差分

81 バイト追加 、 2018年2月18日 (日) 13:35
11行目: 11行目:  
=== 抑止力の排斥例 ===
 
=== 抑止力の排斥例 ===
 
;根源への到達
 
;根源への到達
:全ての[[魔術|魔術師]]が目指している「根源」への到達は、抑止力が発現する対象となりうる。<br />人間の手にしてはいけない力、無への回帰への要因であるため。<br />ただし、過去に[[魔法|根源へ辿り着いた例]]もあり、根源の到達そのものが対象なのではなく、それを求めるヒトの在り様が対象になっているとも言われる。<br />人間が生き・発展していくことは「完成することを目指す」行為だが、その反面、本当に完成してしまっては生きる意味がなくなってしまうため、生物が本能で持っている「生きたい」という無意識の欲求が、完成を拒んでもいる、という矛盾を抱えているがゆえ。
+
:全ての[[魔術|魔術師]]が目指している「根源」への到達は、抑止力が発現する対象となりうるが、これは人間の手にしてはいけない力、無への回帰への要因であるため。<br />ただし、過去に[[魔法|根源へ辿り着いた例]]もあり、根源の到達そのものが対象なのではなく、それを求めるヒトの在り様が対象になっているとも言われる。<br />人間が生き・発展していくことは「完成することを目指す」行為だが、その反面、本当に完成してしまっては生きる意味がなくなってしまうため、生物が本能で持っている「生きたい」という無意識の欲求が、完成を拒んでもいる、という矛盾を抱えているがゆえ。
 
  −
:実際に排斥されかかった人物:[[荒耶宗蓮]]<br />荒耶は抑止力の存在を知っていたため、それを回避するための行動を取った。ゆえに「されかかった」であり、最終的に荒耶を倒したのは抑止力ではない。
  −
 
   
;[[朱い月のブリュンスタッド]]の策動
 
;[[朱い月のブリュンスタッド]]の策動
 
:月世界の王。地球を掌握せんと動いていたが、抑止力の存在を知って方法を変える。<br />その結果に生まれたのが[[真祖]]。
 
:月世界の王。地球を掌握せんと動いていたが、抑止力の存在を知って方法を変える。<br />その結果に生まれたのが[[真祖]]。
   
;人理の破壊
 
;人理の破壊
 
:過去にさかのぼってのやり直しを行うことは人理の深刻な破壊につながり、歴史が丸ごとひっくり返ってしまうため、抑止力の対象になりうる。
 
:過去にさかのぼってのやり直しを行うことは人理の深刻な破壊につながり、歴史が丸ごとひっくり返ってしまうため、抑止力の対象になりうる。
:「過去を改変する」という行為は非常に難易度が高く、[[聖杯戦争]]のような大規模魔術儀式でないと実行不可能であるが、これにおいては「通常なら有り得ないサーヴァントの召喚」という形で介入が行われることが多い。
+
:「過去を改変する」という行為は非常に難易度が高く、[[聖杯戦争]]のような大規模魔術儀式でないと実行不可能であるが、これにおいては「通常なら有り得ないサーヴァントの召喚」という形で介入が行われることが多い
 
  −
:実際に排斥されかかった人物:[[沙条愛歌]]<br />[[アーサー・ペンドラゴン|恋人]]の為に人理ごと歴史をひっくり返す気満々だったが、特に抑止力の対策はしていなかった。<br/>神霊の一種である[[ブリュンヒルデ]]がサーヴァントとして召喚されるなどで介入が行われたが、その抑止力の尽くが彼女に返り討ちにされてしまう。最終的に彼女を止めたのは別の要因であった。
  −
 
   
;地球的規模での人類の大量殺戮
 
;地球的規模での人類の大量殺戮
 
:非常にわかりやすい形で「現在の人間の世界」を破壊してしまうため、当然抑止力の対象になる。
 
:非常にわかりやすい形で「現在の人間の世界」を破壊してしまうため、当然抑止力の対象になる。
29行目: 22行目:  
:第三次聖杯戦争でアインツベルン家が[[アンリマユ]]を召喚し聖杯が汚染された場合、それ以降の聖杯戦争でアンリマユの受肉が確定的になった際には抑止力が働く。
 
:第三次聖杯戦争でアインツベルン家が[[アンリマユ]]を召喚し聖杯が汚染された場合、それ以降の聖杯戦争でアンリマユの受肉が確定的になった際には抑止力が働く。
 
:ただし『stay night』『Zero』本編のように受肉の確率が五分五分程度の場合は火急の危機ではないとして抑止力は発動しない模様。
 
:ただし『stay night』『Zero』本編のように受肉の確率が五分五分程度の場合は火急の危機ではないとして抑止力は発動しない模様。
:『Fate/Grand Order』の亜種並行世界Ⅲは特異点ではなく「並行世界」なので抑止力の対象に入ったため、その世界を起点としてあらゆる徳川の世となった世界を滅ぼし尽くそうとした[[天草四郎時貞(剪定事象)]]に対抗する為に[[千子村正]]が送り込まれた。
+
:『Grand Order』の『屍山血河舞台 下総国』は特異点ではなく「並行世界」なので抑止力の対象に入ったため、その世界を起点としてあらゆる徳川の世となった世界を滅ぼし尽くそうとした[[天草四郎時貞(剪定事象)|妖術師]]に対抗する為に[[千子村正]]が送り込まれた。
 
   
;神霊クラスの降臨
 
;神霊クラスの降臨
 
:上記のアンリマユもそうだが、物理法則が確定した現代で神霊クラスの存在を降臨させることも危険なため抑止力の対象となる。
 
:上記のアンリマユもそうだが、物理法則が確定した現代で神霊クラスの存在を降臨させることも危険なため抑止力の対象となる。
:実際に排斥された人物:[[マックスウェル]]、「人造の神(ネオ・フューラー)」<br />『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚|帝都聖杯奇譚]]』では[[総統]]と[[マックスウェル]]の目的が「人造の神(ネオ・フューラー)」を復活させる事だったため、マスターを持たないサーヴァントとしてEXランク宝具を持つライダー・[[坂本龍馬]]が召喚され、最終的にはキャスター以外の全サーヴァントと聖杯の力により[[魔神セイバー|抑止の守護者]]も直接現れ、キャスターと「人造の神(ネオ・フューラー)」はこれに討たれた。
  −
   
;権能の地球上での行使
 
;権能の地球上での行使
 
:上記の神霊クラスの降臨同様、物理法則の確定した現代で「そうだからそうなる」で力を行使する権能も抑止される。
 
:上記の神霊クラスの降臨同様、物理法則の確定した現代で「そうだからそうなる」で力を行使する権能も抑止される。
 
:[[ギルガメッシュ]]曰く、地球上で『天地乖離す開闢の星』を本気の全力全開で行使すると抑止力に目をつけられ、排斥されてしまうとか。
 
:[[ギルガメッシュ]]曰く、地球上で『天地乖離す開闢の星』を本気の全力全開で行使すると抑止力に目をつけられ、排斥されてしまうとか。
   
;[[ビースト]]クラスの顕現
 
;[[ビースト]]クラスの顕現
 
:人類悪であるビーストの存在そのものも、人類の滅亡に繋がる緊急事態として抑止力の攻撃対象となる。この特に危険な脅威へのカウンターとして抑止力に召喚される存在こそが、[[グランドクラス]]のサーヴァントである。
 
:人類悪であるビーストの存在そのものも、人類の滅亡に繋がる緊急事態として抑止力の攻撃対象となる。この特に危険な脅威へのカウンターとして抑止力に召喚される存在こそが、[[グランドクラス]]のサーヴァントである。
:実際に排斥された存在:[[ティアマト]]<br>人理破壊に伴ってウルクに出現し、世界を原初に還そうとした。[[ケツァル・コアトル|複数の]][[ゴルゴーン|神霊]][[キングゥ|サーヴァント]]の捨て身の攻撃によって稼いだ時間を利用して[[エレシュキガル]]の冥界に落とされ、[[マーリン]]によるケイオスタイド制圧、[[“山の翁”]]による死の概念の付加を経て、[[ギルガメッシュ]]たちにより引導を渡される。
+
===実際に排斥された例===
::この際、[[“山の翁”]]は[[主人公 (Grand Order)|カルデアのマスター]]という個人に与するために顕現したことで、グランドクラスの資格を手放すこととなる。
+
;[[マックスウェル]]、「人造の神(ネオ・フューラー)」
:[[ゲーティア]]<br>人理破壊を実行した張本人。自身が「星」になり替わろうとしたが、[[ソロモン]]の宝具で[[固有結界]]を破壊された後、[[主人公 (Grand Order)]]によりその目論見は文字通り打ち砕かれた。
+
:『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚|帝都聖杯奇譚]]』では[[総統]]と[[マックスウェル|キャスター]]の目的が「人造の神(ネオ・フューラー)」を復活させる事だったため、『神霊クラスの降臨』に該当。
:実際に排斥されかかった存在:[[ビーストⅢ/R|殺生院キアラ]]<br>善性の人物だったが、魔神柱ゼパルに憑りつかれた事をきっかけに自己の快楽のみを追求する魔人へと変性。海底基地セラフィックスを取り込んでビーストになったが、完全体になる寸前に[[メルトリリス]]たちの反撃で阻止される。その後、キアラは[[アルターエゴ]]の[[サーヴァント]]として英霊の座に痕跡を残しつつ消滅した。
+
:マスターを持たないサーヴァントとしてEXランク宝具を持つ[[坂本龍馬|ライダー]]が召喚されるが、[[織田信長|魔人アーチャー]]によって倒され、「人造の神(ネオ・フューラー)」の復活を許した。
 +
:最終的にはキャスター以外の全サーヴァントと聖杯の力により[[魔神セイバー|抑止の守護者]]も直接現れ、キャスターと「人造の神(ネオ・フューラー)」はこれに討たれた。
 +
;[[ティアマト]]
 +
:人理焼却に伴ってウルクに出現し、世界を原初に還そうとした。[[ケツァル・コアトル|複数の]][[ゴルゴーン|神霊]][[キングゥ|サーヴァント]]の捨て身の攻撃によって稼いだ時間を利用して[[エレシュキガル]]の冥界に落とされ、[[マーリン]]によるケイオスタイド制圧、[[“山の翁”]]による死の概念の付加を経て、[[ギルガメッシュ]]たちにより引導を渡される。<br>この際、[[“山の翁”]]は[[主人公 (Grand Order)|カルデアのマスター]]という個人に与するために顕現したことで、グランドクラスの資格を手放すこととなる。
 +
;[[ゲーティア]]
 +
:人理焼却を実行した張本人。自身が「星」になり替わろうとしたが、[[ソロモン]]の宝具で[[固有結界]]を破壊された後、[[主人公 (Grand Order)]]によりその目論見は文字通り打ち砕かれた。
 +
===実際に排斥されかかった例===
 +
;[[荒耶宗蓮]]
 +
:荒耶は抑止力の存在を知っていたため、それを回避するための行動を取った。ゆえに「されかかった」であり、最終的に荒耶を倒したのは抑止力ではない。
 +
;[[沙条愛歌]]
 +
:[[アーサー・ペンドラゴン|恋人]]の為に人理ごと歴史をひっくり返す気満々だったが、特に抑止力の対策はしていなかった。<br/>神霊の一種である[[ブリュンヒルデ]]がサーヴァントとして召喚されるなどで介入が行われたが、その抑止力の尽くが彼女に返り討ちにされてしまう。最終的に彼女を止めたのは別の要因であった。
 +
;[[ビーストⅢ/R|殺生院キアラ]]
 +
:善性の人物だったが、魔神柱ゼパルに憑りつかれた事をきっかけに自己の快楽のみを追求する魔人へと変性。海底基地セラフィックスを取り込んでビーストになったが、完全体になる寸前に[[メルトリリス]]たちの反撃で阻止される。その後、キアラは[[アルターエゴ]]の[[サーヴァント]]として英霊の座に痕跡を残しつつ消滅した。
    
== ガイア ==
 
== ガイア ==
10,592

回編集