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== 混血 ==
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== 概要 ==
かつてヒトならざるものと交わって血と力を得た人間の末裔。
かつてヒトならざるものと交わって血と力を得た人間の末裔。
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これが故に、退魔の立場にあるものに取っては強大な敵となりうる存在だが、純粋な「魔」ではないため、必ずしも全ての混血が人と相容れないわけではない。人の中で暮らすことを選び、退魔とは敵対しない道を選んでいる家系も存在している。退魔の側も、混血が「外れて」しまわない限りは殊更に関知はしない。
これが故に、退魔の立場にあるものに取っては強大な敵となりうる存在だが、純粋な「魔」ではないため、必ずしも全ての混血が人と相容れないわけではない。人の中で暮らすことを選び、退魔とは敵対しない道を選んでいる家系も存在している。退魔の側も、混血が「外れて」しまわない限りは殊更に関知はしない。
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== 反転 ==
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=== 反転 ===
おもに混血が魔の血による人外の側面に切り替わって、大我が小我に飲み込まれた状態を指す。<br>
おもに混血が魔の血による人外の側面に切り替わって、大我が小我に飲み込まれた状態を指す。<br>
大我とは大雑把に言うと「社会という大きな世界を知る個」、小我とは「自分自身という小さな世界のみに満足する個」のこと。通常人間は、普段は大我の方が優先順位が高いものだが、反転すると逆になり、小我の方が優先順位が高くなる。こうなると大抵は人としての理性や道徳などが失われ、本能のままに動くようになってしまう。
大我とは大雑把に言うと「社会という大きな世界を知る個」、小我とは「自分自身という小さな世界のみに満足する個」のこと。通常人間は、普段は大我の方が優先順位が高いものだが、反転すると逆になり、小我の方が優先順位が高くなる。こうなると大抵は人としての理性や道徳などが失われ、本能のままに動くようになってしまう。
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余談だが、『[[空の境界]]』において[[蒼崎橙子]]が小我は脳に宿り、大我は体にあるとしている。
余談だが、『[[空の境界]]』において[[蒼崎橙子]]が小我は脳に宿り、大我は体にあるとしている。
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== 紅赤朱 ==
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=== 紅赤朱 ===
くれないせきしゅ。<br>
くれないせきしゅ。<br>
混血の者が、自己に眠る魔の血を最大限に引き出した状態のこと。ようするに「先祖還り」のこと。完全に覚醒すれば、確実に反転する。<br>
混血の者が、自己に眠る魔の血を最大限に引き出した状態のこと。ようするに「先祖還り」のこと。完全に覚醒すれば、確実に反転する。<br>