが多い。 | | :マイルーム会話「絆Lv2」「Lv3」。ゲームにハマっているのか、レクリエーションルームに出向くことが多い。 |
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| ;「戦における義仲様の最期を、巴は看取れませんでした。無念の極みです。<br> ですから……マスターは。どうか、健やかにいてくださいね。最期を看取らせてくれとは申しません。<br> 健やかに、穏やかに……幸せに、長生きをしてくださいませ」 | | ;「戦における義仲様の最期を、巴は看取れませんでした。無念の極みです。<br> ですから……マスターは。どうか、健やかにいてくださいね。最期を看取らせてくれとは申しません。<br> 健やかに、穏やかに……幸せに、長生きをしてくださいませ」 |
| :マイルーム会話「絆Lv5」真名開放時。 | | :マイルーム会話「絆Lv5」真名開放時。 |
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| ; 「巴は…幸せ者ですね。死した後であるというのに、優れた主君に巡り会えました。<br> この私は、願いを持ちませんが、こんな風に思うこともあります。<br> もしも、義仲様とあなたがお会いしたら、きっと…親子のように…親しくおなりになったでしょうね。」 | | ; 「巴は…幸せ者ですね。死した後であるというのに、優れた主君に巡り会えました。<br> この私は、願いを持ちませんが、こんな風に思うこともあります。<br> もしも、義仲様とあなたがお会いしたら、きっと…親子のように…親しくおなりになったでしょうね。」 |
| : 真名解放後の最終再臨時の台詞。主人公への親愛を示し、義仲と二人が出会う情景を思い浮かべている。 | | : 真名解放後の最終再臨時の台詞。主人公への親愛を示し、義仲と二人が出会う情景を思い浮かべている。 |
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| ; 「むむ…マスターはまだ年若い身、あまり派手に遊ばれてはいけませんよ?節度、節度です。<br> ええっと…その…言いにくいのですが……、大胆なお姿の方がおりますので。<br> ―――ええ!節度!!」 | | ; 「むむ…マスターはまだ年若い身、あまり派手に遊ばれてはいけませんよ?節度、節度です。<br> ええっと…その…言いにくいのですが……、大胆なお姿の方がおりますので。<br> ―――ええ!節度!!」 |
| : 追加されたマイルーム台詞。 | | : 追加されたマイルーム台詞。 |
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| ; 「ああ、メイヴ様。はい……はい……そ、それはわかっております、いるつもりです。<br> ですが…そ、その……未亡人気質をいつまでも引っ張るのは良くない…と、仰られましても…巴は…困ってしまいます。<br> え?お酒…ですか?あ…いえ、巴は…酒気には滅法弱く…。」 | | ; 「ああ、メイヴ様。はい……はい……そ、それはわかっております、いるつもりです。<br> ですが…そ、その……未亡人気質をいつまでも引っ張るのは良くない…と、仰られましても…巴は…困ってしまいます。<br> え?お酒…ですか?あ…いえ、巴は…酒気には滅法弱く…。」 |
| : マイルーム会話「[[女王メイヴ|メイヴ]]」。 | | : マイルーム会話「[[女王メイヴ|メイヴ]]」。 |
| : 詳細は不明だが、メイヴの方からは夫を想うあまり未亡人気質を漂わせることに気にかけられており、共に酒の席を勧められたりしている。 | | : 詳細は不明だが、メイヴの方からは夫を想うあまり未亡人気質を漂わせることに気にかけられており、共に酒の席を勧められたりしている。 |
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| ; 「ええ、そうですね。風紀を守るのはよろしいことかと。何事も節度は大切。<br> で、ですが…頼光様…そのお姿は。………節度。」 | | ; 「ええ、そうですね。風紀を守るのはよろしいことかと。何事も節度は大切。<br> で、ですが…頼光様…そのお姿は。………節度。」 |
| : マイルーム会話「[[源頼光〔ランサー〕]]」。同じ生真面目な性格から意見は合う模様。 | | : マイルーム会話「[[源頼光〔ランサー〕]]」。同じ生真面目な性格から意見は合う模様。 |
| : ……しかし、その当の本人が一番風紀を乱す格好をしていることに言葉に棘を含めつつも赤面し、節度への嘆息を漏らす。 | | : ……しかし、その当の本人が一番風紀を乱す格好をしていることに言葉に棘を含めつつも赤面し、節度への嘆息を漏らす。 |
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| ; 「あいたっ☆」 | | ; 「あいたっ☆」 |
| : [[葛飾北斎]]体験クエストにて。[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|金さん]]、[[BB (Grand Order)|特殊効果の人]]らと共に主人公らに物申しに来た際に。 | | : [[葛飾北斎]]体験クエストにて。[[ギルガメッシュ〔キャスター〕|金さん]]、[[BB (Grand Order)|特殊効果の人]]らと共に主人公らに物申しに来た際に。 |
| : やや消極的に金さんの用心棒をしていると名乗る彼女であったが、用が済んだと分かるや否や最速で双六の新作を買い漁りに行こうとし、金さんにポカリと叱られてしまった。 | | : やや消極的に金さんの用心棒をしていると名乗る彼女であったが、用が済んだと分かるや否や最速で双六の新作を買い漁りに行こうとし、金さんにポカリと叱られてしまった。 |
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| ;「私は有利な高台から一方的にこちらを撃ち抜く事しか考えない卑劣な<ruby><rb>定点狙撃手</rb><rt>芋すないぱー</RT></RUBY>の裏を取って、<br> その背にグッサリと小刀を突き立てているのに忙しくしておりました。<br> あの気持ちよさはなかなかに得難いもので。ふふふ、芋掘りとは言い得て妙ですね……」 | | ;「私は有利な高台から一方的にこちらを撃ち抜く事しか考えない卑劣な<ruby><rb>定点狙撃手</rb><rt>芋すないぱー</RT></RUBY>の裏を取って、<br> その背にグッサリと小刀を突き立てているのに忙しくしておりました。<br> あの気持ちよさはなかなかに得難いもので。ふふふ、芋掘りとは言い得て妙ですね……」 |
| :イベント『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて。 | | :イベント『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて。 |
| :事件を解決するために「レクリエーションルームで暇そうにしていた巴御前に呼び出した」と述べたダ・ヴィンチちゃんに対しての反論するが、専門用語を覚えるほどにゲームにハマっていることが伺える<ref>芋スナイパー=主にマルチプレイのFPSゲームで使われるスラングで、「狙撃ばかりして移動しないスナイパー」を芋虫に例えた蔑称。本来はチームプレイを放棄する味方スナイパーに使う言葉だが、こちらも蔑称という意味合いに変わり無い。</ref>。 | | :事件を解決するために「レクリエーションルームで暇そうにしていた巴御前に呼び出した」と述べたダ・ヴィンチちゃんに対しての反論するが、専門用語を覚えるほどにゲームにハマっていることが伺える<ref>芋スナイパー=主にマルチプレイのFPSゲームで使われるスラングで、「狙撃ばかりして移動しないスナイパー」を芋虫に例えた蔑称。本来はチームプレイを放棄する味方スナイパーに使う言葉だが、こちらも蔑称という意味合いに変わり無い。</ref>。 |
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| + | ; 「……暇そうに、というのは語弊がございます。」<br>「私は有利な高台から一方的にこちらを撃ち抜く事しか考えない卑劣な<ruby><rb>定点狙撃手</rb><rt>芋すないぱー</rt></ruby>の裏を取って、<br>その背にグッサリと小刀を突き立てるのに忙しくしておりました。」<br>「あの気持ちよさはなかなかに得難いもので。ふふふ、芋掘りとは言い得て妙ですね……。」 |
| + | : イベント節分酒宴絵巻鬼楽百重塔にて。 |
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| + | ; 「……マスター。お待ちください。」<br>「私は何も、てれびげえむばかりに興じている訳ではありません。」<br>「あの部屋にある、からくりを使わない別の……そう、<br>戦場を模した盤と駒を用い、<ruby><rb>賽</rb><rt>さい</rt></ruby>の目で兵同士の勝敗を決する<ruby><rb>遊戯</rb><rt>げえむ</rt></ruby>なども<ruby><rb>嗜</rb><rt>たしな</rt></ruby>んでおります。」<br>「将棋、ちぇす、ばっくぎゃもん、すぺえす宇宙海賊軍……<br>あれらは実に用兵の鍛錬としても有意義で―――」 |
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| + | ; 「さあ参りましょう、マスター!これは鬼の塔の完全踏破に至る、記念すべき最初の一歩。」<br>「意気は<ruby><rb>軒昂</rb><rt>けんこう</rt></ruby>、準備は万端。いかなる心配も御無用にございます。」<br>「この背で皆に示してご覧にいれましょう―――<br>節分大将ここにあり、と!」 |
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| + | ; 「有り難きお言葉でございます。私は酒気にはめっぽう弱いのですが、そこはそれ。<br>気合いです!これはおそらく、気合いがあればなんとかなる事柄!」 |
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| + | ; 「滞っていた泉脈に<ruby><rb>活を入れました</rb><rt>・・・・・・・</rt></ruby>。<br>疲労回復といえば温泉、温泉といえば疲労回復です。」<br>「これは霊泉ですから、サーヴァントにも一定の効果が見込めるはずでございます。」 |
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| + | ; 「ここでの私は節分<ruby><rb>女将</rb><rt>おかみ</rt></ruby>。この霊泉を管理するものにございます。温泉卵だって作れます。」<br>「マスターもぜひお浸かりくださいませ。お背中をお流しいたしましょう。」<br>「……いえ、私は分かっております。<br>今世における<ruby><rb>貞操観念</rb><rt>ていそうかんねん</rt></ruby>その他もろもろようく分かります。男湯と女湯はきちんと分けますゆえ、ご心配なく。」<br>「どちらでもない方、どちらかはっきりさせたくない方、そしてアストルフォ殿には、<br>少し離れた場所に天幕付きのどらむ缶風呂を別途ご用意いたします。」<br>「強制という訳ではありませんが、何かの助けになるようでしたらお使いください。」<br>「ああ、乗騎のかた用の湯も作っておいたほうがよろしいですね……? まだまだ準備すべき事は多そうです。」 |
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| + | ; 「ん、なんです? 属性の多い女忍者さん。私たちの袖を引っ張って。」 |
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| + | ; 「まあ、申し訳ありません。ついうっかり。そして確かに私も人の事は言えないのでした……。<br>あと弓はたまに持ちます……持ちますよね?」 |
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| + | ; 「!ネタバレする者たち、でございますね!?もちろんですとも、わかりますとも!」<br>「無遠慮にラスボスの名前をあげつらねるなど悪鬼にも勝る悪逆!」<br>「"それ、実はヒロインがボスなんでござるよ~?”などと密告した黒髭殿は樽に詰めてインフェルノいたしました!」 |
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| + | ; 「兵は神速を<ruby><rb>尊</rb><rt>たっと</rt></ruby>ぶ、というもの。もちろん大将も<ruby><rb>尊</rb><rt>たっと</rt></ruby>びます。さーちあんどですとろい、なのでございます。」 |
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| + | ; 「ああ……そうですね。私は、ただの私でございます。」<br>「自分をただの自分として受け入れていただける喜び。数多の猛者達と共に、戦場を駆ける喜び。」<br>「思い出して、しまいました。これは、とても懐かしいものです。」<br>「懐かしくて、温かな……。」<br>「………………。」<br>「そして―――<br>何よりもまず、今の私はマスターのサーヴァントなのだという事も、思い出しました。」<br>「マスターの願いこそが私の願い。私がただの私であれ、と言うのがマスターの願いであれば、<br>私はそれに快心もて従うのみにございます。さあマスター、<ruby><rb>ただの私</rb><rt>・・・・</rt></ruby>に対するご命令や、如何に?」 |
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| + | ; 中天に輝く力強い日を、目を細めて見上げていると。懐かしい声が、頭の中に聞こえてきた気がいたしました。<br>義仲(□は力持ちなのだなあ!俺は強い者は好きだぞ。うむ)<br>(うん?鬼の血?それがどうしたというのだ?……そなたは、そなたではないか)<br>ああ、そうです。<ruby><rb>お決めにならなかった</rb><rt>・・・・・・・・・・</rt></ruby>のです。<br><ruby><rb>今の主</rb><rt>マスター</rt></ruby>も。<ruby><rb>かつての主</rb><rt>義仲様</rt></ruby>も。<br>ですから、私も、そうしましょう。<ruby><rb>決めないという事を決めましょう</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>。私は、今の私は、鬼でもなければ人でもない。そう、ただの―――<br>弓を引き絞りながら、考える。鬼について。人について。<br><ruby><rb>鏃</rb><rt>やじり</rt></ruby>の先端が指し示すは、中天の太陽。朝日ではないけれど、あの方に似ている。<br>届くだろうか?そんなもの、わかるわけがない。<br>けれども、届けたくて、届いて欲しいと願って。届けば、必ず救われるのだと信じて―――<br>私は、この言葉を唱え続けたのだ。<br><br>「『<ruby><rb>真言・聖観世音菩薩</rb><rt>オン・アロリキヤ・ソワカ</rt></ruby>』!!」<br><br>眩しく目を細めても、決してはっきりと見える事はない。<br>ただ<ruby><rb>遥か彼方</rb><rt>そこ</rt></ruby>にいる事だけが確かなあの方に向けて飛んでいく、私の<ruby><rb>想い</rb><rt>矢</rt></ruby>。<br>けれど今の私は、哀しくもそれが届かない事を知っている。だから、必然のように―――<br><ruby><rb>反転する</rb><rt>・・・・</rt></ruby>。<br>近付いてくるその輝きに、私はまた色々なものを見た。<br>有り体に言えば、夢だ。<br>かつて体験した通りの、独り生き長らえた夢。許されなかった、戦場で共に果てた夢。<br>そして、戦場を離れ、長く長く共に生きた夢。<br>ああ、もし、あの方とずっと生きて共にいたのなら。<br>それでも自分は、人のままでいられたのだろうか?―――――――――<ruby><rb>それとも</rb><rt>・・・・</rt></ruby>。<br>……その夢もまた、無意味。<br>私はただここにいる私であり、あの方の事は変えられない過去である。<br>そう、たとえば、あらゆる願いを叶えるという万能の願望機、聖杯なるものがこの手にあったとしても。<br>私は何も願わない。<br>私は、ここに至るまで、<ruby><rb>願い尽くしてきた</rb><rt>・・・・・・・・</rt></ruby>のだ―――愛する方の<ruby><rb>菩提</rb><rt>ぼだい</rt></ruby>を。<br>それだけは確かだった。<br>鬼のように貪欲に、人のように慎ましやかに。<br>なんだ。ずっとそうだった。私は、考えるまでもなく……<ruby><rb>鬼</rb><rt>人</rt></ruby>だったのだ。<br>私は宙に身を躍らせる。<br>還ってきた矢が、今まで立っていた場所を貫き、そして――― |
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| + | ; 「…………。」<br>「いいところに来てくださいました。今は猫の手も借りたいところでございます。」<br>「さあ、こちらにおいでになってください。」 |
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| + | ; 「茨木……貴方……(どれほど周りに気を遣う鬼なのでしょう……)」 |
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